日本美容外科医師会認定医院 | 相談・施術の流れ|美容整形・美容外科なら共立美容外科・歯科 ドクターひとりひとりが日々、技術の向上に努力しています。
公開日:2022年10月24日(月)
このコラムを読むのに必要な時間は約 8 分です。
最後まで有意義なページになっていますので是非ご覧ください。
目次
「漢方薬がダイエットに効果がある」と SNS などで話題となっていることがあります
「漢方薬を飲み始めるとお腹周りがすっきりした」 、「漢方薬を飲むようになって太りにくくなった気がする」というような、様々なレビューが報告されています。
そこで今回は、本当に漢方薬がダイエットに効果的なのかということを解説しながら、漢方薬をダイエット目的で使用する際の注意点や、漢方薬選びのポイントなどを紹介していきます。
「なかなかダイエットが成功しない」という方や、「漢方薬で痩せやすい体質を手に入れたい」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
まずは、漢方薬使用時の注意点から解説していきます。
「漢方薬は副作用が少ない」と言われることがありますが、 漢方薬といえども医薬品ですので、使用方法を誤ると思いもよらない副作用が出現する可能性もあります。
また、漢方薬だからこそ出現する注意すべき副作用などもあります。
しっかりと漢方薬の基本を理解しておきましょう。
漢方薬は、生薬(しょうやく)と呼ばれる天然成分を組み合わせてつくられた医薬品です。
現代医学でも積極的に使用されている東洋医学のひとつです。
漢方薬は天然由来の成分である生薬で構成されており、西洋医学で用いられる一般的な医薬品とは異なるアプローチで治療効果を発揮すると考えられています。
天然成分であることから、「漢方は体に優しい」と言われることもありますが、処方薬として専門的に用いられる漢方薬も多く、「漢方=体に優しい」というイメージは必ずしも正しくありません。
化学成分を使いたくないという方や、化学薬品などに抵抗があるという方にとって、漢方薬は「体に優しいもの」と言えなくもありませんが、使用方法を誤ると、漢方薬であっても副作用発現してしまうため、正しい知識をもって使用していくことが大切です。
疾患や症状に対してダイレクトにアプローチする西洋薬とは異なり、漢方薬は、体質を改善することで、体の不調を総合的に解決していくような治療薬であると言えます。
そのため、漢方薬には「頭痛薬」や「風邪薬」といったような明確な区分がありません。
頭痛に漢方薬が使用されることもありますが、「〇〇な体質の人が頭痛に悩んでいる場合には漢方薬A」、「頭痛に悩んでいる人が〇〇な気質をもっているから漢方薬Bを処方する」といったように、頭痛という症状を発現している「その人本人の体質や気質」に合わせた漢方薬を選択することが重要になります。
実際に、漢方薬の添付文書を見てみると、以下のような記載が確認できます。
このように、漢方薬を使用する際には、「頭痛」や「便秘」などの症状だけではなく、「その人本人がどのような体質なのか」ということを判断することが非常に重要となります。
ではここからは、肥満やダイエットに対して使用される漢方薬について解説していきます。
漢方薬をダイエットに使用する場合にも、「体質に合った漢方薬」を選択していくことがポイントになります。
「ダイエットに効果のある漢方薬」と紹介されていたとしても、その人の体質によっては全く効果がないだけではなく、副作用だけが発現してしまう可能性もあります。
また、体質だけではなく、肥満のタイプに合わせた漢方薬をチョイスすることも重要です。
「下腹部に分厚い脂肪がついている」タイプの人、「便秘によってお腹がぽっこりと出てしまっている」タイプの人、「生理周期に合わせて食欲が増加して太ってしまう」タイプの人など、肥満の原因によって様々なタイプに分類することができます。
ダイエットに効果のある漢方薬の中には、便秘を改善させることでダイエット効果を発現させるものや、ホルモンバランスを整えることで食欲を抑えるもの、下腹部に溜まってしまった脂肪の排泄を促すものなど、様々な種類のものがあります。
自分の体質や肥満のタイプに合わせて最適な漢方薬を選択していくことが重要です。
ダイエットや肥満解消に使われる漢方薬を5つご紹介します。
繰り返しになりますが、体質や肥満のタイプに合わせて、ご自身に合った漢方薬をご使用ください。
どの漢方薬が良いかがわからないという場合には、医師や薬剤師などの専門家にご相談いただくことが大切です。
共立美容外科では、漢方薬はもちろん、脂肪溶解注射や脂肪溶解剤、痩身施術などを組み合わせて、総合的なダイエットのアドバイスをさせて頂いております。
ダイエットに失敗したくないという方や、自分に合ったリバウンドしないダイエットを知りたいという方は、まずはお気軽に共立美容外科までご相談ください。
ダイエットに使用される漢方薬の中でも、最もメジャーで代表的なものが「防風通聖散」と呼ばれる漢方薬です。
防風通聖散は、特に「お腹周りに溜め込んでしまった脂肪」に効果があると言われています。
防風通聖散は、「体力が充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなもの」の肥満症や高血圧に効果が期待できる漢方薬です。
暴飲暴食などによって、お腹周りがどっぷりと大きくなってしまったような「中年太りやビール腹」などが、防風通聖散の適応イメージです。
すでに細い方が「もっと痩せたい」といって使用するような漢方薬ではありません。
防已黄耆湯もダイエットに使用される有名な漢方薬です。
防已黄耆湯は、「体力中等度以下で、疲れやすく、汗のかきやすい傾向があるもの」に対しても用いられる漢方薬であり、「肥満に伴う関節の腫れや痛み、むくみ、多汗症、肥満症」などに効果が期待できます。
しかし、防已黄耆湯は防風通聖散とは異なり、「腹部にたっぷり蓄積した脂肪や脂」というより、「水太り」のような肥満に対して有効であるといわれています。
体の水分バランスを整える効果が期待できるため、水太りのような柔らかいタイプの肥満だけではなく、多汗症のような汗をかきやすいタイプの人にもおすすめです。
大柴胡湯も肥満傾向にある方にお勧めできる漢方薬のひとつです。
大柴胡湯の効能効果は「体力が充実して、脇腹からみぞおちあたりにかけて苦しく、便秘の傾向があるもの」となっています。
大柴胡湯は脂質代謝を改善していくような効果が期待できるとも言われており、更年期太り、中年太り、ストレスによる肥満などが主なターゲットとなります。
特に、大柴胡湯は「体力が充実している人」に対して用いられる漢方薬であり、筋肉質の方や全身にたっぷりと脂肪が溜まってしまっている方におすすめです。
桃核承気湯は、全身の血液の流れや気の巡りを改善することで、生理や月経に伴う各症状を緩和する効果が期待できる漢方薬です。
頭痛や腰痛、めまい、のぼせ、など、生理に伴う症状を緩和するのはもちろんのこと、生理周期に合わせて食欲が亢進してしまうという方にもおすすめできます。
生理のタイミングではホルモンバランスが乱れてしまうことで、食欲や気分などにも影響が及んでしまう可能性があります。
桃核承気湯のような漢方薬を使用することで、生理中の「気の巡り」を落ち着かせることができるため、イライライラしたような気分の変化や、食欲が湧いてしまって食べるのを止められないといった、西洋薬ではどうしようもないような症状に対してアプローチできる可能性があります。
生理に伴う食欲亢進に悩んでいるという方は、血の巡りや気の循環に対して効果が期待できる漢方薬がおすすめです。
加味逍遙散は、「体力中等度以下で、のぼせ感があり、肩がこり、疲れやすく、精神不安やいらだちなどの精神神経症状、ときに便秘の傾向のある人」に使用される漢方薬です。
イライラしたり、ストレスが溜まってしまったり、「嫌なこと」で頭いっぱいになってしまっている時に、食欲が亢進してしまうという方におすすめです。
「ストレス太り」などに悩んでいるという方は、加味逍遙散のような血の巡りを整える漢方薬を使用して、イライラした気持ちを落ち着かせていくことで、食欲を緩和することができる可能性があります。
ダイエットや肥満症に効果のある漢方薬をご紹介させていただきました。
確かに漢方薬はダイエットに効果があり、肥満症に対して使用されることがあります。
しかし、体質や肥満のタイプに合った漢方薬を使用しない限り、ダイエット効果を期待することはできず、副作用だけが出現してしまう可能性が高いです。
体質に合わない漢方薬を使用した場合、体が漢方薬を拒絶するような反応を示してしまう場合もありますので、ダイエットに漢方薬を使用したいという方は、医師や薬剤師などの専門家に相談するのがおすすめです。
共立美容外科では、漢方薬などを含めたダイエットの相談をお受けしております。
栄養指導や部分痩せのアドバイスなども合わせて行うことができますので、今度こそダイエットを成功させたいという方は、まずはお気軽に共立美容外科までご相談ください。
このページの監修・執筆医師
磯野 智崇(いその ともたか)
共立美容グループ 総括副院長
略歴
主な加盟団体
日本美容外科学会
日本美容外科学会認定専門医
×
新宿・名古屋・大阪・福岡をはじめ
全国26院 共通ダイヤル
0120-500-340
あの久次米総括院長も診察♪
新宿本院 直通ダイヤル
0120-500-340
銀座院 直通ダイヤル
0120-560-340
渋谷院 直通ダイヤル
0120-340-428
池袋院 直通ダイヤル
0120-340-800
立川院 直通ダイヤル
0120-489-340
上野御徒町院 直通ダイヤル
0120-340-444