日本美容外科医師会認定医院 | 相談・施術の流れ|美容整形・美容外科なら共立美容外科・歯科 ドクターひとりひとりが日々、技術の向上に努力しています。
公開日:2022年04月23日(土)
最終更新日:2022年10月22日(土)
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目次
眉下切開は美容整形手術に分類されるため、基本的には自由診療(保険適用外)となります。
しかし、ある特定の条件を満たせば保険適用となる場合があるのです。
では、それはどのようなケースなのでしょうか。
こちらの記事では、保険適用治療と保険適用外治療の違いや、眉下切開が保険適用治療になるケースについてご紹介しています。
「病院での治療なら、どんな治療でも保険適用外になるのでは?」と考える方がいます。
確かに、「治療」とひとくくりにしてしまえば、どのような治療でも保険適用になるという考えを持っても不思議ではないでしょう。
しかし、保険適用治療と保険適用外治療では、「治療」と呼ばれてはいても目的や内容が異なるため、きちんと線引きして考えられているのです。
それではまず、保険適用治療と保険適用外治療では何が違うのか、目的や内容からご紹介してきましょう。
保険適用治療とは、簡単に言ってしまえば病気や怪我、交通事故の後遺症、老化による不調などを快方に向かわされることを目的として行われる治療です。
また、保険適用治療には点数があり、診療内容や薬処方などに細分化されていますが、この点数は全国どこの医療機関でも共通となっています。
なお、保険適用治療の場合では、治療に使用する器具や治療の手法が決められているため、その範囲を超える治療は行えません。
たとえば、球技のボールが目元に当って瞼を切ってしまったとしましょう。
この場合ではスポーツによる怪我で、元の健康な状態の皮膚に戻す必要があるため、保険適用治療となります。
一方、ボールが当たってできた怪我を、目立たない状態にするために二重瞼を形成しようと考えた場合では、通常の治療ではなく美容目的の治療となるため、保険適用外治療となります。
つまり、必要に迫られて受けなければならない治療が保険適用治療だということですね。
保険適用外治療とは、病気や怪我、交通事故の後遺症、老化による不調などを快方に向かわせる治療ではなく、見た目に変化を持たせるための治療です。
たとえば、乳がんで乳房を失って乳房再建を行う場合では、乳がんという病気が原因で必要になった治療であるため、保険適用となります。
反対に、もともと健康な乳房を縮小したり、バッグなどを挿入したりする手術になると美容目的の治療になるため、保険適用外治療になります。
このように、健康上や精神上改善しなければならない症状に対しては保険適用となり、美容目的のみの治療では保険適用外になるという違いがあるのです。
つまり、治療を受けなくても健康や日常生活に支障をきたす可能性がない治療は美容治療扱いで、保険適用外になるということですね。
眉下切開は、形成外科や美容外科、美容皮膚科などで受けられる治療で、基本的に保険適用外治療となります。
それは、眉下切開は患者さん一人ひとりの顔のバランスを確認してデザインを決めた上で行われる手術で、美容の要素が取り入れられた治療だからです。
たとえば、眉下切開で皮膚を切除する場合、誰でも同じ面積の皮膚を切除することはありませんし、脂肪を取り除く場合でも顔のバランスが崩れないよう、配慮をしながら取り除きます。
このように、見た目の美しさを重視して行われるのが眉下切開ですので、眉下切開は保険適用外になるということです。
眉下切開は基本的に保険適用外ですが、場合によっては保険適用で受けられることもあります。
では、それはどのようなケースなのでしょうか。
眉下切開が保険適用になることがあるのは、医師が眼瞼下垂と診断した場合です。
ただし、眼瞼下垂の治療は数種類あり、保険適用で治療をする場合では挙筋腱膜(きょきんけんまく)前転法が適用されることがほとんどで、眉下切開で行われることは稀です。
それは、挙筋腱膜前転法が眼瞼下垂自体の改善を目的として行われるのに対し、眉下切開は眼瞼下垂の改善とともに美容の要素が含まれているからです。
もちろん、保険適用で眉下切開が行われることもあるにはありますが、この場合ではデザインを決めてからというよりかは、医学的な見地から皮膚を切除したり脂肪を取り除いたりするため、思い通りの仕上がりにならない可能性があります。
眼瞼下垂の改善だけではなく、見た目の仕上がりにこだわりたいのであれば、保険適用治療ではなく、初めから保険適用外治療として手術を受けるというのが妥当な方法でしょう。
「保険適用になるなら、眉下切開を保険適用で受けたい」と考えるかもしれません。
しかし、保険適用の眉下切開では好きなデザインを決めて手術を受けることができないため、美容目的でデザインを決めて手術を受ける場合では、いかなる場合でも保険適用外となります。
眉下切開をご希望なら、その目的が眼瞼下垂の治療なのか美容治療なのかをはっきりさせてから病院を訪れましょう。
なお、美容目的ではなく眼瞼下垂改善のみを目的とするなら、美容外科や美容皮膚科だけでなく、眼科や形成外科でも治療を受けられますので、一度相談をしてみると良いでしょう。
眼瞼下垂の治療を保険適用で受けたい場合には、以下の点に注意してください。
保険適用で眉下切開を受けられるのは、軽度や中程度ではなく重度だと医師が判断した場合に限られます。
ここで注意していただきたいのは、保険適用で眉下切開を受けたいという思いから、眼瞼下垂だと言い張って手術を受けようとすることです。
しかし、そのようなことをしたとしても、医師が診察すればそれが眼瞼下垂かどうかすぐにわかりますし、仮に眼瞼下垂だったとしても、軽度または中程度では手術を請け負うようなことはないでしょう。
眼瞼下垂で眉下切開を受けたいとお考えなら、まずは症状をしっかりと医師に説明し、眉下切開が適切かどうかの判断を委ねましょう。
眉下切開を望んでいても、眼瞼下垂の状態を、医師が軽度または中程度と判断した場合では、保険適用ではない眉下切開を勧められることがあります。
しかし、眼瞼下垂がまだ軽度や中程度なら、とりあえず別の治療で対処しておくというのもひとつの方法でしょう。
その方法は埋没法という二重術で、皮膚を切開することなく二重瞼を形成することができます。
そして、埋没法で二重のラインが奥に引っ込めば、自然に目を開きやすい状態になりますので、軽度または中程度の眼瞼下垂対策に役立つでしょう。
ただし、埋没法による二重術は使用した糸が緩んだ時点で効果が薄れますので、半永久的な効果は望めません。
とはいえ、埋没法は安価に受けることができ、しかもダウタイムが短いしいメリットがありますので、軽度または中程度の眼瞼下垂でお困りなら、ひとまず視野に入れて治療を検討してみると良いでしょう。
眉下切開を受けると、もともと二重または億部絶えの方は、二重瞼のラインがはっきり表れることがありますが、反対に眉毛下の皮膚を切除することで二重瞼のラインが薄くなったり消えたりすることもあります。
また、一重瞼の場合では、一重瞼の目元がリフトアップする仕上がりになります。
では、眉下切開を保険適用で受けるとした場合には、保険適用外の二重術を同時に受けることはできるのでしょうか。
眉下切開を保険適用で受けた場合に、保険適用外の二重術を同時に受けることは可能です。
ただし、美容外科によってはどちらも美容目的とみなして、眉下切開も保険適用外としているところがあるようです。
これは美容外科の考え方にもよりますので、気になる美容外科があるなら、ひとまず医師に相談してみると良いでしょう。
なお、二重術には上記でご紹介した皮膚を切開せずに糸で留める埋没法と、皮膚を切開して二重瞼を形成する切開法がありますが、自然な仕上がりで効果が長期間継続するという点で考えるなら、切開法のほうがおすすめできるでしょう。
ご紹介してきた通り、眉下切開は美容の要素が強い治療であるため、眼瞼下垂のみの改善なら別の治療のほうがおすすめできるでしょう。
上記では挙筋腱膜前転法についてご紹介してきましたが、この方法であれば保険適用で治療を受けられます。
ただし、費用については病院によって異なりますので、この点についてはいくつかの病院を比較してみることをおすすめします。
今回は、保険適用治療と保険適用外治療の違いや、眉下切開が保険適用になるケースについてご紹介してきました。
ご紹介してきた通り、眉下切開の目的の多くは目元の外見を整えることであるため、基本的には保険適用外の治療となります。
また、眼瞼下垂の場合では保険適用治療として眉下切開を受けられることもありますが、この場合では、医師が重度だと判断した眼瞼下垂のみ保険適用で治療を受けられます。
眉下切開は美容整形手術に分類される美容治療という考え方が一般的ですので、治療をお考えなら、ひとまず保険適用外治療として捉え、高額な費用がかかる可能性を頭に入れた上で検討する必要があるでしょう。
眼瞼下垂治療で最も多く適用されるのは挙筋腱膜前転法などの治療で、眉下切開で行われることは稀です。
なお、この挙筋腱膜前転法であれば保険適用となりますので、まずは眼科や形成外科、美容外科などの専門医に相談してみると良いでしょう。
▼共立美容外科の人気の眉下切開の料金や手術方法の詳細はこちら
このページの監修・執筆医師
磯野 智崇(いその ともたか)
共立美容グループ 総括副院長
略歴
主な加盟団体
日本美容外科学会
日本美容外科学会認定専門医
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