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公開日:2022年03月02日(水)
最終更新日:2022年11月22日(火)
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目次
最近、「まぶたが重く感じる…」、「以前よりも視界が狭くなった…」と感じる方は「眼瞼下垂(がんけんかすい)」の症状が起きているかもしれません。
「眼瞼下垂」は年齢とともに症状が進行することが多いので、心当たりのある方は早めに診察を受けて治療するとよいでしょう。
今回のコラムでは、「眼瞼下垂」に見られる主な症状と自分が当てはまっているかどうかセルフチェックする方法をご紹介します。
「眼瞼下垂(がんけんかすい)」とは、何らかの原因によりまぶたが垂れ下がり、正常な位置よりも下がってしまうため、目を開けようとしても十分に上まぶたが上がらなくなる状態のことをいいます。
通常、目を開く仕組みは、脳から「目を開きますよ」という命令が動眼神経を通じて伝わり、眼瞼挙筋と呼ばれる筋肉が働いて、次に軟骨に伝わり、最終的にまぶたが開きます。
しかし、「眼瞼下垂症」になると、目を開く過程で何らかの異常が起きているため、まぶたを引き上げる機能に支障をきたしてしまうのです。
普通に目を開こうとしても上まぶたが重く感じて、なかなかまぶたが上がらずに、目を開きづらくなってしまう、というわけです。
眼科や神経内科の専門的な診察で「眼瞼下垂」と診断された場合、見にくさや視野を改善するための治療に保険が適用されます。手術をすれば、数週間で改善が見込めることが多いです。
一般的に上まぶたが瞳孔(黒目の中心部分)にかかっている状態を「眼瞼下垂」といいますが、実は「眼瞼下垂」と診断される明確な基準は決められていません。
そのため、「眼瞼下垂」かどうかは眼科・クリニックの担当医師によって、それぞれ判断基準が異なるというのが現状です。
ここからは、まぶたを上げ下げする筋肉「上眼瞼挙筋」の末端部の膜である腱腱膜が上へずれてしまい、目が開きにくくなっている状態を「眼瞼下垂」として説明していきます。
では、一般的に「眼瞼下垂」によく見られる症状についてみていきましょう。
▽ 「眼瞼下垂」によく見られる症状
「眼瞼下垂」の一般的な症状は、まぶたが下がり、黒目の一部が隠れてしまうため、視界が悪くなり、目が疲れやすい、というのは共通して見られます。
ものが見えにくいので、無意識に顎を上げて見ようとして額に力が入る癖がついて、おでこに深いシワが寄ってしまったり、慢性的な肩こりや頭痛、眼精疲労になりやすいです。
二重まぶたの幅が広がったり、まぶたが三重になる方も多く、メイクをする時にアイラインが真っ直ぐに引けなくなったと感じる方も多いです。
「眼瞼下垂」の症状は両目に現れる方もいれば、片側だけに症状が現れる方もいます。
先天性のケースはほとんどが片側のみですが、後天性の場合は、年齢とともに徐々に現れたり、脳梗塞など病気が原因で突発的に起こるケースもあります。
「眼瞼下垂」の症状が起こる原因の約80%は、加齢により神経系統に異常が出ている、または筋肉系統の眼瞼挙筋腱膜に異常をきたしているケースです。
その他にも、腱膜に異常が出たり、まぶたの皮膚などに異常が出るケースもあり、そのほとんどが加齢による筋肉の変性、皮膚の異常など、機能異常といえます。
「眼瞼下垂」のタイプは大きく分けて2つあり、年齢とともに症状が現れて進行する「後天性腱膜性眼瞼下垂症」と生まれつきまぶたが下がって見えにくい「先天性眼瞼下垂症」があります。
患者さんの症状は同じですが、タイプによって治療法が異なりますので、正しく理解しておくことが大切です。
「後天性腱膜性眼瞼下垂症」とは、年齢とともに筋肉系統の眼瞼挙筋腱膜が伸びたり、断裂する症状が現れて、まぶたが開きにくい症状が進行していくケースです。
例えば、激しいスポーツをしている最中に、ふくらはぎの筋肉が急激に収縮して、アキレス腱が切れてしまう「アキレス腱断裂」になってしまうことがあります。
「アキレス腱断裂」と同様に、今まで問題なくまぶたが開いていても、年齢とともに上眼瞼挙筋の末端にある腱膜が伸びていき、筋肉系統の眼瞼挙筋腱膜に異常をきたすようになるのです。
眼瞼挙筋腱膜が過剰に伸びてしまったり、断裂してしまったり、眼瞼挙筋腱膜と瞼板軟骨が付いている部分が外れてしまうケースもあります。
「後天性腱膜性眼瞼下垂症」になってしまう原因は加齢の他にも、コンタクトレンズの長時間着用や花粉症シーズンで目やまぶたを強く擦ることで起こる慢性刺激による腱の損傷も考えられます。
また、神経の刺激が筋肉に届かなくなる「重症筋無力症」と呼ばれる筋肉異常のケース、脳こうそくなどの後遺症でまぶたを引き上げる神経が麻痺した「動眼神経麻痺」という神経異常のケースも稀にあります。
いずれにしても、「後天性腱膜性眼瞼下垂症」は年齢とともに症状が進行していきますので、早めに治療して改善することが大切です。
眼瞼下垂症の患者さんの約20%は遺伝的な「先天性眼瞼下垂症」です。
「先天性眼瞼下垂症」は生まれつき筋力不足により、まぶたが上げたり下げたりする「上眼瞼挙筋」と呼ばれる筋肉や神経に発達異常がある状態のことをいいます。
普通に目を見開こうとしてもなかなかまぶたが上がらずに、瞳孔の一部が隠れてしまう症状です。
自覚症状としては、まぶたが開きにくい、まぶたが重くて目を見開くのが疲れる、視界がまぶたで遮られるといったケースがあり、弱視や斜視になる原因になることがあります。
生まれつき上眼瞼挙筋あるいは筋肉を動かす神経に異常がある場合、まぶたを上げる筋肉自体が弱くなってしまった外眼筋の変性が見られる人もいます。
上まぶたが垂れ下がってくる「眼瞼下垂」の症状は生まれつきの先天性の場合もありますが、約80%は加齢や筋肉の衰えによる後天性な要因によって起こります。
「年々、まぶたが重くなって、目を開いているのも疲れる…」と感じている方は、眼瞼下垂の症状にどれだけ当てはまっているか、以下のセルフチェック(自己診断)をしてみましょう。
セルフチェックは簡単な自己診断する方法に過ぎませんので、眼瞼下垂症の可能性がある方は、眼科・形成外科・クリニックなどの専門医に相談しましょう。
その時に、以下の状態であれば、眼瞼下垂症の可能性があります。
自然と目が開けば眼瞼下垂症の可能性は少ないです。
目を開けられなかったり、額に力が入ってしまう方は、眼瞼下垂症の可能性があります。
以下の症状が2つ以上当てはまった方は、眼瞼下垂症の可能性があります。
どれくらい眼瞼下垂の症状が進行しているかどうかは以下の基準でおおよそ判定できます。
正常の基準…黒目と白目がしっかりと見える。
上まぶたが黒目にかかっている。瞳孔(黒目の中心部分)にはかかっていない。
意識して眼を開けたら瞳孔は隠れない。
上まぶたで瞳孔の一部が隠れてしまっている。眉を引き上げないと目が開かない。
意識的に眼を開けても瞳孔の一部が隠れている。
眉を上げても上まぶたが瞳孔の半分以上を隠してしまい、視界が狭い。まぶたがくぼんでいる状態。力を入れて眼を開けても、瞳孔が半分以上隠れている。
眼瞼下垂症はそのまま放置していると、視野が狭くなったり、目が疲れやすくなるだけではなく、慢性的な頭痛や肩こり、不眠、また額に深いシワができたり外見の変化も起こります。
眼瞼下垂症には様々な原因があり、人によって適切な治療が異なりますので、まずは専門医に診察を受けることが大切です。
患者様の症状の進行具合や発症原因によって、担当医が最適な手術法を提案します。
重症・中等症の場合、ほとんどの場合、手術が推奨されますが、軽症の方もまぶたが下がることによって日常生活に支障をきたす可能性があるため、適切な治療を受けるとよいでしょう。
全国に26院展開する共立美容外科では、軽度、中度、重度の眼瞼下垂に対応した一人ひとりに合わせた眼瞼下垂の診察・治療をしております。
当院では、患者様が目の手術で最も気になる痛みや腫れに配慮して、1989年の開院以来、「痛くない手術」をモットーに、患者様の負担を少しでも軽減する手術を徹底しています。
年齢とともにまぶたの衰えが気になる方、昔のようなぱっちりした目を取り戻したい方は、一度共立美容外科へご相談ください。
無料カウンセリングでは、眼瞼下垂症手術における目の痛みや腫れを抑える手技について詳しくご説明させて頂き、見た目も美しい仕上がりもご提案させていただきます。
▼共立美容外科の人気の眼瞼下垂の料金や手術方法についての詳細はこちら
このページの監修・執筆医師
久次米 秋人(くじめ あきひと)
日本美容外科医師会理事
日本美容外科学会認定専門医
略歴
主な加盟団体
日本美容外科医師会理事
日本形成外科学会会員
日本美容外科学会会員
日本美容外科学会認定専門医
日本脱毛学会会員
北米脂肪吸引形成外科学会会員
日本坑加齢美容医療学会会員
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