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公開日:2023年09月24日(日)
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目次
「自分の汗の臭いが気になる」「周囲から臭いが強いと思われていないだろうか」などと、体臭に関する悩みを抱えている方は珍しくありません。体臭は自分でも気付かないこともあり、エチケットとしてケアしたい方もいるでしょう。しかし、どのような体臭対策をすれば良いのでしょうか。
本記事では、体臭を消す飲み物や食べ物を紹介します。体臭を抑える方法やわきがを改善できる美容整形についても解説しているので、併せて参考にしてください。
体臭の原因となる汗には、以下の2種類があります。
それぞれの汗について詳しく解説します。
エクリン汗腺はほぼ全身に分布しており、運動時や暑さを感じたときにさらさらとした汗を出します。エクリン汗腺から出る汗の約99%は水分でできており、体温調整を行う役割があります。汗が出た直後は臭わないものの、汚れがつくと菌が繁殖しやすくなる他、時間の経過とともにわずかに含まれているアミノ酸などが分解されて体臭が発生する仕組みです。
アポクリン汗腺とは、脇や性器周辺などに分布している汗腺のことです。アポクリン汗腺から出る汗には水分の他、タンパク質や脂質、脂肪酸といった体臭の元となる成分を含んでいます。元々アポクリン汗腺から出る汗は、性的に異性を魅了するフェロモンに似た働きを持っていると考えられています。そのため、男性から発せられたアポクリン汗腺からの汗は、女性の方が敏感に反応してしまうという研究結果も報告されているのです。
なお、アポクリン汗腺から出る汗には独特な臭いがあり、汗に含まれるタンパク質が常在菌に分解されると悪臭が発生します。この現象が脇で起こった場合は、わきがと判断されます。
体臭はエクリン汗腺やアポクリン汗腺から出る汗が原因となっているものの、できれば臭いを抑えたいと考える方もいるでしょう。セルフケアによって体臭を抑えたい方は以下の対策を実行してみてください。
ここからは、体臭を抑える方法について詳しく解説します。
体臭を防ぐためには、定期的に汗を拭くことが大切です。先ほども紹介したとおり、汗はさほど強い臭いを放っていない場合があります。特にエクリン汗腺から出た汗は無臭であるため、すぐに体臭へと変化する訳ではありません。
しかし、時間が経過すると菌が繁殖しやすくなり、次第に強烈な臭いを放ってしまうでしょう。アポクリン汗腺から出る汗は放置すると、汗に含まれるタンパク質と肌に存在する常在菌が感応してしまうため強い臭いの元になります。
そのため汗をかいたら放置するのではなく、小まめに拭き取るようにすることがポイントです。タオルや汗拭きシートなどを活用すると、気になる臭いが出る前に汗を拭き取れます。なお下着に汗が染み込んでしまった場合は、そのまま放置せずに着替えるのもおすすめです。濡れたままの衣服を放置するのも悪臭の元になるため、暑い時期や汗をかきやすい方は着替えを持参するなどの対応をするのが良いでしょう。
制汗剤を使用するのも、体臭を防ぐ方法の一つです。そもそも制汗剤とは汗が出てくる汗腺を閉塞、もしくは収れんすることによって発汗量を減少させるアイテムのことです。臭いの元となる汗の量が少なくなると、必然的に体臭が出にくくなります。制汗剤には以下のような種類があるため、目的や使用シーンに合わせて使いやすいものを選んでみましょう。
制汗剤の種類 | 特徴 |
スティック |
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ロールオン |
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スプレー |
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ウォーター |
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なお制汗剤の中には制汗成分や殺菌成分の入った商品があります。制汗成分とは、汗が出てくるところに蓋をしたり、汗の量を軽減したりする役割のある成分のことです。汗の量が多い方や汗ジミができやすい方は、制汗成分の入ったものを選びましょう。
殺菌成分とは、臭いの元となる菌の繁殖を抑える役割がある成分のことです。常在菌の繁殖を抑えやすいため、制汗剤に入っているとより体臭が起こりにくくなりやすいです。制汗剤を選ぶ際は、入っている成分にも着目してみてください。
体臭を防ぎたい方は、喫煙や飲酒を控えるようにしてください。喫煙や飲酒はアポクリン汗腺の働きを活発にするため、体臭が発生しやすくなります。特にわきがで悩んでいる方は、より強い臭いを発してしまう可能性があるため避けた方が望ましいです。
なお、お酒に含まれるアルコールやタバコに含まれるニコチンは、それ自体が臭いを発する成分です。例えば、汗をかかない時期でもお酒をたくさん飲んだ後や、喫煙をした後に臭いが気になった経験がある方も多いでしょう。喫煙や飲酒自体も体臭の原因となるため、できる限り控えましょう。
体臭を防ぐためには、ストレスを発散することも大切です。人はストレスを抱えてしまうと、自律神経のバランスが乱れます。自律神経とは、血圧や呼吸数などを管理している神経のことです。自分の意思とは関係なく働いており、体を維持するために必要な機能を支えています。
自律神経には昼間や活動しているときに活発に働く交感神経と、夜間や安静時に活発となる副交感神経の2種類が存在しています。この2つの神経は常にバランスを保ちながら働いているものの、ストレスによって均等が取れなくなると交感神経が優位になることがあるのです。すると体は興奮状態となってしまうため、汗をかきやすくなります。臭いの元となる汗が増えると、必然的に体臭が気になりやすくなるでしょう。
またストレスを感じると唾液の分泌量が低下します。その結果口の中が乾いて口臭も発生しやすくなります。体臭や口臭を防ぐためには定期的に運動を行ったり趣味を楽しんだりする時間を設けて、ストレスを発散することが大切です。
体臭が気になる方は、食事の内容に気をつけましょう。食品の中には体臭を強くするものや、反対に抑えてくれるものがあります。そのため体臭を防ぎたい場合は、臭いの元となりやすい食品や種類を理解することが大切です。体臭を強くする食べ物や抑える食べ物の一例は以下のとおりです。
◆体臭を強くする食品
◆体臭を抑える食品
現代の日本人は欧米化の食生活が進んでおり、体臭が出やすい食品をたくさん摂っています。上記で紹介した食品を参考にしながら、バランスの良い食生活を送ってみてください。
体臭を消す飲み物の種類は以下のとおりです。
それぞれの飲み物について詳しく解説します。
緑茶には、消臭作用のあるポリフェノールが含まれています。そもそもポリフェノールとは、植物が光合成によって作り出す抗酸化物質のことです。紫外線や乾燥などから身を守るために生成されます。ポリフェノールの抗酸化作用によって、皮脂から発生する臭いを軽減できるため体臭を防ぎやすくなります。
またポリフェノールの一種であるカテキンは、虫歯や口臭を予防する効果も期待できるため、体臭とともに口の臭いも軽減できるでしょう。カテキンは毎日摂取することで健康や病気の予防にも役立つといわれていることから、積極的に飲みたい飲料です。
紅茶には利尿作用のある成分が含まれており、体臭を予防したい方におすすめです。利尿作用とは排尿を促す成分のことで、体内にたまった余分な水分や老廃物を排出してくれます。体の中に老廃物が蓄積すると汗腺からの臭いが強くなるため、その元となる老廃物を少しでも多く排出する必要があります。。紅茶を飲めば老廃物を汗だけではなく、尿からも排出できるようになるため効率的に臭いの元を減らせます。
ただし、利尿作用があれば何でも飲んでいい訳ではありません。例えば紅茶と同じように利尿作用のあるコーヒーは、飲み過ぎると皮脂が酸化したり肝機能が低下したりするため体臭の原因となります。リラックスしたいときなどにコーヒーを飲む場合は、1日2~4杯程度に留めておくと良いでしょう。体臭を予防しつつ、老廃物の排出を促したい場合は紅茶が適しています。
豆乳に含まれるイソフラボンには、体臭を予防する効果があります。イソフラボンもポリフェノールの一種で、抗酸化作用を持っています。そのため、体の酸化を防ぎやすくなり体臭を抑えられるでしょう。
またイソフラボンは、女性ホルモンの一種であるエストロゲンに似た働きを持っています。肌の新陳代謝を促進したり、コレステロールの増加を抑制したりといった効果も期待できることから健康や美に気を遣いたい方に向いている飲み物といえるでしょう。
なお豆乳には飲みやすいように加工した調整豆乳と、何も加工していない無調整豆乳の2種類があります。調整豆乳には砂糖などが加えられているため、飲み続けるのであれば無調整豆乳がおすすめです。
お酒に含まれるアルコールは体臭の原因となってしまうものの、どうしてもお酒の席を避けられない場合はワインを選んでください。ワインにもポリフェノールが含まれており、抗酸化作用が期待できるためです。中でも赤ワインはポリフェノールの含有量が多く、より体臭の抑制を実感しやすいでしょう。
とはいえ、大量のワインを飲んでしまうとアルコールが体臭悪化の要因ともなるため、適量を楽しむことが大切です。ワインのおつまみに体臭を強くする食品を選ぶと臭いが強くなりやすいことから、何を一緒に食べるかも注意してみましょう。どれを食べればよいか迷ったら、体臭を抑える食品を積極的に摂取してみてください。
体臭が気になる方は、野菜ジュースを飲むようにしましょう。体臭は日々の生活習慣や食生活が大きく関与しています。例えば、先ほど紹介した体臭が強くなる食品ばかりを大量に食べ続けていたら、体から発せられる臭いも強烈になります。肝臓に負荷がかかってしまったり腸内環境が悪くなったりする可能性もあるため、健康面にも大きな影響を与えてしまうでしょう。
食生活をすぐには変えられないという方は、まずは抗酸化作用に優れた野菜を使った野菜ジュースを飲むことから始めてみてください。不足しがちな野菜をジュースで補いやすいため、無理なく体臭を抑えることができるでしょう。なお、抗酸化作用が期待できる野菜は以下のとおりです。
野菜ジュースにはさまざまな種類があるものの、添加物不使用で100%のジュースがおすすめです。極力加工されていないジュースを選ぶようにしてください。
体臭を消す食べ物は、主に以下のとおりです。
それぞれの食べ物について詳しく解説します。
梅干しには、汗の臭いを弱める働きを持つクエン酸が含まれています。クエン酸とは酢や柑橘類などに含まれる酸味成分のことで、梅干しの酸っぱさの元です。疲労回復や食欲増進などの効果もあり、積極的に摂取しておきたい成分です。
また、お弁当が腐らないように梅干しを入れる方もいるでしょう。これは梅干しに細菌の増殖を抑える抗菌作用と、細菌の活動を抑制する静菌作用があるからです。お弁当の細菌繁殖を防ぐのと同様に体臭の原因ともなる雑菌の繁殖を抑制できるため、体からの臭いを抑えられます。
体臭を防ぎたい場合は、1日1粒を目安に梅干しを食べてみてください。外出先で手軽に食べたいときは、干し梅を活用するのも良いでしょう。酸っぱさが苦手な方は、食べやすいように加工してある梅干しを選んでみるのも一つの方法です。
ショウガには、血行促進効果が期待できるショウガオールが含まれています。血流が良くなるとお腹を温められるため、冷えを改善でき便秘も解消されます。すると腸内環境が良くなるため、体臭の一因ともなる悪玉菌が減少するでしょう。
また、ショウガオールには消臭効果や殺菌効果が期待でき、口臭予防にもつながります。そのため、口の臭いが気になるときはショウガ湯を飲むのがおすすめです。ショウガ湯であれば、体を温めながら体臭や口臭を改善できます。
ごぼうに含まれる食物繊維には、腸内環境を改善する働きが期待できます。食物繊維とは、消化酵素では分解できない成分のことで以下の2種類に分けられます。
ごぼうには、この2種類の食物繊維が両方とも含まれており、腸内環境を良くしながら体臭を減少することができます。また、ごぼうにもポリフェノールが含まれているため、抗酸化作用が働き体臭を抑制することも可能です。ごぼうの皮には臭いを抑制する成分が多く含まれているため、皮をそぎ落とさずきれいに洗って皮ごと食べるのがおすすめです。
体臭の中でも、わきがは美容整形によって治療することが可能です。
共立美容外科では、以下のようなわきが治療を行っています。
それぞれの施術方法について詳しく解説します。
超音波+ローラークランプ法とは、共立美容外科が開発して特許を取得したわきが手術・多汗症治療のことです。臭いや多汗の原因となるアポクリン汗腺やエクリン汗腺を除去して、臭いが発生しない仕組みを作ります。
わきがや多汗症の治療方法は、切開法やイナバ式などさまざまな種類があります。しかし体へのダメージが大きく、術後のケアが大変です。また一般的な吸引法やレーザー治療は体へのダメージが少なくて済む一方、あまり汗腺を取ることができません。
超音波+ローラークランプ法であれば、共立美容外科が開発した「ローラークランプ」という医療器具を使い、皮膚を抑えながらしっかりと吸引できるため広範囲のエクリン汗腺やアポクリン汗腺を効率的に取り除くことが可能です。また、傷跡保護器具のKBシースを使用して施術をするため、カニューレと呼ばれる吸引棒の抜き差しの際に起こる皮膚の摩擦を抑えられ、傷跡もほとんど残りません。症状に合わせた施術を行えるので、軽症な方から重症な方まで幅広い方の体臭のお悩みに対応できるでしょう。
超音波+ローラークランプ法の流れは以下のとおりです。
共立美容外科では、痛みが気になる方向けに2種類の麻酔を用意しています。一つ目は笑気麻酔で、鼻から笑気と医療用酸素を混合した気体を吸うことで、鎮静作用と睡眠作用を得られます。二つ目はエクスパレル麻酔で、術後72時間痛みを緩和できます。手術後の痛みもケアすることが可能です。
なお超音波+ローラークランプ法は小学生や中学生、高校生といった未成年も受けられます。子どもの脇汗や臭いにお困りの方も、お気軽にご相談ください。
共立美容外科の人気のローラークランプ法の手術方法や料金についてはこちらから。
ミラドライとは、皮膚を切ることなくわきが手術・多汗症治療を行えるマシンのことです。マイクロ波エネルギーを利用してアポクリン汗腺やエクリン汗腺の機能を失くします。一度失われた汗腺は再生しないため、長期間の効果持続が期待できます。
皮膚を切開しないことから、合併症が起こりにくいのも特長です。またメスを使用しないため片側約20~30分、両側で約60分の施術時間で終わります。傷跡を気にする必要もなく、気軽に施術を受けられるでしょう。
共立美容外科では、ミラドライの前に超音波を使用しており、注入した麻酔を拡散・浸透させているため痛みを和らげながら施術を受けられるのもメリットの一つです。麻酔で使用する注射針は極細タイプを選んでいるため、ほとんど痛みを感じることもありません。
ミラドライは以下のような流れで施術を提供しています。
なお共立美容外科には、ミラドライのプログラムを修了した公式認定医が在籍しています。高い技術力を持った医師が担当するため、安心して治療に望めるでしょう。また医師は解剖学を熟知しており、再発や失敗を起こさないように丁寧に施術しています。希望があれば、汗腺の多い箇所に1回の施術で2度照射することも可能です。施術の方法については、カウンセリング時に担当医師へご相談ください。
▼共立美容外科で人気のミラドライの料金や手術方法についての詳細はこちら
ベイザー+ローラークランプ法とは、ベイザー波と呼ばれる超音波振動を出す医療機器(ベイザー)とローラークランプを組み合わせた施術方法です。ベイザー波をアポクリン汗腺に照射することで、周囲の脂肪を溶かしながら汗腺を吸引しやすくします。
わきが手術・多汗症治療は通常の超音波で十分な効果を得られるものの、以前にミラドライや切開手術を受けて皮膚が硬くなっていたり症状が重度だったりする場合は、ベイザー+ローラークランプ法が適しています。
▼共立美容外科の「ベイザー+ローラークランプ法」についての詳細はこちら
体臭は、アポクリン汗腺やエクリン汗腺から出てくる汗が皮膚の常在菌の作用によって発生します。放置するとより強い臭いになってしまうため定期的に汗を拭いたり、制汗剤をうまく活用したりして対策しましょう。また、喫煙や飲酒を避けたりストレスを発散したりすることで体臭を予防することもできます。日頃の生活習慣や食生活を見直して、体臭が出にくい体作りを目指してみてください。
体臭の中でもわきがが気になるのであれば、美容整形での治療が可能です。アポクリン汗腺やエクリン汗腺を吸引したり機能を失くしたりすることで、脇から強い臭いが出るのを抑えられます。わきがを治療することで、臭いや周囲の目を気にすることなく日々の生活を送れるでしょう。
共立美容外科では、複数のわきが手術・多汗症治療を受けられます。本人の希望や症状に合わせた施術を行っていますので、気になる方は無料カウンセリングからお問い合わせください。
このページの監修・執筆医師
磯野 智崇(いその ともたか)
共立美容グループ 総括副院長
略歴
主な加盟団体
日本美容外科学会
日本美容外科学会認定専門医
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