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公開日:2023年08月19日(土)
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目次
リベルサスを服用しても、ダイエット効果を感じられない方もいるでしょう。リベルサスは食欲を減退させる効果はあるものの、飲むだけで痩せる薬ではありません。そのため、ダイエット効果を得るには、正しく服用することがポイントです。
そこで本記事では、リベルサスの正しい服用方法を解説します。副作用や痩せない場合の理由も解説しているので、併せて参考にしてみてください。
リベルサスとは、GLP-1受容体作動薬と呼ばれる2型糖尿病治療薬です。セマグルチドという有効成分が含まれており、胃腸の働きを調整して食欲を抑えたり、血糖値を下げる役割のあるインスリンの分泌を促したりといった働きがあります。GLP-1受容体作動薬は注射で投与するものがほとんどですが、リベルサスは内服タイプです。そのため、服用しやすく近年注目を集めています。注射のような痛みを感じないことも、人気の理由といえるでしょう。
ただし、GLP-1受容体作動薬はあくまで2型糖尿病の治療薬です。ダイエットを目的として服用する場合は、保険適用外となります。
GLP-1受容体作動薬は、本来体内に存在するGLP-1というホルモンを補う薬です。GLP-1は、血糖値を下げる役割を持っています。
そもそも食事をして消化管に食べ物が入ってくると、小腸からGLP-1が分泌されます。GLP-1が体内に入ると血液中を流れて膵臓に行き、そこでインスリンを出すように命令。GLP-1の指示通りにインスリンが放出されると、血糖値が下がり始めるという仕組みです。この仕組みがうまく作動せずGLP-1が不足してしまうと、体は血糖値を下げることができません。
そこでGLP-1受容体作動薬の服用によって、GLP-1の働きを助け、血糖値を下げます。
リベルサスには、有効成分の濃度によって以下の3種類があります。
使用量が増えるほど効果が高く出るため、基本的には少な目の3mgから使用し始めます。3mgを4週間連続で服用し、服用した方の状態を観察するのです。そこで、継続した服用が必要だと判断された場合は、7mgを4週間以上服用します。重篤な副作用が見られないときには、14mgに増量する場合もあります。錠剤は3種類あるものの、患者さまの体調を見ながら適宜調整します。
承認されているリベルサスの効能効果は、以下のとおりです。
リベルサスは糖尿病の基本的な治療である、食事療法や運動療法を行っても、大きな成果が見られなかった場合に服用する薬です。胃腸の働きを緩やかにしながら食欲を抑えることで、血糖値を下げる効果のあるインスリンの分泌を促します。また、1日1回服用するだけで効果が持続するため、飲み続けやすい薬といえます。
ダイエット目的でリベルサスを服用する場合に期待できる効能効果は、以下のとおりです。
リベルサス自体には脂肪燃焼効果はありませんが、服用するとGLP-1がインスリンの分泌を促進するため、血糖値をコントロールできます。すると自然に食欲がなくなり、暴飲暴食を防げます。特に、普段の食事量が多い方は効果が表れやすいでしょう。また、胃腸の働きを緩やかにする役割もあることから、通常よりも少ない量で満腹感を得られるのも特長です。食事の摂取量が必然的に少なくなり、ダイエットにつながります。
さらには基礎代謝向上も見込めるため、ダイエット効果を得やすい体になります。効率よく脂肪を減らせるため、無理なく痩せられるでしょう。
2型糖尿病の治療に用いられ、かつ、ダイエット効果も期待できるリベルサスですが、医薬品である以上は副作用が発生するリスクがあります。リベルサスで起こり得る副作用は、主に以下のとおりです。
ほとんどの場合は軽度な症状であるものの、服用後に違和感がないか観察することは大切です。ここでは、どのような副作用が起こりやすいのか詳しく見ていきましょう。
リベルサスの服用によって起こり得る胃や腸に関する副作用は、主に以下のとおりです。
リベルサスで起きやすい副作用は、胃腸に関する症状です。特に、吐き気や下痢は発生頻度が高く、服用した方のうち約5%にみられるともいわれています。
ただし胃腸に関する副作用は、リベルサスの作用が強く現れただけだと考えられており、そのまま服用し続けると2~3週間ほどで解消されることが多い傾向にあります。
リベルサスを服用すると胃腸障害だけではなく、その他の副作用が現れる可能性もあります。考えられる副作用は、主に以下のとおりです。
リベルサスを服用した際に気を付けるべき副作用の一つに、低血糖があります。リベルサスを服用するとGLP-1によってインスリンが分泌され、血糖値を下げます。通常、糖尿病患者が服用するのであれば低血糖を起こすリスクは少ないものの、ダイエットによって極端な食事制限を行っている方が服用した場合、リスクが上昇します。低血糖を起こすと意識を失う危険性もあるため注意が必要です。もし違和感を覚えたら、すぐに医療機関を受診してください。
なお、過去に膵炎(すいえん)を患った経験がある方は事前に担当医師に相談しましょう。リベルサスは膵臓に働きかけて血糖値を下げる薬です。急激に膵臓への負荷がかかると、嘔吐を伴う激しい腹痛などに襲われる「急性膵炎」を発症する可能性があります。リベルサスによって急性膵炎が発症するリスクは極めて低いものの、膵炎を患った過去がある場合はリスクが上がるため、事前に相談しておくことが重要です。
リベルサスは、6時間以上何も摂取していない状態の空腹時に1錠ずつ水で服用しましょう。毎日同じ時間帯に服用する必要はありません。
お茶やコーヒーなど、水以外の飲料で服用するのは厳禁です。また摂取する水分はコップ半分以下の分量にしておき、必要以上の水を飲まないように注意してください。
さらに、リベルサスを飲んだ後は30分~2時間程度、飲食を控えなければいけません。用法用量を守りながら服用することで、十分な効果を得やすくなります。
リベルサスは全ての方が服用できるわけではありません。以下に該当する方は、服用せずに医師の指示に従ってください。
他にも、持病の関係でリベルサスの服用をおすすめできない場合があります。まずは、担当医師に服用しても問題ないかどうかを確認しておいてください。
また、リベルサスを服用しても効果がみられない場合や、飲み忘れてしまった場合なども、服用量を自己判断で変えるのは厳禁です。医師の指導の下、正しい用法用量を守って服用し続けましょう。
リベルサスは、早い方で服用3カ月からダイエット効果が現れるといわれています。ただし、効果の現れ方には個人差が大きいため、なかなか効果を実感できなくても自己判断することなく様子をみましょう。すぐに服用を止めてしまうと、食欲減退などのリベルサスの効果は得られなくなります。反動で暴飲暴食してしまったり、元の食事量の生活に元に戻ってしまったりするため、かえって体重が増えてしまうかもしれません。
数カ月継続した上で、それでもダイエット効果が現れない場合については、一度医師に相談するのがおすすめです。
リベルサスで痩せない理由は、主に以下のとおりです。
繰り返しになりますが、リベルサスはダイエット専用の薬ではありません。元々糖尿病の治療を行う薬であり、食欲を減退することでダイエット効果が得られるものです。そのため「飲めば痩せる」という考え方はせずに、ポイントを押さえながら気長にダイエットを続けることが大切です。
それぞれの痩せない理由について詳しく解説します。
リベルサスを服用してもダイエット効果を得られないときは、服用方法に誤りはないか再確認しましょう。服用方法が誤っているとダイエット効果を得られないだけではなく、副作用のリスクが高まります。そのためリベルサスを服用する際は、医師の指導の下、用法用量を守って正しく服用することが大切です。
なおリベルサスを服用する際は、他の薬との飲み合わせも確認しておかなければいけません。リベルサスを処方してもらう際に、確認しておくようにしましょう。
リベルサスの効果を活かしたい場合は、運動する習慣を身に付けましょう。リベルサスは食欲を抑える効果があり、それをダイエットに応用しているだけなので、消費カロリーが劇的に増えるわけではない点に注意しましょう。
美しいプロポーションを目指すには、適度な運動を続けることがポイントです。リベルサスの服用によって食欲を減らしつつ、運動によって消費カロリーを上げていくと良いでしょう。
リベルサスを服用しても痩せない理由の一つに、食生活の見直しを行っていないことが考えられます。リベルサスの服用前と同じ生活を続けていれば、ダイエット効果を感じられる可能性は低いでしょう。
リベルサスによって食欲を減退できれば、それを活かして食生活の改善をするのがおすすめです。例えば摂取カロリーを気にしたり、食物繊維やタンパク質を積極的に摂取したりするのもいいでしょう。栄養バランスを重視した食生活を送ることで、リベルサスの効果を実感しやすくなるはずです。
なお、リベルサスによって食欲を抑えた状態は服用後も常に維持できるようにしなければ、やめた途端にリバウンドしやすくなります。リベルサスの有効性を感じられるうちに、正しい食生活を築いてみてください。
リベルサスは、長期間服用することによってダイエット効果を得られる薬です。先ほども紹介したとおり、早い方でも3カ月ほどの服用期間が必要とされています。しかし、効果が現れるまでの期間は人によって異なるため、平均よりも時間がかかる方もいるでしょう。もしダイエット効果が得られないからといって自己判断で服用を中止してしまうと、リバウンドのリスクが高まるのはもちろん、そこから先のダイエット効果は望めません。
用法用量を正しく守り、なおかつ適切な食生活や運動習慣に気を遣っているにもかかわらず効果が現れない場合は、一度医師に相談すると良いでしょう。専門知識のある医師であれば、その後の対処法を教えてくれるはずです。
そもそもリベルサスに向いていないと、なかなかダイエット効果は得られないでしょう。リベルサスは服用することで食欲を減退させられ、自然とダイエット効果を得られる薬です。そのため元々痩せている方はもちろん、服用前から食事に気を付けている方にとっては、あまり効果を感じられないかもしれません。
リベルサスを服用する前は、自分の太った原因は何かを客観視してみるといいでしょう。例えば、ストレスや睡眠不足などが体重増加の原因となっている場合、リベルサスで食欲を減退するのではなく、ストレスを発散させたり睡眠不足を解消したりするほうが優先です。また、摂取カロリーはさほど多くないものの、消費カロリーも少ないのであれば運動習慣を取り入れて消費カロリーをあげていくことが大切です。
リベルサスはあくまで過剰な食欲を抑える薬であり、その結果としてダイエット効果を得られる仕組みです。例えば食欲と関係なくストレスなどで太ってしまった場合は、なかなか効果を感じないでしょう。自分の太った原因を突き止め、それを解決できる方法を実践していくことをおすすめします。
リベルサスでダイエット効果を得るためのポイントは、以下のとおりです。
リベルサスは飲めば痩せる薬ではないため、コツを抑えて服用することが大切です。それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
リベルサスでダイエット効果を得るには、正しく服用することが大切です。先ほども紹介したとおり、リベルサスは服用する際にいくつか注意点があります。それらの注意点を守りつつ、用法用量を守ることで効果を感じやすくなるでしょう。特に以下の点に注意してください
服用回数は1日1回
空腹時にコップ半分以下の水で飲む
なお、リベルサスは湿気や光に弱い薬のため、服用直前に開封するようにしましょう。正しくリベルサスを保管しなければ、品質にも悪影響を及ぼします。
リベルサスでのダイエット効果を感じたい方は、運動や食生活の改善を取り入れていきましょう。先ほども紹介したとおり、リベルサスを飲んだからといって自然に痩せるわけではありません。積極的に運動して消費カロリーを上げたり、食生活の改善を行ったりすることでダイエット効果を得やすくなります。あくまでリベルサスは、ダイエットをスムーズに進めるきっかけとなるものです。リベルサスがもたらす食欲減退をうまく活用しつつ、普段の生活を見直してみましょう。すると、効率よくダイエット効果を得られるはずです。
リベルサスでダイエット効果を得るためには、継続して服用し続けることが大切です。リベルサスは長期的に服用することで、初めてダイエット効果が表れる薬です。そのためすぐに効果を求めるのではなく、長期的に服用した上で様子を観察してみましょう。
なおリベルサスを中断する場合は、自己判断で行わずに医師の指導の下、実施していかなければいけません。自己判断で服用を中止すると、リベルサスによって減退していた食欲が一気に増加してしまいます。服用に関しては、医師に相談した上で決めていくのがおすすめです。
リベルサスのダイエット効果を得るためには、服用量を増やすのも一つの方法です。先述の通りリベルサスには3種類あるため、リベルサスの効果を感じにくい場合は、有効成分の多い錠剤に変えてもらうのもいいでしょう。ただし、自己判断で増量するのではなく、医師に相談の上で決めることが大切です。服用してからの体調の変化や副作用の有無など、全ての情報を比較検討した上で、増量するかどうかの判断をしてもらえます。
リベルサスはドラッグストアなどでは売られておらず、病院を受診すると処方してもらえる薬です。糖尿病の治療であれば保険が適用されるものの、ダイエット目的であれば保険適用外となります。
また、一般的な美容クリニックでも処方できる場合があるため、一度問い合わせてみるのも一つの方法です。価格はクリニックによって異なるため、併せて確認しておくと良いでしょう。
リベルサスは、個人輸入によって入手することも可能です。しかしさまざまなリスクがあるため、個人輸入はあまりおすすめできません。考えられるリスクは、以下のとおりです。
個人輸入でリベルサスを手に入れると、医師の説明を聞くことができません。そのため、適切な用法用量がわからず副作用のリスクが高まったり、正しい効果を得られなかったりするでしょう。正しく保管されておらず、品質が低下してしまっている可能性もあります。安心してリベルサスを服用するには、医師の診断を受けて処方してもらうことが大切です。
リベルサス以外でのダイエット方法として、美容医療やエステを活用するのも一つの方法です。美容整形などを行っているクリニックでは医療的なアプローチの痩身術を受けられます。例えば共立美容外科では、以下のような施術を提供しています。
それぞれの施術について詳しく見ていきましょう。
ダイエット外来では、食事療法を中心として健康的なダイエットの指導を行っています。例えば、ゼニカルと呼ばれる薬を服用すると、脂肪の吸収を抑えられます。ゼニカルは食事で取った脂質を体内で吸収せずに、便として直接排泄できる肥満症の治療薬です。食事と同時に摂取すれば、無理なく痩せられるでしょう。
他にも、サノレックスと呼ばれる薬を用いることで食欲を抑えることも可能です。サレノックスを服用すると空腹感を得にくくなるため、ダイエットをスムーズに進められます。また、共立美容外科では漢方を使ったダイエット外来も実施しており、患者様の要望に沿った痩身術を提供できます。
脂肪溶解注射「BNLS」は、気になる部分に注射することで部分痩せできる美容整形です。BNLSの主成分は植物由来となっており、脂肪溶解作用やリンパ循環作用、肌の引き締め作用が期待できます。
なお、BNLSは以下のような方に向いています。
脂肪吸引と比較すると効果は弱いものの、スムーズに部分痩せできる施術方法です。あらゆる部分に薬剤を注入できるため、理想の体型に近付けられるでしょう。またBNLSの場合、個人差はあるものの、施術後2~3日で効果を実感できます。なるべく早く痩せたい方にもおすすめです。
▼共立美容外科の「BNLS注射(脂肪溶解注射)」についての詳細はこちら
共立式KB脂肪吸引は、気になる部分の脂肪を吸引する施術方法のことです。脂肪細胞は縮んだり膨らんだりする性質を持っており、大きく膨らむことで太った体型に見えます。そこで脂肪細胞を吸引してしまうと、脂肪細胞自体の数が減るため痩せてリバウンドしにくい体を手に入れられます。
共立式KB脂肪吸引では、独自に開発して特許を取得した傷跡保護器具「KBシース」を使用しており、施術後の傷跡がほとんど残りません。また53種類ものカニューレ(吸引棒)を使用して施術を行うため、さまざまな場所の脂肪を吸引できます。
さらには皮膚が凹凸にならないように、医師の手の感触で確かめながら吸引を行っています。確かな技術力を持った医師が担当するからこそ、かなえられる職人技です。これにより脂肪を取りすぎることなく、美しいプロポーションを実現します。
▼共立美容外科の「共立式KB脂肪吸引」の料金や手術についての詳細はこちら
リベルサスは、2型糖尿病の治療薬として認可を受けている薬です。日本では保険適用外となるものの、ダイエットを目的として処方されることもあります。リベルサスを服用すると食欲が減退するため、結果的に痩せられるという仕組みです。
リベルサスのダイエット効果を十分に得るには用法用量を守り、継続して服用し続けるようにしてください。医師の指導の下、正しく服用することが大切です。ただし、あくまでも長期的に服用することが前提の薬のため、すぐにダイエット効果を感じることは難しいでしょう。
少しでも早くダイエット効果を感じたい場合や、リベルサス以外のダイエット方法を検討したい場合は、美容医療の利用も検討してみてください。共立美容外科ではダイエット外来をはじめ、お一人おひとりの状態に適した施術をご提供します。まずは、無料カウンセリングをご活用ください。
このページの監修・執筆医師
磯野 智崇(いその ともたか)
共立美容グループ 総括副院長
略歴
主な加盟団体
日本美容外科学会
日本美容外科学会認定専門医
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