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医師が解説!新しいエイジングケア「NMN点滴療法」の効果や副作用とは?

公開日:2022年07月22日(金)
最終更新日:2022年10月08日(土)

エイジングケア
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新しいエイジングケアの方法として注目されている「NMN点滴療法」。

最近では美容雑誌などで取り上げられていることもあり、興味を持っている方も多いのではないでしょうか。

このコラムでは、「NMN点滴療法の仕組み」や「期待できる効果」、「治療の流れ」について詳しく解説していきます。

 

「NMN点滴療法」とは?

「NMN点滴療法」について解説している看護師

「NMN点滴療法」とは、NMN が配合された製剤を腕に点滴する、ハーバード大学医学部の研究によって発見された、新しいエイジングケア療法です。

もともとNMNは人間の体のなかでつくられる物質で、細胞の修復などに使われていますが、加齢によって生産量が減ります。

その結果、身体機能・認知機能に影響が出ると考えられているのです。

「NMN点滴療法」で加齢によって減少傾向にあるNMNを摂取することで、身体機能の低下を遅らせ、エイジングケアに役立つとされています。

 

NMNの役割としくみ

NMNは加齢による身体機能の低下を遅らせる効果を期待できますが、具体的には体内でどのようなはたらきをするのでしょうか?

まずNMNが体内に入ると、「NAD」という酵素に変換されます。

NADは、人が生きていくために必要なエネルギーをつくりだすのに欠かせない物質です。

つくられるエネルギー量が減ってしまうと、臓器の機能低下や動脈硬化といったさまざまな疾患の原因になります。

 

NMN点滴で「サーチュイン遺伝子」を活性化できる

NADは「長寿遺伝子」ともいわれる「サーチュイン遺伝子」を活性化する役割も持っています。

「サーチュイン遺伝子」は肌細胞から体力、疲労に関わるまで多くの身体機能や人間の老化に大きくかかわっており、近年注目されている遺伝子です。

「サーチュイン遺伝子」が活性化することで期待できる効果は、以下のとおりです。

 

  • 認知症の抑制
  • 心筋の保護
  • 肝臓の代謝改善
  • インスリンの分泌を促す
  • 脳の神経変性疾患の抑制

 

この「サーチュイン遺伝子」を活性化し、若さを保つのが「NMN」とされています。

つまり「NMN点滴療法」で体内にNMNを注入することで、体内の「サーチュイン遺伝子」が活性化されて、脳や肝臓などのさまざまな身体機能にはたらきかけられるのです。

 

「NMN点滴療法」で期待できる効果

「NMN点滴療法」によって期待できる効果は、以下の3つです。

 

  • 若見せ効果・老化予防
  • しわやたるみ、くすみなどの肌トラブルの改善
  • 病気や身体機能の改善

 

この3つの効果について、詳しくご紹介します。

 

①    若見せ効果・老化予防

「NMN点滴療法」では、損傷したDNAを修復して老化遺伝子の増加を抑制するため、若見せ・老化予防に効果が期待できます。

これによって、以下のような効果も期待できます。

 

  • 認知症の改善
  • 集中力の高まり
  • 運動機能の向上
  • 睡眠の質が上がる

 

老化遺伝子の増加を防ぐことで、体力が回復しやすくなる、熟睡しやすくなるといったメリットがあるのです。

 

②    しわやたるみ、くすみなどの肌トラブルの改善

「NMN点滴療法」で新陳代謝が向上するため、肌トラブルの改善が期待できます。

ターンオーバーの乱れが原因で起こる、毛穴詰まりやニキビ、しわやたるみといった肌トラブルの改善を促します。

 

③    病気や身体機能の改善

NMNには、さまざまな疾患を引き起こす可能性のある「活性酸素」を除去する効果が期待できます。

活性酸素の除去は「抗酸化作用」とも呼ばれ、身体機能だけでなく、エイジングケアにも欠かせないものです。

細胞へのダメージを防ぐだけでなく修復力の向上も期待できることから、以下のようなさまざまな病気の予防・改善に役立ちます。

 

  • 糖尿病
  • 機能障害
  • 認知症
  • 肥満

 

ほかにも、身体機能の向上によって代謝が上がるため、ダイエット効果も期待できます。

 

NMN点滴療法」はこんな人におすすめ

 

期待できる効果をふまえて、「NMN点滴療法」は以下のような人におすすめ。

 

  • しみ・しわ・たるみなどが気になる
  • 肌のツヤ・ハリ・キメがなくなった
  • 髪の毛が薄くなった・細くなった
  • 最近疲れやすくなった
  • 集中力が下がった
  • 血糖値が高い
  • アンチエイジングを始めたい
  • 熟睡できることが少なくなった

 

「NMN点滴療法」はさまざまな細胞にはたらきかけるため、美容面はもちろん、身体機能に悩みがでてきた人にもおすすめです。

 

NMN点滴療法」とほかのエイジングケアとの違いとは?

NMN点滴を打っているところ

「NMN点滴療法」は、サーチュイン遺伝子を活性化することで、身体機能や肌トラブルを改善する治療法です。

しかし、エイジングケアの施術にはいくつか種類があるため、どれを受けるか悩んでいる人もいるのではないでしょうか?

そこでここでは、共立美容外科で受けられる「白玉注射」「プラセンタ」「高濃度ビタミンC注射」といったエイジングケアメニューとの違いについてご紹介します。

内容を比較して、ぜひご自身にあった治療を選んでみてください。

 

1.   白玉注射

3つのアミノ酸から構成される白玉注射は、「グルタチオン」という成分を注入する治療法。

主成分である「グルタチオン」は、メラニンを抑制してコラーゲンの生成を促すはたらきがあり、エイジングケアやデトックス効果、トーンアップを期待できます。

とくにくすみのないトーンアップした肌を目指す人はこちらがおすすめです。

 

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▼共立美容外科の人気の白玉点滴(共立モアホワイト点滴)の料金や施術方法についての詳細はこちら

 

2.   プラセンタ

プラセンタは、胎盤から抽出された栄養素を注入する治療法です。

人間が本来持つ自己治癒力を高め、ニキビやシミの改善、更年期障害による自律神経失調症の改善、白髪の減少などを期待できます。

プラセンタには体内で起きている炎症を鎮めるはたらきがあるため、蕁麻疹などの皮膚疾患にも効果が期待できるのです。

 

3.   高濃度ビタミンC点滴

高濃度ビタミンC点滴は、高濃度のビタミンCを血管から注入することで細胞の活性化を促し、サプリメントの数十倍もの量を全身に行き渡らせられます。

期待できる効果は以下のとおりです。

 

  • 抗酸化作用
  • シワ・たるみの予防
  • ニキビの予防
  • 免疫力の向上
  • 疲労回復

 

ビタミンCはさまざまな器官へアプローチすることから、美容効果だけでなく、病気などでビタミンCが不足しがちな方にもおすすめです。

 

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▼共立美容外科の人気の美容点滴や注射の料金や種類についての詳細はこちら

 

NMN点滴療法」以外にNMNを摂取できる方法はある?

身体機能の向上やアンチエイジングに効果が期待できる「NMN」。

さまざまな効果をもたらすことから、日常生活でも意識して摂取したいもの。

じつは、食べものからNMNを摂取することも可能です。

NMNを含む食材は、「トマト」「ブロッコリー」「えび」「枝豆」などが挙げられます。

しかし、食材に含まれるNMNの量はわずかであるため、効果が期待できる量を摂取するためには、「えび=5000尾」「ブロッコリー40kg」といった膨大な量を摂取することとなり、現実的ではありません。

また、サプリメントで摂取することも可能ですが、NMNは大量生産が難しいことから、1粒あたりの値段が数千円〜と高額です。

1ヶ月分のサプリ代で20万円を超えてしまうことから、サプリでの摂取も現実的ではないといえます。

「NMN点滴療法」はサプリよりも吸収スピードが早いため、効率的に摂取できるメリットがあるうえ、週1から始められるのでクリニックに通う負担がないのもメリット。

やはり最も効率的にNMNを摂取するには、「NMN点滴療法」がおすすめです。

 

「NMN点滴療法」の治療内容について

NMN点滴療法の施術にかかる「所要時間」や、効果を持続させるための「頻度」など、治療内容の詳細をご紹介します。

 

所要時間

NMN点滴療法は、NMNが配合された製剤を腕に点滴します。

所要時間は点滴の量によって異なりますが、15分〜60分です。

 

頻度

身体機能の向上や、エイジングケア効果を期待する場合には、継続しておこなうことが大切。

医師との相談のうえ、NMN点滴療法のスケジュールを立てておくとよいでしょう。

効果の実感までには個人差がありますが、1回の治療でも効果を実感できる場合もあります。

持続的な効果や健康の維持を期待する場合は、継続的に治療していきましょう。

月1〜4回の治療間隔がおすすめです。

 

「NMN点滴療法」の副作用

「NMN点滴療法」はまだ新しい治療法ということもあり、副作用については観察研究中です。

起こる可能性のある副作用としては、血管やその周辺に痛みを感じる「血管痛」が挙げられます。

これは、点滴している薬の注入速度が早いことで起こる副作用で、注入のスピードを調整することで改善されます。

そのほかにも、「熱感」や「赤み」、「発疹」といった症状が出ることもあるため、治療後に異変を感じた場合は医師に相談しましょう。

 

「NMN点滴療法」を受けられない人

「NMN点滴療法」を受けられない人は、以下の2つのケースに当てはまる人です。

 

  • 妊娠中・授乳中
  • 腫瘍性の病気がある

 

そのほかにも自身の体調に不安がある方は、あらかじめ医師に相談してから治療を開始するようにしましょう。

 

「NMN点滴療法」の料金相場

「NMN点滴療法」の料金相場は、注入する量によって異なります。

100mgの投与1回あたり、30,000円〜50,000円が相場です。

1回あたりの治療は高額になっていますが、複数回まとめて契約することで安くなるクリニックもあるため、定期的に治療を続けたい人は複数回の契約を検討するのがおすすめ。

また「NMN点滴療法」は自由診療のため、保険適用外となりますので注意しましょう。

 

「NMN点滴療法」でエイジングケアなら、共立美容外科がおすすめ

共立美容外科を案内している看護師

「NMN点滴療法」は、より効率的にNMNを摂取でき、さまざまな悩みにアプローチできる治療法です。

NMNは、長寿遺伝子とも呼ばれる「サーチュイン遺伝子」を呼び起こすことで、身体機能の向上やアンチエイジング効果が期待できる物質。

肌トラブルの改善が期待できるだけでなく、疲労回復や集中力向上にも期待できます。

共立美容外科では、エイジングケアメニューとして、さまざまな治療法をご用意しております。肌のお悩みなど、まずは一度ご相談ください。

 

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このページの監修・執筆医師

  • 久次米 秋人(くじめ あきひと)

    久次米 秋人(くじめ あきひと)

    日本美容外科医師会理事
    日本美容外科学会認定専門医

    • 略歴

      • 1983年
        金沢医科大学医学部 卒業
        1983年
        高知医科大整形外科入局
        1989年
        東京本院(品川)開院
        2002年
        本院を新宿に移転
        2013年
        銀座院院長就任
        2018年
        第107回日本美容外科学会 学会長就任
    • 主な加盟団体

      日本美容外科医師会理事
      日本形成外科学会会員
      日本美容外科学会会員
      日本美容外科学会認定専門医
      日本脱毛学会会員
      北米脂肪吸引形成外科学会会員
      日本坑加齢美容医療学会会員

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