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公開日:2022年11月26日(土)
最終更新日:2022年12月08日(木)
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目次
「歯周病」は30代後半に入ると約70%の方が感染する、誰もがかかりやすい歯の病気です。
歯周病の症状は静かに進行して、最終的には歯を失ってしまうため、しっかりとセルフケアで予防をして、かかりつけの歯科医院で診療と適切な治療を受けることが大切にです。
老後になって「もっと歯のケアをしておけばよかった…」と後悔しないように、今回は共立美容外科 新宿本院で行っている歯周病治療5つの方法を解説します。
歯周病とは、歯と歯茎の間にある溝(歯周ポケット)に歯垢(プラーク)が溜まり、歯垢の中にある歯周病菌が歯茎に炎症を起こし、歯を支える歯槽骨を破壊してしまう細菌感染症です。
歯周病はゆっくりと静かに症状が進行する「進行型」の病気であり、初期段階では自覚症状がなく、知らぬ間に軽度・中度・重度と段階的に進行していく特徴があります。
初期段階では歯茎が赤く腫れたり、口臭がきつくなったり、ブラッシングの際に歯茎から出血が見られますので、症状が進行しないようにセルフケアと早めの歯周病治療が必要です。
歯茎だけに炎症が見られる場合は、歯と歯茎の間を丁寧にブラッシングすることで進行を抑えることができますが、セルフケアが不十分の場合はゆっくりと症状は進行していきます。
歯周病の症状が中度レベルに進行すると、歯茎と歯を支える歯槽骨が溶けてしまい、歯茎からは膿が出て歯がグラつくようになり、食べ物を噛むことも難しくなってしまうのです。
そして、歯周病は歯の組織が破壊されてしまうため、症状が進むと完治することはできず、最終的には多くの歯が抜けてしまいます。
一度歯を失ったら、もう取り戻すことはできません。
歯を失う原因は虫歯ではなく歯周病と言われていますので、歯周病予防のために丁寧なセルフケアを習慣化して、同時に歯科医院で定期的な診療、治療を受けることが大切です。
歯周病になる直接的な原因は歯垢(プラーク)です。
歯と歯茎の間には歯周病の原因となる歯垢(プラーク)が繁殖しており、歯垢1mgの中には約10億個の細菌が棲み着いています。
歯垢は日々のブラッシングで丁寧に取り除くことができますので、歯間ブラシやデンタルフロスを併用しながらしっかりと歯垢を除去することが大切です。
セルフケアが十分でないと歯垢はやがて石灰化して硬くなり、歯石に変わって表面に強固に付着します。
歯石とその周囲には細菌が入り込んで毒素を出し、歯槽骨が溶けていきます。
歯石はブラッシングやセルフケアでは落とすことができず、市販の軟膏や塗り薬では改善しませんので、歯科医院で歯周病治療を受けるしか他に方法はありません。
特に、糖尿病の方、喫煙習慣がある方、歯ぎしりや食いしばり、噛み締めなどのクセがある方、不適合な被せものがある方は歯周病になりやすい傾向にありますので注意が必要です。
歯周病対策で最も大切なことは、口内環境を歯垢のない清潔な状態に整えるために、丁寧なセルフケア(ブラッシングやフロス・歯間ブラシ等)を習慣化し、徹底的に予防すること。
次に、かかりつけの歯科医院にて半年に一度は歯科健診を受けて、口内環境をチェックしてもらうことが大切です。
診断によっては歯周病治療を受けて、メンテナンスを続けていきます。
「歯周病は不治の病」と言われていた時代がありましたが、現代の歯周病治療は進化を遂げており、症状の進行を阻止して、健康な口内環境を取り戻すことは十分に可能です。
歯周病の直接的な原因は「歯垢(プラーク)」であると明らかですから、歯科医医院が行う歯周病治療では、歯垢と歯茎に入った歯石を完全に取り除く「歯周基本治療」が基本になります。
ここからは、歯科医院で行われる具体的な歯周病治療方法をみていきましょう。
歯周病治療は、患者様一人ひとりの歯周病の症状がどれだけ進行しているか、進行過程のレベルによって、最適な治療方法が適応されます。
歯茎のみに炎症が見られる「歯肉炎」の場合、もしくは軽度の歯周病であれば、歯科衛生士によって歯垢と歯石を取り除く「スケーリング・ルートプレーニング」が一般的です。
歯周病の症状が中度・重度まで進んでいる場合は、失われた歯周組織を再生させたり、骨の段差を削る方法といった大掛かりな歯周外科治療が必要になるでしょう。
歯周病治療は一回受けて終わりではなく、歯科医院で定期的な検査とクリーニングを行い、必要に応じて再度治療が必要になることもありますので、メンテナンスはずっと続きます。
歯周病の進行度をチェック
歯周組織検査
プラーク付着、歯茎からの出血、ポケットの深さ、歯の動揺度
エックス線写真の撮影、歯の周りの歯槽骨の状態を確かめる
自宅でのブラッシングできちんと歯垢を除去する「プラークコントロール」ができるように、歯周病の治療は歯科医師や歯科衛生士による「歯磨き指導」から行われます。
患者様に自分で口内環境を管理する意識を高めてもらうためにも、正しい歯磨き方法を身につけておくことは大切です。
特に磨きにくい部分は自宅で練習するようにしましょう。
歯ブラシを使って歯垢を取ることができるのは歯の見える部分だけです。
歯と歯の間は歯ブラシが届きませんので、デンタルフロスや歯間ブラシを使って歯垢を除去していきます。
デンタルフロスの使い方は、特殊加工された糸を指に巻きつけて、歯と歯の間が狭い部分に挿入して使用します。
5回くらい左右に動かすとキレイに汚れを落とすことが可能です。
歯と歯の隙間が大きい部分には、針金に小さな毛が付いた歯間ブラシを差し込んでお掃除しましょう。
両方の歯を5回くらい往復して動かすことで汚れが落ちます。
歯ブラシ、デンタルフロス、歯間ブラシの使い方は歯科医師、歯科衛生士に実際に教えてもらい、自宅で練習しながら習慣にしていきましょう。
歯周病治療は、歯周病の直接的な原因である歯垢(プラーク)と歯垢が石灰化して硬くなった歯石を取り除く治療法が基本です。
歯科医院で行われる歯垢・歯石除去のやり方は歯科衛生士による「スケーリング」と「ルートプレーニング」があります。
「スケーリング」では、歯の表面に付着した歯垢や歯石は「超音波スケーラー」と呼ばれる専用機器を使用して、超音波によって歯石を粉々に分解して取り除いていきます。
歯茎の下に付着した歯石は、歯石取り専用の器具「手用スケーラー」を使って、手作業でガリガリと一本ずつ丁寧に歯石を取り除いていきます。
歯周病が中度レベルまで進行している場合は、歯周ポケットの歯石を除去する必要があるので「スケーリング」の後には仕上げの「ルートプレーニング」が必要です。
歯の表面のザラつきがあると歯周病の症状を進行させますので、歯根部を平らにするために毒素によって汚染されたセメント質や象牙質を除去して、歯根面をなめらかに仕上げます。
歯周病治療では、歯ぎしりや食いしばりのクセがないか、噛み合せに問題がないか検査を行います。
歯ぎしりや食いしばり、噛み合わせに不正がある場合は、歯に過度な力が加わり、歯を支える組織は力に耐えきれず、歯槽骨が吸収されてしまい、歯周病の進行に悪影響が出るでしょう。
歯科医院で行っている歯周病治療は「マウスピース」、「咬合調整」、「歯列矯正」などによって歯ぎしりや食いしばり、噛み合せを改善していきます。
「マウスピース」は就寝中に装着することで、無意識に歯ぎしりや食いしばりによる歯への過度な負担を軽減することが可能です。
咬合性外傷を引き起こしている場合は噛み合せを調整するため、歯の一部を削る「咬合調整」が必要になることがあります。
そして、噛み合わせは歯並びとも大きな関係があります。矯正歯科治療(歯列矯正)はブラケットと呼ばれる矯正装置とワイヤーを取り付ける「ワイヤー矯正」があります。
目立たない矯正には、歯の裏側に装置を付ける「裏側矯正」やブラケットやワイヤーは使わない「マウスピース矯正」など選択肢は多いです。
歯周病の症状が重度のレベルになると、外科治療が必要になります。
患者様の症状によっては、歯茎を切って深い場所の歯石を取ったり、部分的に失われた骨を再生させる再生療法が必要な場合もあり、症状に合わせて適切な治療が行われます。
基本的な歯周治療だけでは症状が改善されない場合は、「フラップ手術」によって歯の奥深くにある歯石を直接取り除く外科的治療が一般的です。
歯茎に麻酔をしてから切開し、歯の根っこの部分を出してから専用の器具を使い、歯周ポケットの深くにある歯石を直接除去して、歯茎を縫合します。
1週間程度後に抜糸が必要です。
歯周病が進行して歯槽骨が吸収された場合は、失われた歯周組織を元に戻して歯槽骨や歯ぐきを増やすために「歯周組織再生療法」を行います。
「歯周組織再生療法」にはいくつか種類があり、特殊な人工膜を使う「GTR法、GBR法」、特殊な薬を歯根面に塗る「エムドゲイン、リグロス」骨を移植する方法などがあります。
歯周病治療は一度の手術で終わりではなく、3ヶ月~6ヶ月に1回のペースで定期的に歯の組織をチェックしてもらう定期検診、メンテナンスが必要です。
自宅でのセルフケアがきちんとできているか定期的にかかりつけの歯科医院でチェックしておもらい、歯周病の進行と再発を防ぎましょう。
「共立美容外科・歯科」では、軽度・中度・重度レベルの歯周病の治療と予防対策を行っており、健康的な歯と歯茎を維持して、審美的にも改善することができます。
軽度の方は、歯の表面と歯根付近に溜まった歯石や歯垢は「スケーリング」と「ルートプレーニング」の治療を約3回〜4回程度でキレイに取り除くことが可能です。
重度の場合は、歯肉を切開して歯根の歯垢・歯石を除去する手術によって、歯周組織を再生させて歯を長持ちする効果が期待できます。
歯周病の診療、治療のご相談は「共立美容外科・歯科」の無料カウンセリングをご予約の上、お気軽にどうぞ。
▼共立美容外科の人気のインプラント治療にの料金や手術方法の詳細はこちら
浪川 浩明(なみかわ ひろあき)
■認定医等
日本美容外科学会認定専門医
■略歴
1991年 帝京大学医学部医学科 卒業
1991年 東京厚生年金病院 形成外科入局
2006年 共立美容外科・歯科 入局
2009年 共立美容外科・歯科 新宿本院院長就任
2009年 共立美容グループ 副院長就任
2020年 共立美容グループ 総括院長就任
■主な加盟団体
日本美容外科学会会員
日本美容外科学会認定専門医
日本形成外科学会会員
日本顎顔面外科学会会員
日本手の外科学会会員
日本マイクロサージャリー学会会員
日本職業・災害医学会会員
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