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肌育とは?どんな美容医療?効果・ダウンタイム・種類・肌管理との違いを解説

肌育とは?どんな美容医療?効果・ダウンタイム・種類・肌管理との違いを解説

カウンセリングや施術のご相談など、お気軽にお問い合わせください!

肌育という言葉を最近よく耳にするようになりました。シミやしわのように、パッとわかるような悩みではないものの、以前より肌が乾いたり、ファンデーションが夕方に粉っぽくなったり、写真を拡大すると毛穴の影が目立つ。化粧品を買い替えても、なかなか改善が見られない。

そうした肌の変化に対して使われるのが、この「肌育」という言葉です。

肌育とは、肌のハリ、弾力、うるおい、キメ、小じわといった肌そのものの状態を、時間をかけて整えていく取り組みを指します。ひとつの決まった施術名ではありませんし、1回受ければ終わる治療でもありません。

話題ではありますが、どのような治療なのか、実態はなかなか見えません。「肌育注射は普通のヒアルロン酸と何が違うのか」「リジュランとジュベルックは同じものなのか」「肌管理とは別のものなのか」。

この記事では、肌育で行われる治療の中身、期待できる変化とその根拠、ダウンタイムとリスク、「肌管理」との関係、そして製剤を選ぶ前に確認しておきたいことをまとめます。

※「肌育」は医学的に統一された治療名ではありません。美容医療で広く使われている呼称です。実際の効果・リスク・施術方法は、使用する製剤や機器によって異なります。

肌育という言葉が指しているもの

肌育は、形を変える美容医療とは目的が違い、肌のコンディションそのものを整えていく美容医療を指します。

 

ヒアルロン酸注入というと、「鼻を高くする」「ほうれい線を埋める」「唇の形を整える」といった治療を思い浮かべる方が多いはずです。こうした治療で行うのは、製剤をまとまった量で注入して、ボリュームや輪郭を作ること。1回の施術で結果が出て、そこで完結します。

 

肌育はここが違います。行うのは、皮膚の比較的浅い層へ細かく注入したり、機器で刺激を与えたりしながら、肌の状態を少しずつ変えていくこと。医学文献でも、こうした注入治療は「くすみ、乾燥、弾力の低下」に対して、皮膚の浅い層へ少量ずつ注入する方法として整理されています。

 

肌育は一度きりの処置ではありません。続けていくことを前提にした取り組みです。

肌育で変わる範囲と、変わらない範囲

対象になりやすいのは、肌の乾燥、ハリや弾力の低下、キメの乱れ、細かな小じわ、毛穴の目立ち、年齢に伴う質感の変化です。「シミを1回で消す」「深いほうれい線を埋める」といった、ひとつの症状を直接治療するものとは性格が違います。

 

ただし、「肌育」というカテゴリー全体に、同じ効果が証明されているわけではありません。

 

皮膚へ注入する治療をまとめた海外のレビューは、ヒアルロン酸、ポリヌクレオチドなど複数の製剤について研究が報告されている一方で、製剤も研究方法も統一されておらず、根拠の強さには差があると述べています。同じレビューは「一貫した結果を出すには材料と手技の標準化が必要」とも指摘しました。

 

肌育とひとまとめにすると、治療の選び方を誤りやすくなります。どの悩みに、どの製剤を使うのか。分けて考える必要があります。

肌育注射という手段

頬に細い針で製剤を注入する様子。医師が手打ちで行う肌育注射のイメージ

肌育注射は、ヒアルロン酸、ポリヌクレオチド、アミノ酸を含む製剤、PDLLAなどを皮膚へ注入する治療で、肌育の手段のひとつという位置づけになります。

 

製剤によって目的は違いますが、単純にボリュームを足すというより、肌の水分量や弾力、質感を時間をかけて変えていくことが狙いです。注射はあくまで手段で、目的は注射を通じて肌の状態を整えていくことにあります。輪郭形成の注入とは、この点が違います。

 

注入の方法もひとつではありません。医師が細かく手打ちする方法のほか、水光注射などの機器を使う方法もあります。

 

共立美容外科では、肌育注射としてリジュランHB、スネコス、ジュベルック、プルリアル デンシファイ、プルリアル シルク、ジャルプロ スーパーハイドロ、スキンバイブ、ASCE+、ダームエデン プロ、レニスナを取り扱っています。製剤によっては、手打ちと水光注射のどちらでも対応が可能です。

 

大切なのは、製剤名だけで治療を決めないこと。「毛穴が気になる」「乾燥と小じわが気になる」「目元の薄い皮膚を整えたい」で、選択肢が同じとは限りません。

肌育注射の種類と料金を見る

肌育注射に使われる製剤の種類と違い

使われる製剤は、成分によって性質が大きく異なります。同じ「肌育注射」と呼ばれていても、狙いも、報告されている研究の量も違います。

ヒアルロン酸を中心とした製剤

ヒアルロン酸は、水分を保持する性質を持つ成分です。肌質改善を目的とした注入については、皮膚の水分量や質感の改善を評価した研究があります。

 

顔・首・デコルテを対象にした海外の研究では、専用のヒアルロン酸製剤を注入した群で、表面のしわの減少と水分量の増加が報告されました。ただし、この研究の比較対象はエイジングケア用のクリーム単独。ほかの注入治療と比べたものではありません。

 

別の研究では、ヒアルロン酸製剤を皮内へ微量注入したところ、しわの評価が8週間で改善したと報告されています。こちらは比較対象を置かない小規模な予備的研究で、参加者のうち1人に一時的な皮下のしこりが生じました。

 

「ヒアルロン酸」と書いてあれば同じ製剤、ということにはなりません。架橋の程度、分子量、濃度、ほかの配合成分によって性質が変わります。

ポリヌクレオチドを含む製剤

リジュランに代表される治療です。サケなどの魚類由来のDNA断片を精製した成分を使い、肌の弾力、水分量、質感への変化を目的に注入します。

 

目の周りでポリヌクレオチドとヒアルロン酸を左右に分けて比べた研究があります。結果を正確に書くと、こうでした。

  • 見た目の総合的な改善と真皮の密度は、両者で差がなかった
  • 肌の粗さと毛穴の容積の改善は、ポリヌクレオチド側が高かった
  • 弾力と水分の改善率は時間とともに両者とも下がったが、ポリヌクレオチド側が高めだった
  • 重い有害事象は報告されなかった

一方、ポリヌクレオチドを使った治療をまとめた海外のレビューは、しわ、肌質、弾力で改善を示した研究がある一方、研究の質は低いか中等度にとどまり、注入する部位や手技にもばらつきがあると指摘しています。

 

改善を示した研究はあります。ただし、あらゆる肌悩みに効果が確立しているとまでは言えません。

コラーゲンへの働きかけを利用する製剤

ジュベルックなどで使われるPDLLAは、体内で分解されるポリマーです。線維芽細胞に働きかけてコラーゲンの産生を促すことで、肌の弾力や質感、瘢痕への応用が研究されています。近年は毛穴やニキビ跡、目元への使用についても報告が増えました。ただし比較的新しい製剤で、目的ごとに研究の量には差があります。

 

リスクの報告もあります。PDLLAをまとめたレビューは、注入部位に硬く赤みを帯びたしこりができる肉芽腫を「主な懸念のひとつ」として挙げています。製剤が均一に広がらなかった場合に生じるしこりも報告されており、実際に肉芽腫が生じてステロイド注射で治療した症例報告もあります。

 

肌育だから軽い治療、というわけではありません。

ヒアルロン酸にアミノ酸などを組み合わせた製剤

スネコスなどが代表的です。肌の水分量や細かな小じわ、弾力を目的として使われます。

 

ただし配合成分や濃度は製品ごとに違います。「アミノ酸が入っているから効く」と単純化せず、使う製剤ごとに効果と安全性を確認してください。

肌育注射とヒアルロン酸注入の違い

違いは、治療の目的と注入方法にあります。

肌育目的の注入と輪郭形成のヒアルロン酸注入の比較
項目肌育目的の注入輪郭形成などのヒアルロン酸注入
主な目的水分量、ハリ、弾力、肌質ボリューム形成、輪郭、溝の補正
注入方法皮膚の浅い層へ細かく複数箇所必要な位置へ形を作るように
目指す変化肌全体の質感形やボリューム
使う製剤ヒアルロン酸、ポリヌクレオチド、PDLLA、アミノ酸配合製剤など主に輪郭形成用ヒアルロン酸製剤

ただし、両者はきれいに分かれるわけではありません。ヒアルロン酸製剤の中にも、肌質改善を目的としたものがあります。

 

国内で承認されている「ジュビダームビスタ ボライトXC」は、使用目的が「成人において、顔面及び頸部における小じわ等の表面のへこみ修正及び皮膚状態(保水性、弾力性等)の改善を目的に皮内に注入して使用される」と定められた製剤です。輪郭形成を目的とした製剤ではありません。肌の状態を整える用途で承認されています。なお、まぶた、唇、隆鼻術への使用はこの製剤の適応に含まれません。

SKINVIVE(ボライトXC)について詳しく見る

「肌管理」という言葉との関係

肌育は「何を目指すか」、肌管理は「どう続けるか」。この2つは、そう分けて考えると整理しやすくなります。

 

どちらも医学的に統一された治療名ではありませんが、一般には次のように使い分けられています。

  • 肌育|肌そのものの状態を育てていくこと。目指す方向を指す言葉
  • 肌管理|今の肌状態に合わせて、レーザー、光治療、ピーリング、注入治療、ホームケアなどを組み合わせ続けること。続け方を指す言葉

2つは対立する考え方ではありません。むしろ重なります。「シミにはレーザー」「毛穴には別の治療」「乾燥やハリ不足には肌育注射」というように、その時々の肌状態を診ながら治療を組み合わせていく。その積み重ねが、結果として肌を育てることにつながります。

 

どちらも1回では終わりません。そして、肌育だけですべての肌悩みが片づくわけでもありません。

肌育注射のダウンタイム

外科手術ではありません。それでも皮膚へ針を刺して製剤を注入する以上、ダウンタイムはあります。

 

皮膚へ注入する治療をまとめた海外のレビューでは、施術後の一時的な反応として次のものが報告されています。

  • 軽い赤み・腫れ(施術後、数時間続くことが多い)
  • 痛み・不快感
  • 内出血、針の跡
  • 浅い層に注入した場合の小さな丘疹やしこり

多くは一過性ですが、使う製剤や注入方法によって経過は変わります。

 

注入した直後は、手打ちで細かく入れた場合、注射した場所が蚊に刺されたようにポコポコと膨らんで見えます。針による赤みや点状の出血が出ることもあります。当日から数日にかけて、赤みや腫れは徐々に目立たなくなっていくのが一般的です。一方、内出血が出た場合には、赤みが引いたあともしばらく色が残ります。

 

肌質の変化をみるのは、皮膚表面の腫れが落ち着いてから。施術直後に顔の形が大きく変わる治療ではないため、評価は数週間単位になることが多くなります。

 

「肌育注射はダウンタイムがない」という説明は、正確ではありません。

肌育注射の痛みと麻酔

顔に複数回の注射をするため、針を刺す痛みや、製剤が入るときの痛みを感じます。刺激を感じやすいのは、目の下や額など皮膚が薄い部分です。

 

そこで治療によっては、麻酔クリームを塗ってから施術します。共立美容外科の場合、麻酔クリーム代は手打ちで別途5,500円(税込)となる製剤が多く、水光注射では料金に含まれます。ただし製剤によって扱いが異なり、手打ちでも麻酔クリーム代が含まれるものや、コースをご契約いただくと無料になるものもあります。詳しくは料金表と、カウンセリングでご確認ください。

 

痛みの感じ方を左右するのは、使う製剤、注入する深さ、注入量、手打ちか機器注入か、そして治療部位。「リジュランは痛みが強い」「ジュベルックは弱い」と一律に評価するより、実際にどの方法で注入するのかを確認するほうが役に立ちます。

肌育注射の回数と間隔

製剤によって異なりますが、複数回を前提としているものが多くなります。

 

一定間隔で繰り返すことを前提に設計されたものもあれば、1回の治療後に経過を見ながら追加するものもあります。共立美容外科でも、施術によって2回・3回・5回のコースを用意しています。肌育が「育てる」と呼ばれるのは、こうした積み重ねを前提にしているためです。

 

海外の研究でも、複数回の投与で経過を評価しているものが多くあります。ただし治療間隔にはばらつきがあり、「肌育は3回受けなければ効果がない」という共通ルールがあるわけではありません。

 

推奨される間隔や回数は製剤ごとに違うため、肌の状態を診たうえで決めます。

年代別のきっかけと、肌育では届かない悩み

目を閉じた女性の頬に医師が注射を行う様子。年齢に伴う肌質の変化に対する肌育注射のイメージ

「何歳から始めるべき」という決まりはありません。年齢よりも、何を改善したいかで考えます。

 

20〜30代のきっかけになりやすいのは、毛穴、ニキビ跡、乾燥、キメ、目元の細かな変化。40代以降では、ハリや弾力の低下、小じわ、乾燥、肌の薄さ、年齢に伴う質感の変化から検討する方もいます。

 

ただし、たるみが主な悩みの場合は、肌育注射だけでは十分な変化が得られないことがあります。皮膚や脂肪組織そのものが下がっている状態には、糸リフト、HIFU、高周波治療、外科的フェイスリフトなど、別の治療が適していることもあります。

糸リフト(スレッドリフト)について詳しく見る

毛穴の悩みと肌育注射

毛穴の悩みは、原因によって適した治療が変わります。皮脂分泌、ニキビ跡、乾燥、ハリの低下、毛穴周囲のたるみ。同じ「毛穴が目立つ」でも、背景はさまざまです。

 

肌の質感や弾力が変わることで毛穴が目立ちにくくなる可能性はあります。ただし、すべての毛穴に同じ治療が適しているわけではありません。特に凹んだニキビ跡が原因の場合は、サブシジョン、レーザー、高周波治療、針を使った治療など、別の選択肢を検討することがあります。

 

「毛穴といえばジュベルック」と製剤名から治療を決める前に、まず毛穴が目立つ原因の診断を受けてください。

レーザー・ポテンツァとの使い分け

どちらが上、という関係にはありません。目的が違うためです。

 

肌育注射は製剤を皮膚へ注入する治療、レーザーや高周波、ポテンツァなどは熱や針による刺激を利用する治療です。色素、赤み、ニキビ跡、毛穴、小じわ、ハリ、乾燥のどれを改善したいのかによって、選択肢が変わります。場合によっては組み合わせます。

 

選ぶ基準は、新しい治療かどうかより、その人の悩みに合っているかどうかです。

肌育注射のリスクと副作用

「肌を育てる」という言い方は穏やかに聞こえますが、肌育注射も医療行為です。

 

注入治療では、腫れ、赤み、痛み、内出血、アレルギー反応、感染、しこり、炎症反応などが起こる可能性があります。製剤によっては、まれな合併症としてしこりや肉芽腫が報告されています。PDLLAでは、注入後に肉芽腫が生じ、ステロイド注射で治療した例も報告されました。

 

ヒアルロン酸を含む製剤の場合は、血管閉塞への注意も必要です。国内承認製剤の添付文書でも、血管内へ注入しないよう警告されています。

 

「外科手術ではないから安全」とは考えず、施術前に使用する製剤とリスクの説明を受けてください。

使用する製剤が国内承認かどうかの確認

肌育治療では、日本国内で承認されている製剤だけでなく、国内未承認の医薬品・医療機器が自由診療で使用されることがあります。

 

未承認だから直ちに危険、という意味ではありません。ただし、日本国内でその使用目的について審査を受けたものではないため、患者さん自身が違いを理解したうえで治療を選ぶ必要があります。

 

未承認の医薬品等を使う場合、副作用が生じても医薬品副作用被害救済制度の対象になりません。ここは承認済みの製剤との大きな違いです。

 

厚生労働省は、未承認医薬品等を自由診療で使用する場合、医療機関のウェブサイトで次の項目を情報提供するよう求めています。

  • 国内未承認であること
  • 入手経路
  • 国内に同一成分・性能の承認医薬品等があるか
  • 諸外国における安全性等に係る情報

共立美容外科で取り扱う肌育注射の製剤と承認状況

当院で取り扱う肌育注射の製剤のうち、国内承認を受けているのはスキンバイブのみです。

国内承認を受けている製剤
製剤名国内承認承認番号使用目的
スキンバイブ
(SKINVIVE/ジュビダームビスタ ボライトXC)
承認済み30200BZX00389000顔面及び頸部における小じわ等の表面のへこみ修正、皮膚状態(保水性、弾力性等)の改善

残る9製剤は、いずれも医薬品医療機器等法における国内未承認の製剤です。当院の医師の責任において輸入し、使用しています。いずれも同一の成分・性能を有する国内承認品はありません。

国内未承認の製剤と諸外国における承認状況
製剤名入手経路国内の同一成分・性能の承認品諸外国における承認状況
リジュランHB当院の医師の責任において輸入なし韓国MFDS承認済み/EU MDR準拠CEマーク取得済み/米国FDA(注射剤)未承認
ジュベルック当院の医師の責任において輸入なし韓国MFDS承認済み/米国FDA未承認
スネコス当院の医師の責任において輸入なし欧州CEマーク取得済み/米国FDA未承認
プルリアル デンシファイ当院の医師の責任において輸入なし欧州CEマーク取得済み/米国FDA未承認
プルリアル シルク当院の医師の責任において輸入なし欧州CEマーク取得済み/米国FDA未承認
ジャルプロ スーパーハイドロ当院の医師の責任において輸入なし欧州CEマーク(クラスIII医療機器)取得済み/米国FDA未承認
ASCE+当院の医師の責任において輸入なし米国FDA未承認
ダームエデン プロ当院の医師の責任において輸入なし米国FDA未承認
レニスナ当院の医師の責任において輸入なし米国FDA未承認

個人輸入された医薬品等の使用リスクに関する情報は、厚生労働省の「個人輸入において注意すべき医薬品等」のページをご確認ください。

 

未承認の製剤を使用した治療により健康被害が生じた場合、医薬品副作用被害救済制度等の救済の対象にはなりません。

 

肌育注射を選ぶときは、製品名だけでなく、その製剤が国内で承認されているかどうかまで確認してください。カウンセリングで聞けば教えてもらえます。

肌育治療を選ぶときの順番

SNSでは「40代ならこれ」「毛穴ならこの製剤」「一番人気はこれ」といった情報も流れています。

 

ただ、肌悩みは同じように見えて原因が違います。乾燥で毛穴が目立っている人と、ニキビ跡による凹凸がある人では、適した治療は同じになりません。目元の薄い皮膚に適した治療と、頬全体のハリを改善したい場合でも、選択肢は変わります。

 

流行している製剤名から選ばないでください。「何を変えたいのか」→「原因は何か」→「その目的に合う製剤・治療は何か」の順番で考えます。

肌育についてよくある質問

肌育とは簡単にいうと何ですか?

ハリ、弾力、水分量、キメ、小じわなど、肌そのものの状態を時間をかけて整えていく取り組みを指して使われる言葉です。注射や機器による治療、日々のケアを通じて、肌の状態を育てていく考え方を指します。ただし、医学的にひとつの施術として定義された名称ではありません。

肌育と肌育注射は同じですか?

必ずしも同じではありません。肌育は広い概念として使われますが、肌育注射はその中でも製剤を皮膚へ注入する治療を指します。

肌育注射と水光注射は何が違いますか?

肌育注射は「何を目的に注入するか」という治療のカテゴリーに近い言葉です。水光注射は、製剤を皮膚へ注入する方法・機器を指します。同じ製剤を手打ちで注入する場合と、水光注射を使う場合があります。

リジュランとジュベルックは同じですか?

同じではありません。リジュランは主にポリヌクレオチド、ジュベルックはPDLLAを使った製剤で、成分も作用の考え方も異なります。どちらが優れているというより、目的によって使い分けます。

肌育は1回でも効果がありますか?

製剤や肌の状態によって異なります。1回の施術後に変化を感じる場合もありますが、複数回の治療を前提として研究されている製剤もあります。「何回必要か」は肌育全体で一律には決められません。

肌育注射のダウンタイムは何日ですか?

使用する製剤、注入方法、部位によって異なります。施術直後には赤み、腫れ、注入部分の膨らみ、内出血などが出ることがあります。海外のレビューでも、軽い赤みや腫れは施術後数時間続くことが多いと報告されています。

肌育は何歳から始めればいいですか?

決まった年齢はありません。年齢よりも、乾燥、小じわ、ハリ、毛穴など、改善したい肌状態があるかどうかで判断します。

肌育でたるみも改善できますか?

肌のハリや弾力が変化することで見え方が変わる場合はありますが、皮膚や脂肪組織そのものが大きく下がっているたるみでは、肌育だけでは十分でないことがあります。糸リフトやエネルギー機器、外科的治療など別の選択肢も含めて診断します。

肌育注射の費用はどのくらいですか?

製剤と注入量、注入方法によって変わります。手打ちと水光注射でも料金が異なり、複数回のコースやキャンペーン価格が設定されている場合もあります。最新の料金は肌育注射の料金表をご確認ください。

まとめ

肌育という言葉の中には、ヒアルロン酸、ポリヌクレオチド、PDLLA、アミノ酸を含む製剤など、性質の違う治療が含まれています。そのため「肌育がしたい」だけでは、本来、治療方法までは決まりません。

 

気になっているのは何か。乾燥か、小じわか、毛穴か、ニキビ跡か、ハリの低下か。原因を確かめてから、治療を選んでください。

 

肌育注射にはダウンタイムも副作用もあり、製剤によって国内承認の状況も異なります。SNSや製剤の知名度で決めず、使用する製剤と治療方法の説明を受けたうえで検討してください。

関連記事:美容整形のダウンタイムとは?施術別の期間・痛み・仕事復帰の目安 関連記事:糸リフトのダウンタイムは?痛み・腫れ・ひきつれはいつまで続く?

肌の悩みに合う治療が分からない方はご相談ください

白衣の医師が患者に説明するカウンセリングの様子

肌育治療にはさまざまな種類があり、同じ「肌育注射」でも成分や目的は異なります。

 

共立美容外科では、肌の状態やお悩みを確認したうえで、肌育注射だけでなくレーザーやその他の美容皮膚科治療も含めて治療方法をご相談いただけます。「リジュランとジュベルックのどちらが合うのか分からない」「毛穴には何を選べばいい?」など、具体的な製剤を決めていない段階でもご相談ください。

肌育注射の種類と料金を見る SKINVIVE(ボライトXC)について詳しく見る

カウンセリングや施術のご相談など、お気軽にお問い合わせください!

参考文献・公的資料

公的資料

  • 厚生労働省医政局長通知「美容医療に関する取扱いについて」(医政発0815第21号、令和7年8月15日)
  • 厚生労働省「医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関する広告等に関する指針(医療広告ガイドライン)」。未承認医薬品等を用いる自由診療について、未承認である旨・入手経路・国内承認医薬品等の有無・諸外国における安全性等に係る情報の提供を求めている。
  • 医薬品医療機器総合機構(PMDA)「ジュビダームビスタ ボライト XC 添付文書」(承認番号 30200BZX00389000)
  • 共立美容外科「肌育注射 料金表」

学術文献

※本治療は自由診療(保険適用外)です

※肌育注射の料金は使用する製剤・注入量・注入方法によって異なります。キャンペーン価格が設定されている場合があります。最新の料金は肌育注射 料金表をご確認ください

※麻酔クリーム代は製剤によって別途(税込5,500円)となる場合と、料金に含まれる場合があります

※効果・仕上がりには個人差があります

※治療前に必ず医師による十分なカウンセリングをお受けください

※本施術では国内で承認された医薬品を使用する場合と、未承認の医薬品・医療機器を用いる場合があります。未承認医薬品等を用いた治療で健康被害が生じても、医薬品副作用被害救済制度の対象とはなりません。詳細は医師にご確認ください

※全ての方が同等の効果を得られるものではなく、ダウンタイム、リスク、副作用や合併症の可能性があります。詳細はカウンセリング時に医師へご相談ください

※料金は改定される場合があります。最新の情報は料金表ページをご確認ください

このページの監修・執筆医師

  • 第107回日本美容外科学会 学会長
  • 厚生労働省【美容医療の適切な実施に関する検討会】構成員

久次米 秋人

(くじめ あきひと)

医師の詳細

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