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公開日:2022年03月30日(水)
最終更新日:2023年06月10日(土)
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最後まで有意義なページになっていますので是非ご覧ください。
目次
「まとまった脂肪を落としたい」「脂肪吸引したいけど痛みやダウンタイムが心配」
そんな方には、“切らない脂肪吸引”ともいわれる痩身術「クールスカルプティング」がおすすめです。
クールスカルプティングはアラガンジャパン社が発売しています。
略して「クルスカ」とも呼ばれています。
このコラムではクールスカルプティングのしくみとその効果のほか、リスクや副作用についてもご紹介します。
クールスカルプティングは、脂肪細胞を冷却して破壊する、切らずに脂肪を除去できる痩身術です。
2008年にアメリカでマシンが生まれ、その後ヨーロッパやアジアなど世界80カ国以上の国で導入されています。
2015年のAmerican Society for Dermatological Surgeryの調べによると、アメリカでは脂肪吸引やほかの切らない脂肪除去の方法を抜いて、もっとも多く選ばれている痩身術なのだそう。
「熱エネルギーで脂肪細胞を破壊する」「注射で脂肪を溶かす」などさまざまある“切らない脂肪除去”の治療を牽引する痩身術となっています。
クールスカルプティングの特徴をまとめた表は以下です。
原理 | 脂肪細胞を冷却して細胞死「アポトーシス」を誘発する |
---|---|
適応部位 | あご下・脇下・二の腕・お腹・背中・腰・お尻・太もも・膝 |
適応可能な人 | 皮下脂肪が3.5cm以上の人 |
施術時間 | 1部位:約35分 |
効果が出るまで | 2〜3カ月 |
ダウンタイム | ほとんどなし |
料金の相場 | 1部位30,000円〜150,000円 |
クールスカルプティングは、どのようなしくみによって脂肪が除去されるのでしょうか。
「冷やすだけで脂肪を破壊できるメカニズム」をご紹介します。
まず、脂肪細胞が凍る温度である「4℃」に設定したアプリケータを気になる部位に装着して、脂肪細胞のみを冷却していきます。
なぜ脂肪細胞だけをピンポイントで冷却できるかというと、「0℃で凍る水分」と「4℃で凍る脂肪細胞」の温度差を利用して、肌や血管などの凍傷をふせぎながら脂肪細胞のみの破壊ができるためです。
破壊されて機能しなくなった脂肪細胞は、数週間から数カ月にかけて自然に体外に排出されていきます。
早くて施術後3週間ほどで効果を実感しはじめ、2〜3カ月後にはピークの効果が期待できます。
クールスカルプティングでは、どのくらい脂肪を減らせるのでしょうか?その効果やメリットをご紹介します。
クールスカルプティングは脂肪細胞の数自体を減らすことができるため、リバウンドしにくいのが特長です。
個人差はありますが、1回の施術で約20%の脂肪を減少でき、施術後は脂肪が溜まりにくくなるといわれています。
クールスカルプティングは脂肪細胞以外の周辺組織にはダメージを与えません。
そのため、切開を伴う脂肪吸引に比べてリスクや痛みがかなり少なくなっています。
ダウンタイムもほとんどないため、当日から仕事や外出も可能です。
クールスカルプティングはアメリカのFDA(米国食品医療品局)から認可を受けており、2017年には日本の厚生労働省からも認可を受けました。
「冷却による脂肪減少装置」として国からの承認も受けているため、脂肪減少の効果と安全性が確立されています。
クールスカルプティングには、メリットも多い一方でデメリットもあります。
ここでは、施術の前に知っておきたいリスクや副作用についてご紹介します。
クールスカルプティングは、目安として3.5cm以上の脂肪がある方に適した施術です。
痩せている方には施術が行えないので注意しておきましょう。
また、内臓脂肪には効果が期待できません。
気になっている部位の脂肪が内臓脂肪だった場合は、施術をしても効果を感じられない場合があるので注意が必要です。
「同一部位を繰り返し施術できる回数」や「一度の施術で同時に施術できる箇所」などは、個人によって異なるため、必ずしも希望の部位を希望の細さまで繰り返し施術できるわけではありません。
また同一部位の施術は、基本的には1回目の施術から2カ月以上あける必要があるので注意しましょう。
また、以下に当てはまる方はそもそも施術ができません。
施術が難しい人 |
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たとえば「クリオグロブリン血症」「寒冷凝集素症」「発作性寒冷血色素尿症」をお持ちの方は、冷却によって貧血などの症状が出るおそれがあるため、クールスカルプティングの施術が難しいです。
何か心配がある場合、まずは医師に相談しましょう。
クールスカルプティングはダウンタイムや副作用が非常に少ない施術ですが、ごく稀に以下のような副作用・リスクがあります。
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施術後、内出血や筋肉痛のような痛みが出る場合がありますが、ほとんどの場合は2週間〜1カ月程度で徐々に落ち着きます。
従来のクールスカルプティングは1部位あたり1時間の施術時間がかかっていましたが、近年はより短時間で快適に施術を行える新型のアプリケータが登場しています。
導入しているアプリケータはクリニックや部位によっても異なるので、それぞれの特徴を知ってご自身にあったアプリケータを導入しているクリニックを見つけてみてください。
「CoolAdvantage」は吸引時の痛みや赤みを軽減させるほか、3種類の異なる形状のヘッドでさまざまな部位や体型にフィットするアプリケータです。
一度に冷却できる範囲が広くなっているため、従来のアプリケータでは1部位の施術に1時間かかっていたところ、ほぼ半分の35分程度で施術が完了します。
同じ効果で時間を短縮できる快適さが魅力です。
従来のアプリケータと比較して、日本人の体型にフィットしやすい小さなサイズのアプリケータが「Petite」です。
こちらのアプリケータを使うことで、従来のアプリケータでは行えなかった部位もクールスカルプティングの施術が可能となりました。
施術時間は「CoolAdvantage」を同じく1部位35分程度です。
「クールアドバンテージプラス」は、「CoolAdvantage」の2倍のサイズ、容積にして2.5倍の部位を施術できるアプリケータです。
たとえば「CoolAdvantage」で2箇所を施術する場合の施術時間は35分×2の70分ですが、「クールアドバンテージプラス」を使用した場合は45分で完了します。
特に脂肪の多い方の施術に適しており、広範囲の施術を行う場合に、施術時間を大幅に短縮できるのが特長です。
ここからは、クールスカルプティングの実際の施術の流れをご紹介します。
まずはカウンセリングで、患者さまの希望部位や予算にあった施術を提案。
施術後のイメージなどを納得いただいたうえで、照射部位や回数、施術日などを決めていきます。
希望の部位・皮膚の状態・体質によっては、カウンセリング当日の施術が可能な場合もあるので、遠方から来院する場合などにはあらかじめ相談しましょう。
患者さまの希望部位と施術可能な部位を明らかにして、皮膚に目印となるラインをひく「アセスメント(マーキング)」を行います。
適応範囲や部位によって最適なアプリケータを選択して、施術に向けての準備をします。
施術をする部位に、特殊なゲルを布に浸した「ゲルパッド」を貼り付けて、皮膚を覆います。
ゲルパッドは皮膚の凍傷を防ぐほか、アプリケータの冷却温度を一律にする役割を持ちます。
次にゲルパッドの上からアプリケータを装着。スイッチを押して冷却を開始します。
部位やアプリケータによって冷却時間は異なりますが、前述のとおり、だいたい1部位35分ほどで完了する想定です。
ゲルパッドやアプリケータの装着時はひんやりと冷たさを感じ、吸引圧で部位が引っ張られる感じがありますが、数分で慣れるでしょう。
それ以外の痛みや違和感は感じないため、基本的には麻酔なしで施術を行います。
施術後は、施術をした部位に約2分間のハンドマッサージを行います。
部位や皮膚の状態によっては痛みが伴いますが、マッサージによって効果を高めることが期待できます。
施術が終わったら、基本的には当日から外出や仕事が可能です。
シャワーや入浴も当日から可能で、スポーツも問題なく行っていただけます。
もし動いてみて施術部位に違和感がある場合などは、担当医に相談しましょう。
クールスカルプティングで失敗しないクリニック選びのポイントは、脂肪吸引の実績数が多く、アプリケータの扱いに慣れている医師が在籍しているクリニックを選ぶことです。
共立美容外科には、体のことを熟知した脂肪吸引に定評のある医師が多数在籍しています。
また、前述した最新のアプリケータ「クールアドバンテージプラス」を導入している店舗もあるため、より快適で効率的な施術がかないます。
通常より安価で施術を受けられるモニターも募集しているので、まずはお問い合わせください。
クールスカルプティングは仙台院で取り扱っています。
共立美容外科はクールスカルプティングの他、脂肪溶解注射や本格的に痩せたい方のための脂肪吸引など様々な痩身メニューをご用意しています。
詳しくはこちら。
このページの監修・執筆医師
磯野 智崇(いその ともたか)
共立美容グループ 総括副院長
略歴
主な加盟団体
日本美容外科学会
日本美容外科学会認定専門医
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