わきが・多汗症治療
“ミラドライ”
最終更新日: 2024年09月02日
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記事:監修医師
日本美容外科学会会員
日本美容外科学会認定専門医
玉田 洋
ミラドライとは?
ミラドライは皮膚を切ることなくわきが手術・多汗症治療を行えるマシンです。マイクロ(電磁)波エネルギーを利用して、汗腺(水分子)をターゲットとし、わきが・多汗症の原因であるアポクリン腺、エクリン腺の機能をなくしていきます。
失われた汗腺は再生しませんので手術同様、長期間の効果をもたらします。米国のFDAも取得しているマシンなので安心してお受けいただけます。
このようなクリニックにご注意
『安いモノには安いなりの理由があります。』
20万円を切る価格で行っているクリニックがあるようですが、消耗品のチップを数人で分けて使用しているようです。
安いモノには安いなりの理由があります。
カウンセリング時に、どうして安いのか確認することをお薦めします。
当院はチップの使いまわし等は一切しておりません。
日本美容外科学会専門医の磯野分院院長が動画で解説
実際に行った超音波+ミラドライの施術を基に、日本美容外科学会専門医の磯野分院院長が分かりやすく動画で解説しています。
この動画では実際にミラドライを当てている状態や直後の腫れや内出血の状態などをご確認いただけます。
4つの特徴
皮膚を切らないで治療可能
傷のない短い施術時間の治療
長期間の効果
ダウンタイムなし
皮膚を切らないで治療可能
ミラドライは、外側からマイクロ波を利用して、わきが・多汗症を治療するため、皮膚を切る必要がありません。
物理的に皮膚を切らないため、合併症などのリスクが大幅に減り、安心して治療をお受けいただけます。
傷のない短い施術時間の治療
皮膚表面を切ることがないので傷痕を気にする必要はありません。また、皮膚を切らないので、片側約20~30分、両側合計約60分と短い時間で治療できます。
長期間の効果
外科的手術と同じく長期間の効果が期待できます。効果も治療終了直後から実感していただけます。
ダウンタイムなし
ダウンタイムはありません。また、術後少しの腫れは見られますが、施術を受けた当日から日常生活が可能です。ただし運動や入浴は控えていただくことになります。
共立美容外科のミラドライの5つの特徴
「超音波」をプラスして、痛み・腫れを抑える
万全のフォロー体制
ミラドライ認定医在籍医療機関
解剖学を熟知
豊富な症例と、研究の成果
「超音波」をプラスして、痛み・腫れを抑える
共立美容外科が独自に試行錯誤した結果、最初に超音波をかける事で、麻酔注射後の麻酔を拡散し浸透させる事ができ、少ない麻酔の量(水分量も)でも、痛みを和らげることができる事が分かりました。
ミラドライに超音波をプラスした共立美容外科独自の「超音波+ミラドライ」は他院に比べ、患者さんに負担が少なく「痛み」や「術後の腫れ」を少なくできると考えています。
また、超音波をプラスしたからといって、その分の料金を高く設定していません。
万全のフォロー体制
ミラドライは、切らないわきが・多汗症治療ですが、どんな体質の人のわきが・多汗症に対しても万全な治療というわけではありません。
当院で受けられた方のデータから、ミラドライは、多汗については80%~90%減、臭いに対しては、50~60%減程度の効果になります。重度の臭いの場合は超音波+ローラークランプ法をお勧めしています。
臭いは主観的なものなので、もし、施術をお受けになられて、ご満足いただけなかった場合は、超音波+ローラークランプ法を、ミラドライを受けられた方限定の価格、¥242,000でお受けいただけます。
ミラドライ認定医在籍医療機関
当院には、ミラドライのプログラムを完了した公式認定医が在籍しています。そのため、安心して治療をお受けいただけます。
解剖学を熟知
人の脇の下には、多くの神経や血管、筋肉が存在しています。大事な神経や血管を傷つけないようにするために、当院の医師は皆、解剖学を熟知しています。
また、アポクリン汗腺やエクリン汗腺は皮膚の表面に近い部分にあるため、皮膚表面を傷つけないように解剖学を意識しながら施術を行います。当院では、解剖学を熟知し、再発や失敗をしないように丁寧に治療を行っています。
豊富な症例と、研究の成果
当院は1989年の開院以来、数多くのわきが手術や多汗症治療を行うと同時に、日々患者様にご満足いただけるよう、研究してきました。
その結果、豊富な症例をもとに、わきが・多汗症に関する専門書も出版しています。
ダブル照射 -重ね打ち-
患者様のご希望があれば、汗腺の多い個所には、1回の施術で2回照射します。
ご希望の方は医師にお伝えください。
「ダブル照射」や「ツーパス(2パス) 」、「重ね打ち」と呼ばれています。
超音波+ローラークランプ法と、超音波+ミラドライの比較
ミラドライの効果は、汗に対しては80~90%減、臭いに対しては60~75%減のイメージを持たれると分かりやすいです。
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重度の臭いになる場合は、超音波+ローラークランプ法をお勧めします。
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当院が第一に考える治療のポイント
ミラドライの「術中の痛み」や「術後の腫れの度合い」は、麻酔のかけ方が「上手い」か「下手か」が大きく影響していると考えています。
当院では患者様に負担のかからない治療を心掛けています。
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機器を豊富に揃え、「ミラドライ専門クリニック」と謳っているクリニックがあるようですが、皮膚の構造、臭い、多汗に関しての知識がないところが多いようです。正しい知識及び外科的治療実績のあるクリニックを選ばれることをお薦めします。
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麻酔の専門医が在籍
共立美容外科には麻酔の専門医がいます。そのため、安心して施術を受けて頂けます。
共立美容グループには、日本麻酔科学会の専門医、認定医、厚生労働省認定の麻酔科標榜医などが在籍しています。
また、経験豊富な医師が、ミラドライ治療用に独自の麻酔法で対応していますので、安心して施術をお受けいただけます。
極細針を使用
麻酔の注射は極細針を使用するためほとんど痛くありません。また、豊富な経験を有する医師が麻酔をかけるため痛みが少ないように注射します。
米国FDAを取得
ミラドライは、厳格な臨床試験及び病理学的研究成果でも評価をされており、アメリカの厚生労働省にあたる機関からFDA(FDA 510k Clearance)を取得しています。
ミラドライの特徴
ミラドライは、マイクロ波を利用して、わきが・多汗症を治療します。
マイクロ波は極性分子(水分子)に選択的に吸収されてエネルギーが熱に変換されます。マイクロ波加熱は、熱伝導や対流を無視でき、かつ急速で均一に加熱されるという特徴があります。
ミラドライは水分の多い汗腺をターゲットとして、汗腺付近にエネルギーを集中させます。またエネルギーの集中により、汗腺以外への影響が最小限に抑えられます。
ミラドライの仕組み
わきが・多汗症の原因である「アポクリン腺」「エクリン線」が集中する層へマイクロ波を照射します。
冷却されている表皮から真皮は抵抗が少ないので、エネルギーはより深部に届きます。
マイクロ波の周波数は、真皮は通過しやすく、一方で皮下脂肪では抵抗を受けるエネルギーが選択されています。このため、皮下脂肪層と真皮の境界にエネルギーが蓄積されます。そしてエネルギーは汗腺に吸収されていきます。
ミラドライシステムは熱の及ぶ深さと照射幅を最適化するように設計されています。
ミラドライの冷却システムは、ハイドロセラミック・クーリングによって表皮から真皮にかけて冷却していきます。 この冷却によって表皮部分は熱から保護されます。
皮下脂肪層の抵抗と表面からの冷却によって、熱の影響は汗腺があるエリアに集中して、 脂肪層より深部への著しいダメージはありません。
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一度破壊された汗腺は再生しないので、効果が持続することが確認されています。
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このようなクリニックには注意しましょう
このようなクリニックには注意しましょう。
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保険治療でのわきが手術を謳っているクリニックで、「あなたの場合は保険の適用外です」や、女性に対しては「保険の治療では傷跡がひどく、わきを出せない」などの理由で、高額な自由治療の手術をすすめられたと、不信感を抱き、当院を訪れる患者さまが増えています。
数万円でできるなら、と思っていたら何十万円もかかった、と後悔する前に、クリニック選びは慎重に行うことをお奨めします。
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超音波やレーザーなどで治すというクリニックに多いのですが、「わきの範囲(照射面積)」によって料金が変わることがあり、広告に出ている安い料金はごくせまい範囲で、わき全体だとありえないほど高額な請求をされることがあります。
事前に「範囲(照射面積)によって料金が変わらないか?」を確認し、変わるのであれば自分のわきの範囲(タテ何cm、ヨコ何cm)を伝えて、大体の金額を聞くことをお奨めします。
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他の照射系の治療法との比較
ミラドライ | ウルセラドライ | ビューホット | |
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利用するエネルギー | マイクロウェーブ | 超音波高密度焦点 (HIFU) |
RF (高周波) |
治療効果 | ◎ ※汗腺の焼灼に十分な熱エネルギーに変換され、ほぼ汗腺がある全体層に行き渡ります。 |
△ ※温度は高くなりますが、点の施術の為、汗腺にあたらないことがあります。 |
× ※施術部位の温度が高くないため、汗腺にダメージを与えることが出来ません。 |
安全性の高さ感染症ややけどのリスク | ◎ ※アメリカ・FDAの安全性基準をクリアし承認を得ています。 |
× ※汗腺にダメージを与える熱量のコントロールが難しい為にやけどのリスクが高い |
× ※針をわきの中に刺すので感染を起こすリスクが高い |
利用するエネルギーがわき汗と臭いの専用機器 | YES | NO ※フェイスリフトが主体 |
NO ※フェイスリフトが主体 |
製造国の医療機器承認の有無 | YES ※脇下多汗症専用治療器としてアメリカFDAの承認を得ています。 ※国内では、厚生労働省より重度の原発性腋窩多汗症として承認を得ています。 |
YES ※製造国のアメリカではフェイスリフトとして承認を得ています |
× ※製造国の韓国でも承認を得ていません |
どの季節でもお受けいただけます
ミラドライは、ダウンタイムが少ない治療で体に負担があまりかからないので、どの季節でもお受けいただける治療になります。
施術の流れ
施術の流れをご紹介しています。
ご覧になりたい方は、下記「ミラドライの施術の流れはこちら」をクリックしてください。
よくあるご質問
ミラドライに関するよくあるご質問に対して、児玉肇医師が回答しました。
児玉医師は、日本麻酔科学会の麻酔科認定医でもあります。
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施術後の圧迫固定の必要はありますか?
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施術後の圧迫固定の必要はございません。術後2~3日はアイスパックで冷やすだけです。
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治療時間はどのくらいがかかりますか?
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治療時間は通常約60分かかります。
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治療後、通院する必要はありますか?
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通院の必要ありません。また入院の必要もありません。気になることがあれば、医師にご相談下さい。
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通常の活動に戻れるのはいつですか?
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ほとんどの患者様は、治療直後に通常の生活に戻ることができます。入浴は3日間できませんが、シャワーは当日から可能です。運動も1週間はお控え頂きます。また、痛みや腫れを緩和するために治療後2~3日は、定期的にアイスパックを脇の下にはさんで冷やして下さい。
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わき毛は減りますか?
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個人差によりますが、わき毛が減少することもあります。脱毛効果がないというわけではなく、多少脱毛効果がありますが、個人差があります。
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脱毛に通っていますが、治療できますか?
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脱毛とミラドライを同時に実施することはお勧め致しません。レーザー脱毛をしてから最低2ヶ月をおいて治療を受けて下さい。また治療後は少なくとも2~3ヵ月の期間を開けてから脱毛を行って下さい。
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他院でわきがの手術をしたのですが、ミラドライを受けられますか?
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6ヶ月後から出来る場合があります。出来るかできないかは、皮膚の状態を見て医師の判断によります。大きな目安としては皮膚が硬いか硬くないかにより判断します。
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超音波+ローラークランプ法でわきがのオペをしたのですが、効果に満足しなかったのですが、ミラドライを受けられますか?
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6ヶ月後から出来る場合があります。出来るかできないかは、皮膚の状態を見て医師の判断によります。大きな目安としては皮膚が硬いか硬くないかにより判断します。
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わきが・多汗症チェック
1つでも当てはまる方は、わきが・多汗症にあたる場合があります。症状が気になる方は専門医にご相談ください。
- 他人から臭いを指摘されたことがある
- 汗をかくと洋服に黄色い汗ジミがつく
- 耳アカは湿っているほうだ
- 両親のどちらか、または両方わきがである
- どちからといえば毛深い方だ
- 肌は脂性である
- ストレスが多いと感じる
- 野菜より、肉に目がない
- 脂っこい食べ物が好きなほうだ
- お酒、タバコは好きなほうだ
- 脱いだ靴下や靴が臭いと感じる
- 汗をかくほうだ
- 緊張したり興奮したりすると汗ばむ
ミラドライの概要
手術料金 |
超音波+ミラドライ(シングル照射)¥249,800 【9月価格】¥199,800 ※カウンセリング後当日に施術で¥189,800 超音波+ミラドライ(ダブル照射)¥367,400 |
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手術時間 | 約60分 |
通院回数 | 1回 |
回復までの期間 | ダウンタイムほとんどなし |
カウンセリング当日の治療 | 可 |
入院の必要性 | なし |
制限事項 | 運動はしばらく行わないで下さい。入浴は翌日から、シャワーは当日から可能です。 ただし、治療個所を過剰に濡らしたり温めたりはしないで下さい。 痛みや腫れを緩和するために治療後2-3日は、定期的にアイスパックを脇の下にはさんで冷やして下さい。 |
仕事・外出 | 可 |
その他特記事項 | なし |
対応医院 | 全国の共立美容外科で受けられます。 新宿院、銀座院、渋谷院、池袋院、立川院、札幌院、仙台院、宇都宮院、高崎院、大宮院、千葉院、柏院、横浜院、浜松院、名古屋院、京都院、大阪本院、梅田院、神戸三宮院、岡山院、高松院、福岡院、大分院、熊本院 |
- 表示料金は目安の金額となります。
- 術後のアフターフォローもしっかりしております。追加料金は一切かかりません。
いつでもご遠慮なく、担当医にご相談ください。
わきが・多汗症関連コラム
共立美容外科で受けられるわきが手術
このページの監修・執筆医師
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医師
玉田 洋(たまだ ひろし)
日本美容外科学会認定専門医
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略歴
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- 1990年
- 愛媛大学医学部卒業
- 1990年
- 愛媛大学付属病院入局
- 2004年
- 共立美容外科高松院院長就任
- 2020年
- 共立美容グループ 中国四国エリア統括院長就任
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主な加盟団体
日本美容外科学会会員
日本美容外科学会認定専門医
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