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Kyoritsu Biyo Scrap(KBS)

老化と戦うNMNについて。若返りしたいけど…効果は?

公開日:2023年02月03日(金)

エイジングケア
MNMのイメージ
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現実の世界で「若返る」ことは可能なのでしょうか?
「若返る」とは老化現象に抵抗し、勝つことを意味します。
老化とは、ただただ加齢に伴い身体が衰退していくものだと考えられていました。しかし近年、老化について少しずつ解明されつつあるようです。そのきっかけともなったのは「NMN」です。

NMNには若返りに効果があるといわれますが、そもそもNMNがどんな物質どのように作用するのかはよく知られていないのではないでしょうか。高額なものがインターネットなどで販売されていることから「手が出せず、自分には無縁…」と思っていらっしゃる方もいるかもしれません。

この記事では
「NMNが一体どうやって老化と戦うのか? NMNは気軽に摂取できるのか?」

気になるポイントについて、具体的に解説します。

 

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NMNとは?

MNMの化学式

NMNとは「Nicotinamide MonoNucleotide(ニコチンアミドモノヌクレオチド)」の略称で、ビタミンB3の中に含まれる成分の1つです。NMNはヒトの体内に存在する物質ですが、ヒトだけでなくあらゆる生物の体内で自然に生成されます。
※ちなみにこの「ニコチン」とはタバコから摂取されるニコチンとは全く別の物質です。

 

 

NMNはNAD+に変換される

NMNはNAD+の生合成中間代謝産物(物質が最終的な代謝産物に至る過程で生じる物質)です。NAD+は「Nicotinamide Adenine Dinucleotide(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)」の略称で、脱水素酵素の補酵素として機能します。補酵素は酵素のはたらきを助ける重要な補助因子で、なかでも代表的な補酵素がNAD+です。

 

人気の理由はNAD+が老化現象を遅らせるから

NMNは、ある時から絶大な人気を誇ります。「NAD+が⽼化現象を遅らせる」という研究結果が、ハーバード大学・シンクレア教授の研究論文が科学誌Natureに掲載され話題になりました。
日本国内では、2020年3月31日の厚生労働省による食薬区分の改正によって「食品」扱いとなり、一気にNMNブームが巻き起こる契機となったのです。

参考:医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質(原材料)リスト

参考:食薬区分における成分本質(原材料)の取扱いの例示(◆令和02年03月31日薬生監麻発第331009号)

 

<デビッド・A・シンクレア>
ハーバード大学医学大学院教授。老化の原因と若返りの方法に関する研究で知られる。とくに、サーチュイン遺伝子、レスベラトロール、NADの前駆体など、老化を遅らせる遺伝子や低分子の研究で注目を浴びている。

引用元:デビッド・A・シンクレア | 著者ページ | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース

引用元:デビッド・A.シンクレア|プロフィール|HMV&BOOKS online

 

NMNで若返る?

NMNが「若返りのカギ」といわれる所以は、補酵素NAD+に変換された後にサーチュイン遺伝子を活性させるからです。サーチュイン遺伝子は別名「長寿遺伝子」「抗老化遺伝子」と呼ばれています。
わたしたちの体内では、さまざまな化学反応がつねに起こっています。おかげで普段食べるものは消化吸収され、エネルギーに変わるのです。その反応を引き起こすのが酵素です。サーチュイン遺伝子からつくられるタンパク質は脱アセルチル酵素といって、体内のさまざまな制御に使われています。

つまり、加齢とともにNMNが減少してしまうことによって、身体の老化現象が引き起こされるのだと考えられています。

 

NMNは減少する?

NMNは、加齢に伴い量が減ってしまいます。なんと50代以降では20代の半分程度まで低下するといわれています。※個人差もあります
NAD+が各臓器で減少し、NMNを体内で作り出す能力も減少します。老化現象のスピードにNMNの生産能力が追いつかず、若々しさを保つことが難しくなってくるのです。
そのため、NMNを外部から補填するサプリメントや治療の開発に、世界中の研究者たちが熱意を注いでいます。

 

NMNの効果

MNM

 NMNがNAD+に変換し、サーチュイン遺伝子を活性化させるとさまざまな効果が期待されます。代表的な効果をいくつかご紹介します。

 

長寿遺伝子「サーチュイン遺伝子」を活性化させる

「サーチュイン遺伝子」は誰もが持っている、アンチエイジングに重要な遺伝子といえます。サーチュイン遺伝子は脳の視床下部に多く存在し、普段はあまりひっそりとしています。サーチュイン遺伝子を活性化させるにはカロリー制限や運動が必要です。 

「活性化したサーチュイン遺伝子」は「タンパク質サーチュイン」を生成し、老化した細胞に働きかけます。

 

ミトコンドリアを保護する

ミトコンドリアは、私たちの体を形成する全ての細胞内にある小器官の一つです。ミトコンドリアが元気な状態になると、基礎代謝が向上します。ミトコンドリアは「ATP(アデノシン三リン酸)」を生成します。ATPは生き物が生きるために使うエネルギーです。

 

肌トラブルの改善

 ターンオーバーのサイクルは、理想として28日周期といわれています。加齢によって、このサイクルが段々と長くなってしまいます。ターンオーバーが乱れると、肌のバリア機能が低下します。外部からの刺激を受けやすくなったり、肌あれの症状が引き起こされます。  NMNを取り入れることによってターンオーバーサイクルの改善が期待できます。ターンオーバーが正常に近づくことで、あらゆる肌トラブルの解消を目指せるでしょう。NMN水溶液を角質層に与えると、細胞内のNMN量が100倍に増加し、NAD+量も約4倍に増加するという研究結果もあるようです。

 

【参考】

著者:服部研之(慶応大薬),青柳良平(慶応大薬),伊達朗

(P&Gジャパン),阿部芳廣(慶応大薬),田村悦臣(慶応大薬).

“NAD生合成の前駆体 ・ニコチン酸アミドモノヌクレオチド (NMN) のヒト皮膚表皮の分化に及ぼす影響” 論文.2013年

 

NMNの摂取方法

NMN出なくてNAD+を直接摂取すればいいのでは?と思われがちですが、補酵素NAD+は直接取り込むことができないため、NMNとして摂取するしか方法がありません。
NMNは1日100g摂取することが好ましいといわれています。

日常的に何から摂取できるか?ご紹介します。

 

野菜から摂取

NMNは緑黄色野菜にもごく少量含まれています。ただし1日分の推奨NMN100㎎を食品で摂取しようとすると、なんと枝豆でいえば約5000粒。

<野菜から摂取しようとすると>

  • ブロッコリー:56株
  • マッシュルーム:2,500個
  • アボカド:126個
  • キャベツ:42個
  • 枝豆:19,000粒
  • ステーキ:208枚

 

サプリメント

NMNはサプリメントから摂取することも可能です。NMNが世界的に発表された直後は、100万円以上もする高額なものが出回っていました。気軽に取り入れたくても経済的に難しい人が多かったのです。最近は生成方法が安定してきたことから、数千円〜数万円で入手できるようになりました。

 

点滴療法 

直接血中に届けるNMN点滴療法もサプリメントの使用以上にNMNを摂取する量が増やせるとして支持を集めています。共立美容外科でもご用意がございます。所要時間は点滴の量によって異なりますが、15分〜60分程度です。価格としては、100mgの投与1回あたり、30,000円〜50,000円が相場です。

参考記事:医師が解説!新しいエイジングケア「NMN点滴療法」の効果や副作用とは?

 

美容液

NMNが配合されている美容液は、点滴療法やサプリに比べると、比較的安価で手に入れることができます。製品を選ぶ際のポイントとしては、NMNの効果を最大限に引き出してくれるサポート成分が配合されているかを重視しましょう。

 

クリニック初心者におすすめなホームケア

 

肌に穴をあけるマイクロニードルを使用

Msの製品とはるな愛さん

共立美容外科の新ブランド「Ms.」は、NMNが配合された美容液「ダーマリペアセラム」を販売しています。
特長としては、100%天然由来マイクロニードルを配合していることです。

マイクロニードルとは目に見えない微細な針で、肌に小さな穴をあけます。その小さな穴から、美容成分が肌の奥まで浸透するのです。※角質層まで

 

NMNやコラーゲンなどリッチな美容成分配合

共立美容外科の専門医が選びぬいた美容成分を30種類配合しています。

<マイクロニードルに含まれる美容成分>

  • ビタミンC
  • グルタチオン
  • コラーゲン
  • エラスチン
  • トリフルオロアセチルトリペプチドー2
  • NMN
  • バチルス/ダイズ発酵エキス
  • レチノールナイアシンアミド

 

継続使用で生まれ変わりを促進

マイクロニードルセラムは、肌に塗布した直後からチクチクとした刺激があります。ただし痛みはほとんどない、新感覚の美容液です。問題なく、毎日使用することができます。

 

まとめ

Msダーマリペアセラムの製品

 

これからも一層研究対象となるNMNですが、今後も老化防止に期待ができます。最もダイレクトに注入できる点滴はおすすめですが、クリニックに行ったことがない方などは少し迷ってしまうかもしれません。
美しさを保つには、日常的なお肌のケアが肝心です。まずは気軽に、自分のペースで使えるホームケアから初めてみるのはいかがでしょうか?

 

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このページの監修・執筆医師

  • 久次米 秋人(くじめ あきひと)

    久次米 秋人(くじめ あきひと)

    日本美容外科医師会理事
    日本美容外科学会認定専門医

    • 略歴

      • 1983年
        金沢医科大学医学部 卒業
        1983年
        高知医科大整形外科入局
        1989年
        東京本院(品川)開院
        2002年
        本院を新宿に移転
        2013年
        銀座院院長就任
        2018年
        第107回日本美容外科学会 学会長就任
    • 主な加盟団体

      日本美容外科医師会理事
      日本形成外科学会会員
      日本美容外科学会会員
      日本美容外科学会認定専門医
      日本脱毛学会会員
      北米脂肪吸引形成外科学会会員
      日本坑加齢美容医療学会会員

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