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Kyoritsu Biyo Scrap(KBS)

そばかすがある人の特徴を医師が解説

公開日:2022年05月06日(金)

しみ
そばかすが顔中にある女性
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そばかすができるタイプの人には共通した特徴があります。

もし今そばかすがないとしても、今回お伝えする「そばかすがある人の特徴」に当てはまるものがあれば将来的にそばかすができる可能性があります。

そばかすができるタイプの人にみられる特徴があるからといって必ずそばかすができるとは限りませんが、そばかす対策をしておくと安心です。

そばかすがある人の特徴

顔のしみやそばかすを鏡で確認する女性

そばかすがある人は肌の色や毛髪の色などに共通の特徴がみられる傾向にあります。

こちらではそばかすがある人の特徴をいくつかご紹介します。

以下でピックアップする特徴のいずれか、あるいは全てに当てはまる方はそばかす体質である可能性があるので、そばかす対策を徹底するのが望ましいです。

 

色白

そばかすのある人は色白の人が多い傾向にあります。

そもそもそばかす体質の人はメラニン色素の「ユーメラニン」「フェオメラニン」のうちフェオメラニンを多く保有している可能性が高いのですが、色白の人もフェオメラニンが多いことからそばかす体質になりやすい傾向がみられます。

 

髪の毛の色が明るい

髪の毛にカラーリングや脱色を施していない状態であるにもかかわらずヘアカラーがライトブラウン、赤色、金色といった明るい色の人は、そばかすができやすい体質である可能性があります。

毛髪の色が明るいという特徴は、赤色・黄色のメラニン色素であるフェオメラニンが優位であることを示すためです。

ちなみに西洋人はフェオメラニンが多い傾向にあることから、東洋人と比べるとそばかすのある人が多い傾向にあります。

一方日本人を含む東洋人は黒色のユーメラニンを多く保有する人の割合が高いため、フェオメラニンが多い西洋人と比べるとそばかすのある人はあまり多くありません。

なお東洋人においてもフェオメラニンが多い人はいます。

もし髪の毛の色が明るい色である場合はフェオメラニンが優位である可能性があり、そばかすができやすいタイプであると推測できます。

 

家族にそばかすのある人がいる

そばかすは紫外線を浴び続けることが原因で発生する場合がありますが、遺伝によってそばかすができやすくなるケースもあるのです。

例えば両親のいずれか、もしくは両方にそばかすがある場合はそばかす体質、つまりフェオメラニンの多い体質が本人に遺伝している可能性があります。

また両親がそばかす体質でなかったとしても、祖父母からの遺伝でそばかすができやすい体質になる場合もあります。

 

 

そばかすは良いイメージ?

そばかすがある笑顔の女性

そばかすは第三者からみた場合「あどけない」「可愛らしい」といったポジティブな印象を抱く人もいます。

特に欧米ではそばかすについて肯定的なイメージを抱く人が日本より多い傾向にあり、そばかすがない人が顔に斑点のタトゥーを入れてそばかすがあるように見せることもあるのです。

そんな中、日本においてはそばかすは本人がコンプレックスとして捉えてしまう傾向があり、第三者がそばかすを見た時に良い印象を持たない場合もあります。

もしそばかすが気になってしまうという場合は、美白効果の期待できる化粧品を取り入れたスキンケアが推奨できます。

美白効果がアピールされている化粧品には肌のターンオーバーのペースを整えたりメラニン色素が作られるのを阻害する働きが期待されるため、そばかすが徐々に目立ちにくくなる効果が期待できます。

加えてより確実にそばかすを消したいのであれば、医療機関で治療を受けるのがおすすめです。

そばかすの治療方法はレーザー治療のほかフォトフェイシャル、ピーリング、ビタミン剤などの投薬治療と多岐にわたります。

中でも即効性が期待できるのはレーザー治療で、そばかすの状態によっては1回の施術でそばかすの色がほとんど見えなくなってしまう場合もあります。

 

 

そばかすとシミの違いは?

顔のシミを指さす女性

そばかすも雀卵斑(じゃくらんはん)と呼ばれるシミの一種です。

しかし一般的なシミと比べると、発生年齢などに大きな違いがあるのが特徴です。

 

大きさ

シミもそばかすも円形または楕円形に近い形の色素沈着がみられる点は共通していますが、大きさに違いがあります。

シミがおおむね直径5mmを超える傾向にあるのに対し、そばかすの直径は5mmを下回る傾向にあり、2~3mmの色素班が現れる場合が多いです。

 

そばかすは左右対称にできる

シミの場合顔や体の片側にポツポツと発生するという特徴がみられるのに対し、そばかすの場合は顔あるいは体の左右対称にできる傾向が強いです。

例えば頬にそばかす発生する場合、片方の頬にだけできるのではなく両側の頬にそばかすが発生します。

 

発生時期

シミが加齢にともなって発生しやすくなる傾向があるのに対し、そばかすの場合成人だけに現れるのではなく幼少期に発生するケースもあるのです。

一方で10歳ごろ、あるいはそれ以前にそばかすができた人の中には、思春期を終えるころである10代後半にはそばかすが自然に消失する場合もあります。

 

遺伝の有無

シミにはそばかすを含めいくつもの種類があります。

それらの中には遺伝性のシミも存在するのですが、一般的に多くみられるシミは紫外線を浴び続けたことが原因で発生する傾向が強いです。

一方そばかすはそばかす体質が遺伝したことによって発生するケースがあります。

なおそばかすもシミと同じく紫外線が原因で発生することがあります。

紫外線を浴び続けた結果月日をへてそばかすが現れるといったことがないよう、紫外線対策をしておくことが推奨できます。

 

 

そばかす体質の人におすすめできる対処法

ビタミンが多い野菜を食べる女性

色白である、地毛の色が明るいなどそばかすのある人の特徴を持つ人でも、スキンケアや生活習慣に注意を向けることでそばかすの発生や進行を防げる可能性があります。

そこでこちらでは、そばかす体質の特徴を持つ方におすすめできるそばかす予防法をいくつかご紹介します。

 

紫外線対策をする

紫外線を浴びるのを避けると、そばかすが発生したり悪化したりするリスクを抑えられる可能性があります。

紫外線を浴びるとメラニン色素を生み出す「メラノサイト」の働きが活発になり、メラニン色素を多く作り出してしまうことがあります。

メラニン色素が大量に生成されると肌の新陳代謝で十分に排出されず、皮膚に溜め込まれるリスクがあるのです。

その結果そばかすが現れるリスクが高くなります。

そばかすの発生リスクを下げるには、日傘や日焼け止めクリームなどで日々紫外線対策をしましょう。

また紫外線対策は夏にしか行わないという方もいますが、紫外線は1年を通して降り注いでいるので季節にかかわらず紫外線対策をするのがおすすめです。

 

肌に刺激を与えないよう心がける

そばかすの直接的な原因となるメラニン色素は、本来肌が外部から何らかの刺激を受けた時にメラノサイトが肌を保護する手段として生成されるものです。

そのためメラニン色素が作られないようにするには、肌に刺激を与えないように過ごすことが推奨できます。

具体的には肌を強くこすったり掻いたりするのを避けることです。

たとえ普段何気なくやっていることでも、メラノサイトが「肌に刺激が加わった」と認識しメラニン色素の生成を始める可能性があります。

洗顔やメイクをする時に肌を洗顔ブラシやタオル、コットンなどでゴシゴシこすったりする方がいますが、こうしたちょっとした刺激でもメラニン色素の生成とそばかすの発生につながるリスクはゼロではありせん。

そばかすのできやすい体質の方であれば尚更、日頃肌に刺激となり得る行動はできる限り控えましょう。

 

バランス良く栄養を摂取する

食事の偏りがあると健康な肌を維持するのに必要な栄養が十分に摂れないので、肌の新陳代謝が滞りメラニン色素がうまく排出されなくなる恐れがあります。

そばかすを防ぐためにはバランスのとれた食事を心がけ、タンパク質やビタミン類、ミネラルなどさまざまな栄養素を日々摂取することが推奨されます。

また、栄養を考えながら食事を用意する余裕がない場合はサプリメントで栄養を補いましょう。

サプリメントで栄養を補う場合飲み方によっては過剰摂取につながる恐れがあるので、パッケージに記載されている1日あたりの摂取量を守るのが望ましいです。

 

生活リズムを維持する

メラニン色素を排出するターンオーバーのペースは、ホルモンバランスが乱れが原因で滞ることがあります。

正常なホルモンバランスを保ち新陳代謝のペースを維持するには、規則正しい生活を心がけることがおすすめです。

食事をとる時間や寝る時間がバラバラだという方は、肌の健康のために日々のルーティーンを決めてみましょう。

特に睡眠時間の確保はターンオーバーを促進する上で重要です。

毎日十分な睡眠時間が確保できていないと、ホルモンバランスが乱れやすくなりターンオーバー機能の低下につながりかねません。

そのため忙しい時期でも睡眠はしっかりとりましょう。

ちなみに入眠から深い睡眠に入ったタイミングで、成長ホルモンが多く分泌される傾向にあります。

成長ホルモンは骨の成長や脂肪の分解などの働きを担うホルモンなのですが、肌のターンオーバーを促す機能もあります。

そのため深い眠りに入って成長ホルモンの分泌を促すことで、肌の新陳代謝が促進されメラニン色素を排出することにつながるのです。

また、深い眠りに入るには寝る前にテレビやパソコンなどの液晶画面を見ないようにしたり、ものを食べるのを避けたり、体を冷やさないようにするといった行動が重要です。

これらの行動ができていないと体が休息モードに入りにくくなり、寝付きが悪くなったり、眠れたとしても浅い眠りになる可能性があります。

 

ストレスを発散する

ストレスを溜め込むことは心身の不調をまねくことがありますが、肌のコンディション低下につながる場合もあります。

ストレスが蓄積するとホルモンバランスが崩れ、その結果肌の新陳代謝が滞る可能性があります。

そのため肌の新陳代謝のペースを保ちそばかすを防ぐには、ストレスを発散する機会を設けることも大切です。

ストレスを発散する手段としては、ジョギングやウォーキング、スイミングなどをして体を動かすことが挙げられます。

運動が好きではないという方でも、近所を散歩するだけで気分転換ができる可能性があります。

また運動以外にもストレス発散効果は見込めます。

書道や編み物、釣り、カラオケなどご自分が好きなことに励むとストレスが緩和される可能性があります。

このようにストレス発散の手段は何通りもありますので、多忙な時期でも何か気分のすっきりすることをして適度にストレスを発散すると、そばかすのない健康な肌が維持できる可能性が高まります。

 

▼共立美容外科の「しみ、そばかす治療」の料金や治療方法についての詳細はこちら

 

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このページの監修・執筆医師

  • 久次米 秋人(くじめ あきひと)

    久次米 秋人(くじめ あきひと)

    • 略歴

      • 1983年
        金沢医科大学医学部 卒業
        1983年
        高知医科大整形外科入局
        1989年
        東京本院(品川)開院
        2002年
        本院を新宿に移転
        2013年
        銀座院院長就任
        2018年
        第107回日本美容外科学会 学会長就任
    • 主な加盟団体

      日本美容外科医師会理事
      日本形成外科学会会員
      日本美容外科学会会員
      日本美容外科学会認定専門医
      日本脱毛学会会員
      北米脂肪吸引形成外科学会会員
      日本坑加齢美容医療学会会員

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