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公開日:2022年08月21日(日)
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目次
感染症の蔓延によって、一日中マスクをつけることがあたりまえの日常になりました。
しかし、そんなマスク生活によって様々な肌トラブルに悩む方々も増えています。
マスクによる肌の擦れや、マスクの中の蒸れなど、マスクによる肌トラブルの原因には様々なものがあります。
そんなマスクによる肌荒れや肌トラブルによって、「人前でマスクを外せなくなってしまう」というメンタル的な問題が出現してしまうこともあるため、今まで以上にお肌ケアが重要といえます。
そこで今回は、マスクによる肌荒れの原因や肌トラブル、マスクによる肌荒れ防止や肌トラブルの改善方法をご紹介します。
マスクによる肌荒れには、大きく分けて4つの原因があることを紹介しました。
ここからはマスク肌の対策方法についてご紹介します!
マスク肌対策の基本は「清潔と保湿」です。
まずは、肌に付着した雑菌やほこりを取り除くため、丁寧に洗顔することが大切です。
クレンジングは低刺激で保湿性の高いタイプの物を選び、洗い残しがないようにしっかり洗い流しましょう。
クレンジング剤の油分が肌に残っているとニキビや毛穴の黒ずみの原因になりますので、クレンジングの後は、肌に優しい低刺激の洗顔料を使ってW洗顔するのがおすすめです。
特に、日焼け止めクリームを使用した場合は、クレンジングと洗顔を丁寧に行いましょう。
洗顔後には保湿が重要です。
洗顔後の肌は、肌表面についた水分が蒸発する時に、肌内部の潤いまで一緒に蒸発してしまうため、洗顔後にはすぐに化粧水で潤いを補給します。
その後、乳液やクリームなど油分を含む物(高保湿のスキンケア)を重ね塗りして、潤いを肌に閉じ込めましょう。
マスク内の清潔を意識するようにしましょう。
不織布マスクの内側にガーゼやティッシュを挟み、湿ってきたら取り換えるなどの対策によって、湿度と清潔のコントロールに役立ちます。
また、マスク内の汗はこまめに拭き取るようにしましょう。
汗が肌トラブルの原因になることも多く、毛穴の詰まりや肌のかぶれを引き起こす可能性があります。
マスクによる肌荒れ(マスク肌)を予防するためには、自分にあったマスク選びが最も重要です。
マスクのサイズは鼻からあごまでが隠れるくらいの大きさが最適です。
顔に対してマスクが小さすぎると、ゴムが肌を締めつけて、肌との摩擦が大きくなり、肌にダメージを与えてしまいます。
ゴムと布地を接着している部分が頬に強く当たることも肌への刺激となりますので、マスクのサイズは鼻からあごまでしっかり覆えるもので、かつ、締め付けが強くないものを選びましょう。
親指と人差し指でL字形を作り、耳の付け根の一番高い部分に親指の先、鼻の付け根から1cm下に人差し指の先を当てます。
親指と人差し指の先を結んだ直線距離が、顔に合うサイズの目安になります。
[おすすめサイズ]
マスク選びにはサイズだけではなく大きさも重要です。
新型コロナウイルスへの感染リスクを防ぐには、飛沫を遮断する機能の高いマスクであることは大前提です。
その上で、肌に優しい素材を選びましょう。
最近では、飛沫を防ぐ効果が比較的高い不織布マスクでも、肌に優しい工夫がされているものや通気性に優れたものがたくさん出ています。
特に、医療機関などでよく使われるマスクは、長時間使用するため、ラテックスフリー(天然ゴムの成分を含まない)のものが多く、おすすめです。
また、状況に応じて、不織布から布マスクに変えるという方法もおすすめです。
布マスクは、不織布マスクに比べて、目が粗く通気性がよいという特徴があります。
通気性を求めすぎると機能性が落ち、マスクをつける意味がなくなりますが、「ソーシャルディスタンスを保てる屋外では通気性のよい布マスクにする」というように、状況に応じてマスクの使い分けをするのもよいでしょう。
さらに、布マスクは、不織布マスクと比べて表面が起毛していないので摩擦も軽減できます。
天然素材のものであれば、かぶれやアレルギーも引き起こしにくいこともポイントです。
使い捨てマスクの場合は、1日使ったら新しいものに取り替えるようにしましょう。
長時間同じマスクを使用していると、雑菌が繁殖しやすくなります。
自分の息でマスクが湿ってきたり、マスクからにおいを感じるようになったら取り換えのサインです。
また、布マスクも1日使ったら洗濯しましょう。
ガーゼの繊維がほつれると肌への刺激となるので、手でやさしく押し洗いするのがおすすめです。
マスクによる肌荒れや肌の異常が出現した際には、皮膚科や美容皮膚科で医師に相談してみましょう。
医師の処方箋で使用できる塗り薬には、炎症に効く抗生物質や、毛穴のつまりを取り除く薬があります。
他には、飲み薬や、体質改善のために漢方薬やビタミン剤を使用することも可能です。
美容皮膚科で行われる施術や処方薬は、一般的な化粧品とは比べ物にならない効果がありますので、早く肌荒れを改善したいという方は、早めにクリニックに受診するのがおすすめです。
ここでは便宜的に、マスクによって肌荒れしてしまった肌のことを「マスク肌」と呼びましょう。
マスク肌を改善するためにも、まずはマスク肌の原因について理解しておく必要があります。
マスク肌の原因の多くが「肌のバリア機能」低下です。
肌のバリア機能とは、肌の表面にある角質層が、摩擦や紫外線、雑菌などの外部刺激から肌を守り、肌内部の水分を保ってくれる働きのことをいいます。
具体的には、角層細胞内の「天然保湿因子(NMF)」が保持する水分と、角層細胞間を埋める「細胞間脂質」と、角層表面の「皮脂膜」がバリアの役割を果たしており、外部からの刺激から身を守っています。
このバリア機能が低下することで、外部刺激から肌を守れなくなり、肌の内側からも水分が抜けていってしまいます。
日常的なマスク生活の結果、肌のバリア機能が低下してしまい、肌荒れや肌トラブルなどが出現するというのがマスク肌発生のメカニズムです。
マスクによる肌荒れの原因の多くが「摩擦」です。
マスクと肌が擦れることで、肌に摩擦ダメージが蓄積します。
マスクの着脱はもちろん、マスクのずれを直して位置を整えるタイミングや、会話をする時の口の動きでも、どうしてもマスクと肌は摩擦を起こしてしまいます。
すると、その刺激によって肌のバリア機能は徐々に低下します。
その結果、様々な要因で炎症が生じやすくなり、肌荒れを引き起こしてしまいます。
特に、使い捨ての不織布マスクは表面が「毛羽立っている」ため、肌と摩擦が起こりやすいです。
また、乾燥肌や敏感肌の人はマスクによる摩擦ダメージを受けやすいため、より一層のケアが重要です。
マスクの内部は、汗や呼気によって湿度が上がり、蒸れやすい環境になっています。
特に、夏場などの気温が高い中でマスクをしていると、マスク内の湿度はどんどん上昇し、さらに蒸れやすい環境ができあがります。
このように、マスクの内側は常に高温多湿の環境になっているため、肌表面の角質層は、お風呂に入ってふやけた時のように水分を吸収して膨らみ、“肌のバリア機能”が低下した状態になっています。
清潔な状態であれば湿度や多湿環境は肌にとって味方となりますが、マスクの中は汗や唾液などで雑菌が繁殖しやすい環境であるため、高温多湿による肌荒れを起こしやすくなります。
マスクの中は高温多湿の環境であるため、肌が潤って保湿されているように感じるかもしれません。
しかし、マスクを外すと肌表面の水分が一気に蒸発してしまうという現象が起こるため、マスクの着脱によって肌が乾燥するようになります。
マスクを外す時にマスクの内側の水分が蒸発するため、肌の表面の「角質層」に含まれている水分まで一緒に奪い取られてしまいます。
また、マスクそのものが、肌の水分や保湿クリーム、化粧などを拭き取ってしまうため、肌の乾燥が進みやすくなります。
肌が乾燥することで肌のバリア機能は低下しやすくなり、細菌やウイルスで肌がダメージを受けたり、外部からの刺激に弱くなってしまいます。
乾燥によって肌のバリア機能が低下することで、肌荒れだけではなく、湿疹や肌のざらつき、化粧ノリが悪いといった症状が出現する可能性もあります。
一般的に、不織布マスクは化学繊維でできています。
化学繊維を含む素材は、綿などの天然素材よりも、かぶれやアレルギーを引き起こしやすいと言われます。
また、マスクに付着した花粉やホコリ、汚れなどによる肌への刺激も、肌荒れの原因となる場合があります。
マスクによる物理的刺激によって肌のバリア機能が低下しているタイミングで、マスクの素材や花粉などの刺激を受けるため、肌に炎症などのトラブルが生じやすくなります。
マスクで肌荒れが出現する原因や対策について紹介しました。
とはいえ、いくらスキンケアで対策をしても、心と体が健康でなければ、肌も荒れてしまいます。
基本のライフスタイルにおける「食事」「運動」「睡眠」のインナーケアで、体の内側から肌のバリア機能を高める対策が重要です。
このページの監修・執筆医師
医師
島田 茂孝(しまだ しげたか)
熊本院 院長
日本形成外科学会認定形成外科専門医
略歴
主な加盟団体
日本形成外科学会
日本美容外科学会
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