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第3章 ワキガになる人ならない人の違いは?

ワキガになる人ならない人の違いは?

誰にでもアポクリン腺は存在し、ワキガ臭は誰にでもあるといえます。ではその強弱の差はなぜ生まれるのでしょう?

アポクリン汗腺の量の違いが関係している

ワキガの人はそうでない人よりアポクリン汗腺が多く、したがってアポクリン汗の量も多いといわれています。
確かに体臭の強い欧米人は、日本人に比べてアポクリン汗腺の数が多いのです。
また、アポクリン汗腺の大きさにも違いがあるという報告があります。ワキガの人のアポクリン汗腺は発達して大きく、平均してそうでない人の三倍くらいあるといいます。大きく、数も多ければ分泌する量も格段に多くなるのは必然です。

アポクリン汗の成分が関係している

アポクリン汗の成分にも個人差があり、ワキガの強弱は成分の違いに関係しているという考え方です。
アポクリン汗は脂肪、タンパク質、鉄分、素、アンモニアなどの成分から成り立っています。ワキガ臭の強い人ほど、多量の鉄分と脂肪が分泌され、色素、蛍光物質、尿相互作用で悪臭を放つという見方です。
しかしこれには反対意見もあり、鉄分は関係なく、脂肪の中の低脂肪酸が多いと悪臭が発生するという見解もあります。

皮脂腺から分泌される脂肪が関係している

皮脂腺から分泌される脂肪は本来弱酸性で殺菌力がありますが、ワキガの人はその分泌量が多く、皮脂膜のアルカリ度が高くなるので細菌が繁殖しやすくなるという説です。細菌がたくさん繁殖すれば、それだけ脂肪もよく分解して腐敗臭が強くなるのです。
このようにワキガの臭いについては諸説さまざまありますが、原因は一つだけでなく、前記のようないくつもの要因が絡みあって強い臭いが発散されていることは確かなようです。
アポクリン汗腺の数や密度に始まり、その成分、また汗腺類全般の活動具合や皮膚に住む常在菌の種類や数など、人の肌のコンディションは少しずつ違っています。
こうした個人差によって、どんな臭いがどの程度の強さで発生するのかが決まってくるのです。
つまりワキガ、多汗症発生の要素は遺伝的なものと長年の生活習慣に左右される体質的なものであるといえます。ですから単にキレイにしておけば臭わないというものではないのです。
また、季節なども関係します。日本は高温多湿の風土でワキガの人にとって、梅雨から夏にかけては本当につらい季節です。どこの家庭にもカビやダニなどが発生しやすいのと同じように、脇の下もムレて、雑菌が繁殖しやすいのです。多少気温が高くても、湿度が低ければ脇の下もすぐに乾燥して臭うことはありません。
気温が上がり、かつ湿度が高ければ脇の下がいつもジトジトして、嫌な臭いがこもりがちになるのです。

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