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Kyoritsu Biyo Scrap(KBS)

稗粒腫(はいりゅうしゅ)とは?目の周りのブツブツの原因と除去方法

公開日:2022年02月13日(日)
最終更新日:2023年06月14日(水)

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稗粒腫とは
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目の周りにポツポツとできる白い固まりは、稗粒腫(はいりゅうしゅ/ひりゅうしゅ)と呼ばれるできものの一種です。自然治癒が難しい症状ですが、医療機関で簡単な手術を受ければきれいに直ります。
この記事では、稗粒腫の基本的な症状と原因について解説するとともに、予防方法や治療方法などを紹介します。

稗粒腫とは?稗粒腫の症状

イケメン薬剤師&薬学博士が稗粒腫を解説

稗粒腫は、簡単にいうと1~2㎜程度の小さなできものを指します。色は白く、凝り固まったような硬さがあるのが特徴です。
まずは稗粒腫の症状、見た目、できやすい部位、できやすい体質、稗粒腫とよく似た皮膚疾患を紹介します。「もしかして稗粒腫?」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

稗粒腫の症状

稗粒腫の白いポツポツの正体は、ケラチンと呼ばれるタンパク質です。ケラチンは髪の毛、皮膚の角質層、爪を作る成分で、18種類のアミノ酸からできています。
稗粒腫はケラチンによって生成される角質が毛穴に詰まったものです。人によっては、稗粒腫が複数個まとまって発症する可能性もあります。
稗粒腫ができる理由は状況や体質によって異なりますが、皮膚を強く傷つけた後や手術の後に発症するのが多いようです。感染症ではないため、他人にうつしてしまうことはありません。
また、稗粒腫は特に重大な健康被害はないものの、自然治癒しにくいのが特徴です。見た目が気になる方は医療機関を受診しましょう。

稗粒腫の見た目

稗粒腫の見た目は、白く小さいできもののようになっています。ニキビのように広範囲まで広がることはないものの、稗粒腫ができる部分のみ白く膨れ上がるため、目立ちやすいです。ほとんどは白色ですが、黄色っぽい色味を帯びる場合もあります。
稗粒腫は手で触れると、硬いしこりのように感じる方が多いようです。カサブタのような硬さ、あるいは治りかけのニキビのような感触で、「引っかいたら取れそう」と感じる方もいるでしょう。

稗粒腫ができやすい部位

稗粒腫は顔周辺にできやすい症状です。
なかでも、以下3ヵ所のような目に近い部分にできやすいのがポイントです。
 

  • 目の周り
  • 目の下
  • まぶた

 
人によっては鼻先やあご周りなどにできる場合もあります。

稗粒腫ができやすい体質

稗粒腫はできやすい体質と、そうでない体質があります。稗粒腫ができやすいのは、「水ぶくれができやすい」あるいは「汗をよくかく」という体質の方です。
また、稗粒腫はどちらかというと女性にできやすいといわれています。また、加齢に伴ってできやすくなることもあるようです。

稗粒腫とよく似た皮膚疾患

稗粒腫とよく似た症状としては、以下が挙げられます。
 

  • 汗管腫(かんかんしゅ)
  • 粉瘤(ふんりゅう)
  • 脂肪腫
  • ほくろ・イボ
  • 水イボ
  • 脂腺過形成(老人性脂腺増殖症)

 
いずれも皮膚にできものができる点で共通していますが、まれに小さな白ニキビを粉粒腫と勘違いする場合もあるようです。それぞれの症状と稗粒腫との違いを解説していきます。

汗管腫(かんかんしゅ)

汗管腫は目のすぐ近くや額に、およそ1~3㎜のつぶつぶしたできものができる症状です。見た目は稗粒腫とよく似ていますが、汗を分泌する汗管が皮膚の内部で増え、増えた分が皮膚を盛り上がらせて発症に至ります。

粉粒(ふんりゅう)

粉瘤はアテロームとも呼ばれます。稗粒腫の見た目と構造がよく似ていることから、混同されやすい症状です。
粉粒は稗粒腫よりも少し深い部分に老廃物が袋の中にたまっていきます。老廃物は剥がれ落ちるべき角質と皮脂の集まりで、原因となる袋を除去しない限り、再発する恐れがあります。また、状態が悪くなると炎症を引き起こす可能性もあるため、注意が必要です。

脂肪腫

脂肪腫は皮下と筋肉の間にできる、脂肪組織のできものです。稗粒腫と比べると盛り上がり方が緩やかで、痛みや色はありません。最初は稗粒腫と同じようなサイズですが、次第に肥大化し、手術で切除する必要があります。稗粒腫とはできもののサイズから違いが判断できます。

ほくろ・イボ

ほくろやイボもまれに稗粒腫に間違われますが、稗粒腫は白に限りなく近く、よく見ると中が透けて見えます。褐色や黒色のできものは稗粒腫ではなく、別の症状です。

水イボ

水イボも稗粒腫と同じように痛みやかゆみがありませんが、子どもに発症しやすいのが特徴です。自然治癒しますが、ウイルス性の皮膚感染症なので、生活の中で他人に移す恐れがあります。

脂腺過形成(老人性脂腺増殖症)

脂腺過形成は、高齢者の顔に発症しやすい症状で、老化現象の一種です。皮膚に近い色や黄色、赤みを帯びた塊が顔面にできます。

稗粒腫の原因

稗粒腫の原因

稗粒腫の明確な原因は判明していません。ここでは現時点で、稗粒腫の原因として考えられている行動や生活習慣を解説します。
最近稗粒腫ができて悩んでいる方は、日々の生活を見直すきっかけにしてください。

稗粒腫は毛穴に角質が詰まってできる

稗粒腫は皮膚の中に角質が詰まって発症します。生まれつき稗粒腫があった、稗粒腫ができやすい体質だった、老化によって肌のターンオーバーがうまくできていなかったケースなどがあり、原因ははっきりと解明できていません。
原理は前述の粉瘤と似ており、皮膚の下に嚢腫(のうしゅ)ができることで皮膚表面にできもののような症状が出てきます。
嚢腫は胎児の頃にできるものと考えられており、成長していくなかで、すでに形成されている嚢腫に角質が詰まって発症します。

外部からの刺激

胎児の時点で形成される嚢腫以外にも、外部からの強い刺激によって稗粒腫ができる可能性もあります。
外傷が皮膚の組織を壊すため稗粒腫を発症すると考えられており、具体的には切り傷や刺し傷、擦り傷の跡にできたり、火傷・皮膚炎の傷跡にできたりすることもあり、さまざまです。手術後に稗粒腫ができる方もいます。
また、水ぼうそうの跡にできる場合も多く、大人だけでなく子ども~赤ちゃんもまれに発症します。子どもが発症する場合は鼻やあごなど、目以外の部位にできるのが特徴です。多くは成長とともに自然と消えていきます。
ただし、傷跡が残るくらいの激しい外傷でなくとも、少し強めに擦ったり、ぶつけたりした場合でも稗粒腫が生成される可能性があります。目は皮膚が薄く、つい強く擦ってしまいがちな部位のため、要注意です。

自然と生成される

稗粒腫は自然にできる可能性があるともいわれています。強い刺激や嚢腫がない場合でも、自然と毛穴の角質が詰まって生成されてしまうことがあるのです。
稗粒腫ができて見た目が気になる場合は、早めに稗粒腫の治療が可能な医療機関を受診するのがおすすめです。あわせて、普段から予防に努めておきましょう。

生まれつき

生まれつき稗粒腫が形成されており、成長してもそのまま残ってしまう場合があります。
ちなみに、生まれつきや外部の刺激がない状態でできる稗粒腫を原発性、大人になってから原因が明確な状態でできる稗粒腫を続発性といいます。新生児や成人女性によく見られるのが特徴です。
また、水疱(すいほう)ができやすい先天性の病気を患っている場合、皮膚疾患の跡に稗粒腫を発症する可能性があります。薬剤や先天性疾患によって稗粒腫が発生することもあるようです。

稗粒腫の予防方法

稗粒腫は肌に刺激を与えないようにする、角質がたまらないようにターンオーバーを促すなどの方法によって、生成されにくくできます。目立ちやすい稗粒腫は、できる限り予防して発症を防ぎましょう。
また、万が一稗粒腫ができてしまった場合は、擦らず刺激を与えない、医療機関で適切な治療を受けるなどの対処が大切です。

スキンケア方法を見直す

毎日行うスキンケアは、間違った方法で続けると肌にダメージを与えてしまいます。強く擦ると稗粒腫を発症するリスクが高くなるほか、ダメージが蓄積されて肌トラブルを起こしやすくなります。
洗顔時は洗顔料をよく泡立て、泡で肌の汚れを落としましょう。また、シャワーを直接肌に当てず、一度手にくんでから使うのも大切です。
洗顔後は清潔なタオルで肌を優しく抑えるようにして水分を拭き取り、しっかり保湿を行います。擦らず、優しく押すようにケアするのがポイントです。

化粧水や乳液でさっぱり保湿する

稗粒腫を防ぐために、さっぱりした化粧水や乳液を使ってみてください。油分の多いクリームはできるだけ避けましょう。

ピーリングで余分な角質を排出する

ピーリングでは余分の角質を落として健康な肌に生まれ変わらせます。角質ケアとも呼ばれ、ピーリング剤を使って角質を落としていきます。
ピーリング剤としてグリコール酸、乳酸、サリチル酸などが人気です。間違った方法で行うと健康な肌を傷つけてしまうので、医療機関でのピーリングがおすすめです。

肌を正しく温める

肌の毛穴を開いて汚れをしっかり落とすと、稗粒腫の予防にもつながります。肌の毛穴が詰まっていたり、新陳代謝が落ちていたりすると、角質が詰まって稗粒腫を発症しやすくなるため、注意しましょう。
スチーマーや温パックなどで、優しく肌を温めてから洗顔すると、毛穴に潜む汚れまでしっかり落とせます。

紫外線ケアをする

紫外線は肌に強いダメージを与え、肌トラブルを引き起こすのが特徴です。紫外線による外部刺激も、稗粒腫の原因になってしまいます。
紫外線の強い季節は日傘や日焼け止め、帽子などで紫外線を防ぎましょう。また、紫外線が弱い季節でも、日焼け止めを塗るとより効果を高めることができます。

稗粒腫の治療方法一覧

稗粒腫は一度できると治るまで時間がかかり、メイクをしても隠しきれません。治りが遅かったり、サイズが大きかったりして見た目が気になるときは、なるべく早めに病院で治療を受けましょう。

稗粒腫は皮膚科と美容クリニックで治療可能

稗粒腫は皮膚の表面にできる病気なので、基本的には皮膚科で治療できます。また、美容の一環として美容クリニックで稗粒腫の治療を行っている病院もあります。
病院のホームページを確認するほか、直接病院に電話をかけて治療可能か聞いてみてください。受診当日に稗粒腫を除去できる病院も多いようです。

圧出法

稗粒腫の治療法で一般的なのが、圧出法と呼ばれる治療法です。圧出法では注射針やメスで皮膚の表面に小さな切込みを入れて、詰まっている角質を除去します。
皮膚に切込みを入れる際の方法や、使用する器具、角質の取り出し方は病院によってさまざまです。稗粒腫は小さなできものなので、注射針で小さく穴を開ければ簡単に角質が取り除くことができます。
角質を取り出す穴を皮膚に開けたら、ピンセットなどで圧迫して角質を取り出します。圧迫して角質を取り出す際に出血を伴う可能性もありますが、多くはすぐに治まります。
取り出した稗粒腫の内容物は白い小さな塊です。稗粒腫を押し出した穴は少し赤みを帯びてしまいますが、数日で傷口がふさがり、ほぼ元通りになります。
稗粒腫のサイズによって注射針とメス、どちらを使うか異なるのが特徴です。圧出法は保険適用で治療できます。

ケミカルピーリング

前段で少し触れたピーリングでも、稗粒腫の治療が可能です。ピーリングは角質ケアに用いられますが、使い方を少し変えれば皮膚を薄く剥がして、稗粒腫の塊を取り出せます。
ケミカルピーリングとも呼ばれており、圧出法と違って稗粒腫を押し出すための穴ができない点が魅力です。
ケミカルピーリングでは、酸の力で皮膚の角質層を剥がしていきます。日本皮膚科学会が定めるケミカルピーリングガイドラインではニキビの治療に特に有効とされており、その他シミ・そばかす・アトピーによる色素沈着・しわなどの治療にも用いられます。[注1]

治療は複数回にわたって行われ、計6~10回を目安に繰り返します。圧出法よりも治療費が高いので、その点のみ注意が必要です。
また、妊娠中の方や、他の皮膚疾患を治療中の方はケミカルピーリングを行えない可能性があります。

共立美容外科のケミカルピーリング

[注1]公益社団法人 日本皮膚科学会:日本皮膚科学会ケミカルピーリングガイドライン(改訂第 3 版)

漢方

漢方でも稗粒腫の治療効果が期待できます。使用するのはヨクイニンと呼ばれる、ハト麦を原料として作られる漢方薬です。雑穀の一種のハト麦の皮を取り除き、種子を砕いたものを漢方として用います。
ヨクイニンは継続して摂取すると、以下のような効果があるといわれています。
 

  • 肌の水分代謝を促進する
  • 無駄な老廃物を排出しやすくする
  • 肌のターンオーバーを整える

 
稗粒腫は角質をうまく排出できず、皮膚中に固まって残った症状です。そのため、ヨクイニンの効能は稗粒腫の症状改善に対応しているといえます。
保険適用で処方してもらえる場合もあり、治療費も安く抑えられるのがポイントです。

炭酸ガスレーザー

針で皮膚に穴を開ける以外にも、レーザーを使って穴を開け、稗粒腫を取り除く場合があります。また、稗粒腫が深い部位にあり、針で穴を開けにくい場合にも、この炭酸ガスレーザーが用いられます。
炭酸ガスレーザーを照射すると、皮膚内にある水分が炭酸ガスと反応して熱を帯びます。熱が冷めていく過程で稗粒腫の原因となる組織が破壊され、稗粒腫そのものも除去される仕組みです。

針やメスで切開する方法は、皮下出血や色素沈着を引き起こす可能性がありますが、炭酸ガスレーザーを使うと、数日の赤みだけできれいに直せます。
傷跡を残したくない方におすすめの治療方法です。ただし、保険は適用されず、治療費はやや高額です。
病院によっては炭酸ガスレーザーをおすすめしている所もあるので、ぜひ調べてみてください。

稗粒腫の治療に伴うリスクや注意点

最後に、稗粒腫の治療に伴うリスクや注意点を紹介します。稗粒腫は手軽に処置できる皮膚疾患ですが、顔の目につきやすい部分にできるため、治療後の傷跡が気になる方も多いでしょう。
安心して治療を受けるか検討するためにも、以下のリスクや注意点を押さえておくことをおすすめします。

費用は稗粒腫の治療法によって大きく異なる

稗粒腫の治療費は治療方法によって大きく異なります。
保険適用で治療費を比較的抑えられるのは、以下の2種類です。
 

  • 圧出法
  • 漢方

 
一方、以下の治療方法は保険が適用されず、自由診療となります。

  • ケミカルピーリング
  • 炭酸ガスレーザー

 
圧出法(10ヵ所未満)の場合は、3割負担で数百円程度の治療費と、別途診察料がかかります。麻酔ありで治療する場合は、麻酔代も必要です。
圧出法の麻酔としては、100円ほどで購入できる麻酔パッチを貼った状態で放置し、麻酔を効かせてから処置に移るのが多いようです。オプションを加えても、圧出法が効果も高く、安価に治療できる方法といえるでしょう。

漢方は保険適用されると、3割負担で1日あたり数十円で購入できます。ただし、漢方は数ヵ月間ほど飲み続けてようやく効果が得られるといわれており、トータルの治療費は人によって異なるでしょう。

ケミカルピーリングの場合は、治療費は病院ごとに大きく差があります。ケミカルピーリングを稗粒腫の治療法として提供している病院自体、数が少ないので、費用は実際に問い合わせてみてください。

炭酸ガスレーザーは1ヵ所あたり、麻酔込みで数千円程度の治療費を設定している病院が多いです。圧出法と同じように効果が高く、加えて、きれいに治りやすい点では圧出法より優れているといえます。
きれいに直したい方は、少し治療費がかさみますが、炭酸ガスレーザーの治療を行っている病院を探してみるとよいでしょう。

稗粒腫の治療費に伴う痛み

稗粒腫の治療では、麻酔の有無を患者の意思で選択できます。圧出法を使うために、針で穴を開ける際、希望すれば自費で麻酔をかけた状態での治療が可能です。
また、通常よりサイズが大きい稗粒腫はメスを使って取り除く必要があるため、部分麻酔を使って処置を行います。
レーザーを照射し続ける炭酸ガスレーザーも、同じく部分麻酔を使用してから処置を行います。
したがってわずかな痛みが伴いますが、工夫次第ではほとんど無痛の状態で処置が受けられるのが特徴です。術後も数日で完全に回復するため、通常通り日常生活が送れます。

稗粒腫のほとんどは当日中に治療できる

注射針やメス、レーザーなどと聞くと、大掛かりな処置のように聞こえますが、小さな稗粒腫であれば受診した当日のうちに治療が可能です。
当日中に治療できる稗粒腫は、以下に限られます。
 

  • サイズが小さいもの
  • 皮膚の浅い部分で発症しているもの

 
以下のように、症状が比較的重い稗粒腫は、当日中に治療できない可能性があるため、注意しましょう。

  • 稗粒腫のサイズが大きい
  • 稗粒腫が多発している
  • 皮膚の深い部分にある(軟毛嚢腫)
  • 強固に癒着している

 
保険診療の圧出法ができない場合は、自由診療の炭酸ガスレーザーによる治療が必要なので、再度検討する必要も出てきます。数ヵ所に発症している場合は、圧出法で除去できそうな部分から少しずつ治療していくのもおすすめです。

稗粒腫の再発はレーザーである程度防げる

稗粒腫は小さなできものなので、原因となる袋ごと取り除けますが、場合によっては再発する可能性があります。また、袋を取り残した状態だけでなく、稗粒腫ができやすい体質の方は、再び稗粒腫を発症してしまうかもしれません。
しかし、稗粒腫を炭酸ガスレーザーで治療することで、ある程度再発を防げるといわれています。炭酸ガスレーザーは熱エネルギーを使って稗粒腫を除去するため、圧出法と比べると再発のリスクが抑えられるのがポイントです。

稗粒腫を自分で取り出すのは危険

稗粒腫は小さなできもので、針で穴を開けて取り出す治療法であれば、比較的気軽に受けることができます。そのため、「自分で治せるのではないか?」と考え、自己流で治療しようとする人もいるようです。しかし、自分で稗粒種を除去すると傷跡が残ったり、炎症を引き起こしたりする恐れがあります。リスクを踏まえると、決しておすすめできる方法ではありません。
きれいかつ、安全に稗粒腫を治療するためには、稗粒腫の治療を行っている医療機関で、適切な処置を受けるのが大切です。

共立美容外科はさまざまな肌の悩みに対応しています

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肌トラブルでお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

相談・施術の流れ

目の周りにできる白いプツプツ「稗粒腫」は病院で治療可能

主に目の周りで発症する稗粒腫は、1~2㎜程度の小さく白いできものを生成する症状です。小さいできものですが、凝り固まったような硬さがあり、目につきやすいのが特徴です。
稗粒腫は原因がまだはっきり解明されていません。生まれつき稗粒腫ができやすい体質があったり、手術や火傷、切り傷などの外からの刺激によって発症につながったりするケースが多いようです。強く皮膚を擦るだけでも発症する可能性があるため、日頃から肌の扱い方には注意しましょう。

稗粒腫の正体は、肌の角質がうまく外に排出できずに固まったものです。つまり、肌の内部に角質がたまって発症します。
自然と治る場合もありますがニキビと違って治りにくく、できものに硬さがあるため、なかなか治らないと感じている方は早めに病院を受診しましょう。
稗粒腫の治療方法は、皮膚の表面に穴を開けて稗粒腫を取り出す圧出法や、レーザーを照射して熱で稗粒腫を除去する炭酸ガスレーザーによる治療が一般的です。
特に、炭酸ガスレーザーは傷跡が残りにくく、再発防止の効果も期待できるので、きれにしっかり治したい方は炭酸ガスレーザーを選んでみてください。ただし、保険適用外の炭酸ガスレーザーは、治療費が比較的高額です。

なお、稗粒腫は押し潰してはいけません。きれいに治すためにも、自分で無理に処置しようとせず、病院で相談しましょう。
白くて硬い小さなできものができたときは、まずは稗粒腫の治療を行っている皮膚科や美容クリニックを訪れてみてください。

 

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このページの監修・執筆医師

  • 久次米 秋人(くじめ あきひと)

    久次米 秋人(くじめ あきひと)

    • 略歴

      • 1983年
        金沢医科大学医学部 卒業
        1983年
        高知医科大整形外科入局
        1989年
        東京本院(品川)開院
        2002年
        本院を新宿に移転
        2013年
        銀座院院長就任
        2018年
        第107回日本美容外科学会 学会長就任
    • 主な加盟団体

      日本美容外科医師会理事
      日本形成外科学会会員
      日本美容外科学会会員
      日本美容外科学会認定専門医
      日本脱毛学会会員
      北米脂肪吸引形成外科学会会員
      日本坑加齢美容医療学会会員

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