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公開日:2022年07月22日(金)
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目次
しつこいニキビに悩んでいる人は非常に多いです。
思春期の10代の方だけではなく、20代・30代にとっても「大人ニキビ」は頭を悩ませる存在です。
ニキビの原因には様々なものがあり、明確な原因を特定することは困難です。
「理由はわからないけれど次から次にニキビができる」という方も少なくありません。
また、ニキビの大きな問題点としては、ニキビそのものだけではなく「ニキビ跡」が長く残ってしまうというところにあります。
徐々にニキビが落ち着いてきたとしても、その後に出現するのがニキビ跡です。
ニキビ跡はニキビ以上に長期間付き合っていく必要があり、思春期にできたニキビ跡が大人になってからもずっとコンプレックスになってしまうという方も多くいらっしゃいます。
そこで今回は、ニキビそのものだけではなく、ニキビ跡に焦点を当て、その治療方法について解説していきたいと思います。
ニキビ跡には様々なタイプがありますので、まずはご自身のニキビ跡のタイプを把握していただき、それぞれに合った治療方法を選択していくことが大切になります。
そもそもニキビ跡というのは、ニキビによる炎症が肌の奥にまで広がり、ニキビ自体が治っても、「ニキビ跡」とよばれる跡が残ってしまう状態のことをいいます。
ニキビは皮膚や毛穴に炎症が起こっている状態なのですが、その炎症が肌(皮膚)の奥深くに入り込んでしまうことで、長期的に肌にダメージを与えるニキビ跡として出現します。
そのため、ニキビ跡を残さないためには、ニキビの炎症を抑える(ニキビに刺激を与えない)ことが最も重要になります。
皮脂や分泌物などが毛穴に詰まり、そこにアクネ菌などの細菌が繁殖してしまう状態がニキビです。
細菌に感染しているような状態は特に炎症が強く、場合によっては、膿を持って腫れ上がってしまうような状態のニキビとなります。
この状態のニキビを「赤ニキビ」や「黄色ニキビ」と呼びます。
毛穴の奥深くで細菌が繁殖して強い炎症が起きている状態ですので、ニキビ跡として残ってしまう可能性が非常に高いです。
そのまま炎症が落ち着いていけばいいのですが、ニキビが気になってしまって手で触ってしまったり、不意に引っ掻いてしまったり、メイクで刺激を与えることで、ニキビの炎症はよりひどくなります。
炎症がひどくなるだけではなく、熱を持ったり皮膚に赤みを持ってしまう場合が多く、色素沈着として長期間跡が残るようになります。
加えて、ニキビを潰してしまったり、毛穴から膿を押し出すように強い刺激を与えてしまうことで、皮膚の奥深くが傷つきクレーターとして大きなニキビ跡が残ることになります。
初期段階のニキビに対して刺激を与えてしまうことで、ニキビ跡が残りやすくなってしまうため、ニキビ跡を残さないためにも、ニキビを触る事は絶対にやめましょう。
ニキビ跡には、大きく分けて3つの種類があります。
ニキビ跡のタイプによってその後の経過が異なるだけはなく、治療方法も全く違います。
まずはニキビ跡の3つの種類を理解し、タイプ別のおすすめの治し方を知っておくことが重要です。
最も軽いタイプのニキビ跡が「ニキビの赤み」です。
ニキビによって炎症が起こり、血液がたまってうっ血している状態です。
ニキビによって赤みができている場合には、ニキビの炎症が落ち着いた後も、赤みはしばらく残ってしまいます。
とはいえ、ニキビが落ち着いた後に時間をかけて赤みも改善してくるため、比較的簡単に治せるニキビ跡です。
注意点としては、ニキビの赤みは時間とともに軽快しますが、早く赤みを治そうとしてニキビを無理やり潰してしまったり、赤みを隠すためにメイクなどで刺激を与えてしまうことで、炎症がより強くなってしまい、簡単には消えない赤みが残ってしまう可能性もあります。
これが色素沈着とよばれる状態です。
ニキビの炎症によって赤みが生じているだけであれば、炎症が治まると共に赤みも消失します。
しかし、炎症が強かったり、より皮膚の深くに炎症が及んでいる場合には、ニキビの炎症から肌を守るためにメラニン色素が生成されてしまい、そのメラニン色素が溜まってしまうことで色素沈着を引き起こします。
色素沈着とは、ニキビがあった場所に赤黒いシミのようなものが出現するタイプのニキビ跡であり、一般的なニキビの赤みとは違い、簡単には消せません。
紫外線などでできてしまったシミやそばかすがなかなか消えないように、ニキビによってできてしまった色素沈着を消すには長い時間がかかります。
だからこそ、初期段階のニキビには絶対に刺激を与えず、色素沈着を起こさせないということがとても重要になります。
最も治りにくいニキビ跡がクレーターです。
クレーターとは、肌や毛穴が凸凹となってしまっている状態です。
ニキビの炎症が強く、肌の深層部にダメージが及んだ際にクレーターが形成されます。
クレーターは肌の奥深くがダメージを受けているため、簡単に直すことはできません。
色素沈着であれば長い年月をかけて徐々に薄くなっていきますが、クレーターを自力で治すことはほぼ不可能です。
クレーターの中でも比較的軽症な「アイスピック型」 と呼ばれるようなタイプのものであれば、セルフケアやピーリングなどでも徐々に改善していく可能性はありますが、大きく深い凹凸が出来てしまっている場合には、ダーマペンなどのより専門的な治療方法が必要になります。
クレーターは治療方法が限られるため、そもそもクレーターを作らないことが最も重要であり、そのためには、早くニキビの炎症を抑えることがとても大切です。
気になってニキビを潰してしまったり、何度も毛穴に刺激を与えることでクレーターとなってしまうため注意しましょう。
ではここからは、それぞれのニキビ跡の治療方法を解説していきます。
最も軽いニキビ跡である「ニキビの赤み」であれば、無治療でも改善していきますが、シミのようなしつこい色素沈着になってしまっている場合やクレーターなどを改善するには、特殊な美容施術が必要となりますので、それぞれの方法についてご紹介します。
重症のニキビ跡を作らないためには、軽傷のニキビの状態から炎症を抑えていくことが肝心です。
ニキビを触らないことはもちろん、必要に応じて抗菌薬のクリームなどを使用する場合もあります。
ニキビができやすいという方は、まずは皮膚科でニキビの原因や対策を調べておくことが重要です。
ニキビの色素沈着を改善するためには、シミやそばかすなどへのアプローチと同様の方法が必要となります。
ニキビの色素沈着の原因のメラニン色素であるため、シミ対策などで行われるレーザー治療や美容注射、ピーリングやイオン導入などが効果的です。
色素沈着のレベルにもよりますが、美白作用を持つビタミン C などの美容成分をたっぷりと含んだ美容液などの使用もおすすめです。
色素沈着が酷い場合には美容液だけでは改善が難しい場合もあるため、状況に応じてレーザー治療などを追加していくことになります。
最も治しにくいニキビ跡がクレーターです。
一度できてしまったクレーターが自然に治るということはほぼありません。
また、いくら高級な美容液を使ったとしても、大きな凹凸となったクレーターを修復するということは難しいです。
今後再生医療が発達することで、クレーターとなってしまった肌を再生させることが可能になるかもしれませんが、少なくとも現状では、スキンケアでクレーターを改善することはできません。
クレーターを改善する(治療する)ためには、美容クリニックでの専門的な施術が必要となります。
クレーター治療の最も効率的な方法がダーマペンです。
極細の針を使って肌に小さな穴を開け、肌本来の治癒力を活性化させることで肌を修復させる方法です。
細い針で皮膚を一枚剥がしていくようなイメージになりますので、凹凸を少なくさせていくことが可能です。
また、ダーマペン施術後に美容液を導入していくことで、美容液の成分を肌の深層部にまで届けていくことが可能です。
肌のターンオーバーが促進され、肌本来の修復作用が活性化されます。
とはいえ、ダーマペンは顔に針を刺していく美容施術であり、体への負担がかかる治療法となります。
できればクレーターを作らないことが理想であり、そのためにはニキビを触らないことが最も大切です。
ニキビ跡の3つの種類と、ニキビ跡タイプ別の治療方法を解説しました。
一般的なスキンケアや自宅でのケアで直すことができるニキビ跡は色素沈着までです。
色素沈着であっても、シミのように色濃く残ってしまったものは、毎日のスキンケアで消すことは難しい場合もあります。
また、クレーターを自分自身で治すということはかなり難しいです。
だからこそニキビ跡を残さないための生活習慣がとても重要であり、すでにニキビ跡に悩んでいるという方は、無理に自分で治そうとせず、専門的な施術を受けることがおすすめです。
共立美容外科では、お一人おひとりの状態に応じて最適な治療をご提案させて頂いております。
ニキビ跡が気になっているという方は、まずはお気軽に共立美容外科までご相談ください。
このページの監修・執筆医師
遠山 貴之(とおやま たかゆき)
副総括院長
略歴
主な加盟団体
日本美容外科学会会員
日本美容外科学会認定専門医
麻酔科専門医
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