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公開日:2022年03月13日(日)
最終更新日:2022年11月21日(月)
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目次
「思春期ニキビ」は主に中学生や高校生の時期にできるニキビを指し、多くの人が10代の頃にこの思春期ニキビに悩む傾向にあります。
そして人によってはニキビがあるのが原因で自信をなくしてしまったり同級生のからかいの対象になったりと深刻な問題につながりかねません。
さて中学生や高校生の肌に発生する思春期ニキビには、大人ニキビと異なる特徴があります。
今回は思春期ニキビの原因や発生しやすい場所、加えて治し方についてお伝えします。
大人ニキビの多くは栄養の偏った食事や睡眠不足といった生活習慣の問題、ストレスが原因でできるのに対し、思春期ニキビはホルモンバランスの乱れが原因で発生することが多いです。
思春期はホルモンバランスが乱れやすい傾向にあり、男女問わず男性ホルモンの働きが活発になります。
その影響で皮脂が過剰に分泌されるようになり、大量に分泌された皮脂が毛穴詰まりを起こすことでニキビが発生しやすくなるのです。
大人ニキビはあごやフェイスラインといった「Uゾーン」にできる場合が多いのに対し、思春期ニキビは額や鼻、眉間といった「Tゾーン」にできやすいです。
もちろんTゾーン以外にも思春期ニキビが発生することはありますが、Tゾーンは皮脂腺が非常に多く顔の中でも皮脂が特に多く分泌される傾向にあるので、日頃ニキビができていないかどうかチェックしましょう。
思春期ニキビはお肌の印象を左右することがあり、本人のメンタル面への悪影響も心配される肌トラブルです。
そのため治りを早めたり悪化を防いだりするためにはご自宅でのスキンケアが欠かせません。
さて皮脂の過剰分泌によって発生しやすくなる思春期ニキビは、肌を清潔に保ったり今できているニキビを刺激しないよう心がけることで治りやすくなる可能性があります。
こちらでは思春期ニキビが治りやすくなるようなスキンケア方法について詳しく解説します。
思春期ニキビを治す上で丁寧な洗顔は欠かすことのできないスキンケアです。
洗顔で皮脂や汚れを落とし、肌を清潔にしておくことで新たなニキビの発生や雑菌の繁殖を防ぐ効果が見込めます。
しかし1日に高頻度で顔を洗うと本来肌に必要な皮脂まで落とされてしまい、肌に負担が生じます。
洗顔は朝、夜の2回で十分です。
また洗顔時は洗顔料をよく泡立て、優しく顔を洗いましょう。
手でゴシゴシこすって汚れを落とすのではなく泡だけで汚れを浮かせるのが理想的です。
ちなみに刺激感のある洗顔料は乾燥をまねくなど肌への負担となるので推奨できません。
そのため刺激感の元となるメントールやスクラブの含まれていない洗顔料を使いましょう。
保湿成分のあるものやノンコメドジェニックの洗顔料だとよりおすすめできます。
肌トラブルがない時も保湿は必須ですが、思春期ニキビを治す上ではいっそう重要なスキンケアといえます。
肌の保湿が足りていないと、不足している水分を補おうと皮脂が普段以上に多く分泌され、結果的にニキビが増えやすくなる恐れがあるからです。
なおニキビを刺激しないよう、保湿に用いる化粧水は刺激の少ないものを選ぶのがおすすめです。
化粧水を買う時、お店にお試し用があれば実際肌に付けてみてスースーしないか、ピリピリした感じがないかを確かめると使い心地の良い化粧水が見つかります。
加えて商品のボトルをよく見て、肌の負担となりやすい成分、例えば「ラウリル硫酸ナトリウム」「ラウレス硫酸ナトリウム」などの合成界面活性剤や香料の含まれたものは避けましょう。
ちなみにニキビの発生をまねく可能性のある成分が使われていないノンコメドジェニックの商品だとなお理想的です。
生活習慣が原因となりやすい大人ニキビを改善したい時は、食事や睡眠時間に注意する必要があります。
そしてホルモンバランスが乱れが主な原因である思春期ニキビにおいても、少なからず生活習慣に注意を払うことが必要です。
例えば食べるものについては栄養バランスの取れた食事を心がけ、ファストフードやスナック菓子のような脂っこい食べ物はなるべく控えましょう。
ビタミン類やたんぱく質が不足すると健やかな肌を作り出すことがが難しくなり、また脂質を摂り過ぎると皮脂の分泌量がより多くなってニキビを増やす原因となってしまいます。
ちなみに朝食事を抜いて学校に行くという方も少なくないですが、食事をとらないのは栄養を摂取する機会を逃すことにつながるのでおすすめできません。
肌だけでなく体の健康のためにも毎日なるべく朝食をとる時間を確保するのが理想的です。
また「起きた直後はどうしても食欲が湧かない」という方はヨーグルトなど軽いものを口にし、学校生活のためのエネルギーを少しでも補給しましょう。
そして思春期ニキビを治すためには睡眠にも気を付けてください。
睡眠不足はホルモンバランスの乱れにつながりやすいので、スマホゲームやテスト直前の一夜漬けなどで夜更かしするのは思春期ニキビを改善する上では好ましくありません。
ニキビができると日常的に指で触ってしまうという方は多く「気が付いたら触っていた」ということもあります。
しかしあまり頻繁にニキビに触れると、指に付着していた雑菌が患部に移ったり指による刺激が皮膚組織のダメージにつながったりして、ニキビの悪化をまねく場合があります。
また「ニキビが気になるから」「早く治したいから」といった理由でニキビを潰し芯を押し出してしまう方もいますが、そうした行為は避けてください。
ニキビを潰した時の刺激で患部の皮膚組織が損傷し、クレーター状のニキビ跡ができたり色素沈着を起こしたニキビ跡ができる恐れがあるからです。
ニキビの悪化やニキビ跡につながるのを避けるためには患部に刺激を与えないことを徹底しましょう。
新型コロナウイルスの蔓延にともなって通学時にマスクを着用することが必須となりました。
そんな中マスクを長時間着けていることによって肌がムレたり、ムレにともなう雑菌の繁殖を原因とするニキビに悩む方も出てきています。
マスク生活を送る上では、まずマスクはこまめに取り替え常に清潔なものを着用することが望ましいです。
加えて周囲に人がいない空間では少しの間だけでもマスクをはずして肌のムレを防ぎましょう。
そうした対策をすることでマスク生活によるニキビ発生のリスクを下げられる可能性があります。
軽度の思春期ニキビであれば洗顔や保湿といったセルフケアだけでも改善する可能性があります。
一方であまりニキビが進行していないうちから市販薬や処方薬でケアを行うとより早めに治まる効果が期待できます。
そこでこちらでは、思春期ニキビを改善する効果が望める塗り薬や飲み薬について解説します。
アクネ菌の増殖を抑える効果が期待できる抗生物質です。
錠剤タイプのほかカプセルタイプや顆粒タイプがあり、患者さんの年齢や体の状態に合わせた処方がなされることがあります。
しかし薬の形状によって効果に差が生じることはありません。
ちなみにこのミノマイシンは服用中副作用が生じることがあり、人によってはめまいや下痢、発疹などが現れるケースがあります。
クレアラシルはニキビ肌向けの洗顔料などを出しているブランドで、塗り薬も出されています。
クレアラシルの塗り薬には硫黄が含まれており、その硫黄が角質を軟らかくしニキビの頭部を開きやすくします。
そして患部に詰まっている皮脂を吸収するのです。
加えて殺菌作用を持つレゾルシンという成分がアクネ菌を減らし、炎症を鎮めるグリチルリチン酸ニカリウムがニキビの腫れや赤みをやわらげてニキビの改善を促します。
メンソレータムアクネスは思春期ニキビで悩む方を主なターゲットにしているニキビケア用品のシリーズです。
メンソレータムアクネスの塗り薬には、角質を軟化させ皮脂を吸収する硫黄が含まれています。
そのためニキビの芯が排出されやすくなるという効果が期待できるのです。
加えてレゾルシンがアクネ菌を減らす働きをするということも説明します。
そしてこの薬にはニキビの腫れや赤みを鎮めるグリチルレチン酸も含まれているため、炎症を起こして赤くなったニキビも改善する可能性が見込めます。
殺菌成分であるイソプロピルメチルフェノールがアクネ菌を減らし、また抗炎症成分のイブプロフェンピコノールがニキビの腫れや赤みを抑えながら初期段階のニキビであるコメドの生成も防ぎます。
これらの成分の働きによってニキビの進行が妨げられる効果が期待できます。
ちなみに思春期ニキビだけでなく大人ニキビのケアにも適している塗り薬です。
商品名であり薬の主成分でもあるアダパレンには、ニキビの原因となる毛穴詰まりを改善させる働きが期待できます。
コメドができにくくなる効果も見込めることから、新しいニキビができるのを防げる可能性もあります。
なお、このアダパレンは医療機関で処方される塗り薬なのでドラッグストアでは入手できません。
医療機関で処方される塗り薬です。
抗菌作用を持つクリンダマイシンリン酸エステルによってアクネ菌の増殖が抑えられ、それにともなってニキビの腫れや赤みが軽減される効果が期待できます。
またこの塗り薬には軟膏タイプのほかローションタイプもあり、ニキビが広い範囲にわたって発生している場合はより患部に塗り広げやすいローションタイプが処方されるケースがあります。
高校生で使用されている方も多いのではないでしょうか。
こちらのルリッドという薬は飲み薬です。
細菌の繁殖を抑える抗生物質の一種で、アクネ菌の増殖を阻害する効果が期待できます。
またこの薬は主にニキビが重症化した場合に処方される傾向にあります。
ちなみに体質によって薬を飲んだり塗ったりした時にアレルギー反応を起こす場合がありますが、この薬はアレルギー反応を起こすリスクが少ない傾向にある抗生物質です。
薬を塗ったり飲んでも治らない場合は、美容皮膚科で自由診療の治療も選択肢の1つです。
美容皮膚科はダーマペンやマッサージピールなどの保険適用外の治療を受けることができます。
保険適用外のため、料金が高くなってしまいますが、短い期間で治る場合もあるので、人生でのニキビ治療へのトータルコストを考えると短期間で治した方がかえってコストが安くなります。
また、ニキビ痕やクレーターになると治りづらいので現役ニキビのうちに治す事が重要です。
共立美容外科では高校生や中学生向けのニキビ治療も行っています。
このページの監修・執筆医師
医師
島田 茂孝(しまだ しげたか)
熊本院 院長
日本形成外科学会認定形成外科専門医
略歴
主な加盟団体
日本形成外科学会
日本美容外科学会
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