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Kyoritsu Biyo Scrap(KBS)

サクセンダとは?効果や副作用について解説

公開日:2023年08月28日(月)

脂肪吸引・痩身
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ダイエットとは現状の食事の時間や質、量などを変えることで体形を改善する食事療法です。一日の中で食事を取る時間を決めたり、食事の内容や量を変えたりして、ある程度計画を立てながら進めていきます。ダイエットは意識して食生活を変えていかなければならないため、苦痛に感じてしまう方も少なくありません。そのためダイエットをサポートするサプリやカウンセリングなどさまざまなサービスが存在しています。

サクセンダもダイエットをサポートする医薬品の一つですが、どういった効果があるのでしょうか。本記事ではサクセンダについて効果や副作用、投与の方法などを解説します。

 

サクセンダとは?

GLP-1注射をしている女性

サクセンダとはノボノルディスク社の肥満治療薬(体重管理治療薬)で、GLP-1注射と呼ばれる注射の一つです。主にBMI30以上、もしくはBMI27以上で肥満関連の疾患がある方が肥満症の治療として使用します。米国食品医薬局(FDA)やヨーロッパ医薬品許可当局(EMA)、MFDS(韓国食品医薬品安全処)などで認可されていますが、日本では未承認薬であり、医薬品副作用被害救済制度の対象ではありません。

GLP-1注射とはグルカゴン様ペプチド-1(Glucagon-Like Peptide-1(GLP-1))受容体作動薬という薬剤を含んでいる注射の総称です。GLP-1注射にはサクセンダの他にビクトーザ、オゼンピックなどさまざまな種類があります。それぞれ使用する目的が異なり、サクセンダは肥満症の治療、ビクトーザやオゼンピックは糖尿病の治療が目的です。GLP-1受容体作動薬には複数の種類があり、サクセンダとビクトーザはノボノルディスク社が開発した「リラグルチド」、オゼンピックは同社が開発した「セマグルチド」という成分を使用しています。

 

GLP-1の食欲を抑える仕組み

GLP-1注射はなぜ肥満症や糖尿病の治療に使用されるのでしょうか。それはGLP-1が持つ『食欲を抑える働き』が理由として挙げられます。

GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1(Glucagon-Like Peptide-1))は人の体内に存在しているホルモンの一つで、炭水化物を摂取すると小腸から分泌されます。小腸から分泌されるホルモンはGLP-1の他にGIP(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド(Glucose-dependent insulinotropic polypeptide))と呼ばれるホルモンがあり、この2つを総称してインクレチンといいます。

インクレチン(GLP-1とGIP)の主な役割は食欲をコントロールすることです。例えば食事をした時に脳へ「満腹になった」と伝える働きや、胃の活動の抑制を促し消化をゆるやかにするといった働きをします。食事の量が少ない、食事の時間が遅れたなどが原因で血糖値が下がりやすい状態の時には、血糖値が下がり過ぎないように調節する作用も持っています。

GLP-1は分泌量には個人差があり、必ずしも性別の違いや、体の大きさに合わせて分泌量が変わるわけではありません。分泌量が少ない方であれば、食欲を抑えられずに食べ続けてしまいがちで、分泌量が多い方は、適度な食事の量でも満腹感を得やすいと考えられています。そうした特徴から、GLP-1の分泌量が少ない方は太りやすい傾向があります。

 

サクセンダとビクトーザの違い

次に、サクセンダとビクトーザの違いから、使用目的が異なるGLP-1注射の具体的な相違点を見ていきましょう。

先述のとおりサクセンダとビクトーザはリラグルチドというGLP-1受容体作動薬の薬剤を含有しているGLP-1注射です。どちらもデンマークのノボノルディスク社が製薬しています。2つの特徴は以下の通りです。

サクセンダ ビクトーザ
GLP-1受容体作動薬 リラグルチド リラグルチド
投与の目的 肥満症治療 糖尿病治療
1回の投与量 0.6mg~3.0mg 0.3mg~1.8mg
厚生労働省の承認 未承認 糖尿病の治療薬として承認

 

上記で分かるように、ビクトーザは1回の投与量の上限が1.8mgであるのに対し、サクセンダは3.0mgまで投与することが可能で、サクセンダの方がやや多いです。

 

サクセンダ自体にはダイエット効果はない

サクセンダはGLP-1受容体作動薬を体内に注射することで食欲を抑制させますが、サクセンダ自体に痩せる効果はありません。そのためサクセンダを注射しても食事の量が変わらず、普段通りに生活してしまっては、ダイエットの効果は得られないといえます。

詳しくは後述しますが、サクセンダには基礎代謝を増加させることも期待できることから、運動をしなくても内臓脂肪を減少させる効果が見込めます。しかし、効率的に痩せたい場合や、皮下脂肪のような落ちにくい脂肪を取りたい場合は、脂肪を燃焼させるための運動を取り入れることが必要です。

サクセンダはあくまでもダイエットを行う際の補助的な役割のものとして捉え、食事の時間や質、量などを見直したり運動を組み合わせたりすれば、ダイエットの促進につながるでしょう。

 

サクセンダの効果

ダイエット薬と聞くと依存性があるのではないか、体内に取り込み続けることで耐性が出てきてしまい体重減少の効果が低下するのではないか、といった心配をされる方もいますが、サクセンダは依存性が少なく、耐性も出にくいとされています。効果の度合いは個人差がありますが、投与を開始してから2週間程度で実感し始める方もいるようです。ここではサクセンダの主な効果として以下の5つを解説します。

  • 食欲の抑制
  • 血糖値のコントロール
  • 基礎代謝量の増加
  • 糖尿病の予防
  • 体重の減少

 

食欲の抑制

サクセンダに含まれるGLP-1受容体作動薬は食欲を抑制するのに有効です。繰り返しになりますが、体内に存在するGLP-1は炭水化物を食べると、脳へ満腹感を知らせたり、胃の運動を抑制を促し消化をゆるやかにしたりする働きがあります。GLP-1が「痩せるホルモン」と言われているのはこのためです。

ダイエットにおいて食事の制限をつらい、苦しいと感じる方は少なくありません。「空腹でも食べてはいけない」という抑圧はストレスとなり、我慢が爆発して暴飲暴食してしまうなど、ダイエットの失敗につながってしまうこともあります。

サクセンダは少量の食事の量で満腹感を得やすくなったり、消化がゆるやかになることで空腹感を感じにくくなったりします。ダイエットにありがちな食事制限のストレスなく食欲を抑制できる点は大きなメリットです。

 

血糖値のコントロール

サクセンダは血糖値のコントロールにも優れています。高血糖は血管の損傷や糖尿病に、低血糖は倦怠感や冷や汗など自律神経に関わる不調につながりかねません。サクセンダは血糖値が高い時に血液中の糖を減らす働きをします。

また血糖値を下げるというと、低血糖になってしまうのではと心配する方もいるかもしれませんが、サクセンダは血糖値が高くないときは基本的に作用しないため、低血糖になるリスクがほとんどありません。

 

基礎代謝量の増加

サクセンダは基礎代謝量を増加させる効果も見込めます。基礎代謝量とは生物が脳や体を動かすのに必要な最低限のエネルギー量のことです。基礎代謝量が増えるとエネルギーを効率よく発散できるようになり、内臓脂肪の燃焼もしやすくなります。

内臓脂肪とは胃や腸などの臓器の周りにつく脂肪です。内臓脂肪は皮下脂肪に比べて付きやすく落としやすい脂肪で、脳や体を動かすエネルギーが不足すると、皮下脂肪よりも先にエネルギーに変換されます。

基礎代謝量は体の大きさや年齢、性別、ホルモンの分泌量などによって個人差があります。厚生労働省によると日本人の基礎代謝基準値は男性で15~17歳がピーク、女性で12~14歳がピークです。そして加齢とともに徐々に基礎代謝量が減っていきます。(※)

特に30代以降は加齢も伴って痩せにくい体になりがちです。サクセンダの使用によって基礎代謝量を増やせた場合、効率よくエネルギーを消費する体をつくることができます。

e-ヘルスネット(厚生労働省).「加齢とエネルギー代謝」

 

糖尿病の予防

直接的な効果ではありませんが、サクセンダは糖尿病の予防にもつながります。糖尿病は血液中に含まれる血糖(ブドウ糖)が増え過ぎてしまう病気です。血糖が増え過ぎてしまう原因はさまざまですが、高血糖が慢性的に続いてしまうと糖尿病と診断されます。糖尿病になってしまった場合、インスリン治療などの血糖値をコントロールする薬や、その他血糖値を下げる治療薬を使用します。サクセンダは糖尿病治療薬ではないものの、血糖値の上昇を抑える作用を持っているため、糖尿病の予防に効果的であるといえます。

 

体重の減少

サクセンダによって食欲を抑制できれば食事の量が少なくなるため、体重の減少の効果が見込めます。特に必要以上に脂肪が付いている肥満症の方は、体重の減少が顕著に現れるケースが多いようです。

 

サクセンダの副作用やリスク

脱水にならないように水分を取っている女性

サクセンダの使用開始直後は副作用が起こりやすい傾向があります。症状の強さや治まるまでの期間には個人差があるものの、軽度の吐き気や胃のむかつきなどの症状は、およそ8週目くらいまでには体が慣れ、落ち着く方が多いようです。一定期間がたっても副作用が治まらなかったり、日常生活に支障を来してしまったりなど、深刻な症状がある場合は医師に相談しましょう。

 

消化器系の副作用

消化器系の副作用では以下のような症状が出る場合があります。

  • 吐き気、嘔吐
  • 食欲不振
  • 胃のむかつき
  • 倦怠感
  • 悪心
  • 下痢、便秘
  • 脱水症状

 

使用を開始してから体が慣れるまでは、胃の動きが緩やかになることで、軽い吐き気や胃のむかつき、下痢、便秘などの症状が現れることがあります。また下痢や嘔吐などの症状から脱水症状を起こすケースもあります。

 

その他の副作用やリスク

消化器系以外の副作用としては、頭痛やめまい、集中力の低下といった副作用が出る場合があります。また重篤なリスクとして、ごくまれですが以下の症状が出る場合もあります。

  • 低血糖…血中にある糖が必要な量より足りていない状態。冷や汗や手足の震えなど
  • アナフィラキシーショック…過剰な免疫反応。血圧低下、失神、口唇、血管浮腫など
  • 腸閉塞(ちょうへいそく)…小腸や大腸で腸の中の食べ物や便、消化液などがうまく肛門へ運ばれなくなった状態。腹痛や嘔吐感など
  • 急性膵炎(きゅうせいすいえん)…何らかの原因で膵臓が傷ついたり、異常を起こしている状態。激しい背中の痛み、激しい腹痛、発熱など
  • 胆石症(たんせきしょう)…胆汁の流れる胆道に石ができてしまう病気の総称。脇腹の痛みや嘔吐など

 

先述の通りサクセンダは高血糖の時だけ血糖を下げる働きを促しますが、極めて低い確率で低血糖が起こることが報告されています。低血糖の症状は冷や汗や手足が震える、吐き気がするなどです。その他、アナフィラキシーショック、腸閉塞、急性膵炎などの副作用もあります。副作用の症状が深刻な場合はすぐに医師に相談するようにしましょう。

 

サクセンダを使用できない方

サクセンダを含むGLP-1注射は以下の場合、使用してはいけません。

  • 18歳未満、70歳以上の方(未成年は保護者の同意が必要)
  • BMI18.5未満の方
  • 体脂肪率が男性は15%未満、女性は25%未満の方
  • 妊娠中、授乳中または妊娠の疑いがある方
  • 糖尿病、膵炎、胆石炎、胆嚢炎、重度の腎機能障害、肝機能障害がある方
  • 大きな腹部手術の既往がある方
  • 腸閉塞の既往がある方
  • 摂食障害がある、疑われる方
  • 内分泌疾患やステロイドなどの薬剤による肥満の方
  • 甲状腺疾患がある方
  • 多発性内分泌腫瘍症2型の家族歴がある方
  • うつ病などの精神疾患がある方
  • サクセンダ添加物にアレルギーを持つ方

 

GLP-1注射をして良いかどうかは、必ずクリニックにかかり相談するようにしましょう。

またサクセンダは以下の添加物を含んでいます。

  • リン酸水素二ナトリウム水和物
  • プロピレングリコール
  • フェノール など

これらにアレルギーを持つ方はサクセンダを利用できません。

なおサクセンダは糖尿病治療薬やインスリンと併用できないため、注意してください。

 

サクセンダが向いている方

それではサクセンダが向いている方はどういった方でしょうか。前提としてサクセンダが使用できない方を除き、以下のような方にはサクセンダがおすすめです。

  • ダイエットが継続的にできない
  • ダイエット中の食事制限に苦痛を感じる
  • ダイエットが終わった後、ダイエット前の食事量に戻ってしまう
  • 普段の食事の量がとても多い
  • 人より食事の量が多いのに満腹にならない
  • 食事がストレス発散になっている
  • ダイエットを通して食生活の改善や運動などを始めたいと思っている

 

サクセンダの入手方法

クリニックを受診する看護師

サクセンダの入手は、クリニックを受診し入手する方法と、個人輸入で購入する方法に大別されます。多くの方はクリニックを受診する方法を選ぶことが多いです。その理由としては、サクセンダの投与方法が自己注射だからという点が挙げられます。初めて自己注射をすることに対して不安に感じたり、注射方法が分からなかったりするため、クリニックを受診するのです。その他にはサクセンダを使用して問題ないか検査をしたい、そもそもダイエットのトータルサポートをしてほしいといった目的でクリニックを受診する方もいるでしょう。

一方でインターネット通販などで個人輸入し、購入することも可能です。安価で購入できるケースもあるため個人輸入を選択する方も少なからずいるでしょう。ただし個人輸入にはさまざまなリスクがあり危険です。ここではクリニックを受診して入手する流れと、個人購入の危険性を解説します。

 

処方までの流れ

クリニックでは一般的に以下のような流れでサクセンダを処方されます。

  • 問診表の記入
  • 身長と体重からBMIを測定
  • 診察・カウンセリング
  • 血液検査
  • 血液検査の結果の確認
  • 医師からサクセンダの打ち方の説明を受ける
  • 注意事項の確認と処方
  • その後定期的に通院し効果や副作用の確認

 

身長と体重からBMIを測定する段階では、サクセンダの投与対象となるかどうかのチェックを行います。先述の通りBMI18.5未満の方はサクセンダは使用できないためです。血液検査ではコレステロール値や血糖値、健康状態などを確認します。診察でサクセンダを処方して問題ないと診断されれば、自己注射の方法や注意事項について説明が行われ、処方となります。

 

個人輸入は危険

サクセンダを入手するもう一つの方法は個人輸入で購入する方法です。ただし個人輸入での入手は大変危険です。なぜなら個人輸入のサクセンダは商品の質を保証できないためです。例えば以下のようなトラブルが起きる可能性があります。

  • 有効期限が切れていた
  • 購入本数よりも届いた本数が少なかった
  • 偽物だった
  • そもそも送られてこない など

 

日本国内で正規に販売されている医薬品は日本の医薬品医療機器等法によって品質や有効性、安全性の確認がされていますが、個人輸入の場合これらの確認がされていません。例えば不衛生な場所で保管されていた可能性や不良品である場合も、あり得る話です。

また日本国内で正規に販売している医薬品は、適正に使用したにもかかわらず重大な健康被害が生じた場合に、救済するための公的制度(医薬品副作用被害救済制度)があります。しかし個人輸入した医薬品は対象外です。このためサクセンダは個人輸入などは利用せず、クリニックを受診することをおすすめします。

 

サクセンダの注射方法

ここからはサクセンダの注射方法について解説していきます。ここでの解説は一般的な内容になるため、詳細な手順やルールは処方を受けたクリニックの指示に必ず従うようにしましょう。

 

注射頻度と継続期間

一般的に、サクセンダは1日1回の自己注射を3カ月~1年程度継続していきます。サクセンダの効果や副作用の確認をするために、投与開始後は2週間~1カ月程度の間隔でクリニックに通院するケースが多いようです。問題なければ自己注射を継続して行っていきます。

 

投与量

サクセンダは1本あたり18mgのリラグルチドが含有されています。1回あたりの投与量は初めての注射以降、徐々に増量させていきます。例えば以下のようなスケジュールのケースが多いです。

投与開始1週間目…0.6mg×7日
2週間目…1.2mg×7日
3週間目…1.8mg×7日
4週間目…2.4mg×7日
5週間目以降…3.0mg×7日

副作用が強く現れてしまったり、少量でも大きな効果が出た場合は医師と相談して投与量を調整していきます。1回あたりの投与量が3.0mgになったら、3.0mgのまま投与を続けます。

 

保管方法

サクセンダは未使用の場合なら冷蔵庫で保管する方法が奨励されています。使用中のサクセンダも冷蔵庫での保管をおすすめしますが、もし難しい場合は直射日光を避け、室内の比較的涼しい場所で保管するようにしましょう。

また1度使用し始めたサクセンダは30日以内に使用し、30日を過ぎてしまったら破棄しなければなりません。適切に使用しなかった場合、何らかの副作用や健康被害が発生し生じても保証を受けられない可能性が高いため、使用方法は必ず厳守することが大切です。

 

注射するタイミング

注射するタイミングは特に決まりはありません。しかし副作用などの兼ね合いを考慮すると毎日同じ時間に使用するのが良いとされています。例えば朝8時に注射をすると決めたら、日によってお昼や夜の時間帯に投与するタイミングをずらすことなく、毎朝8時に注射を行いましょう。

毎日同じ時間帯に自己注射を打つというのは、慣れるまで時間がかかるかもしれません。1日1回の投与を忘れてしまったり、決まった時間に注射ができなかったりすることもあるでしょう。もし注射できなかった場合は、毎日注射している時間から12時間未満であれば、なるべく早めにサクセンダを注射し、次回はいつもと同じ時間に使用するようにします。12時間以上たってしまっていたらその日の注射は行わず、次回は毎日注射している時間に使用します。1回分打ち忘れたからといって、まとめて2回打ったり、短い間隔で2回打ったりしないようにしてください。

またサクセンダを注射しない期間が何日もあった場合は注意が必要です。その状況でサクセンダを3.0mgの投与量で注射すると副作用が出る可能性が高いため、0.6mgから再開することを推奨します。

 

注射方法

サクセンダを冷蔵庫から取り出したら、以下の手順でサクセンダを注射します。

  • キャップを取り外す
  • 付属の針をペン型注入器の先端にある差見込み口に装着する
  • 針がしっかりセットされているか確認する(空打ちする)
  • 投与する量の目盛りに調整する
  • 体に垂直になるようサクセンダを持ち、針を刺す
  • 注入ボタンを押したままの状態を6秒間維持する
  • 注射針を取り外す

 

針がしっかりセットされているか確認する際は、目盛りを一度「・・ー」という表示へセットし、空打ち(試し打ち)をしてください。問題なければ投与する量へ目盛りをセットします。実際に注射をする箇所は腹部や太もも外側、二の腕などの部位から選びます。注入箇所は毎回同じ部位である必要はありません。注入箇所を変えることによって硬結(こうけつ)の予防ができます。

 

破棄方法

使い切ったペン型注入器や使用済みの注射針は使い回してはいけません。使用後は以下の方法で破棄しましょう。

  • ペン型注入器…家庭用ごみで破棄できます。
  • 注射針…医療用破棄物のため家庭用ごみで破棄できません。

 

クリニックで処方されている場合は、クリニックが破棄方法を説明することがほとんどです。多くの場合はクリニック指定の専用の容器に入れ、処方したクリニックへ持参します。自分で破棄する場合は、必ず取扱説明書とお住まいの自治体が配布しているごみの出し方を確認し、従ってください。

 

サクセンダの投与を中止するとリバウンドの可能性がある

サクセンダの効果は投与中のみに限られ、投与を中止した後は食欲や基礎代謝などが元に戻っていきます。そのため投与を中止してからの食生活や運動は、サクセンダを使用している間に行っていたことを意識しながら継続しなければなりません。

食欲が元に戻ったことで食生活を元に戻してしまうと、リバウンドをしてしまう可能性は高いです。投与中は、食生活や運動をする習慣をしっかりと体になじませるように心がけましょう。

 

効率よく痩せたい方は共立美容外科へご相談ください

共立美容外科を紹介する看護師

サクセンダはGLP-1注射の一つで、ダイエットをサポートする役割を持ちます。食欲を抑制する、基礎代謝量の増加を促すなどの効果がある半面、気を付けたい副作用やリスクもあります。そのためサクセンダの使用を検討している方は、個人輸入などの方法で購入せず、クリニックにかかることが大切です。

共立美容外科ではサクセンダ(GLP-1注射)の取り扱いはありませんが、ダイエット外来を提供しています。ダイエット外来では例えば脂肪の吸収を抑制する「ゼニカル」、食欲を抑制する「サノレックス」といった内服薬を提案しています。効率よく痩せたい方はぜひ共立美容外科へご相談ください。

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このページの監修・執筆医師

  • 磯野 智崇(いその ともたか)

    磯野 智崇(いその ともたか)

    共立美容グループ 総括副院長

    • 略歴

      • 1995年
        聖マリアンナ医科大学 卒業
        1995年
        聖マリアンナ医科大学形成外科 入局
        1999年
        東大宮総合病院整形・形成外科 入職
        2002年
        共立美容外科 入職
        2009年
        共立美容外科 浜松院院長就任
        2020年
        共立美容グループ 総括副院長就任
    • 主な加盟団体

      日本美容外科学会
      日本美容外科学会認定専門医

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