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公開日:2022年10月08日(土)
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性別や年齢を問わず、脇下の汗や臭いでお悩みの方は多いです。
特に汗が多く出てしまう多汗症やわきがの臭いが強い方の中には、服に汗ジミができてしまったり、わきがの臭いを周囲に指摘されるなど、生活に支障が出てしまうこともあります。
汗の量や脇の臭いを抑えるにはどういった方法があるのでしょうか。
脇の汗や臭いを抑える方法にはいくつかあります。
例えば脇を切開し汗や臭いの原因である汗腺を切除する切開法や、切開せずに汗腺の機能をなくすミラドライ、一時的に汗腺の働きを抑えるボトックス注射などです。
これらの施術は皮膚科や美容外科などさまざまなクリニックで受けることができます。
本記事では、ミラドライについての解説と、ミラドライの施術を受けるクリニックの選び方などを解説します。
ミラドライは皮膚を切らずに多汗症やわきがの治療を行えるマシンのことです。
厳格な臨床試験や病理学的研究成果でも評価をされており、FDA(FDA 510k Clearance)を取得しています。
FDAはアメリカの厚生労働省にあたる機関です。
ミラドライは日本国内でも、厚生労働省より重度の原発性腋窩多汗症を治療する医療機器としてとして承認を得ています。
ミラドライによる施術は、マイクロ波という電磁波を脇にある汗腺へ照射することで、多汗症やわきがの原因になっているアポクリン腺、エクリン腺の機能をなくすものです。
機能を失った汗腺は再生しません。そのため多汗症やわきがに対して長期間の効果が得られます。
照射が何かしら皮膚へ影響しないかと心配される方もいるかもしれません。
ミラドライのマイクロ波は、水分の多い汗腺に熱を集中させて照射されるため、汗腺以外への影響を抑えることができるのです。
またミラドライのマシンは、ハイドロセラミック・クーリングという機能が備えられており、この機能によって表皮から真皮にかけての熱を冷却します。
このため表皮部分は照射熱から保護されます。
ミラドライの施術には以下のような特長があります。
詳しくは後述しますが、ミラドライは照射による施術のため脇の皮膚を切開することはありません。
切開術のように施術後の抜糸をすることがなく、基本的には通院も不要です。
またミラドライは汗腺を破壊することでわきがや多汗症の原因を断ちます。
一度機能を失った汗腺は再生しないため、半永久的に脇汗やわきがを抑えられます。
ミラドライは一般的には以下のような流れで施術を行います。
ダウンタイムはありません。
また、術後少しの腫れは見られますが、施術を受けた当日から日常生活を送ることが可能です。
ただし運動や入浴は控えるように指示されることが一般的です。
前述した通り、ミラドライは切開をしない、施術時間が短い、半永久的に効果が続く、ダウンタイムがないなどの特長があります。
そのためミラドライは以下のような方におすすめです。
それぞれ詳しく説明していきます。
人間の汗には、エクリン汗とアポクリン汗の2種類があります。
エクリン汗はエクリン汗腺から、アポクリン汗はアポクリン汗腺から出る汗です。
エクリン汗腺は全身に分布していて主に体温調節を行うために汗を出します。
エクリン汗は成分が主に塩で、サラサラしており臭いもそれほど強いものではありません。
一方でアポクリン汗腺は脇の下、耳の中、陰部など身体の一部に集中していて、特に脇に多く分布しています。
アポクリン汗は皮脂腺から分泌される皮脂と混ざり汗として出るため、脂質やタンパク質などの成分が含まれています。
そして脇の皮膚の表面に存在する常在菌によって分解されることで刺激臭が発せられるのです。
アポクリン汗腺の大きさや数は個人差があるといわれています。
アポクリン汗腺が多かったり、数が多かったりすると、アポクリン汗の分泌量が多くなる傾向があります。
分泌量が多い結果刺激臭も強くなり、これがわきがと呼ばれる状態につながるのです。
アポクリン汗腺は性ホルモンの影響を受ける機能のため、身体が子どもから大人になる第二次性徴期に臭いに気づきやすいと言われています。
わきがはそのままにしておいても身体に害は及ぼしません。
しかし周囲に不快に思われてしまうのではないか、という心配を持つ方もいるでしょう。
ミラドライの施術は汗腺の機能を失くすことで汗を抑えられるため、わきがの臭いの原因も抑える効果があります。
前述で汗にはエクリン汗とアポクリン汗の2種類があり、脇特有の臭いは主にアポクリン汗が原因であることをご紹介しました。
では汗が脇から滴り落ちるほど出てしまう状態はどちらの汗でしょうか。
体温調節や精神的に緊張している時に全身から汗が出てしまうのは、エクリン汗腺が主な原因です。
エクリン汗腺の機能が過剰に反応してしまうと、多量の汗が出てしまいます。
特に、体温調節が必要ない時でも汗が滴るほど出てしまう状態は、多汗症といわれます。
脇汗の量が多いと服にシミができてしまうため、汗の量を抑えたいと思う方は多いです。
ミラドライはエクリン汗腺の機能も失くすことができるため、施術することで脇汗の量を抑えることが可能です。
わきがや多汗症の傾向があるかどうかは、セルフチェックを行えます。
項目にあてはまる状態があるかチェックしてみましょう。
全ての項目に当てはまる場合は、わきが、多汗症である確率がかなり高いと言えます。
しかし当てはまる項目が少なかったとしても、本人が日常的に悩んだり、気にしてしまう場合は、一度クリニックなどに相談してみましょう。
ミラドライはわきがや多汗症の原因であるアポクリン汗腺、エクリン汗腺が集中する層へマイクロ波を照射します。
照射されたそれぞれの汗腺は機能を失い、再生することはありません。
そのため外科的手術と同じように半永久的な効果が期待できます。
施術後の効果も施術直後から実感できるメリットもあります。
わきがや多汗症の治療方法には、切開を行いエクリン汗腺とアポクリン汗腺そのものを切除する方法があります。
切開による手術は古くからある施術方法です。
アポクリン汗腺、エクリン汗腺、皮脂腺などを除去するため、わきがの治療方法としては理想的な方法ではあります。
しかし物理的に皮膚を切る施術では、合併症や傷痕が残るリスクがあるため切開手術はしたくないと考える方も多いでしょう。
ミラドライは、外側からマイクロ波を利用してわきが・多汗症を治療するため、皮膚を切る必要がありません。
また皮膚を切らないため短い時間で施術できるというメリットもあります。
ミラドライの施術を提供しているクリニックはたくさんあります。
選び方のポイントは以下の通りです。
それぞれ詳しく解説していきます。
選び方で一番重要なのは、施術内容や料金形態がわかりやすいかどうか、ということです。
例えばWebサイト上で、ミラドライがどのような施術なのかを説明していないクリニックよりも、わきがや多汗症にどういった効果があるのか、そのクリニックではどういった施術が行われるのかをしっかり記載しているクリニックのほうが安心できます。
料金形態においては、ミラドライのような照射やレーザーでの治療は、照射範囲や照射回数によって料金が変わることが多いです。
そのため場合によっては、照射範囲が狭く照射回数も少ない安い料金を大きく宣伝し、実際に必要な照射範囲、照射回数では高額な請求をされることがあります。
料金が高額になることがわからないような料金形態を、Webサイトに掲載している場合もあるでしょう。
曖昧な施術内容や、わかりづらい料金形態ではないクリニックを選びましょう。
Webサイトで施術の流れや効果などを説明しているかどうかも選ぶポイントです。
ミラドライの特徴やマシンの仕組み、施術による効果といった基本的な情報はもちろん、注意事項やよくある質問などが細かく説明されているということは、施術を受ける方へ配慮できるクリニックである可能性が高いためです。
また施術の流れについては、それぞれのクリニックによってカウンセリングの方法や、麻酔の仕方、施術後の処理の仕方などは変わります。
Webサイト上で施術内容がイメージできるクリニックを選ぶようにしましょう。
ミラドライを施術しているクリニックは、ミラドライ認定医という認定証を得て施術をしている医師が在籍している場合と、そうでない場合があります。
多くの場合はミラドライ認定医が在籍しているはずですが、クリニックによっては在籍していない場合もあり得ます。
Webサイトや来院した際に、ミラドライ認定医がいるかどうかを確認するようにしましょう。
またミラドライでは照射を行う前に麻酔をするので、日本麻酔科学会の専門医や認定医、厚生労働省認定の麻酔科標榜医などが在籍しているかどうかも確認しクリニックを選ぶことをおすすめします。
ミラドライは切開せずに施術ですが、ただ単にミラドライのマシンで照射をすれば良いのではありません。
脇には汗腺の他に神経や血管も多く通っており、人それぞれ個人差があります。
皮膚の状態や人体の構造をより熟知し、その方の脇の状態をしっかり把握できる医師であることが重要です。
判断基準としては、クリニックでの外科治療実績の有無が挙げられます。
Webサイトの施術メニューや、症例実績などで外科治療の実績の有無をチェックしてみましょう。
注意点としては、広告の情報や価格だけで判断しないようにしましょう。
広告の価格より実際の金額が大きく上回ってしまったというケースがあります。
安い料金には安いなりの理由があるということです。
施術において、麻酔や専門の医療機器、消耗品など必要なコストは必ず発生します。
例えば、消耗品のチップを数人で分けて使用しているという可能性もゼロではありません。
平均的な価格を下回るような料金で施術している場合は、なぜ他のクリニックに比べ安く施術できるのかをしっかり確認するようにしましょう。
※なお当院はチップの使いまわし等は一切しておりません。
ミラドライの施術を受ける対象が子どもや思春期の年齢の場合は、子どもと医師の相性も大切です。
医師との相性というのは、子どもが医師に対して不信感や不安を感じないかどうかということです。
特にわきがや多汗症は周囲から嫌がられたり、臭いを指摘されたりなど、子どもにとって心に負担を強いるような経験をしているケースがあります。
さまざまなケースがあるので一概には言えませんが、そうした子ども特有の悩みや心情に寄り添いカウンセリングを行える医師に施術を依頼すると安心です。
また子どもは痛みに敏感であるため、施術に際しての痛みを丁寧に説明し、痛みに対して配慮がしっかりとできているクリニックを選ぶのもポイントです。
ここからは共立美容外科のわきが・多汗症治療の特長を紹介していきます。
ここで紹介する特長は以下の5つです。
共立美容外科ではミラドライ以外にもさまざまなプランを用意し、わきがや多汗症などの症状や悩みにあわせた施術を行えます。
先述の通りミラドライは、皮膚を切らずにわきがや多汗症の治療が行えます。
共立美容外科のミラドライでは、痛みや腫れを抑えるために超音波を使います。
麻酔注射後に超音波をかけることで、麻酔を拡散し浸透させ、少ない麻酔量でも痛みを和らげ患部の負担を少なくさせます。
また詳しくは後述しますが、ミラドライ施術では汗腺の多い場所に1回の施術で2回照射する「ダブル照射」「ツーパス」「重ね打ち」と呼ばれる方法があり、希望の方には2回照射することが可能です。
超音波+ローラークランプの施術方法は、共立美容外科が特許を取得した手術方法です。
麻酔を浸透しやすくするため、超音波をあてた後、ローラークランプという専門の器具を使用します。
ローラークランプは脇にほんの4mm程度の穴をあけ、臭いや汗の元となるアポクリン汗腺やエクリン汗腺を吸引することで、物理的に汗腺を除去します。
ローラークランプを使用する時にあける穴は、切開法と比べると非常に小さく、施術後の傷跡がほとんど気になりません。
一般的に「吸引法」と呼ばれる施術がありますが、ローラークランプは吸引法で使われる吸引棒(カニューレ)に加えて、特殊なローラーがついています。
このローラーが皮膚を押さえることで、エクリン汗腺やアポクリン汗腺を広範囲に取り除くことが可能です。
また共立美容外科では、ローラークランプと皮膚の摩擦によって皮膚がダメージを受けないように、KBシースという傷跡保護器具の装着も行います。
ミラドライはわきがや多汗症の悩みを解消できる方法ですが、個人差があります。
例えば重度のわきがの方が治療を行う場合はミラドライよりも超音波+ローラークランプを行った方が効果を得られやすいです。
▼共立美容外科で人気のローラーランプ法の料金や手術方法についての詳細はこちら
わきがの切開法にはさまざまな種類があります。
分かりやすい分け方としては、保険適用の手術と自由診療の手術の、2つのパターンです。
まず、日本で保険適用の手術には「切除法」と「剪除法」の2種類があります。
切除法は汗腺類、皮脂腺、毛根を皮膚ごと根こそぎ剥き取る方法で、剪除法はハサミでアポクリン汗腺を切り取ってゆく手術方法です。
物理的に汗腺などを切除するため効果が高いとも言われていますが、切除法も剪除法も脇に大きくメスを入れる切開法のため、大きく傷跡が残ってしまう特徴があります。
一方で自由診療は切開した傷跡をなるべく残さないように、見た目においても重点を置いた手術です。
自由診療の手術は「皮下組織掻爬法(ひかそしきそうはほう) 」「吸引法」「PMR法」などさまざまな種類があります。
手術の方法は脇の皮膚に小さくメスを入れそこから細い器具を挿入し、汗腺類を掻き取ったり、吸引したりといった方法があり、種類によって異なります。
切開する範囲が小さいため、保険適用の手術より傷跡が分かりにくいです。
共立美容外科のWebサイトではミラドライや超音波+ローラークランプ法など、それぞれの施術に対してWebページを用意しています。
これは、施術を受ける方に施術のイメージを持ってもらいやすくすることで、不安を少しでも取り除きたいと考えているためです。
各ページでは、それぞれの施術の内容や流れ、使用する麻酔や器具のことや注意点などを詳しく解説しています。
Webページで解説するだけでなく、動画でも機器や施術の流れ、施術をしたときの痛みの感じ方などをわかりやすく紹介しているので、ぜひ視聴してみてください。
共立美容外科には、ミラドライのプログラムを修了した公式認定医が在籍しています。
さらに解剖学を熟知した医師が施術を行っているため、安心してミラドライの施術を受けていただけます。
なおミラドライを検討している方の中には、施術が痛いのではと心配される方もいるかもしれません。
当院には日本麻酔科学会の専門医、認定医、厚生労働省認定の麻酔科標榜医などが在籍しています。
経験豊富な医師が、ミラドライ治療用に独自の麻酔法を考え、痛みの少ない施術を心がけています。
人間の脇は皮膚が他の部位よりも敏感で、皮膚の下には多くの神経や血管があります。
ローラークランプや切開法、ボトックスを行う上で大事なことは、そうした神経や血管を傷つけずに施術を行う知識と経験です。
そしてミラドライも、ただ単にマシンで照射すれば良いのではありません。
脇の皮膚の下の構造を熟知している医師が行うことで、施術を受ける方一人ひとりにあわせた施術ができます。
共立美容外科では解剖学を意識しながら施術を行い、再発や失敗をしないように丁寧な施術を行います。
ミラドライの施術には「ダブル照射」「ツーパス(2パス) 」「重ね打ち」と呼ばれる施術方法があります。これは1回の施術で2回同じ部分に照射を行う方法です。
当院でミラドライを受けられた方のデータでは、ミラドライは多汗を80%~90%、臭いを50~60%程度減らす効果がでています。
ただし汗腺の大きさや数は個人差があるため、効果の度合いは人それぞれです。
そのため共立美容外科では、施術を受ける方が希望した場合、ダブル照射を行ってしっかりと施術を行えるようにしています。
ミラドライは皮膚を傷つけずにわきがや多汗症を抑えることができる施術です。
多くのクリニックで受けられますが、クリニックによって施術の内容や料金が異なります。
料金の安さだけで選んでしまい効果があまり感じられなかった、というケースや、照射範囲や回数が足りず予算より高くなってしまった、ということがないよう、クリニック選びは慎重に行うようにしましょう。
当院は1989年の開院以来、わきがや多汗症の研究を日々続けながら多くの治療を行っています。
豊富な知識と実績のもとに痛みや腫れの少ない方法でミラドライを受けることが可能です。
ミラドライの施術をご検討の方はぜひご相談ください。
このページの監修・執筆医師
磯野 智崇(いその ともたか)
共立美容グループ 総括副院長
略歴
主な加盟団体
日本美容外科学会
日本美容外科学会認定専門医
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