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公開日:2022年03月09日(水)
最終更新日:2022年03月14日(月)
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目次
肌の悩みに対する新しい治療法であるグロースファクター。
まだまだあまり知られていませんが、今までの治療法とは異なるアプローチで「肌を治癒して美しさを引き出す」ことができます。
自然な美肌を目指す方はぜひ知っておきたい治療法です。
本記事では、グロースファクターについて基本的なことから、グロースファクターを使った革新的な治療法までわかりやすく解説します。
グロースファクターとは何か、どのような作用で肌を復活させるのか、興味のある人はぜひお読みください。
※この記事の情報は2021年11月現在のものです。最新情報については公式サイトなどでご確認ください。
グロースファクターは「細胞増殖因子EDF(Epidermal Growth Factor)」と呼ばれるたんぱく質の一種です。
私たちの体の中にある幹細胞で作り出されるもので、皮膚の再生能力を高める働きや、細胞を活性化させる働きをします。
傷が自然治癒するのもグロースファクターの働きです。
グロースファクターが最初に発見されたのは1962年のことです。発見者はノーベル医学生理学賞を受賞し、非常に大きな功績として残っています。
その後、研究が進んで細胞増殖因子EDFのほかにFDF、KGF、IGFなどさまざまな成長因子が発見されることになりました。
グロースファクターには、それぞれ違う働きがあります。
こちらでは、EGF、FGF、IGFという3つの代表的なグロースファクターの力を解説いたします。
EGFには、表皮細胞の分裂を活性化させる役割があるといわれています。
傷ついた皮膚の修復や皮膚のターンオーバーを促進するため、肌を美しく保つグロースファクターとして注目されました。
シミやくすみ、シワなどさまざまなエイジング現象に対して効果的です。傷が治る速度もこのグロースファクターによって早まります。
FGFには、線維芽細胞に作用し、増殖を促す作用があるといわれています。
線維芽細胞ではコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸が生成されるため、数が増えればその分肌が潤いやすくなり、ふっくらとした弾力も出てきます。
細胞の分裂と成長を促し、特に「毛母細胞」に対しての作用が強いグロースファクターです。
毛母細胞の活性化は育毛や頭髪の生産に直結します。そのため、AGAの治療で用いられることが多いグロースファクターです。
私たちの皮膚を維持し、美しく保つために欠かせないグロースファクターですが、年齢を重ねると減少していきます。
18歳~20歳頃をピークに減少が始まり、30代後半頃からはピーク時の40%ほどまで減少します。
30代に入るとシワやくすみを気にしだす人が増えるのは、グロースファクターが減って水分が保持しにくくなり、ダメージも蓄積し始めるからです。
さらにグロースファクターの減少に伴い、肌のターンオーバーも鈍っていきます。
20代では24日~28日くらいの周期で肌が生まれ変わっていました。それが40代になると55日前後、50代では75日前後とどんどん延びていきます。
60代では100日になるとされています。
肌の悩みの多くはグロースファクターの減少と密接につながっているのです。
つまりグロースファクターを増やすことができれば、肌のエイジング現象を軽減できることになります。
そこに目を付けたのがグロースファクターを使った皮膚再生療法です。
※出典:肌の再生能力を引き上げる「グロースファクター」の基礎知識 | Shinagawa Beauty Navi
皮膚再生療法とは、ご自身の血液を採取してそこから血小板のみを抽出し、シワやニキビ跡などの悩みが発生している箇所に注入する治療法です。
血小板はグロースファクターを放出するため、注入した部分の皮膚は自然治癒力が上がってハリが戻りシワが軽減します。
グロースファクターを用いた治療法では、血小板に加えてグロースファクターそのものを直接注入します。
これによって、血小板がグロースファクターを作り出すまでの期間を待たずに効果が表れるため、従来よりも素早く変化を実感できるようになりました。
またグロースファクターの量が増えることで深いシワにも大きな効果を得られます。
注入したグロースファクターは吸収されてご自身のものになるため、従来の皮膚再生療法と同様に「自分の力で肌を蘇らせる」治療が可能です。
グロースファクターの再生療法は美容医療の進化とともに増え、改善できる症状も増えています。
その中でも特に効果が期待できる症状や、治療を希望する人が多い部位についてご紹介します。
口の両脇に深く刻まれたほうれい線は、ヒアルロン酸注入やボトックスではなかなか薄くなりません。
グロースファクターを使った再生療法では、そういった頑固な深いシワも薄くすることが可能です。
疲れた印象にさせる目の下のたるみやクマも改善できます。
グロースファクターが作用して目の周囲の皮膚にもハリが出るケースが多いです。
年齢を重ねるとさまざまな場所に出てくるちりめん状のシワもきれいになります。
ちりめん状のシワは、肌の表面に出来る比較的浅いシワであるため、目尻や口元など目立つ部分にできた小じわにも効果的が期待できます。
マリオネットラインや唇上の縦シワなど、年齢を感じさせる口回りのシワもグロースファクターで改善できます。
ほうれい線治療と併せれば、若々しい口元を取り戻せるでしょう。
表情シワができやすい額や眉間も、グロースファクターを注入すればハリのある状態にもどります。
長年に渡って深く刻まれた眉間のシワにも対応可能です。
首の縦シワや横シワもグロースファクターで改善することは可能です。
ただし首のシワには広頸筋が関係していることが多いため、複数の治療法を併用することもあります。
手に年齢が出やすい理由は、皮膚のハリや厚みが足りなくなってシワが出たり骨が浮きやすくなったりするからです。
グロースファクターでハリが戻れば改善できます。
くぼんでしまったニキビ痕は改善が難しいお悩みですが、グロースファクターで軽減できます。
活性化するターンオーバーによって色素沈着も改善し、肌のトーンも明るくなるはずです。
皮膚を修復する力があるグロースファクターは、肉割れや妊娠線の治療も可能です。
効果には個人差がありますので、ご相談の上治療方針を決定することになります。
毛母細胞に作用するグロースファクターを用いて、毛髪の再生治療も可能です。
薄毛の原因はさまざまですが、多くのケースでグロースファクターが不足していることが知られています。
毛母細胞においてグロースファクターが不足すると、毛母細胞の増殖が抑制され、毛髪の成長や再生もストップしてしまいます。
グロースファクターを注入することで、高い効果が期待できるでしょう。
グロースファクターには皮膚の傷を治し、肌のハリを維持する力があることがわかりました。
しかし、なぜグロースファクターを注入するだけで美肌が叶うのでしょうか。
ここではグロースファクターを使った肌再生療法のメカニズムを説明します。
皮膚再生療法では、血小板や白血球にグロースファクターを添加し、皮膚を支える真皮に注入します。
血小板には、血を止めて傷を治す(皮膚の再生を促す)力が備わっていることは有名です。
この力は、血小板がグロースファクターを放出するからで、そこにさらにグロースファクターそのものを添加して、真皮に直接注入すると大幅に自然治癒力を高められます。
グロースファクターが増えると、それまで残っていた傷が再生し始めます。
消えにくい妊娠線や肉割れ、くぼんでしまったニキビ痕などが代表的なものです。
あくまでも自然治癒の力を高めることで皮膚を再生するため、変化の速度には個人差がありますが、さまざまな皮膚のトラブルを自然治癒力によって改善することが可能です。
真皮に注入された血小板やグロースファクターは、細胞を活性化させてコラーゲンの生産を促進させます。
コラーゲンは、真皮よりも上の層を支える力の中心となる成分で、コラーゲンの数が減るとシワやたるみにつながるといわれています。
真皮でコラーゲンが十分に生産されると、肌が持ち上がりハリがでて、何歳も若返ったような印象になります。
グロースファクターと同じように肌に注入してエイジングケアをする治療法に「ヒアルロン酸注入」があります。
「薬剤を注入して治療する」という似た治療法ですが、じつはグロースファクターとヒアルロン酸注入では全く違う効果があります。
エイジング治療では、まだまだヒアルロン酸注入の方が有名なので、「シワを伸ばすにはヒアルロン酸」というイメージが強いかもしれません。
しかしヒアルロン酸だけでは肌本来の美しさを取り戻すことは難しいのです。
ヒアルロン酸が得意とするのは「水分を蓄える」ことです。
シワ治療で注入するヒアルロン酸はゼリー状になっており、ヒアルロン酸そのもので肌を持ち上げてシワを伸ばします。
一方で、グロースファクターは液状で、注入後は吸収されてコラーゲンを増やします。コラーゲンは皮膚の中で網目状に広がって肌を支えている組織です。
隙間にヒアルロン酸が存在しているので、コラーゲンが増えれば自然と肌がみずみずしくなりハリが出てくるのです。
グロースファクターは注入後、すぐに吸収されます。
そのためヒアルロン酸のように肌を持ち上げる効果はなく、即座に目覚ましい変化が出るものではありません。
しかし注入されたグロースファクターはコラーゲンの生成を促進し、最長で半年ほどかけて定着して“自分の細胞”になります。
つまりグロースファクターの治療は、ご自身の肌そのものを蘇らせることが可能なのです。
この特性を活かして、グロースファクターはエイジングの予防にも活用できます。
シワ治療にはさまざまな方法があります。その中からグロースファクターを選ぶメリットを考えてみましょう。
シワ治療でよく使われるヒアルロン酸は、注入後すぐに肌にハリがでてシワが軽減します。
しかし、その後は少しずつ吸収されて早い人では3カ月ほど、長くても半年ほどで元の状態に戻るのが一般的です。
対してグロースファクターは、注入してから少しずつコラーゲンを生成し、肌の状態を改善していきます。
増えたコラーゲンは生活習慣や年齢にもよりますが、数年間は維持できることが多いです。
永続ではありませんが、長い間シワが改善した状態が持続します。
グロースファクターはコラーゲンを作りだすだけでなく、血管や良性肉芽組織も作り出します。
細胞全体の弾力や水分量が増えるため、シワが消えるのと同時にキメの細かい潤った肌へと回復していくでしょう。
個人差がある部分ではありますが、グロースファクターによって上がる自然治癒力でニキビ跡や肉割れの痕も改善できます。
グロースファクターを注入する際に使用する注射針はとても細いものです。
これはグロースファクターが液体だからで、傷跡もごくごく小さいため、施術が終わればすぐにメイクをしていただくことも可能です。
激しい運動や入浴、飲酒などはお控えいただきたいですが、日常生活にすぐに戻れます。施術後の過ごし方については、医師の指示に従うようにしてください。
悩みの根本的な解決も期待できるグロースファクターですが、まだまだ新しい治療法です。
副作用やリスクを正しく理解して検討しましょう。
グロースファクターは、もともと体内に存在するたんぱく質の一種です。
一緒に注入する血小板や白血球もご自身から採取したものを濃縮したものです。
そのため大きな副作用は2021年11月現在、報告されていません。
グロースファクターの注入量が多すぎると、皮膚が不自然に膨らむことがあります。
また濃度が濃すぎると、まれにしこりのように残ったりするケースが見られます。
しかし、これはグロースファクターの問題点ではなく、施術者の技術・経験不足によるものです。
またグロースファクターによる治療には即効性はありません。
皮膚の自然治癒力を上げて再生を促すため、効果が出始めるまでに2週間前後の時間が必要です。
すぐに変化が欲しい場合は、ヒアルロン酸注入の方が適しています。
グロースファクターを注入する際は、針を皮膚に刺します。
そのため部位や注入量によっては施術後2日~3日は腫れや内出血があります。
共立美容外科のグロースファクターを用いた治療では、綿密な治療計画を立てて経験豊富な医師が施術を行います。
お肌の様子を見ながら、可能な限り痛みや出血に配慮いたしますのでご安心ください。
ご不安な場合はカウンセリング時にご質問いただければ、リスクについても分かりやすくご説明いたします。
共立美容外科では、グロースファクターを用いて皮膚の自然治癒力を上げる「セルリバイブジータ」という治療を行っております。
ご自身が本来持っている力で悩みを解決に導ける治療方法です。ぜひお読みになりご検討ください。
セルリバイブジータでは、高濃縮した血小板と白血球にグロースファクターを添加して注入します。
ご自身の血小板を使うことで安定した治療効果が得られるようになり、多くの症状や体質に対して有効な治療法になりました。
従来の皮膚再生療法では、年齢や体調で治療効果に差が出ていましたが、セルリバイブジータでは効果を最大限に引き出し、肌が持っている自然治癒力を呼び覚まします。
セルリバイブジータは血小板療法の中で唯一FDAの認可を受けています。
FDAは日本の厚生労働省に当たる「アメリカ食品医薬品局(Food and Drug Administration)」のことです。
FDAの認可を受けた食品や医薬品、化粧品などは安全性と有効性が確保されています。
※出典:セルリバイブジータ | 美容整形なら、口コミで評判の【共立美容外科・歯科】
セルリバイブジータなら、ヒアルロン酸注入や従来の皮膚再生療法では難しかった深いシワにも効果が期待できます。
悩みになることが多い、くっきりとしたほうれい線やマリオネットラインも、手術後2週間ほどで効果が表れ始め、3カ月ほどで深いシワが目立たなくなったケースがあります。
共立美容外科で行っている皮膚再生療法の流れを、顔への施術を例にしてご説明します。
カウンセリングでも分かりやすくご説明しますので、こちらでわからない点はお気軽にご質問ください。
施術時間は30分ほどです。施術後は赤みや内出血、腫れなどが発生することもありますが、基本的には施術直後からメイクをしていただけます。
薄毛の原因は、ストレスや偏った食生活、そして男性ホルモンの影響が強いとされています。
これらの影響を受けると、発毛を促すグロースファクターが不足してしまい、生え始めたばかりの髪の毛の成長が止まり、そのまま抜けて薄毛になってしまうのです。
再生速度も鈍くなるため、悩みはどんどん加速してしまいます。
そこで登場したのがグロースファクターを注入する治療法です。
グロースファクターには毛母細胞を刺激する作用があり、細胞分裂を活発化させるとともに、髪の毛への栄養供給を増やせます。
活性化した細胞と十分な栄養により、髪の毛がしっかりと成長していくようになるでしょう。
共立美容外科では、ライフスタイルに合わせた2つのAGA治療コースをご用意しております。
頭髪でお悩みの際は、皮膚の治療だけではないグロースファクターの力をぜひ体感してみてください。
共立美容外科で行う皮膚再生療法の費用を解説いたします。
施術内容によって費用は変化しますので、目安としてお考えいただければ幸いです。
セルリバイブジータには、大阪本院限定のセルリバイブジータKがございます。
独自に改良を重ねて編み出した方法で、大阪本院でのみ対応している特別メニューです。
基本的な料金は次の通りです。
セルリバイブジータ¥264,000
セルリバイブジータK(大阪本院限定) | ¥220,000 |
AGA治療にはHARG治療とBENEVスタンプ療法の2種類がございます。
HARG治療では3週間に1回、BENEVスタンプ療法では1週間に1回施術を行いますので、ライフスタイルに併せてお選びください。
基本的な料金は次の通りです。
頭部【2/3】
BENEVスタンプ療法 | 頭部【2/3】 ・1回 ¥52,800 ・1クール(8回) ¥335,500 9回目以降(1回) ¥42,900 |
年齢を重ねるほどに増えてくる肌の悩みは、今や治るものになりつつあります。
最先端の治療法であるグロースファクターを使った皮膚再生療法では、ご自身が持つ力を蘇らせて美しい肌を取り戻せるようになりました。
新しい治療法ですが、大きな副作用は報告されておらず、経験豊富な医師であればリスクを最小限に抑えて治療が可能です。(2021年11月現在)
共立美容外科では、負担やリスクに配慮した、丁寧な施術を心がけています。
体の悩みを抱えている場合はぜひ一度ご相談にいらしてください。きっと今よりも輝ける方法が見つかります。
このページの監修・執筆医師
玉田 洋(たまだ ひろし)
共立美容グループ 中国四国エリア統括就任
日本美容外科学会認定専門医
略歴
主な加盟団体
日本美容外科学会会員
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