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Kyoritsu Biyo Scrap(KBS)

ニキビ跡の3つの種類と治し方。クレーターや色素沈着は自力で治せるの?

公開日:2022年07月22日(金)
最終更新日:2023年06月29日(木)

ニキビ
ニキビに悩む女性
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しつこいニキビに悩んでいる方は非常に多いです。

思春期の10代の方だけではなく、20代・30代の方にとっても「大人ニキビ」は頭を悩ませる存在でしょう。

ニキビの原因には様々なものがあり、明確な原因を特定することは困難です。

「理由はわからないけれど次から次にニキビができる」という方も少なくありません。

また、ニキビの大きな問題点としては、ニキビそのものだけではなく「ニキビ跡」が長く残ってしまうというところにあります。

徐々にニキビが落ち着いてきたとしても、その後に出現するのがニキビ跡です。

ニキビ跡はニキビ以上に長期間付き合っていく必要があり、思春期にできたニキビ跡が大人になってからもずっとコンプレックスになってしまうという方も多くいらっしゃいます。

そこで今回は、ニキビ跡に焦点を当て、その治療方法について解説していきたいと思います。

ニキビ跡には様々なタイプがありますので、まずはご自身のニキビ跡のタイプを把握していただき、それぞれに合った治療方法を選択していくことが大切です。

 

そもそもニキビ跡とはどういう状態?

ニキビの状態を説明する医師

そもそもニキビ跡というのは、ニキビによる炎症が肌の奥にまで広がり、ニキビ自体が治っても、「ニキビ跡」とよばれる跡が残ってしまう状態のことをいいます。

ニキビは皮膚や毛穴に炎症が起こっている状態なのですが、その炎症が肌(皮膚)の奥深くに入り込んでしまうことで、長期的に肌にダメージを与えるニキビ跡として出現します。

そのため、ニキビ跡を残さないためには、ニキビの炎症を抑える(ニキビに刺激を与えない)ことが最も重要です。

 

ニキビを触ることは絶対にNG

ニキビとは皮脂や分泌物などが毛穴に詰まり、そこにアクネ菌などの細菌が繁殖してしまう状態のことです。

細菌に感染しているようなニキビは特に炎症が強く、場合によっては膿を持って腫れ上がってしまいます。

この状態のニキビを「赤ニキビ」や「黄色ニキビ」と呼びます。

毛穴の奥深くで細菌が繁殖して強い炎症が起きている状態ですので、ニキビ跡として残ってしまう可能性が非常に高いです。

そのまま炎症が落ち着いていけばいいのですが、ニキビが気になって手で触ってしまったり、不意に引っ掻いてしまったり、メイクで刺激を与えることで、ニキビの炎症はよりひどくなります。

炎症がひどくなるだけではなく、熱を持ったり皮膚に赤みを持ってしまう場合が多く、色素沈着として長期間跡が残ります。

更に、ニキビを潰してしまったり、毛穴から膿を押し出すように強い刺激を与えてしまうことで、皮膚の奥深くが傷つきクレーターのような大きなニキビ跡が残ってしまうのです。

初期段階のニキビに対して刺激を与えてしまうと、ニキビ跡が残りやすくなってしまうため、ニキビ跡を残さないためにもニキビを触る事は絶対にやめましょう。

 

ニキビ跡の3つの種類!

ニキビ跡には、大きく分けて3つの種類があります。

ニキビ跡のタイプによってその後の経過が異なるだけでなく、治療方法も全く違います。

まずはニキビ跡の3つの種類を理解し、タイプ別のおすすめの治し方を知っておくことが重要です。

 

ニキビ跡ののタイプ① ニキビの赤み

最も軽いタイプのニキビ跡が「ニキビの赤み」です。

ニキビによって炎症が起こり、血液がたまってうっ血している状態です。

ニキビによって赤みができている場合には、ニキビの炎症が落ち着いた後も、赤みはしばらく残ってしまいます。

とはいえ、ニキビが落ち着けば時間をかけて赤みも改善していくため、比較的簡単に治せるニキビ跡です。

注意点としては、ニキビの赤みは時間とともに軽快しますが、早く赤みを治そうとしてニキビを無理やり潰してしまったり、赤みを隠すためにメイクなどで刺激を与えてしまうことで、炎症がより強くなってしまい、簡単には消えない赤みが残ってしまう可能性もあります。

この状態が、ニキビ跡の二つ目のタイプである色素沈着です。

 

ニキビ跡のタイプ② 色素沈着

ニキビの炎症によって赤みが生じているだけであれば、炎症が治まると共に赤みも消失します。

しかし、炎症が強かったり、より皮膚の深くに炎症が及んでいる場合には、ニキビの炎症から肌を守るためにメラニン色素が生成されてしまい、そのメラニン色素が溜まってしまうことで色素沈着を引き起こします。

色素沈着とは、ニキビがあった場所に赤黒いシミのようなものが出現するタイプのニキビ跡であり、一般的なニキビの赤みとは違い、簡単には消せません。

紫外線などでできてしまったシミやそばかすがなかなか消えないように、ニキビによってできてしまった色素沈着を消すには長い時間がかかります。

だからこそ、初期段階のニキビには絶対に刺激を与えず、色素沈着を起こさせないということがとても重要です。

 

ニキビ跡のタイプ③ クレーター

最も治りにくいニキビ跡がクレーターです。

クレーターとは、肌や毛穴が凸凹になってしまっている状態のことをいいます。

ニキビの炎症が強く、肌の深層部にダメージが及んだ際にクレーターが形成されます。

クレーターは肌の奥深くがダメージを受けているため、簡単に治すことはできません。

色素沈着であれば長い年月をかけて徐々に薄くなっていきますが、クレーターを自力で治すことはほぼ不可能です。

クレーターの中でも比較的軽症な「アイスピック型」 と呼ばれるようなタイプのものであれば、セルフケアやピーリングなどで徐々に改善していく可能性はありますが、大きく深い凹凸が出来てしまっている場合には、ダーマペンなどのより専門的な治療方法が必要になります。

クレーターは治療方法が限られるため、そもそもクレーターを作らないことが最も重要であり、そのためには、ニキビの炎症を早く抑えることがとても大切です。

ニキビを潰してしまったり、何度も毛穴に刺激を与えることでクレーターとなってしまうため注意しましょう。

 

タイプ別ニキビ跡の治療方法

ニキビ跡の治療方法について説明している医師と患者

ここからは、それぞれのニキビ跡の治療方法を解説していきます。

最も軽いニキビ跡である「ニキビの赤み」であれば、無治療でも改善していきますが、シミのようなしつこい色素沈着になってしまっている場合やクレーターなどを改善するには、特殊な美容施術が必要です。それぞれの方法をご紹介します。

 

ニキビの炎症を抑える治療

重症のニキビ跡を作らないためには、軽傷のニキビの状態から炎症を抑えていくことが肝心です。

ニキビを触らないことはもちろん、必要に応じて抗菌薬のクリームなどを使用する場合もあります。

ニキビができやすいという方は、まずは皮膚科でニキビの原因や対策を調べておくことが重要です。

 

色素沈着の改善方法

ニキビの色素沈着を改善するためには、シミやそばかすなどへのアプローチと同様の方法が必要となります。

色素沈着のレベルにもよりますが、美白作用を持つビタミンCなどの美容成分をたっぷりと含んだ美容液の使用もおすすめです。

美容液だけでは改善が難しい場合は、状況に応じて専門的な治療を追加していくことになります。

ニキビの色素沈着の原因のメラニン色素であるため、シミ対策などで行われるレーザー治療や美容注射、ピーリングやイオン導入などが効果的です。

 

クレーターの治療方法

最も治しにくいニキビ跡がクレーターです。

一度できてしまったクレーターが自然に治るということはほぼありません。

高級な美容液を使ったとしても、大きな凹凸となったクレーターを修復することは非常に難しいです。

今後再生医療が発達することで、クレーターとなってしまった肌を再生させることが可能になるかもしれませんが、少なくとも現状では、スキンケアでクレーターを改善することはできません。

クレーターを改善する(治療する)ためには、美容クリニックでの専門的な施術が必要となります。

クレーターの最も効率的な治療法がダーマペンです。

極細の針を使って肌に小さな穴を開け、肌本来の治癒力を活性化させることで肌を修復させる方法です。

細い針で皮膚を一枚剥がしていくようなイメージで、肌の凹凸を少なくすることが可能です。

また、ダーマペン施術後に美容液を導入していくことで、美容液の成分を肌の深層部にまで届けることができます。

肌のターンオーバーが促進され、肌本来の修復作用が活性化されます。

ただし、ダーマペンは顔に針を刺す美容施術であり、体への負担がかかる治療法です。

できればクレーターを作らないことが理想であり、そのためにはニキビを触らないことが最も大切です。

 

ニキビ跡タイプ別治療方法まとめ

ニキビ跡タイプ別治療方法を案内している医師

ニキビ跡の3つの種類と、ニキビ跡タイプ別の治療方法を解説しました。

一般的なスキンケアや自宅でのケアで治すことができるニキビ跡は色素沈着までです。

色素沈着であっても、シミのように色濃く残ってしまったものは、毎日のスキンケアで消すことは難しい場合もあります。

また、クレーターになってしまったニキビ跡を自分自身で治すということはかなり難しいです。

だからこそニキビ跡を残さないための生活習慣がとても重要です。

すでにニキビ跡に悩んでいるという方は、無理に自分で治そうとせず、専門的な施術を受けることをおすすめします。

共立美容外科では、お一人おひとりの状態に応じて最適な治療をご提案させて頂いております。

ニキビ跡が気になっているという方は、まずはお気軽に共立美容外科までご相談ください。

 

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このページの監修・執筆医師

  • 遠山 貴之(とおやま たかゆき)

    遠山 貴之(とおやま たかゆき)

    副総括院長

    • 略歴

      • 1997年
        順天堂大学 医学部卒
        1997年
        順天堂大学医学部付属病院 麻酔科入局
        2006年
        共立美容外科・歯科 入局
        2020年
        共立美容外科 上野御徒町院院長就任
        2020年
        共立美容グループ 総括副院長就任
    • 主な加盟団体

      日本美容外科学会会員
      日本美容外科学会認定専門医
      麻酔科専門医

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