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Kyoritsu Biyo Scrap(KBS)

セラミック矯正の失敗事例で分かった5つのデメリットを知って後悔しないようにしましょう。

公開日:2022年02月17日(木)
最終更新日:2022年03月14日(月)

美容歯科
セラミック矯正の説明をする医師と患者
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「セラミック矯正」はワイヤー器具を付ける必要がなく、短期間で白く美しい歯を手に入れることができる治療方法です。

歯並びを改善したい方や白い歯を求める方に人気がありますが、デメリットも知っておかなければ後悔してしまう可能性があります。

この記事では、セラミック矯正でよくある失敗事例と5つのデメリット、そして後悔しないための3つのコツを歯科医師がご紹介します。

 

 

セラミック矯正とは?

セラミッククラウン

「セラミック矯正(セラミック治療)」とは歯に矯正装置を着けずに、歯にセラミックの被せもの(セラミッククラウン)を装着して、白くて美しい歯と歯並びを同時に改善する治療方法です。

ワイヤーとマルチブラケットを装着する一般的な矯正方法は約1年から3年の期間がかかりますが、「セラミック矯正」の場合は1ヶ月から3ヶ月間くらいの短期間で完了します。

 

治療期間の短さから「クイック矯正」、「スピード矯正」と呼ばれることもあります。

「セラミック矯正」では実際に歯を動かすことはしませんので、治療中に痛みが出ない、見た目が気にならないというメリットも大きいです。

セラミックは表面にツヤがあり、自然な白さと清潔感を出せるので、仕上がりの見た目がキレイになるのが人気の理由です。

歯並びと白くてキレイな歯が同時に手に入ります。

「セラミック矯正」にかかる費用は他の矯正方法と比べると総額は抑えられますが、保険適用外の自由診療になりますので、実際の金額は歯科医院が使うクラウンの種類によって変わります。

 

 

セラミック矯正で後悔した、よくある失敗事例

セラミック矯正の失敗を気にする患者

セラミック矯正は見た目の美しい仕上がりが人気の理由ですが、特に機能面において後悔されたケースがあります。では、よくある失敗事例をみていきましょう。

 

歯を削った時に歯髄炎を引き起こした

セラミック矯正では、セラミッククラウンを被せるために自分の歯を削る必要があります。

歯を削る範囲が広すぎたり、誤って削り過ぎた場合は、歯髄に強い刺激を与えて歯髄炎を引き起こすリスクがあるので注意が必要です。

歯髄炎が悪化すると歯の神経を抜く抜髄と根管治療が必要となり、一度失った神経を元に戻すことはできません。

そういった可能性があることを承知の上で治療を受ける必要があります。

 

かみ合わせが悪くなった

セラミック矯正でセラミッククラウンを被せる時には、必ずかみ合わせが正常かどうか確認する必要があります。

かみ合わせに問題がある場合は、歯列全体にトラブルが起こるかもしれません。

例えば、セラミック矯正後にかみ合わせが悪くなり、顎関節症の発症、開口障害、頭痛、肩こりを引き起こすことがあります。

また、かみ合わせが悪い状態が進行すると、歯ぐきが炎症して、歯周組織に損傷を引き起こして、歯ぐきの腫れや炎症や咬合性外傷になる可能性があるので要注意。

重度の場合は歯を支える組織である歯根膜線維や歯槽骨まで損傷するリスクがありますので、早めに歯科医院での対処が必要です。

そのような失敗リスクを防ぐために、セラミック矯正は仮歯期間にかみ合わせの状態をよく確認しながら、治療を進めて行く必要があります。

 

セラミック歯が割れた

セラミックは耐久性があり、丈夫で硬い素材ですが、強く噛んだり、就寝中に歯ぎしりの癖がある方は強い衝撃によって、セラミック歯が割れてしまうケースが起こっています。

一度割れてしまったセラミック歯は修理が難しく、元の状態に戻すことはできませんので、再度治療を受けて、セラミッククラウンを作り直さなければなりません。

セラミック矯正後に不注意によって、セラミック歯が割れてしまい、また費用を負担することになって、後悔するパターンがあるので気をつける必要があります。

歯ぎしりの癖がある場合は、寝る前にマウスピースを装着するか、ボトックス(ボツリヌストキシン)注入​治療により、筋力の働きを弱める治療をすると効果的です。

 

虫歯になった

セラミッククラウンは土台となる天然の歯に被せて整えます。そのため、口腔内の環境が悪くなると虫歯になりやすいので注意が必要です。

虫歯ができるとセラミッククラウンと自分の歯の適合性が悪くなります。虫歯治療をするために一旦取り出して、再度セラミッククラウンを作り直す必要があり、コストもかかります。

セラミック矯正後も虫歯にならないように、口内環境を良くしてケアするように心がけることが大切です。

 

要チェック!セラミック矯正5つのデメリット

セラミック矯正のデメリットを気にする患者

セラミック矯正はメリットだけでなくデメリットもありますので、しっかりとリスクを理解した上で検討しましょう。

 

1.健康な自分の歯を削る必要がある

歯を削る歯科医師

「セラミック矯正」はセラミッククラウンを被せる土台を作るために、健康な自分の歯を削る必要があります。一度削って小さくなった歯は元に戻すことはできませんので要注意です。

また、医師の判断によっては神経を抜く治療(抜髄)や抜歯が必要になることがあります。局所麻酔をすれば痛みはほとんどありませんが、歯と同様に一度失った神経は元に戻りません。

歯を削ると歯の寿命も短くなり、神経が抜かれた歯は虫歯ができても気が付かないこともあるので、矯正後は定期検診を受けることが大切です。

 

 

2.かみ合わせが悪くなることがある

噛み合わせをチェックしているところ

セラミック矯正後にかみ合わせが悪くなり、顎が疲れたり、痛くなったりする可能性があります。見た目の色やデザインだけを重視した治療の場合、失敗して後悔するリスクが高いです。

歯のかみ合わせは奥歯や前歯も治して改善する必要がありますので、咬合を重視している歯科医師にかみ合わせについてもよく相談しておきましょう。

 

 

3.虫歯・歯周病になりやすくなる

奥歯

セラミック矯正治療のやり方によっては、土台とセラミックとの間に段差ができてしまい、隙間に汚れが溜まって虫歯や歯周病になりやすくなるので要注意です。

また、加齢により歯茎がやせてくるとポケットが深くなり、歯の間に隙間などができて、適合性が低下し、虫歯や歯周病になることもあります。

セラミック矯正後に虫歯や歯周病を防ぐために、信頼できる歯科医師を選んで定期的な検診を受けることが大切です。

 

 

4.クラウンを交換するとまた費用がかかる

セラミッククラウンの見積を提示するスタッフ

セラミック歯は欠けたり、割れたりした場合に修理しても元には戻せませんので、一旦被せ物を外して、作り直す必要があります。交換するために再度初回と同じ費用がかかるので注意。

歯ぎしりのクセがある方、強く噛んだり、スポーツなどで物がぶつかったりすると、壊れやすいので十分に注意しましょう。

 

 

5.根本からの歯並び改善にはならない

歯並びのCTの撮影をしている患者

「セラミック矯正」は歯並びを良くする矯正治療として知られていますが、実際に自分の歯を動かして並びをキレイに整えるわけではありません。

自分の歯を削って上からセラミックの被せものを乗せて、色や歯並びがキレイに見えるようにする方法です正確に言えば、矯正治療よりも美しさを重視する審美治療になります。

自分の歯を動かして歯並びを良くしたい方は、「セラミック矯正」では根本から歯並び改善にはなりませんので注意してください。

 

 

セラミック矯正の失敗を防ぎ、後悔しないために大切な3つのポイント

セラミックのメリットを説明する患者

セラミックはリスクが多い矯正治療と説明されることがありますが、基本的には虫歯の治療と同じように、歯を削って被せ物をする安心で安全な治療方法です。

ここからは、セラミック矯正の失敗を防いで、後悔しないための3つの大切なポイントを解説します。

 

審美性+機能性・咬合を適切に治療する歯科医に相談する

歯科医師と患者

セラミック矯正治療をする審美歯科を選ぶ際には、歯の色や形といったデザイン性だけでなく、しっかりと咬み合わせ(咬合)を考慮してくれるか、カウンセリングで確認しましょう。

仮歯の期間でしっかり調整してくれる歯科医師であれば、後悔しない治療になりますので、歯科選びは慎重に決めることが大切です。

 

 

歯の色調は医師とよく認識合わせをする

セラミックの色調を選ぶ患者

部分的にセラミック歯にする方は、周辺の歯と比べて目立ちすぎないか、被せ物と土台が合うかなど、仮歯の段階からよく認識合わせをしておきましょう。

基本的には医師は患者様の希望を優先しますが、明らかに白くなりすぎて目立つ場合、他の自分の歯と比べて色に差がありすぎる場合は、他の色を推奨する場合があります。

セラミック治療後に色合いを変更することは難しいので、カウンセリングと仮歯の段階において、自然に調和する色合いを医師としっかり相談しておくことが大切です。

 

 

セラミック矯正後も定期検診・メンテナンスを受ける

スケーリングをする歯科衛生士

適切なセラミック治療が行われた後も、加齢により歯茎が下がって歯周病になる可能性がありますので、自宅でのセルフケアの他、定期検診・メンテナンスを忘れないようにしましょう。

定期検診ではPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)、歯石を取り除くスケーリング、咬合状態の確認が行われます。

定期検診を受けることで虫歯や歯周病が合った場合に早期発見することができ、早めに治療することも可能になりますので、美しい歯を長持ちさせることができます。

 

 

まとめ

セラミックをしようとする患者

今回は、セラミック矯正でよくある失敗事例とデメリット、失敗しないための注意点を見ていきました。

はじめて矯正治療を受ける方は不安が多いかもしれませんが、セラミック矯正はリスクを理解して、治療後にしっかりケアをすれば安全性は高く、キレイな歯を保つことができます。

ただし、よくある失敗事例でもお伝えしたとおり、治療のやり方によってはかみ合わせが悪くなり、痛みや違和感を感じたり、虫歯や歯周病リスクが高まるケースもあります。

そういったリスクを避けるためにも、歯科医院は審美性だけでなく、機能性もしっかり相談できる医師に相談することが大切です。

後悔しないセラミック矯正治療で清潔感溢れる美しい歯を手に入れましょう。

 

 

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このページの監修・執筆医師

  • 会田 隆介(あいた りゅうすけ)

    医師

    会田 隆介(あいた りゅうすけ)

    歯科医院長
    日本アンチエイジング歯科学会認定医

    • 略歴

      • 2008年
        鶴見大学歯学部 卒業
        2009年
        鶴見大学総合歯科研修医 終了
        2010年
        鶴見大学保存学教室 入局
        2011年
        都内歯科医院
        2012年
        共立美容外科・歯科院長
    • 主な加盟団体

      日本顎顔面インプラント学会会員
      日本歯周病学会会員
      日本保存学会会員
      日本口腔インプラント学会会員

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