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◆埋没法は切らずに糸でクセをつけるだけ
 「手術後も腫れない」というふれこみだったのに、かなり腫れ上がっていますが。


 埋没法は腫れの少ない二重手術ですが、「腫れない」というわけではありません。外科的な手術には、必ず「腫れ」が伴います。これは傷口を治すための身体的な反応だからです。埋没法が「腫れにくい」というのは、切開法に較べて、腫れの症状が軽いという意味だと考えてください。
 腫れがひくまでの期間には個人差があります。術後30分以内(つまり、院内の回復室で休んでいる間)にひいてしまう人もいれば、翌朝までにはひいてしまう人もいます。この程度を標準と考えていますが、2〜3日、あるいは2週間ほど腫れが持続する人もいます。
◆すぐに元の一重に戻るそうですが…
 埋没法の手術を受けても、何ヶ月か後にラインがとれてしまうと聞きましたが?


 埋没法は医学書にも記載されている手堅い方法で、二重のラインがとれることは通常はないと考えられています。当院の挙筋検膜から行う手術(瞼の裏から固定する方法)ではとれる心配はありません。
◆埋没法は目に悪い?
 埋没法による手術の場合、眼にダメージを与えるケースが多いと聞きました。瞼の裏側に糸が出ていると、瞼の毛細血管や細胞を傷つけるので、眠っている時などに酸素等を送る役割をする毛細血管等が通常の働きができなくなり、眼に負担がかかるとのことです。こちらで手術を受けたのですが、とても不安です。


 お聞きになった話の出所はわかりませんが、そのような説明をする医師もいると聞きます。
 埋没法では結膜下に糸が通ります。最初のうちは、コンタクトレンズをしているときのようなゴロゴロ感を感じることもあります。
 もし、この糸が皮膚から露出してしまったら、すみやかに糸を抜きます。抜糸せずに放置しておけば、目に確実にダメージを与えます。不安視されているのは、このような危険性のことだと思います。
 しかし、角膜は刺激に鋭敏です。手にほこりがついても気づきませんが、目にほこりが入れば誰だって痛みますね。糸が露出して目にあたれば、痛くてたまらないはずです。放置しておけるものではありません。
 したがって、「埋没法は目にダメージを与える」という話は、「糸が露出するという特殊なケースが起こり、しかも、その痛みに対して、平気で眠っていられるほど強靱な忍耐力を持っている人」を想定していますので、何らかの意図のある情報操作なのではないかと思えます。
 ただ、用心に越したことはありません。何か不安に感じたら、検査にお越しください。