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公開日:2022年09月12日(月)
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目次
朝や昼よりも、夜に食べると太りやすくなるというような理論が数多く提唱されています。
「朝食を減らすよりも夕食を減らした方がダイエット効果が高かった」と感じたことがある方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「夜に食べたら太りやすくなる仕組み」を紹介しながら、痩せやすく太りにくい体を手に入れるための方法を解説していきます。
「太る」根本的な原因は「脂肪細胞が大きく膨らんでしまうこと」にあり、摂取カロリー量と消費エネルギー量のバランスによって、脂肪細胞の大きさが変化することを紹介しました。
以上のような「太る」メカニズムを踏まえて、ここからは、「夜に食べると太りやすくなる仕組み」を解説していきます。
夜に食べると太ると言われる原因の大半が「食べすぎ」です。
単純に摂取カロリーの量が多く、基礎代謝量や1日で消費するエネルギー量を大きく上回ってしまっていることが、太る原因となっています。
夜に食べるから太るのではなく、夜に高カロリーのものを食べるから太る、という考え方の方が正しいかもしれません。
そのため、夜だけではなく、どのタイミングであっても、高カロリーのものをたくさん食べることで太りやすくなります。
現代の食生活では、夕食のカロリー摂取量が多く、飲酒なども同時に行われることがあります。
朝食や昼食に比べて、夕食の献立にはカロリー量の多いものが並ぶ場合が多く、夕食の摂取によってオーバーカロリーになってしまうという人や家庭は多いです。
夕食は朝食や昼食よりもカロリー量が多いため、朝食や昼食を抜くよりも夕食を抜く方が痩せやすくなる可能性は高いです。
だからこそ、夕食を抜くと痩せやすく、夕食を食べると太りやすいというように考えられています。
夜に食べると太る原因として、夜食や晩酌があげられます。
夕食で十分なエネルギー摂取が行われているにも関わらず、夜食や晩酌でさらにカロリーを摂取することで、太りやすくなることは言うまでもありません。
このケースの場合であっても、「夜」という時間的な問題で太ってしまうわけではなく、夜食や晩酌で追加カロリーを摂取してしまうことによる、量的な問題で太ってしまうということになります。
夜に食べると太る原因の多くはカロリーオーバーです。
「夜」という時間的な問題で太りやすくなるという考え方もありますが、様々な研究によって、時間的な問題よりも量的な問題の方が太ることへの影響は大きいことが報告されています。
しかし、現在日本人の食文化や食生活を考えてみると、夕食や夜食でのカロリー摂取量が多いことは明白です。
そのため、「朝食や昼食よりも、夕食を抜く(減らす)と痩せやすくなる」と感じたことがある方も多いかと思います。
夜間には脂肪の合成が促進されやすいため、夜に食べると太りやすくなってしまうという考え方もありますが、単純なカロリーオーバーの方が体重に与える影響は大きいといえます。
「昨日1日の食事を振り返ってみると、夕食のカロリー量が一番多かった」という方は多いのではないでしょうか。
痩せるため、太らないためには、「摂取カロリー量を減らして消費エネルギー量を上げる」ことが必要になります。
もともと摂取カロリー量が少ない朝食を抜いたとしても、1日のトータルカロリー量に与える影響は少なく、効果的なダイエットにはなりません。
また、「朝食を抜いているから昼と夜はたくさん食べてもいい」というダイエットが提唱されることもありますが、朝食を抜くことによってむしろ1日のトータルカロリー量が増えてしまえば、最終的には太りやすくなります。
朝・昼・夜といった食事のタイミングや食事時間が「太る」ことに影響を及ぼす可能性はありますが、それ以上に1日のトータルカロリー量が脂肪細胞に与える影響は大きいです。
痩せやすく太りにくい体質を作るためには、食事のタイミングを意識することも重要ですが、それ以上に、摂取カロリー量と消費エネルギー量に目を向けていくことが大切です。
夜に食べたら太りやすくなる原因を探っていくために、まずは「太る」とはどのような状態なのかを明確にしていきましょう。
一般的に太るというのは、 体内の白色脂肪細胞の量が増えたり、脂肪細胞の大きさが大きくなることを意味しています。
特に、脂肪細胞の大きさが「太る」ことに与える影響は大きく、摂取カロリー量がオーバーすることで、脂肪細胞は大きく膨らんでいきます。
脂肪細胞の数が大きく変化するということは少ない(全く増えないわけではない)ですが、脂肪細胞の大きさは簡単に変化してしまうため、脂肪細胞が膨らんだり縮んだりすることで、「太ったり痩せたり」といったような外見上の変化が引き起こされます。
また、脂肪には内臓脂肪と皮下脂肪があり、外見上大きな影響を及ぼすのが皮下脂肪であり、皮下脂肪が大きく膨らんでいくことで、「太った」という状態になります。
一方、内臓脂肪は見た目以上に健康に与える影響が大きく、内臓脂肪の蓄積によって、動脈硬化や脂質異常症など、様々な疾患の引き金になる可能性があります。
このように、「太る」 というのは、脂肪細胞のサイズの変化による影響が大きく、 特に皮下脂肪が、外見に大きな影響を及ぼしているということが分かります。
太るメカニズムとして、脂肪細胞のサイズの変化が、外見上の変化に大きな影響を与えていることを紹介しました。
それでは逆に、「痩せる」ためにはどのような取り組みが必要になるのでしょうか。
痩せるために必要なことは、大きく3つに分けることができます。
脂肪細胞を小さくするためには、単純に摂取カロリー量を減らす必要があります。
摂取カロリー量を減らすことで、体内に取り込まれるエネルギーの量が減少しますので、脂肪細胞に取り込まれるエネルギー量も少なくなります。
脂肪細胞は、体内に取り込まれた過剰なエネルギーを自分自身に取り込んで、大きく膨らむという性質があります。
そのため、摂取カロリー量を減らして体内に取り入れるエネルギー量を減少させることで、脂肪細胞に取り込まれるエネルギー量を減らし、脂肪細胞が膨らむのを予防することが可能になります。
摂取カロリー量を減らすだけではなく、消費エネルギー量を増やすことで、脂肪細胞の大きさを小さくすることが可能です。
トレーニングやエクササイズによって、直接的にエネルギーの消費量を上げるということはもちろんですが、日常的な運動習慣を取り入れることで、体を維持するために必要な「基礎代謝」を上げることが可能になります。
基礎代謝とは、人間が生きるために必要なエネルギーのことです。
心臓を動かしたり、呼吸をしたり、免疫力を保ったり、全身の細胞に血液を送ったり、生物が体を維持するためには、「何もしていなくても」エネルギーが必要です。
体を動かすためのベースとなる、このエネルギーこそが基礎代謝であり、基礎代謝の量のことを「基礎代謝量」といいます。
生活習慣を改善して基礎代謝量を上げることで、日常的に消費されるエネルギー量を上げることができますので、意識的に運動しなくても、十分な量のエネルギーを消費できるようになります。
その結果、脂肪細胞が取り込む過剰なエネルギーが減少し、痩せやすい体へとつながります。
痩せるために必要なポイントの3つ目が、脂肪細胞そのものの数を減らすということです。
脂肪細胞を小さくすることで痩せることができますが、一度膨らんだことがある脂肪細胞は、少しのエネルギーでもすぐに膨らんでしまうようになります。
これが「リバウンド」のメカニズムです。
リバウンドしない体や、そもそも太りにくい体を手に入れるためには、単純に脂肪細胞の量を減らすというアプローチが効果的です。
食事制限や運動などの一般的なダイエットでは、脂肪細胞の大きさを小さくすることができても、脂肪細胞の量を減少させることは難しいです。
しかし、脂肪吸引や脂肪溶解注射などの美容医療技術を使用することで、脂肪細胞そのものの数を減らすことが可能です。
脂肪細胞の量を減らしてしまえば、痩せるだけではなく、太りにくくリバウンドしにくい体質を手に入れることができます。
夜に食べたら太りやすくなる仕組みについてご紹介しました。
結論としては、「夜に食べたら太りやすくなる」というより、「夜に高カロリーのものをたくさん食べるから太りやすくなる」という方が正しいです。
そのため、たとえ朝や昼であっても、高カロリーのものを大量に摂取する食生活をしていれば、すぐに太ってしまいます。
痩せやすく太りにくい体づくりをするためには、摂取カロリー量と消費エネルギー量のバランスを意識することが重要です。
とはいえ、一度膨らんでしまった脂肪細胞は、ダイエットによって一旦縮んだとしても、またすぐに大きくなってしまいます。
ダイエットとリバウンドを繰り返していくことで、脂肪細胞は膨らみやすく大きくなっていきます。
これが「太りやすい体」の仕組みであり、すぐにリバウンドしてしまうような状態であるといえます。
一方、脂肪細胞そのものの量や数を減らすことができれば、脂肪細胞のふくらみを制限することができます。
つまり、脂肪細胞の量を減らすことで、痩せやすく太りにくい体質を作ることができるということです。
そのためには、美容クリニックで行われるような脂肪吸引や脂肪溶解注射といった痩身施術が必要になります。
共立美容外科は、数ある美容クリニックの中でも、脂肪吸引でトップを牽引し続けています。
「痩せやすく太りにくい体質」を手に入れたいという方は、まずはお気軽に共立美容外科までご相談ください。
▼共立美容外科の「共立式KB脂肪吸引」の料金や手術についての詳細はこちら
このページの監修・執筆医師
磯野 智崇(いその ともたか)
共立美容グループ 総括副院長
略歴
主な加盟団体
日本美容外科学会
日本美容外科学会認定専門医
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