目の上のたるみ取り
二重切開(全切開)/眉下切開
目の上のたるみ取り
二重切開(全切開)
眉下切開
最終更新日: 2025年04月24日
目の上のたるみの原因と解決法

目の周りの皮膚は、皮膚が薄い事もあり、年を重ねるにつれて変形していきます。
若いころに埋没法を行い、二重のラインを作ったとしても、年齢を重ねるとそのラインがぼけてきたりします。
年を重ねると、体内にあるコラーゲンやエラスチンが減少し、皮膚を支えきれなくなり、重力に負けて、目の上の皮膚がだんだんと下に下がってきてしまいます。
これが目の上のたるみになります。
目の上がたるむと、目の形が三角形になってしまい、年齢を重ねた印象を与えてしまいます。
原因は皮膚のたるみということがわかっているので、このたるみを解消する事で、老けた印象を解決することができます。
目の上のたるんでいる皮膚の端から端までを切開して余分な皮膚を切除します。
二重切開(全切開)と眉下切開

目の上を切開する場合、傷跡が目立たないようにするために、配慮しなければなりません。
そのため、切開するラインは、もともとある二重のライン上か、眉毛のすぐ下になります。
二重のライン上に切開する場合、もともとある二重のライン上を切開するため目の形は変わりません。
ただ、二重のラインを変更したい場合は、その希望のラインに傷跡が来るように切開します。
この傷跡が新しい二重のラインになります。
目の上のたるみがあって、一重の方で二重にされたい方の場合は、ご希望の二重にしたいライン上を切開します。
この方法は二重切開(全切開)や上眼瞼皮膚切除と呼ばれています。
二重整形の切開法の全切開と同じ方法です。
一方、眉毛の下で切開する場合、傷跡は眉毛に隠れるため、他人からはほとんどわかりません。
手術後は眉毛と上まつ毛の距離が短くなるため、目の上がすっきりした印象にすることができます。
この方法は眉下切開や、眉下リフト、アイリフト、眉毛下皮膚切除法などと呼ばれています。
眉毛の方に皮膚をひっぱるため、もともと二重の方の場合、二重のラインの幅が広がります。
眉毛の下の皮膚は、二重のライン上の皮膚に比べて厚いため、内出血や腫れも二重切開(全切開)に比べて少なく、ダウンタイムが短いです。
眉上切開

眉毛の上を切開する場合もあります。
この手術方法を眉上切開や眉毛上皮膚切除法といいます。眉下切開に比べて傷跡が目立ってしまうことがデメリットです。
そのため適応が限られるためあまり行っていません。
目の上のたるみを改善する以外にも、眉尻に向かって眉毛の位置が上に上がるので、眉毛をキリッとさせたい場合や、目と眉毛の距離を長くしたい場合に向いています。
おでこのシワの原因にも

目の上のたるみが進むと、視野が狭くなり、目を大きく開けようとしてしまいます。そうすると、額にシワがあつまり、シワが深く刻まれる原因になります。
他にも、目の上のたるみが邪魔してしまい目が開きづらくなると、眼精疲労や頭痛、肩こりが生じる場合もあります。
眼瞼下垂

目のたるみと同じように、瞼が開けづらくなる症状で「眼瞼下垂(がんけんかすい)」という症状もあります。
眼瞼下垂の場合、目の上のたるみのように皮膚が原因ではなく、瞼を開ける筋肉が弱くなった事が原因で、瞼を上に持ち上げられずに視野が狭くなる症状になります。
この場合、皮膚のたるみを除去しても症状は変わらないため、瞼の筋肉に手を加えることで改善します。
目の上のたるみと、眼瞼下垂は併用している場合も多いため、同時に手術を行うことも可能です。
日本美容外科学会専門医の磯野分院院長が動画で解説
目の上のたるみ取りの手術方法や腫れなどのダウンタイム、そして眼瞼下垂手術との組み合わせなどについて、日本美容外科学会専門医の磯野分院院長が分かりやすく動画で解説しています。
併せて見たい「眼瞼下垂の治療」
目の上のたるみと併用して現れる眼瞼下垂の治療方法についても動画で解説しています。
二重切開(全切開)/上眼瞼皮膚切除

二重のラインに沿って切開します。手術後二重のラインを変えたい場合や、一重の方の場合、手術後の二重のラインに傷跡がなるように切開します。

目の上の脂肪を除去します。

たるみの原因となっている余分な皮膚をメスで切って除去します

除去した目の上の脂肪とたるみです。

二重のライン上で皮膚を縫合して終了です。
眉下切開/眉下リフト/アイリフト/眉毛下皮膚切除

傷跡が目立たないようにするために、眉毛の下にそって切開します。

目の上の脂肪を除去します。

たるみの原因となっている余分な皮膚をメスで切って除去します

除去した目の上の脂肪とたるみです。

二重のライン上で皮膚を縫合して終了です。眉毛の方に皮膚を引っ張るため、二重の幅が広がります。
ダウンタイムと半年の経過
眉下切開の手術直後の傷跡などのダウンタイムと手術後6カ月までの症例を1月ごとにご紹介しています。
宇都宮院の亀井院長が実際に受けた症例です。
執刀医は宇都宮院の辻直子副院長が担当しました。

■手術直後
左が手術前、右が手術直後の画像です。
まだ赤みが少しありますが、腫れも少なく、内出血も殆どありません。

■1か月後
1か月後の状態です。手術前に比べて目が大きくなりました。
手術時は、眉毛の下に沿って目立たないように切開していますが、1か月間は眉毛の下に傷跡があります。
しかし、手術1週間後の抜糸の後は、ファンデーションで隠すことができます。また髪が長い方の場合は、髪で傷跡を隠すことが可能です。

■2か月後
傷がだんだん薄くなってきました。

■3か月後
さらに傷跡がわからなくなってきました。

■4か月後
左目の上の傷跡は、ほぼわからなくなりました。

■5か月後
右目の上の傷跡もほとんどわからなくなりました。うっすら赤みが残っている程度です。

■6か月後
傷跡はほとんどわかりません。目が大きくなったので、若々しい印象になりました。
視野が広くなってので、眉毛を上げることも少なくなったため、額のシワも目立たなくなりました。
動画で解説
実際の二重切開(全切開)の手術動画を基に日本美容外科学会専門医の磯野医師が解説しています。
この動画では手術後の腫れや2か月後の仕上がりなどがご覧いただけます。
動画には、血液等が映っているため苦手な方はお控えください。
※両目¥330,000~¥550,000
※状態により表示料金より高くなる場合があります。
主なリスク、副作用等 |
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眉上切開/眉毛上皮膚切除

傷跡が目立たないようにするために、眉毛の上にそって切開します。
ただ、眉毛の上の場合、眉毛の下に比べて傷跡が目立ってしまうデメリットがあります。

眉毛の上のたるみの原因となっている余分な皮膚と眼輪筋をメスで切って除去します。また、眼輪筋を上に持ち上げて固定します。

除去した眉毛の上の皮膚と眼輪筋です。

眉毛の上のラインで皮膚を縫合して終了です。眉毛が眉尻に向かって斜め上に上がり、目と眉毛の距離が長くなります。
目の上のたるみ取りの手術料金と概要
手術料金 | ◇二重切開(全切開)/上眼瞼皮膚切除 両目 ¥330,000~¥550,000 片目 ¥231,000~¥385,000 たるみの程度により料金が異なります。 ◇眉下切開/眉下リフト/アイリフト/眉毛下皮膚切除 両目 ¥330,000~¥550,000 片目 ¥231,000~¥385,000 たるみの程度により料金が異なります。 ◇眉上切開/眉毛上皮膚切除法 両目 ¥330,000~¥550,000 片目 ¥231,000~¥385,000 たるみの程度により料金が異なります。 ◇眼瞼下垂 ■軽度の場合 共立式二重埋没P-PL挙筋法で治療できます。 Basic(ベーシック) ¥66,000(両目) ¥46,200(片目) ■中度から重度の場合 両目 ¥440,000~¥770,000 片目 ¥308,000~¥539,000 |
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手術時間 | ◇二重切開(全切開)/上眼瞼皮膚切除 約60分 ◇眉下切開/眉下リフト/アイリフト/眉毛下皮膚切除 約60分 ◇眉上切開/眉毛上皮膚切除法 約60分 ◇眼瞼下垂 約30分 |
ダウンタイム | ◇二重切開(全切開)/上眼瞼皮膚切除 5日~1週間(腫れや内出血1週間) ◇眉下切開/眉下リフト/アイリフト/眉毛下皮膚切除 5日~1週間(腫れや内出血1週間) ◇眉上切開/眉毛上皮膚切除法 5日~1週間(腫れや内出血1週間) ◇眼瞼下垂 ■軽度の場合 2、3日~1週間(腫れや内出血2,3日) ■中度から重度の場合 5日~1週間(腫れや内出血1週間) |
通院回数 | ◇二重切開(全切開)/上眼瞼皮膚切除 2回(手術・抜糸) ※状態により定期検診もあります。 ◇眉下切開/眉下リフト/アイリフト/眉毛下皮膚切除 2回(手術・抜糸) ※状態により定期検診もあります。 ◇眉上切開/眉毛上皮膚切除法 2回(手術・抜糸) ※状態により定期検診もあります。 ◇眼瞼下垂 ■軽度の場合 1回 ■中度から重度の場合 2回(手術・抜糸) ※状態により定期検診もあります。 |
カウンセリング当日の治療 | 可 |
入院の必要性 | なし |
制限事項 | 手術後当日、アイメイク・コンタクト不可 |
仕事・外出 | 可 |
その他特記事項 | なし |
- 表示料金は目安の金額となります。
- 術後のアフターフォローもしっかりしております。追加料金は一切かかりません。
いつでもご遠慮なく、担当医にご相談ください。
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このページの監修・執筆医師
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医師
浪川 浩明(なみかわ ひろあき)
日本美容外科学会認定専門医
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略歴
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- 1991年
- 帝京大学医学部医学科 卒業
- 1991年
- 東京厚生年金病院 形成外科入局
- 2006年
- 共立美容外科・歯科 入局
- 2009年
- 共立美容外科・歯科 新宿本院院長就任
- 2009年
- 共立美容グループ 副院長就任
- 2020年
- 共立美容グループ 総括院長就任
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主な加盟団体
日本美容外科学会会員
日本美容外科学会認定専門医
日本形成外科学会会員
日本顎顔面外科学会会員
日本手の外科学会会員
日本マイクロサージャリー学会会員
日本職業・災害医学会会員
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