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出版物紹介『脂肪吸引クリニック』 共立美容外科医師グループ著 第3章 脂肪吸引Q&A

『脂肪吸引クリニック』
共立美容外科医師グループ 著

第3章 脂肪吸引Q&A

※この本は1991年に書かれたものです。現在の治療内容と若干異なる箇所がございます。

脂肪吸引クリニック

今一歩踏み切れないあなたへ - 脂肪吸引の基礎知識

あなたの悩み、疑問、不安etcにお答えします

脂肪眼引後、再び太ることはありません

  • 高校のときバスケット・ボール部に所属していたので、普通の人よりは運動をしていたと思います。おかげで高校時代はダイエットなんかしなくてもそんなに太ることはなかったのです。
    ところが、卒業と同時に運動もやめたら、急激に体重が増えはじめて、大ショック!慌ててダイエットに取り組んでやっと元の体型に戻したのですが、やめたらすぐにまた太ってしまい、再びショックを。
    スポーツをやめて気付いたのですが、そう、私は太りやすい体質だったのです。ついこの間、姉の読んでいた雑誌で「脂肪吸引」のことを知り、大変興味を持ちました。これまで美容外科というものは遠い存在だったので多少の抵抗はあるのですが、思いきって手術を受けてみようと決心しました。
    情報も知識も遅れていた私は、脂肪吸引について、まだまだ何も知りません。まず第一の不安、それはせっかく痩せたのにすぐにまた元に戻ってしまうんじゃないか、ということ。すぐに太る体質の私は、最近まともな人並みの食事をとっていません。
    そのせいか何をやってもすぐに疲れを感じてしまいます。スポーツをやっていた頃のように、気にせず、ごく普通の食事をとりたいのですけど・・・。
    (群馬県・OL)
    まず、脂肪細胞について説明します。脂肪細胞は増えたり減ったりするんじゃないかと思われがちですがそれはまったくの勘違いです。太る、イコール脂肪細胞の増加という考えは、頭から捨ててください。
    体の成長と同じように、脂肪細胞も決まった数に達するとごく一部の例外を除いては決して増えたり減ったりすることがありません。ですから、太るということは、脂肪細胞そのものが膨らんだ状態なのです。
    膨らんだ脂肪を縮ませるためにダイエットやエクササイズをします。が、どんな方法をとっても痩せたあとに絶対に太らないということはありません。それは、脂肪細胞の数自体が減っているわけではないからです。エステに通うのをやめたり、食事など、油断すればすぐに元の体型になってしまう、つまりそれは細胞が以前の膨らんだ状態に戻ってしまうからです。
    高校生のときのあなたが太らなかったのも、部活動などでいつも体を動かしていたからというのが、この説明でおわかりになったと思います。
    ダイエットやエクササイズと脂肪吸引は、根本的に違います。「脂肪吸引」とは文字どおり、脂肪自体を取ること。余分な脂肪を取ってしまえばもう膨らむことはなくなります。
    ですから痩せるのは当然のこと。ちょっとしたことですぐに膨らんでしまう細胞の数そのものを減らしてしまうのです。かといって全部の脂肪を取ってしまうわけではありません。脂肪はそれなりの大切な働きを持っていますので、機能をそこなわない程度の数は残して吸引します。
    つまり、暴飲暴食をすれば、残った細胞は当然膨らみます。しかし、仮に術前の細胞が1000個あって、術後の細胞が400個になったとしましょう。1000個の細胞が膨らむのと400個の細胞が膨らむのを想像してみてください。以前に比べて半分以下ですよね。これであなたの心配はなくなったのではありませんか?
    要は、太るというのは細胞が膨らむ状態。脂肪吸引とはその数を減らすのが目的なのです。だから一度脂肪吸引を受けた部分は、通常の食事でも太りにくくなります。

賛否両論の脂肪吸引

  • はっきりいって私は見事な下半身デブ。上半身はわりとほっそりしているのに、下半身だけがどうしても痩せないんです。このままではいけない、ミニスカートやかっこいい服を一生着れないなんて・・・。と、こんなふうに思い、脂肪吸引を考えました。
    ですが、脂肪吸引についての批判的な意見もありますよね。昔受けた手術のせいで、体に不調をきたしたという話も聞きます。反面、脂肪吸引は安全だという対立意見もあって・・・、本当に賛否両論。
    ネットにもいろいろな情報が載っているし、もう何を信用していいのかわからなくなって、せっかく決心しかけたのにまた気持ちがぐらつきはじめました。
    実際のところ、どうなんでしょう?脂肪吸引を数多く手がけていらっしゃる先生方、アドバイスをお願いします。
    (東京都・看護婦)
    おっしゃるとおり、脂肪吸引をめぐって実にさまざまな意見がでています。現代の脂肪吸引の実情を知らなければどちらを信じていいものか、迷いますよね。
    脂肪吸引に関しては絶対の自信を持っている私たち共立美容外科・歯科の立場からいえば、数多くの症例を手がけるクオリティの高いクリニックであれば批判的、中傷的な意見に耳を貸す必要はないと思います。
    確かに、手術のせいで体調を壊した人もいたでしょう。でもそれは何年も前のこと。そのほかの悪いうわさも同様です。日々進歩する世の中で、一昔前の事と現在のことが同一線上にあるはずがありません。
    もともと脂肪吸引とは、一線で活躍する美容外科医によってすでに確立された分野の手術でもあるのです。アメリカでも脂肪吸引は主流の美容手術になっています。もちろん日本でもその人気は高く、確固たる地位を確立するまでに至りました。
    そのニーズに答えるためにも、日本の医師たちは日夜研究に取り組み、最新の情報と技術をとり入れながら手術を行なっています。現在のところ脂肪吸引は、きちんとやってくれるドクター、クリニックさえ選べばまず不安はないと思います。

患者さんも麻酔の全てを知る必要があります

  • こんにちは。実は私、腹部の脂肪吸引を受けたいと思っている23歳の女性です。体全体はさほど太っているほどではないと思っているのですが、なぜかお腹だけがポコッと出っ張っていて、まるで幼児体型。下腹の脂肪を手でつまむと、5センチぐらいは軽くあるのです。
    そこで脂肪吸引と考えているのですが・・・。
    同時に不安も伴っています。それは、手術に使用する麻酔のこと。実は、あるクリニックに電話をして、麻酔のことを聞いてみたのですが、ハッキリと答えてくれず、どうも曖昧なのです。
    「大丈夫です、きちんとかけますので痛みはありませんよ」とか、「特殊な麻酔を使用していますから、まったく無痛です」といったぐあい。どんなふうにかけるのか、特殊な麻酔とは何かをまったく説明してくれないので、そのまま電話をきってしまいました。
    こんな私の態度は、少し神経質すぎると思いますか?麻酔に関して患者は知る必要がなく、ドクターにまかせていればいいのでしょうか?
    いまいちスッキリせずに困っています。
    (愛知県・OL)
    正直なところ、あなたの姿勢はとても賢明だったと思います。「きちんと説明してくれないので電話をきりました」実に爽快な態度です。
    患者さんがみなあなたのような考え方を持って脂肪吸引と接すれば、少なくともあとで「こんなハズじゃなかったのに」と泣くことにはならずに済むでしょう。
    特に、「特殊な麻酔」といういい回しや、ドクター側にしかわからないような医学用語でごまかすクリニックは極力避けたほうが無難です。どのような麻酔を使用するのか、どういう効果があるのか、そしてどうして安全なのかを、きちっと説明してくれるクリニックが最も望ましいですね。
    また、全身麻酔を使用することになった場合は、専門の麻酔医がいるのかどうかを聞いておくことも必要です。全身麻酔をかけた際は、患者さんの脈拍、呼吸状態、血圧などを、全て良好な状態に保たなければならず、これは、脂肪吸引の片手間にできる作業ではないのです。“脂肪吸引には脂肪吸引専門の医師が、麻酔には麻酔専門の医師がいること”これが、全身麻酔による脂肪吸引を行うときの必要最低条件といえるでしょう。

お酒飲みに麻酔は効きにくい!?

  • 脂肪吸引を受けたいと思っているOLです。全体的にぽっちゃりしていて、特にお腹が最悪。今すぐにでもどうにかしたいと切実に思う毎日です。ネットなどで脂肪吸引のことを調べていますので、おおまかなところはわかっているつもりです。
    そこで質問です。脂肪吸引というのは、手術時に硬膜外麻酔をするそうですね。私は周りの友人も呆れるほどの、大のお酒好き。会社での飲み会は何があっても絶対参加。そういう集まりにだけは無遅刻無欠勤を誇っているのです。
    こんな私にも麻酔は効くのですか?一般的に、お酒を飲む人は麻酔が効かないといわれますが・・・。いくら何でも麻酔ナシで手術を受けるなんて、想像するだけでも恐ろしいのですけれど・・・。
    (東京都・OL)
    世間では「酒飲みには麻酔が効かない」とよくいいますね。これはちゃんと論理のある正しい意見なのです。
    ではその理由です。この問題にはアルコールと深い関係がある肝臓が関わってきます。肝臓にはもともと“解毒”の役目があります。この場合の毒とは、人間の体にとって不必要なもの全てを指します。もちろん、不要なものの中にはアルコールも含まれるわけです。
    つまり、年中アルコールを飲んでいる人と全然飲まない人では、肝臓の“不要物分解機能”の働きが違うのです。アルコールを飲む人の肝臓は、より活発に働きます。麻酔薬は、手術には必要ですが、本来、人体に必要なものではありません。肝臓はそれを分解しようと、働きはじめます。肝臓はアルコールも麻酔薬も区別してくれませんから「また不要物だ!」とばかりに反応し、活発に分解作業を開始するのです。
    “酒飲みは麻酔が効きにくい”というのは、こういう点からいわれているのです。ただし、これは血液を介して効く麻酔のみの話で、直接神経をブロックする硬膜外麻酔となると話は違ってきます。また、万が一効き目が薄い場合に備えて、局部麻酔をプラスした二段階麻酔も行うので、手術中に痛い思いをすることはほとんどありえません。

未成年の脂肪吸引は、親の承諾が必要

  • 先生方、こんにちは。私は現在17才です。身長、体重ともにごくごく平均的なのですが、それでも脂肪吸引を受けたいと思っています。
    なぜって、私の周りにいる人たちは、揃いも揃ってスマートでキレイな人ばっかり。こんな中にいると、たいして太くない私でもずんぐりむっくりのおデブに見えちゃう。
    で、お聞きしたいのですが。

    ①未成年でも脂肪吸引は受けられますか?
    ②保険証は必要でしょうか?
    ③未成年の場合、親の承諾書や委任状を要求されますか?

    (千葉県・学生)
    周りの人が細すぎて、決して太っているわけでもないのに並ぶとかっこ悪い。だから・・・。思春期のあなたですからお気持ちはよくわかります。
    しかしはっきりいって、17才という年齢はまだまだ成長期。その段階での脂肪吸引は避けたほうが無難でしょう。仮に今、手術を受けたとしましょう。術後すぐには運動ができませんので、体育の授業は休まなければなりません。
    そして、循環障害を起こし皮膚がむくみやすくなるでしょう。様々な状況を考慮した結果、手術は高校を卒業してからのほうがベストであると、私たちは考えます。
    ②についてですが、保険証は使えません。けがや病気を治す一般の病院ならば保険証は使えます。ですが美容外科の患者さんの場合は、病人ではありません。つまり保険の適応外ということになります。
    最後に③。未成年の患者さんは、親、ないし保護者の承諾書を提示していただきます。私どもにも未成年の人がおみえになりますが、もちろんきちんと承諾を得たうえでなければ、治療・手術は実施しません。
    あなたも女性ですから“美しいプロポーションになりたい”という気持ちはわかります。ですがかさねていいます。17才はまだまだ成長段階。今はごく平凡なプロポーションでも、成人すれば人も羨むような容姿になるかもしれません。
    つまりまだまだ無限の可能性を秘めている年齢なのです。あきらめるのはまだ早すぎますよ。

完全予約制だから安心です

  • 私は脂肪吸引を受けたいと思っている学生です。脂肪吸引のことが書いてあるサイトなどをいろいろ読みました。だから、脂肪吸引に対する知識は人並み以上だと自信を持っています。
    でも、いざ実際に手術を受けるとなると、いまいち勇気が出ません。脂肪吸引そのものには、何の心配もないのですが「美容外科」という響きが気になるのです。
    病院に入って行く姿を知人に見られたどうしようとか、待合室で知らない人と一緒になった場合とか、いろいろ想像するにつけ耐えられそうにありません。
    手術そのものの不安というよりも、精神的なもの。やはり、人には知られずに痩せたいという思いがあるからだと思います。そこで質問ですが、その点はどのように処置しているのですか?病院に入っていく云々はしかたないとしても、待合室についてはどうなのでしょう。
    実にくだらない質問だとは思うのですが、答えてくださると嬉しく思います。よろしくお願いします。
    (神奈川県・学生)
    全然、くだらない質問ではありませんよ。待合室に知らない人がいたら、その人のことが気になれば当然その人のことをチラッチラッと見てしまいます。
    見られている人は、嫌な気分になってしまうでしょう。また、自分より容姿のいい人が同じ待合室にいたらその人はコンプレックスを感じてしまうかもしれません。
    普通の病院ならそんなことは問題ではないでしょうが、美容外科の場合はそれがとても重要なのです。私たちが完全予約制をとっているのはそのためです。
    初診の場合も、電話連絡での予約が可能です。また、完全予約制にした理由はほかにもあります。私たちは常に患者さんとの充分なカウンセリングの時間を持ちたいと考えているからです。予約制をとらないと、混雑したときにはどうしても数だけをこなす流れ作業的な結果につながってしまいます。
    それでは、私たちの目指す「患者さんと心の通ったカウンセリング法」はとても無理な話です。美容外科に限らずどのような場合にも、医師と患者は信頼関係でつながっていないといけないと思います。双方の間に充分なコミュニケーションがないと、患者さんの希望をかなえる手術は不可能でしょうし、ときにはそれが大きな失敗の原因になってしまうこともあります。
    特に美容外科では、カウンセリングが最も重要だと私たちは考えます。充分すぎるほど時間をとり、お互いの意見が一致したうえで手術を行います。
    電話予約の場合はご希望の日時と相談内容をお伝えください。

手術前は、充分な睡眠と適度な食事を心がけて

  • 私は、脂肪吸引に半信半疑ながらも興味を持ち脂肪吸引のことを私なりに調べてみました。インターネットや本などを片っ端かり読んで私なりにある程度は理解したつもりです。脂肪吸引の効果、方法、アプローチ場所などなど。
    私が一番に感心したことは、一度取った脂肪は二度とつかないということ。太めを気にしている人、特に女性なら絶対に信じたい話です。もちろん、私は信じています。手術を受けるにあたってただ一つ、これだけは聞いておきたいことがあります。それは手術前の注意点。です。

    ①睡眠時間について。
    ②飲酒について。
    ③当日の食事について。

    以上です。常識的なことだとは思うのですが、一応念のため。それから自分自身を安心させるためにも聞いておきたいと思います。よろしくお願いします。

    (東京都・フリーター)
    そうですね。手術に不安は当然。とにかくそこまで決心しているのなら、私たちのいえることはただ一つ。「私たちを信用してください」。
    それでは、質問についてお答えしましょう。

    まず①について。当たり前のことですが、睡眠は充分にとってください。自分の体をベストの状態にして手術にのぞんでいただきたいと思います。
    ②についても同じこと。アルコールは控えてください。アルコールには血管を拡張する働きがありますから、手術のときの出血量が多くなってしまう恐れもあるのです。
    それから③の食事についてですが、軽めの食事なら差し障りないと思います。ただし、絶対に大食だけは避けてください。
    これらの質問に関しては、美容外科に限らずどの手術についても、同じことですので理由は説明しなくても充分におわかりでしょう。

    さて、最初に戻りますがいくら私たちを信用したとしても、心の不安は誰にでも必ずつきまといます。余談にはなりますが、歯の治療で失神する人さえいるのですから、当然のことです。
    ですから私どもでは、手術の15分前に鎮静剤を打ちます。私たちの使用する鎮静剤は、だいたい15分で効き目があらわれますので、患者さんの精神的な安定を確認してから麻酔をかけ手術をします。
    いくら脂肪吸引が身近になったといっても、術前の不安はあなただけが持っているのではありません。誰もが感じる恐怖や不安を、少しでも軽くしてあげるのが私たち医者の役目なのです。

まな板の上の鯉? - 手術中のあれこれ

あなたの悩み、疑問、不安etcにお答えします

脂肪吸引で内臓に傷がつく!?

  • 実は私、脂肪吸引を受けようかと真剣に考えています。それというのも、お腹の脂。肪がとても気になっているからなんです。友達にも「妊娠何ヶ月?」とからかわれる始末で・・・。当然悔しく思い、そんなときには真剣になって腹筋運動をするのですが、結局三日坊主。お腹はいっこうに引っ込んでくれません。たぶん、私のあきっぽい性格が原因なのでしょうが、性格はなかなか直せるものではありません。脂肪吸引をいろいろとネットで調べました。痩せたい部介だけを細くでき、しかも再び太ったりしない。醜いたるみもでない、といいことづくめでこんな私には嬉しい限り。
    でも、一つだけ心配事があります。それは吸引棒を体内に刺して、内臓や神経に何の影響もないのかっていうこと。お腹の脂肪を取ってもらうのはいいのですが、神経が切れたりしたら大変なことになってしまいます。そのことで、いまいち手術に踏み切れませんし、周囲の人も反対します。でもやっぱりお腹の脂肪は取りたい!安心して手術を受けたいと思うのです。
    どうか私の不安を取り除いてください。
    (北海道・学生)
    私どもでも、カウンセリングのとき、あなたのように「吸引棒で、内臓や神経を傷つけることはないのでしょう?」という質問をする人が非常に多いようです。
    吸引棒が1分間に80回から120回と、何回も皮膚の下を往復するのですから、みなさんが心配するのは当然のことでしょう。ですが、それは無用な心配といえます。まず、お腹の構造を説明しましょう。上から皮膚、脂肪層、筋肉、腹膜の順にそれぞれの組織があります。
    筋肉は場所によって異なりますが、幾層にもわたっていてその下に腹膜があるわけです。腹膜というのは、非常に強い膜で、決して簡単に破れるものではありません。また、吸引棒がどんなに激しく動いたとしても、皮膚に平行に動かすので、内臓に直接向かうことはありえません。
    仮に、内臓に向かったとしても、吸引棒の先は丸くなっていますので、一部の例外(内臓の手術後間もない人、創部癒着が強い人)を除いては硬く強い腹膜を破ることは考えられません。ですから、内臓を傷つけることもまずないといえるでしょう。
    神経に関しても、脂肪層内には太い神経がないので、大事な機能をつかさどる神経に傷をつけることはないと思います。
    ごく稀に、知覚神経を傷つけ皮膚の知覚が一時的に麻摩した、などというケースを聞くことがありますが、それは太い吸引棒で乱雑に吸引するから起こる現象。私どもは、細い吸引棒を使用し、より丁寧に行いますので、心配はないと思います。
    脂肪吸引で、患者さんの大切な体に傷をつけるなんて、医師としては最低の行為。私たちはそのようなことがないように、常に細心の注意を払って手術にのぞんでいます。

出血よる弊害の心配はありません

  • 私は19才の学生です。実は、中学、高校のとき、ちょっと荒れていた時期があったんです。もちろんそのときは授業、クラブなどはほとんどパス。いまさら後悔してもはじまりませんが、かなり不健康な生活を送っていたと反省しています。
    その不健康な生活のせいか、私の体はいつの間にかズン胴になっていたのです。まったくウエストのない体、何て魅力のない姿なんだろうと、自分自身でも情けないばかり。
    同時に、このままではいけないとダイエットに挑戦しました。ですが、昔のなまけぐせが出てしまい、何をやっても三日坊主で終わってしまいます。これでは効果なんてあらわれるわけがありませんよね。
    でも絶対にスリムになりたいと思っている私。脂肪吸引のことを知って、すぐに興味をもったことはいうまでもありません。
    一つ気になることがあります。「出血」です。美容外科とはまったく関係がないのですが、手術での大量出血で死んだ友達もいますし、本当に心配なのです。
    (埼玉県・学生)
    美容外科とはまったく畑の違う分野でも、手術による出血死を間近で見ていれば、出血に対する恐怖心が芽生えてしまフのもよくわかります。
    脂肪吸引には、ドライ・メソッドとウェット・メソッドの二種類の方法があります。ドライ・メソッドは何の処置もせずに手術を行うやり方。それに対して、ウェット・メソッドというのは生理的食塩水(脂肪を膨らませて、取りやすくする効果があります)や麻酔薬と一緒に、血管収縮剤を注入しながら脂肪吸引を行う方法です。そのために、出血量を最小限におさえることができるのです。
    かつては、ドライ・メソッド方式がほとんどでしたが、現在はウェット・メソッドが主流です。もちろん私どもでもこの方法による手術を行なっています。また、現在ではアイスピックサイズの細い吸引棒を使用していますから、大きな神経や血管を傷つけることもなくなりました。
    また、術後も、脱脂した部分を圧迫して出血をおさえる処置を行います。出血による弊害は、まず考えられないといえるでしょう。

脂肪は適度に残します

  • 1年ほど前から1つ年上の姉と一緒に、エステにかよいはじめました。そしてそこで、インストラクターの人に「脂肪細胞は増えることはない」といわれ驚いたのです。
    太くなるということは、それだけ脂肪細胞が増えるのだと思い込んで頑張ってきたのに・・・。1年続けても効果はでません。
    インストラクターの人の話が本当で細胞が増えないものならば、脂肪細胞そのものを取ってしまえばいいんじゃないかと、考えはじめました。
    そう、つまりこれは脂肪吸引のことですよね。そんな感じで興味をもった脂肪吸引、一つわからないことがあるのです。それは、取る細胞の量や場所が決まっているのかどうかということ。ぜひとも教えてください。
    (青森県・家事手伝い)
    私どもに来られる患者さんの中には「ある限りの脂肪を取ってください」という人がいます。ですが私たちでは脂肪を全て取ることは絶対にしません。なぜならインストラクターさんのおっしゃるとおり、脂肪細胞そのものは増えないものですし、それを全部取り去ることは、すなわち脂肪吸引での失敗の原因になるからです。
    よく吸引後に、デコボコになったという話を聞きます。それは吸引した部分にムラができるからだと思います。
    脂肪というのは皮膚と筋肉の間にある潤滑油的な働きをする組織でもある大切なものなのです。これを全部取ってしまうと、あとに残ったものは筋肉と皮膚だけになってしまいます。そうなると、筋肉と皮がつっぱった感じになって表面からは筋肉の動きが丸見え。まったくみっともないことになります。
    それを防ぐということもあり、私どもではあえて30から40%の脂肪を残すようにしています。

KBシース使用で直接アプローチが美しいラインの決め手

  • 今私が一番に興味を持っているのは、脂肪吸引の手術。一度脂肪を取ってしまえばニ度とつくことがないというから、本当に素晴らしいですよね。
    その脂肪吸引で、最も気になっていることがあります。それは、吸引棒を差し込む位置。傷跡の目立たない場所から吸引してもらいたいのですが・・・。どのようなところから吸引棒を差し込むのでしょうか。脂肪吸引の手術を受けるときの参考にしようと思いますのでよろしくお願いします。
    (兵庫県・学生)
    無理のある部位からの脂肪は本当に可能なのか、というあなたの疑問は実に最もなことです。この際ですからはっきりといいましょう。ダイレクトに吸引しなければキレイに脂肪を取ることは非常に困難なのです。
    美容外科で手術を受ける以上、自分でも納得できるより美しいラインを作りたいというのが本音。
    ですが、間接的な箇所からのアプローチでは、理想的なラインの確保は難しいと思われます。太もものしわやおへその中から吸引をするのは、あなたのいうとおり傷跡が目立たない場所だからなのです。それは、逆をかえすと、そういう場所にしかできないほど、目立つ傷になってしまうということもいえるでしょう。
    私どもでは、独自のさや「KBシース」を使用するため、ダイレクトにアプローチしても傷跡が目立つことはありません。ただ勘違いしてもらいたくないのは、手術という以上、必ず傷跡は残ります。しかしKBシース使用の場合、それはとても小さく、目立つようなものではないということ。深刻に悩むほどのものではありません。
    KBシースという皮膚をカバーするさやのおかげで、私たちは自信を持って取りたい部位に直接吸引棒を差し込み、ダイレクトに脂肪を取ることができるのです。脂肪吸引の目的は、いかにキレイなシルエットラインを作るか。
    ですから、傷を気にせずに取りたい部分に直接アプローチするのが一番理想的な方法といえるでしょう。

脂肪吸引には硬膜外麻酔を使用

  • 実は私、お腹が少しばかり出ているのです。普段は洋服とかでごまかしているのですが、全裸になるとお腹だけが目立ってしまいます。だから体のラインがわかってしまう服は着られません。
    ジーンズにTシャツというさり気ない着こなしもできません。パンツスタイルのときはセーターなどを上に出してお腹を隠しています。いろいろ思い悩んだ結果、脂肪吸引に頼ってみようかと思いはじめました。そこで質問です。脂肪吸引も手術の一つですから、麻酔を打つと思うのですが、麻酔は安全なのでしょうか?途中で切れたりはしませんか?それというのも、以前足にケガをして縫ったことがあるのですが、途中で麻酔が切れて大変に痛い思いをした経験があるのです。あんな苦痛だけはもう絶対イヤです。だから麻酔のことを充介に聞いておきたいと思います。
    (長野県・専門学校生)
    まず麻酔の種類についてお話しましょう。
    私どもには、麻酔の専門医がいますので、技術、設備の点においてはまず安全だといえます。
    硬膜外麻酔についてご説明します。これは、脊髄の外にある硬膜外腔という場所に麻酔薬をふりまく方法です。この麻酔の最大の長所は、副作用が少なく、手術終了後2時間もすれば体がまったく普通の状態に戻ることです。従って私どもては、脂肪吸引の患者さんには硬膜外麻酔を使用するようにしています。
    また、万が一麻酔の切れる可能性を考慮して、硬膜外麻酔のチューブを硬膜外腔に留置しますし、ウェット・メソッドによって麻酔剤を常に注入しまずから途中で効果が切れ苦痛を伴うということは、ほとんど考えられません。
    「マッサージみたい」「想像していたより楽」というのが、脂肪吸引を受けたたいていの患者さんの感想のようです。なおこれは蛇足ですが、硬膜外麻酔は無痛分娩や末期ガン患者の苦痛を取り除くことにも使われています。
    局部麻酔のように痛みもなければ、全身麻酔のように仮死状態にするのでもない硬膜外麻酔は、現在のところ「外来で用いることのできる最高の麻酔」といえるでしょう。

最大の関心事 - 脂肪吸引のその後

あなたの悩み、疑問、不安etcにお答えします

吸引後のたるみはほとんど出ません

  • 私ははっきりいって、かなりのおデブさん。身長、体重なんて人には絶対にいえないほど。つまり、お相撲の関取ぐらいに太いのです。そんなことから私のあだ名は「関取」です。小学生のころずっとそれでとおっていたので慣れっこになってしまい、今はそれほど気にしていません。
    ファッション雑誌を読むと、周りから含み笑いが聞こえてくるようで、人前では絶対に読めません。この間、友達からも「脂肪吸引やってみたら」とすすめられました。脂肪吸引だったらもしかしたら、私だって、痩せられるかもしれません。
    脂肪吸引をしてせめて、普通に売ってる洋服(Lサイズでいいのです)を着たいのです。そんなわけで、脂肪吸引を受けてはみたいのですが心配事が一つあります。
    それは脂肪を取ったあとで、たるみは出ないかつてことです。とにかく、太りに太りまくった体の脂肪が抜けて、皮膚が伸びきったみっともない姿を想像すると、情けなくて涙が出ます。
    それだったら、今のままのほうがよっぽどましです。その辺のところを詳しく教えてください。
    (高知県・家事手伝い)
    あなたのように全身が太っている、という人の場合は、まず最初に理想的なダイエッ卜やエクササイズによって痩身を行うことをおすすめします。
    脂肪吸引は美しいプロポーションを作るものです。「脂肪吸引ですっきりスマートに痩せよう」などという考えは捨ててください。
    全体的には標準に近付いたんだけど、どうしても痩せない部分がある―。このような場合に、脂肪吸引は有効なのです。

    さて、あなたの不安「たるみ」についての話に入りましょう。
    確かに、今までパンパンに詰まっていた脂肪を抜くわけですから、その分たるんでしまうのではないかという心配は当然です。でも、この件に関してはさほど心配しなくても良いでしょう。
    人間の皮膚には弾力性があり、それは実に見事なもの。若ければ若いほど、弾力性も富んできます。ですから脂肪吸引を行なってもこの弾力によってきちんと正しい状態に戻るはずです。
    たとえば妊娠・出産を考えてみてください。あんなに大きいお腹が、出産をすればもとの大きさに戻りますよね。ましてや脂肪吸引の術前・術後は、産前・産後ほどの差がないケースがほとんどです。そう考えると、たるむなんてことはありえないといえるでしょう。
    稀に、術後にたるみ感を感じるケースもありますが、それは一時的なことで、体が安定していくに従ってなくなります。
    ただし、これは若いから当てはまることで、老年期に入りますと皮膚の弾力性は衰えてしまいます。あなたのおっしゃるようにたるみの心配も出てきますから、高齢の人には必ず、たるみのことも説明します。

KBシース使用だから、傷跡が目立ちません

  • 夏に思いつきり大胆な水着を着て、楽しみたい。というのは誰でも思っていることではありませんか?だけど、そんな夢を自分の体型が邪魔します。というのは、ウエス卜とヒップ。私のウエストはくびれが少なく、幼児体型。ついでにヒップが大きくて、とても水着なんて着れたものではありません。
    エステ、エクササイズ、食事療法・・・。痩せるためにいろいろ試してみたのですが、結局どれも効果はなし。そのためにお金を使うのがバカバカしく思えてきました。こうなったら、最後の頼みは、脂肪吸引。とにかく部分的についた醜い脂肪を取ってもらいたい。
    これが私の一番切実な願いです。でも、いざ手術を受けるとなると不安もあります。それは、傷跡。やっぱり女の子ですから、傷跡がはっきり残ってしまうのは考えものです。共立美容外科・歯科は傷跡が残らないように特別な方法を採用していると聞きましたが、具体的にはどういうことなのでしょうか。
    本当に傷跡が残らないのですか?詳しく教えてください。
    (大阪府・OL)
    夏が近付くにつれ、素肌を露出する機会が多くなります。当然、女性の人たちは脂肪を気にするようになり、誰もが美しいスタイルで水管着こなしたい流行のファッションに挑戦したいと思うはずです。
    さて、あなたの質問にある傷跡を残さない特別な方法とは「KBシース」のことでしょう。「KBシース」とは、私たちが独自に開発したテフロン製のさや(またはチューブ)のことをいいます。現在使われている吸引棒の太さは、2~4ミリ。大変細いものなので、手術後の凹凸や出血、神経障害の心配はほとんどなくなりました。
    しかし、吸引棒は1分間に80回から120回の往復をしますので、いくら吸引棒が細くても、傷口は広がってしまいます。そこで私どもでは、メスで切った皮膚に差し込むKBシースという傷跡保護器具を開発しました。このKBシースを皮膚にあけた小さな穴にはめ込むことによって、皮膚を保護します。これで同じ場所に何回吸引棒が往復しても、固定された穴の中での往復運動ですから、傷口が摩擦で汚なく広がることはありません。
    傷跡は必要最小限、つまり吸引棒の太さだけで済むというわけです。傷跡が目立たなくなった以上、今まで不可能だった場所からもアプローチができ、ダイレクト脂肪吸引が可能になったのです。
    そのほかにもKBシースにはメリットがあります。それは傷が小さく挫滅(ざめつ)がないので、テーピングだけでOKということ。術後、外縫いをしないで済むので抜糸の必要もなくなったのです。
    国内外で発表されたこのKBシースは国際特許もっています。
    共立美容外科・歯科は患者さんに安心してまかせてもらえるよう、また脂肪吸引に挑戦して良かったと心から思ってもらえるように私たちも努力を惜しみません。手術に不安はっきもの。本気で脂肪吸引を受ける決心をしたら、信頼のおけるドクターにきちんと説明してもらい、納得のいくまでカウンセリングすることが大切だと私たちは考えます。

脂肪吸引は痩身法ではありません

  • 私は、身長162センチで、体重55キロ。それほど太っているというわけではありませんがもう少しスリムになりたいと思っています。いくらダイエットしても、高いお金を出してエステにかよっても、一時的にしか痩せないのでは意味がありません。脂肪吸引で余分な脂肪をすっきり取ってこそ、スリムな体を作れるのではないかと思います。
    そこで、ちょっと疑問に思ったことがあります。それは体重も減るのかということ。実際のところ、どれぐらい落ちるのでしょうか?やはり取った脂肪分だけ落ちるものなのですか?
    (石川県・主婦)
    勘違いしやすいことなので、はっきりと言っておきます。脂肪吸引とは全身痩身術ではないのです。私どもにも「現在の体重より軽くなりたいので脂肪吸引をお願いします」という人がたくさんいらっしゃいます。
    ですが、脂肪吸引で体重を患者さんの思うように落とすことは無理といえるでしょう。脂肪層自体はそれほど重い組織ではありません。脂肪というのは、水に浮くくらいの軽いものなのです。
    ですからいくら脂肪を取り除いたとしても、その外見的シルエットの変化に比例した体重の変化には結びつきません。
    逆に減量に結びつくような広範囲な取り方をすれば、生命のほうが危険にさらされてしまう可能性もあります。脂肪吸引というのは、楽して体重を減らす方法ではありません。あくまでも、美しいプロポーシヨンを作り出すものなのです。
    またいうまでもないことですが、健康法でもありません。脂肪吸引はダイエットやエクササイズではどうにもならない、美の世界を演出するものなのです。

脂肪吸引では適応も大切

  • 脚の脂肪吸引を三年ほど前に受けました。結果は最悪の一言。ふくらはぎと足首の太さがほとんど変わらない。そればかりか多少の脂肪が見事に目立ってしまうのです。また、両ももの外側は、板を入れたようにパンパンでしかもデコボコしているんです。
    もうすっかり落ちこんじゃって、気分がのらない毎日です。脂肪吸引はおろか、ほかの部分の美容手術など、何もかもが信じられなくなってしまいました。
    とにかくこのみっともない脚を何とかしなければ・・・。それだけを考えて暮らしています。そこで、相談なのですがなぜこんなに最悪な足の形になってしまったのでしょうか?
    再手術は可能なのでしょうか?どうかよろしくお願いします。
    (静岡県・OL)
    想像するにつけ、多分あなたの脚は、脂肪の取りすぎではないかと思われます。医師が適応性を考えずに手術をやってしまったと思われます。
    適応というのは、脂肪の取れる脚か、そうではない脚かを見分けることです。脂肪のせいで太くなっている脚ならば、脂肪吸引は可能です。しかし、筋肉太りの脚は脂肪吸引ができない場合もある、ということです。
    おそらくあなたの場合は、筋肉が発達したふくらはぎと太ももだったのでしょう。もともと少ない脂肪を無理に取ったことによって、筋肉が目立つようになったのだと思われます。再手術に関しては、実際に診察をしてみないと何ともいえません。もしかしたらかなり難しいかもしれません。
    さて、私どもの共立式KB脂肪吸引の一番の特徴はKBシース(吸引の際、皮膚を保護するテフロン製のさやかチューブ九傷のダメージを防ぎ傷口を広げさせない)でしょう。KBシースによって、傷跡はほとんど消えてなくなるため、ダイレクトなアプローチができるのです。
    ほかに53種類もある細いカニューレ(吸引棒)も特徴です。これらについては、実際に患者さんにカウンセリング時に丁寧に説明するよう心がけています。
    再手術できるかどうかは症状は実際に見ないとわかりませんので、一度カウンセリングにお越しいただき医師とご相談することをお勧めします。

手術後のアフターケアは慎重に

  • 色々なインターネットのサイトで脂肪吸引を調べましたが、術後の経過についてふれているものが少ないように思います。ほんのお飾り程度の説明では、不安は取り除けません。もし仮に脂肪吸引を受けるとしたら、術後のことは絶対に知りたいですし、そこら辺をクリアにしないと、決断できません。術後の経過を教えてもらえませんか。
    (滋賀県・短大生)
    あなたのおっしゃることは、大変ごもっともです。中途半端な知識で手術にのぞむなんて、恐いですよね。
    術後のことを詳しくご説明します。まず、脂肪吸引した部分に圧迫固定します。期間的には約1週間。出血を防ぎ、術後の腫れを最小限におさえるためです。
    これをしっかりやっておかないと、術後の経過に大きく影響することになります。共立美容外科・歯科はこのアフターケアをしっかりと行なって、あとあとトラブルが起きないように万全を尽くしています。
    もちろん1週間は入浴やシャワーを控えてもらいます。濡れタオルで全身をふく程度にしておいてください。傷口からバイ菌が入ると大変だからです。1週間後にはスポンジを取り、術後の経過を見ます。
    アプローチ場所によって差はありますが、大量に脂肪を採れば採るほど、内出血や浸出液のために患部が腫れているのが普通です。また皮下出血のために、打撲したときの青アザのようになるケースもありますが、ごく普通のことですから心配はいりません。
    これらが消えるのは、だいたい1~2週間。2週間目からシルエットも症状も平常の状態にもどれます。

後遺症の心配は?

  • 一年前に出産した私の体型は、見事なおばさんスタイル。特にお尻は最悪です。もともと大きかったのですが、そのうえ垂れてしまって・・・。
    それでも子供を生んだのだからしかたないわと自分勝手に解釈して納得していましたが、子供を母に預けて社会復帰をした途端、自分のスタイルの悪さを改めて思いしらされました。
    脂肪吸引の事を色々調べていくうちに、いくつかの疑問が出てきました。

    ①手術跡はどれくらい残りますか?
    ②術後の痛みはありますか?
    ③脂肪を取ったことによる、後遺症はありますか?

    以上三点、どうぞよろしくお願いします。
    (東京都・主婦)
    まず、①の傷跡についてお話します。すでに前述したように、私たちは細い吸引棒とKBシースを使用しますので傷跡が気になるという心配はまずありません。
    次に②の術後の痛み。これには個人差があります。ほとんどの場合、術後1日から2日がピークで、その後は徐々に引いていくはずです。
    実際に患者さんに聞くと「術後の1週間は辛いけど、日常生活が左右されるような痛みではない」とのことでした。
    それから②についてですが後遺症の問題はほとんど皆無です。確かに太い吸引棒で雑に手術をすれば、大きな神経や血管を切断してしまう恐れがあります。また、脂肪の取り残しで表面がデコボコになってしまう可能性もあります。
    しかしそんな初歩的な問題で悩んでいたのはもうずっと昔のこと。共立美容外科・歯科の傷跡保護器具KBシースをしようした共立式KB脂肪吸引なら傷跡を気にすることなく、吸引したい場所にダイレクトなアプローチが可能になりました。そのうえ、細い吸引棒で時間をかけて丁寧に手術をしますので、後遺症の心配はほとんどありません。

部分的にすっきり - 脂肪吸引の本領発揮

あなたの悩み、疑問、不安etcにお答えします

顔の脂肪吸引も可能です

  • 小さい頃からかなりの肥満体質です。学生時代は身長150センチ、体重70キロかなり太っていました。最近好きな人ができこのままじゃいけないと一大決心しました。彼を恋人にするためにも、ダイエットに挑戦しました。食事療法とエステにかよい、なんとか60キロまで落とすことに成功しました。
    ところが顔だけはいっこうに痩せてくれません。頬や顎の下にタップリと脂肪がたまり、それ以上はいくらダイエットしても効果がみられませんでした。
    下膨れのうえ、醜い二重顎で情けなくなってしまいます。
    顔の脂肪吸引はできますか?手術は何時間かかりますか?また、女性ですから傷跡のことも心配です。
    (山口県・学生)
    痩せたい部分が思うように痩せてくれない。女性なら、多かれ少なかれ、このような悩みごとはあるはずです。特に顔の場合一層深刻です。そんな女性の悩みやコンプレックスを解決するのが美容外科だと私どもでは自負しています。
    あなたのように部分的に何とかしたいという場合の解決策として、美容外科の分野に脂肪吸引という方法があるのは、すでにご存じのとおりですね。それは顔(頬、顎)に関しても例外ではありません。
    アプローチ場所は、耳の裏か顎の下。1.4~2mmの吸引棒で脂肪を吸引しますので、傷跡は、目立たないはずです。また、私どもが独自に開発したKBシース(吸引の際、皮膚を保護するテフロンのさや。傷口を広げない)を使用することによって、外縫いの必要もありません。
    手術時間は、頬、顎とも1時間程度。ただ術後は、5日間ほどのテーピングが必要です。5日後にテープを取って、腫れや炎症の度合いを診察します。腫れ具合には個人差がありますが、術後2週間もすれば、ほとんど気にならないぐらいまでに回復するでしょう。
    1ヶ月後には、すっかり柔らかさを取り戻していることでしょう。ただ頬の場合、医者の立場からいわせてもらいますと、かなり手術の難しい場所といえます。なぜなら、他の場所とは違い脂肪を取ったからといって、効果が絶対にあらわれる場所とは限らないからです。
    たとえば、「咬筋(こうきん)」といわれる筋肉が発達している人はいくら吸引をしても(口から頬にかけての)痩せることは不可能です。また逆に、咬筋がさほど発達していない場合でも注意が必要です。頬の脂肪を取りすぎると、顔全体が貧弱なイメージになってしまうのです。
    咬筋の発達ぐあいと脂肪の量を見分けるのは、ドクターの診断力とセンスといっていいと思います。
    ですから、顔・・・特に頬の場合は、信頼のおける病院で事前にじっくりと診察してもらうことをおすすめします。

ショートスリーブを着たい人に

  • 二の腕どが太さになやんでいます。以前は太っていたほうだったのですが、知らないうちに自然に痩せて今では腕の太さだけが、そのときの名残を見せているようです。
    長袖の時期なら目立たないのですが、薄着の季節の夏になると、太いこの腕が気になってしかたありません。友達は「そんなに太くないよ」といってくれるのですが、このまま放っておくとますます太くなりそうで、たまらなくイヤなのです。
    電車の吊り革を持っている腕の細い女性を見ていると、自分にコンプレックスを感じます。早く何とかしたいと思っています。
    脂肪吸引のことは前々から知つてはいましたが、自介には縁がないと見過ごしてきましたが、自分の腕のことを考えると関係ないでは済ませられなくなり、脂肪吸引を受けてみようかなと思いはじめました。
    二の腕の脂肪吸引をする場合どのようにするのかを詳しく教えてください。
    (岐阜県・OL)
    『上腕部』、俗にいう「二の腕」と呼ばれる部分を気にする女性はたくさんいます。薄着になると嫌でも目立つ部分ですから当然のことですね。
    また、この部位は年をとるにつれ、誰でも自然に太りやすくなるところでもあります。確かに中年の人たちには二の腕が太い人を多く見かけますよね。ちょっとの油断ですぐに太ってしまう場所は、気持ちを入れ替えて、ダイエットなどをはじめると比較的簡単に痩せられる場所といえるでしょう。
    具合が悪く、しばらく食事をとらなかったりすると、お腹のような太りやすい場所が急激に痩せるということからもわかるかと思います。
    ですが、二の腕というのは一番太りにくい場所でもあり、逆に痩せにくい所でもあるという厄介なところ。簡単には細くなりません。だからこそ、脂肪吸引には適した部位といっても過言ではないでしょう。
    二の腕の場合、肘のしわからアプローチしますので、傷跡はほとんど目立たなくなります。術後一週間ほど包帯で固定しますが、長袖の洋服を着ていれば人目につかない、でしょう。また二の腕は、術後の痛みがほかの部位より少なくて済む、というメリットがあります。最近、二の腕の脂肪吸引を希望する人たちが急増しています。
    中年の人に限ったことではなく、20代にも結構多く見られます。理由は早いうちに脂肪を取っておきたいからという方が多いです。
    脂肪は「取れば絶対といっていいほど増えない。」という長所が充分に生かされる場所ですから、年とともに確実に太くなることが予想される二の腕の余分な脂肪は、若いうちに取ってしまうのもいいでしょう。

お腹の脂肪吸引でウエストサイズダウンも可能

  • 共立美容外科・歯科の先生方は脂肪吸引のことを常に研究していらっしゃると聞きました。だからこそ悩みを聞いていただきたいのですが、私のお腹にたっぷりとたまっている脂肪のことです。
    お風呂に入ってお腹をつまむたびに、悲しくなってしまいます。軽くつまむだけで、5センチ以上はあります。このお腹、洋服でカバーするように心がけてはいますが、限界があります。どうしたらスッキリと見えるのでしょうか。
    ダイエットしてもそうは簡単には痩せてくれないし・・・といろいろ悩んでいます。
    思いきって脂肪吸引を受ける決心をしました。そこで、美容外科に行く前に質問をしたいのですが、私のお腹は本当に痩せますか?先生方、よろしくお願いします。
    (岐阜県・学生)
    人体の太った状態は、だいたい三つの種類にわけられます。一つは脂肪が皮膚の下についている状態。一般的に「皮下脂肪4」といわれているものがそれにあたります。
    二つめは、筋肉が弛んでやわらかくなってしまったもの。スポーツをしていたのにそれをやめてしまった人に多く見られます。
    三つめ。これは俗にいう「ビール腹」。内臓に脂肪がついたもので、中年男性に多いものです。
    さて、あなたの場合はどれにあたるかというと、一つめの皮下脂肪がたまっている状態といえるでしょう。実はこのタイプが、一番脂肪吸引のしやすい症例なので安心してください。
    また、ウエストサイズについての質問ですが、私どもで下腹部だけでなくウエスト周りまで脂肪吸引した患者さんのデータによりますと1サイズから2サイズは細くなっているようです。今まできつかったスカートが、楽にはけるようになったとの嬉しい報告が寄せられています。
    こういう嬉しい声を聞くと私たちも心から満足し、また励まされるのです。

ふくらはぎはラインの美しさが決め手

  • 決して太っているほうではないのですが、なぜかふくらはぎだけが異常な私。だからヒザ下3~4センチのちょうどふくらはぎあたりまでの長さのスカートは、絶対にダメ。小学生のときに「ふくらはぎデブ」などとからかわれて、泣いた思い出さえあります。
    今働いている会社には決められた制服があります。周囲の目を無視してパンツスタイルをしたら、先輩に注意されました。
    スカートをはいたら、今度は周囲の視糠が私の脚に集中しているようで恥ずかしくて落ちつきません。ふくらはぎというのは、なかなか細くならない場所でもありますし、やはり脂肪吸引しかないのでしょうか?
    (東京都・OL)
    脂肪吸引の希望筒所のトップがお腹。次にふくらはぎや太ももなどに代表される脚です。ふくらはぎは、女性のスカートファッションでは一番気になるところ。嫌でも人目に触れますし、後ろ姿のシルエットでは一番目立ってしまう場所です。スッキリとしたふくらはぎは女性の憧れであると同時に、男性にとっても魅力的なアピールポイントといえるのではないでしょうか。
    ところがこのふくらはぎ。脂肪吸引の希望は多いのですが、医師にとっても大変手術の難しい場所なのです。お腹のような柔らかい場所は比較的簡単なのですが、ふくらはぎには脂肪のほかに筋肉が発達しているという問題があるからなのです。
    脂肪吸引で美しいラインを希望されても、患者さんのふくらはぎの状態によっては理想どおりに運ばない場合があるのが現状です。単に皮下脂肪がたまっているふくらはぎならば、話は簡単です。
    しかし、生まれつき骨が太く脂肪より筋肉の発達しているふくらはまとなると、深刻な問題になります。私たちはできる限り患者さんの希望に答えたいと思っていますが、取りたくても、脂肪そのものが少ないふくらはぎを脂肪吸引することはできません。
    なぜならば、皮膚と筋肉の間にある脂肪を全部取ってしまったら、その脚はとても筋肉質に見えてしまうからです。それからもう一つ、ふくらはぎの脂肪吸引で重要なことは、内側の脂肪を取りすぎてしまわないこと。万が一取りすぎてしまうと、骨には何の異常もないのにO脚のように見えてしまい、細くはなっても決して美しいラインとはいえません。
    大切なのは「いかに取るかではなくいかに効果的に残すか」なのです。

太ももの脂肪吸引で夢のスリムパンツを

  • 下半身の太さを気にしています。そこで質問です。次のニつの点について教えてください。

    ①太ももの脂肪は、どの辺を取ればキレイになるのですか?
    ②脂肪吸引の手術は痛いものなのですか?

    (福井県・OL)
    脚というのは、ただ細ければいいというものではありません。全身のバランスを考えて、ある程度はソフトなほうが健康的で魅力的だと思います。そしていかに脚を長く見せるか・・・。
    これはかなりのテクニックと経験が必要です。担当ドクターの腕がものをいいます。
    ところで、まるで乗馬のズボンのように、ももの外側に肉がついている女性をよく見かけます。そういう人は、自分の欠点をカバーするために、自然に脚のラインが目立たない服を着るようになります。
    太ももについた脂肪は、簡単に落ちるものではありません。もし仮に太ももが細くなるまでダイエットを続けたとしたら、そのほかの部分はもう見るも無残なガリガリの状態になってしまうでしょう。
    あなたの場合の共立式KB脂肪吸引のアプローチ場所は、太ももの外側と内側、そしてヒップの下の部分です。最も重要なのは、第一にデザイン。そして理想どおりのラインを作る技術です。その二点さえしっかりしていれば、脚が長く見えるようになります。
    また、術中の痛みに関してですが、私どもでは硬膜外麻酔を使用しますので、患者さんが痛みを感じるようなことはありません。
    脚をマッサージしてもらってるようなリラックスした気分で手術が受けられると思います。

痩せている人にこそ脂肪吸引を

  • 今年、大学に入学しました。周囲の人は「スタイルがいいね」と私の体型を。うらやましがるのですが、実のところは悩みだらけの毎日なのです。
    とにかくお腹とふくらはぎ。この部介さえ痩せていればそれなりにかっこいいスタイルになるのですが、ちょっとでも脂肪がつくとダメ。全然見られたものではありません。
    そのため、気のぬけない毎日なのです。とにかく、エステにエクササイズにと飛び回る毎日です。何よりのネックは、時間がかかりすぎることです。学生の身とはいえ、時間に追い回されるのはかなりしんどいものです。どうにかしなければ・・・、そんなことを毎日考えていました。
    そして思いきって脂肪吸引をやろうと思いました。そこで質問なのですが、脂肪吸引は太っている人だけに手術するのでしょうか?
    (京都府・学生)
    「体型」という問題は、若い女性に共通の関心事ですね最もファッションや健康などいろいろな情報が氾濫している現在では当然のことですが、充分に痩せている人が、脂肪のことを気にするのも珍しくはありません。
    共立美容外科・歯科に来られる患者さんでも、見た目には充分に痩せているのにという人も結構います。
    そんな人の悩みはおおかた決まっています。あなたのように一部分の脂肪が気になっているのです。「痩せているけれど一部分だけどうしても気になる」ということで、ダイエットをはじめたとします。すると、気になる部分が納得のいく細さになったときには、他の丁度よかった部分までかなり痩せ、とても貧弱な体型になってしまう可能性も無きにしも有らずです。
    脂肪吸引とはそんな人たちのためにあるといっても過言ではないでしょう。脂肪吸引だけでは痩せない場合もあるからです。脂肪吸引で取れる脂肪細胞の数は限られています。ですから、太っている人が脂肪吸引してある程度すっきりすれば、今度はダイエットの効果も期待できるでしょう。
    キレイになりたいという人たちのために、脂肪吸引はあると私たちは考えています。ダイエットや運動などでは、痩せられないという人のために、私たちはお手伝いしたいと思っています。あなたのように痩せているけれど、部分的にスマートになりたいという人こそ、脂肪吸引によるプロポーション作りがより効果的に生きてくるといえるでしょう。

二ケ所同時の脂肪吸引は、極力避けて(まずは一番気になる部分から)

  • 太ももとふくらはぎが太いことに悩んでいます。上半身は痩せているほうなので、かえって脚の太さが目立ちます。
    だからファッションも冒険ができず、いつもロングスカートしかはけません。冬はそれでいいのですが、夏の場合は水着姿なんてもっと自信ないので、この数年は海にさえ行ったことありません。
    エステにもかよいましたが私には、全然効き目がありませんでした。
    色々な痩身の方法を調べてみて脂肪吸引をしようとおもいました。
    脂肪吸引を太ももとふくらはぎの脂肪を、一気に取ってもらいたいので足2ヶ所同時にすることはできるのですか?2ヶ所同時の脂肪吸引が可能でしたら、ぜひ受けてみたいと考えています。
    (東京都・短大生)
    脚の脂肪吸引をご希望の方は共立美容外科・歯科にも多くいらっしゃいます。太ももだけとか、ふくらはぎだけとかという人もいるのですが、中には足全体の脂肪を一気に取ってほしいという人もいます。
    ですがそれは残念ながらできない相談です。通常、お尻から太ももにかけての脂肪吸引には2~3時間程度かかります。患者さんの希望をかなえ、また私たちも納得できるようにするには、どうしてもそのくらいの時間がかかるのです。
    特に脚は、絶対に脂肪を取りすぎてはいけない場所なので、細心の注意を払わなければ、失敗につながってしまいますし、そのうえ、再手術が難しい場所でもあります。
    ふくらはぎはこれまた大変で、太ももよりもさらに難しいといえるでしょう。これほどまでに2ヶ所を同時に手術するのは大変な作業で患者さんの貧血を呼び起こしかねません。 たしかに「2ヶ所同時」をウリにする美容外科クリニックもありますが、私たちはお勧めしていません。
    脂肪吸引をして美しい体型にしたい、という人とお付き合いするの、ですから、私たちも結果的に完璧を目指したいのです。

目次

共立美容外科

脂肪吸引クリニック第三章|脂肪吸引Q&Aをご覧の皆様へ

このページは2024年4月に最終確認をしています。
このページでは、脂肪吸引クリニック第三章|脂肪吸引Q&Aについてご確認頂けます。共立美容外科・歯科の美容整形は、一人一人大切にコミュニケーションをとりながら、医師や看護師が一人一人思いやりを持って、患者さまの立場に立った美容外科手術を行うことを信念としています。脂肪吸引や豊胸、脱毛、歯科など、1989年に開院し、約30年に渡り美容医療を提供させていただいてきた、全国に26院ある、美容整形クリニックです。美容外科とはドクターひとりで行うものではありません。私たちとあなたとが信頼関係を築き二人三脚で行うもの。充分にコミュニケーションをとり、美容整形を通してあなたの夢に近づけていきます。