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思春期ニキビができる原因と治し方を美容外科医が解説

思春期ニキビができる原因と治し方を美容外科医が解説

公開日: 2022年03月13日 (日)
最終更新日: 2023年08月30日 (水)
思春期ニキビができる原因と治し方を美容外科医が解説

このコラムを読むのに必要な時間は約 8 分です。
最後まで有意義なページになっていますので是非ご覧ください。

「思春期ニキビ」は主に中学生や高校生の時期にできるニキビを指し、多くの人が10代の頃にこの思春期ニキビに悩む傾向にあります。

人によってはニキビが原因で自信をなくしてしまったり同級生のからかいの対象になったりと深刻な問題につながりかねません。

中学生や高校生の肌に発生する思春期ニキビには、大人ニキビと異なる特徴があります。

今回は思春期ニキビの原因や発生しやすい場所、治し方について解説します。

 

思春期ニキビができる原因は?

ニキビを気にする思春期の女性

大人ニキビの多くは栄養の偏った食事や睡眠不足といった生活習慣の問題やストレスが原因でできるのに対し、思春期ニキビはホルモンバランスの乱れが原因で発生することが多いです。

思春期はホルモンバランスが乱れやすい傾向にあり、男女問わず男性ホルモンの働きが活発になります。

その影響で皮脂が過剰に分泌されるようになり、大量に分泌された皮脂が毛穴詰まりを起こすことでニキビが発生しやすくなるのです。

 

 

思春期ニキビはどこにできやすい?

おでこのニキビ

大人ニキビは顎やフェイスラインといった「Uゾーン」にできる場合が多いのに対し、思春期ニキビは額や鼻、眉間といった「Tゾーン」にできやすいです。

もちろんTゾーン以外にも思春期ニキビが発生することはありますが、Tゾーンは皮脂腺が非常に多く、顔の中でも皮脂が多く分泌されるため、特に思春期ニキビが発生しやすい場所といえます。

 

楽しい学校生活のためにできることは?思春期ニキビの治すためのスキンケアについて解説

スマートフォンを見ている女子高生2人

思春期ニキビはお肌の印象を左右することもあり、本人のメンタル面への悪影響も心配される肌トラブルです。

思春期ニキビの悪化を防ぎ、できるだけ早く治すためにはご自宅でのスキンケアが欠かせません。

思春期ニキビは皮脂の過剰分泌によって発生しやすくなるため、肌を清潔に保つことが大切です。また、今できているニキビは刺激しないように心がけましょう。

思春期ニキビを治すためのスキンケア方法について詳しく解説します。

 

洗顔で皮脂を落とす

思春期ニキビを治す上で重要なのは丁寧な洗顔です。

洗顔で皮脂や汚れを落とし、肌を清潔にしておくことで新たなニキビの発生や雑菌の繁殖を防ぐ効果が見込めます。

しかし、1日に何度も顔を洗うと本来肌に必要な皮脂まで落とされてしまい、肌に負担がかかってしまいます。

洗顔は朝、夜の2回までにしましょう。

洗顔時は洗顔料をよく泡立て、優しく顔を洗うのがポイントです。

手でゴシゴシこすって汚れを落とすのではなく、泡だけで汚れを浮かせるようにイメージしましょう。

なお、メントールやスクラブの含まれているような刺激感のある洗顔料は、乾燥の原因となるなど、肌への負担になることがあります。

保湿成分のあるものや、ニキビの発生をまねく可能性のある成分が使われていないノンコメドジェニックの洗顔料がおすすめです。

 

保湿を行う

肌トラブルがない時でも保湿は大切ですが、思春期ニキビを治す上ではいっそう重要なスキンケアといえます。

肌の保湿が足りていないと、不足している水分を補おうと皮脂が普段以上に多く分泌され、結果的にニキビが増えやすくなる恐れがあるからです。

なおニキビを刺激しないよう、保湿に用いる化粧水はノンコメドジェニックのものなど刺激の少ないものを選ぶのがおすすめです。

化粧水を選ぶ時は、店頭にお試し用のサンプルがあれば実際に肌に付けてみてスースーしないか、ピリピリした感じがないかを確かめるようにしましょう。

また、商品のボトルを見て、成分を確認することも大切です。例えば「ラウリル硫酸ナトリウム」「ラウレス硫酸ナトリウム」などの合成界面活性剤や香料といった肌の負担となりやすい成分が含まれたものは避けましょう。

 

生活習慣に気を付ける

ホルモンバランスの乱れが主な原因である思春期ニキビにおいても、生活習慣には注意が必要です。

例えば食べるものについては栄養バランスの取れた食事を心がけ、ファストフードやスナック菓子のような脂っこい食べ物はなるべく控えましょう。

ビタミン類やたんぱく質が不足すると健やかな肌を作り出すことが難しくなり、脂質を取り過ぎると皮脂の分泌量が多くなってニキビを増やす原因となってしまいます。

朝食を抜いて学校に行くという方も少なくないですが、朝食を取らないと栄養を摂取する機会を逃すことになります。

肌だけでなく体の健康のためにも、できるだけ毎日朝食を取るようにしましょう。

「起きた直後はどうしても食欲が湧かない」という方はヨーグルトなどがおすすめです。

そして、思春期ニキビを治すためには睡眠も重要です。

睡眠不足はホルモンバランスの乱れにつながります。思春期ニキビを改善するためには、スマホゲームやテスト直前の一夜漬けなどで夜更かしすることはせず、十分な睡眠を取るように意識しましょう。

 

ニキビができても触らない

ニキビができるとつい指で触ってしまうという方は多いです。

しかし頻繁にニキビに触れると、指に付着していた雑菌が患部に移ったり指による刺激が皮膚組織のダメージにつながったりして、ニキビの悪化をまねく場合があります。

また「ニキビが気になるから」「早く治したいから」といった理由でニキビを潰し芯を押し出してしまう方もいますが、そうした行為はやめましょう。

ニキビを潰した時の刺激で患部の皮膚組織が損傷し、クレーター状のニキビ跡ができたり色素沈着を起こしたニキビ跡ができる恐れがあるからです。

ニキビの悪化やニキビ跡につながるのを避けるためには患部に刺激を与えないことが大切です。

 

 

清潔なマスクを使う

新型コロナウイルスの蔓延にともなって通学時にマスクを着用することが必須となりました。

そんな中マスクを長時間着けていることによって肌がムレたり、ムレにともなう雑菌の繁殖を原因とするニキビに悩む方が出てきています。

マスク生活を送る上でのポイントは、マスクはこまめに取り替え常に清潔なものを着用することです。

また、周囲に人がいない空間では少しの間だけでもマスクをはずして肌のムレを防ぎましょう。

 

思春期ニキビを治すための薬

ミノマイシン

軽度の思春期ニキビであれば洗顔や保湿といったセルフケアだけでも改善する可能性がありますが、ニキビが進行していないうちに市販薬や処方薬でケアを行うと、より早く治まる効果が期待できます。

思春期ニキビを改善する効果が望める塗り薬や飲み薬について解説します。

 

ミノマイシン

ミノマイシンは、アクネ菌の増殖を抑える効果が期待できる抗生物質です。

錠剤タイプの他カプセルタイプや顆粒タイプがあり、患者の年齢や体の状態に合わせて処方されます。

薬の形状によって効果に差が生じることはありません。

ミノマイシンは服用中副作用が生じることがあり、人によってはめまいや下痢、発疹などが現れるケースがあります。

 

クレアラシル

クレアラシルはニキビ肌向けの洗顔料などを出しているブランドで、塗り薬も出されています。

クレアラシルの塗り薬には硫黄が含まれており、その硫黄が角質を軟らかくすることでニキビの頭部を開きやすくし、患部に詰まっている皮脂を吸収します。

加えて殺菌作用を持つレゾルシンという成分がアクネ菌を減らし、炎症を鎮めるグリチルリチン酸ニカリウムがニキビの腫れや赤みをやわらげてニキビの改善を促します。

 

メンソレータムアクネス

メンソレータムアクネスは思春期ニキビで悩む方を主なターゲットにしているニキビケア用品のシリーズです。

メンソレータムアクネスの塗り薬には、角質を軟化させ皮脂を吸収する硫黄が含まれているため、ニキビの芯が排出されやすくなるという効果が期待できます。

また、レゾルシンがアクネ菌を減らす働きをする他、ニキビの腫れや赤みを鎮めるグリチルレチン酸も含まれているため、炎症を起こして赤くなったニキビも改善する可能性が見込めます。

 

ペアアクネクリームW

ペアアクネクリームWは、思春期ニキビだけでなく大人ニキビのケアにも適している塗り薬です。

殺菌成分であるイソプロピルメチルフェノールがアクネ菌を減らし、抗炎症成分のイブプロフェンピコノールがニキビの腫れや赤みを抑えながら初期段階のニキビであるコメドの生成も防ぎます。

これらの成分の働きによってニキビの進行を防ぐ効果が期待できます。

 

アダパレン(ディフェリンなど)

アダパレンは医療機関で処方される塗り薬です。ドラッグストアでは販売されていません。

商品名であり薬の主成分でもあるアダパレンには、ニキビの原因となる毛穴詰まりを改善させる働きが期待できます。

コメドができにくくなる効果も見込めることから、新しいニキビができるのを防ぐ可能性があります。

 

ダラシンTゲル

ダラシンの薬

ダラシンTゲルも医療機関で処方される塗り薬です。

抗菌作用を持つクリンダマイシンリン酸エステルによってアクネ菌の増殖が抑えられ、それにともなってニキビの腫れや赤みを軽減する効果が期待できます。

この塗り薬には軟膏タイプの他ローションタイプもあり、ニキビが広い範囲にわたって発生している場合はより患部に塗り広げやすいローションタイプが処方されるケースがあります。

 

ルリッド

ルリッドは飲み薬です。

細菌の繁殖を抑える抗生物質の一種で、アクネ菌の増殖を阻害する効果が期待できます。

ルリッドは、主にニキビが重症化した場合に処方されることが多いです。

体質によっては、薬を飲んだり塗ったりした際にアレルギー反応を起こすことがありますが、この薬はアレルギー反応を起こすリスクが少ない傾向にあります。

 

 

ニキビをすぐに治したいなら皮膚科や美容皮膚科に

共立美容外科をおススメする看護師

薬を塗ったり飲んだりしても治らない場合は、美容皮膚科で自由診療の治療を受けるのも選択肢の一つです。

美容皮膚科ではダーマペンやマッサージピールなどの保険適用外の治療を受けることができます。

保険適用外のため料金は高くなってしまいますが、短い期間でニキビが治る場合もあるため、短期間で治した方がトータルコストが抑えられる可能性があります。

また、色素沈着やクレーターのようなニキビ跡になってしまうと、自分でニキビ跡を治すのは非常に困難です。現役ニキビのうちにできるだけ早く治す事が重要です。

共立美容外科では高校生や中学生向けのニキビ治療も行っていますので、思春期ニキビでお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。

 

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このページの監修・執筆医師

  • 日本形成外科専門医
  • ボトックスビスタVST認定医

島田 茂孝

(しまだ しげたか)

医師の詳細

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