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Kyoritsu Biyo Scrap(KBS)

ボトックス注射で起こり得る8つの副作用・リスクと対処法を解説

公開日:2022年03月29日(火)
最終更新日:2024年04月15日(月)

しわ・たるみ
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美容クリニックが行っているボトックス注射はメスを使わず、ダウンタイムが少ないことから初めての方でも受けやすい美容医療と言えるでしょう。

しかし、ボトックス注射を検討する際にはメリットや効果だけではなく、施術で起こり得る副作用やリスクについてもしっかりと理解しておく必要があります。

本記事では、ボトックス注射で起こり得る8つの副作用とリスク、その対処法について解説していきます。

 

ボトックス(ボトックス注射)とは?

頬にボトックス注射をしているところ

ボトックス注射とは、A型ボツリヌス毒素成分を注射器で注入して筋肉の働きを弱めることで、小顔・リフトアップ効果やシワ、エラ張りを改善する効果が期待できる美容医療です。

毒素成分と聞くと驚かれるかもしれませんが、ボトックス注射に使われる薬剤はボツリヌス菌から抽出した天然たんぱく質が主成分であり、毒性はなく、人体に投与しても安全です。

エラが張った部分やあごの筋肉にボトックスを注入すると、筋肉の働きが緩んで筋肉が落ち、フェイスラインがスッキリして小顔効果が期待できます。

その他にも、表情ジワが出ないように改善・予防したり、毛穴の開きやたるみの改善、多汗症やワキガの改善、筋肉が盛り上がった部位を痩身する効果など、ボトックス注射は幅広い目的で行われています。

ボトックス注射にかかる施術時間は5分程度と短く、注入後約2日〜1週間くらい経つと効果が表れ、その効果の持続期間は4カ月〜6カ月ほどです。

 

ボトックス注射で起こり得る8つの副作用・リスク

ボトックスを手に取っているところ

ボトックス注射は、メスを使わずに極細の注射器を使って注入するため、術後のダウンタイムがほとんどなく、副作用やリスクも少ないとされています。

しかし注射器を使う以上痛みや腫れ、内出血などの症状は起こります。また、まれなケースではありますが、アレルギーや頭痛を引き起こすこともあるため注意が必要です。

ここからは、ボトックス注射で起こり得る副作用やリスクを詳しく解説します。

 

1)注入時の痛み

施術では、痛み対策として麻酔をしてから注射を行いますので、施術中の痛みはほとんどないでしょう。ただし、肌に針がチクッと刺さったような痛みはあります。

痛みの感じ方は人によって異なりますので、心配な方はクリニックの医師に最低限の痛みに抑えてもらうように相談してみるとよいでしょう。

 

2)腫れ・内出血・むくみ

ボトックス注射は肌の表皮に細い針を刺して注入します。切開する施術のような傷跡は残りませんが、注入した部位に腫れや内出血、むくみ、かゆみなどが起こることがあります。

時間の経過とともに症状は落ち着いていき、1週間くらいで症状が治まることが多いです。

術後の腫れや内出血、むくみなどの症状は担当医の技術力によっても差が出ますので、術後の症状を抑えるために技術力のある医師を選ぶことが大切です。

 

3)アレルギー反応

ボトックスを注入することで体内で異物と察知して、アレルギー反応が起こり、腫れや赤み、かゆみなどの症状が現れることがあります。

アレルギー症状は、1週間〜1カ月で治まることがほとんどです。

深刻なアレルギー症状が出ることはまれですが、万が一アレルギーの症状が長引く場合はクリニックの担当医に相談しましょう。

 

4)嚙む力が弱まる

エラ張りを目立たなくしたり、小顔効果を目的としたボトックス注入の場合、噛む時に使われるあごの筋肉を緩めることから、食事中に噛む力が弱まったと感じることがあります。

噛む時に違和感があったり、硬いものが噛みにくいと感じるかもしれませんが、この症状も時間の経過とともに治まっていき、1週間ほどで気にならなくなるでしょう。

 

5)頭痛がする

ボトックス注射をすると、今までとは違う筋肉が働いて顔のバランスが変わります。それにより、筋肉が疲労して頭痛がしたり、倦怠感などが現れることがあります。

術後の頭痛や倦怠感の症状は安静に過ごしていれば数日間で治まっていきますが、発熱や吐き気、めまいといった症状がある場合は医師に相談しましょう。

 

6)左右非対称になる

ボトックス注射をする際、医師は施術を受ける方の左右の顔の筋肉量を正確に把握して、適切な位置と最適な注入量を決めていきます。

人間の顔は生まれつき左右非対称ですが、注入量や注入箇所を誤ると左右がより非対称になり、不自然な仕上がりになってしまうことがあります。

左右非対称のリスクを避けるためにも、医師を選ぶ際はボトックス注射の症例数が豊富で、技術力が伴った医師を選ぶことが大切です。

 

7)表情がこわばってしまう

ボトックスには筋肉を弛緩させる効果があるため、担当医が注入量を誤った場合、術後に顔がこわばったような表情になってしまうリスクがあります。

表情筋がうまく動かずに、引きつったような不自然な笑顔になったり、口角が下がったり、口角が上がる角度に左右差が出るといったケースがありますが、多くの場合数週間ほどで治ります。

こういった症状は、注入量が多すぎたり、複数箇所に同時に注射をした時に起こり得ますので、やはり技術力のある医師に依頼することが大切です。

 

8)皮膚にたるみができる

年配の方や皮膚の薄い方、皮膚が柔らかく弾力性があまりない方は、術後に筋肉が緩んで表面の皮膚が余ってしまい、たるみが出ることがあります。

 

ボトックス注射の副作用・リスクを避けるには?

ボトックス注射は副作用・リスクが少なく、症状も時間の経過とともに治まるものがほとんどです。

ボトックス注射の副作用・リスクを避けるためには、技術力の高い医師を選ぶことが重要です。

万が一、ダウンタイムの症状が治まらずに生活に支障をきたしてしまう場合には、施術を受けたクリニックに早めに連絡をして、担当医に見てもらうようにしましょう。

また、ボトックス注射で副作用・リスクを避けるには、施術後の約2時間くらいは注入部位を触らないことを心がけ、薬剤の拡散を防ぐために刺激を与えないことが大切です。

ボトックスは熱に弱いという性質がありますので、施術後は血流を増進させないように飲酒や激しい運動、入浴やサウナは避けて、自宅で安静に過ごすようにしましょう。

 

ボトックス注射で失敗したと思った時の対処法

 

施術後に「失敗した」と感じるケースの多くは、ボトックスの注入量が多すぎて効果が効きすぎてしまい、無表情になってしまうのが原因です。

ボトックスを注入した後に効果を弱める注射はありますが、完全に薬剤を取り出すことはできないため修正施術は困難です。対処法としては効果が弱まるのを待つしかありません。

ボトックス注射の効果は永久ではなく、持続期間は平均3カ月〜4カ月程度です。時間の経過とともに徐々に効果が弱まっていくため、筋肉が回復するのを待つと症状が治まっていくでしょう。

 

 

ボトックス注射を受けられない人はいる?

妊婦がお腹を抱えているところ

ボトックス注射は注入部位の筋肉を弛緩(しかん)させる作用があります。健康被害を予防するため、以下に当てはまる方はボトックス注射を受けることができません。

 

  • 妊娠中の方、授乳中、妊活中の方
  • 神経疾患がある方
  • 抗血小板剤、抗凝固剤等を服用されている方
  • 別のボツリヌス毒素製剤で治療を受けている方
  • 未成年の方
  • 65歳以上の方など

 

他にも、持病などで医薬品を服用されている方は、クリニックの担当医に必ず事前に伝えて施術できるかどうか相談しましょう。

 

ボトックス注射を受ける前に知っておくべき注意点

 

ボトックス注射は笑ったり、困ったり怒ったりした時に出る表情筋のシワに対して効果がありますが、無表情の時に刻まれているシワには効果がないため注意が必要です。

また、ボトックス注射をしても、施術後すぐに効果が表れるのではなく、施術後2日〜1週間くらい経ってから効果が表れます。

安定するまでには、エラの改善が目的の場合は1カ月くらい、脇に注入した場合は2週間くらいかかりますので、時間に余裕をもって施術する日程を決めるとよいでしょう。

ボトックスは筋肉の動きを抑制しますが、約3カ月〜4カ月経つ頃には徐々に効果が弱まっていきます。効果を持続させるには、効果が切れるタイミングで再度注入する必要があります。

 

失敗しないために!ボトックス注射をするクリニックの選び方

ボトックス注射をするクリニックの選び方を案内している看護師

ボトックス注射の副作用・リスクを防ぐためには、信頼できる美容クリニック、技術力がある医師を選ぶことが重要です。

ボトックスの症例数が少ない医師の場合は、薬剤の濃度や適切な容量の判断を誤ってしまうかもしれません。信頼できる医師かどうかを、カウンセリングの際にじっくりと見極めましょう。

無理に施術をすすめたり、決断を急かすようなクリニックは施術料金が安くても避けた方がよいでしょう。

カウンセリングの際は、ボトックスの分からないことや不安なことを遠慮せずに質問し、悩んでいることや希望のイメージを医師に正確に伝えることが大切です。

医師からは使用する製剤や副作用・リスクについてしっかりと説明を受けて、納得した上で施術を受けるようにしましょう。

共立美容外科でもボトックス注射を取り扱っています。ボトックス注射に興味がある方はお気軽にご相談ください。

料金や詳しい内容はこちらからご覧いただけます。

 

 

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このページの監修・執筆医師

  • 玉田 洋(たまだ ひろし)

    玉田 洋(たまだ ひろし)

    共立美容グループ 中国四国エリア統括就任
    日本美容外科学会認定専門医

    • 略歴

      • 1990年
        愛媛大学医学部 卒業
        1990年
        愛媛大学付属病院 入局
        2004年
        共立美容外科 高松院院長就任
        2020年
        共立美容グループ 中国四国エリア統括就任
    • 主な加盟団体

      日本美容外科学会会員

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