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公開日:2022年05月26日(木)
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目次
PDTとは「Photo Dynamic Therapy」(フォトダイナミックセラピー)の略で、光線力学療法のことを指します。
光に反応する物質と、それを活性化する光線を組み合わせた化学反応を利用した治療法です。
PDT治療は、皮脂の分泌抑制やニキビ菌の殺菌作用があるため、顔や体に繰り返しできるニキビを治したい方におすすめの施術です。
「PDTとはどういう治療法なのか」「本当にニキビに効果があるのか」気になるところではないでしょうか。
また、治療を検討している方はPDT(フォトダイナミックセラピー)のメリットとデメリットも知っておきたいですよね。
今回は「PDT治療はニキビに効果ある?経過やメリット・デメリットを紹介」と題して、PDTとは何か、施術を受ける前に知っておくべき内容などもご紹介します。
ニキビに悩んでいる方やPDT治療について知りたい方は、ぜひご覧ください。
PDT治療とは、特殊な光に反応する薬(アミノレブリン酸)を内服し、毛穴内部にポルフィリンという光感受性物質を大量に発生させ、そこに可視光線をあてる治療法です。
上記の光化学反応が起こると、活性酵素が発生しニキビ菌の殺菌や皮脂腺を破壊する作用があります。
元々PDT治療はがん治療に使用されており、日本では初期の胃がん・肺がん・子宮頸がん・加齢黄斑変性症などで保険適応治療です。
また海外では皮膚の一部がんや、ニキビの治療として認可を出している国もあります。
活性酸素の働きと自然治癒力促進によって、皮脂の過剰分泌の抑制やニキビ菌の増殖と残存を食い止め、ニキビトラブルを根本から改善する目的で使用されます。
顔がテカりやすいオイリー肌の方や、長年改善しないニキビに悩んでいる方におすすめです。
またPDT治療はレーザーではなく、優しい可視光線を使用した治療ですので安全性も認められています。
PDT治療の最初に内服する薬「アミノレブリン酸(ALA)」とは、元々ヒトが体内に持っているアミノ酸の一種です。
血液中のヘモグロビンや、ビタミンB12を生成する役割があります。
アミノレブリン酸が体内に入ると、ポルフィリンという物質に変化します。
ポルフィリンも元々ヒトの体内に存在する物質で、血液中のヘモグロビンなどに含まれる成分の1つです。
PDT治療で内服したアミノレブリン酸は、24時間以内に尿から排出されるため、必要以上に体内に残る心配はありません。
また、アミノレブリン酸を用いた光化学反応によって皮脂腺を破壊し、皮脂の分泌を抑制しますが永久的ではありません。
「皮脂腺を破壊する」と聞くと肌質が悪い方に変わってしまうのではないかと考える方もいますが、一時的に皮脂量を調節し自己治癒力の高い肌を作る治療ですので安心しましょう。
PDT治療の治療方法は、以下の流れで行います。
注意点としては、アミノレブリン酸を内服後、皮脂腺に取り込まれるまで4時間程度の待ち時間があります。
可視光線を当てている間は、痛みや不快感はない方が多いです。
若干チリチリとした感じがあったという方がいますが、耐えられない強さではありません。
実際に可視光線を当てる時間は30分程度のため、短い治療時間で施術を受けられます。
PDT治療は、初期のニキビから悪性の治りにくいニキビまで効果が期待されています。
皮脂腺を破壊し皮脂コントロールするため、今できているニキビはもちろん、ニキビ跡やこれからできるニキビに対してもケアが可能です。
またPDT治療の過程で、細胞修復が行われ新しい綺麗な肌に再構築されるため、さまざまな治療を試みても改善しないニキビや大人ニキビ、長年悩んでいる吹き出物にもおすすめです。
スキンケアや外用薬でも改善が難しかった重症のニキビにも、PDT治療は推奨されています。
PDT治療のメリットは、以下のものがあります。
ダウンタイムがなく、治療の痛みもないのはとても嬉しいですよね。
治療当日からメイクが可能なので、万が一赤みや腫れが出てもファンデーションで隠すのが可能です。
周りにバレずにしたい方にも、おすすめです。
PDT治療のデメリットは、以下のものがあります。
PDT治療を行うと、一時的にニキビができる場合がありますが、時間経過とともに落ち着いてきますので安心しましょう。
また、オイリー肌の方や赤ニキビが強い方は強く反応する可能性があるため、治療後に赤みやほてりが出るケースがあります。
悪化したり長引いたりする場合には医師に相談しましょう。
PDT治療は、3週間隔で平均6~7回の治療を行う方が多いです。
約3か月半~4か月程度かけて、皮脂分泌のバランスを整え新しいニキビができにくくなるまで治療します。
医師の診察のもとニキビが落ち着いてきたら、治療ペースを2か月に1回にしたり、ライトな治療へ変更したりします。
PDT治療翌日〜数日は、小さな白ニキビが急激に出現するケースがありますが正常な反応です。
また、赤ニキビが大きくなったりニキビのなかった部分にできたりする方もいますが、好転反応は一時的なもので1週間ほどでなくなります。
好転反応は必ず出る症状ではありませんが、出た場合も不要な皮脂が出ていくと綺麗な肌を作り始めてくれますので徐々にニキビは減ってきます。
肌質や改善のペースによって、治療期間や回数は個人差がありますので自分に合った治療法で行いましょう。
ニキビに対するPDT治療は、保険適用ではありません。
自由診療となります。
PDT治療がおすすめなのは、以下の方です。
スキンケアだけでは改善しないニキビや、クリニックで美容治療を今まで受けてきた方にも、新しい治療法としてPDT治療はおすすめです。
PDT治療をおすすめしないのは、以下の方です。
こちらの項目以外にも、気になる症状があれば事前に医師に伝えましょう。
今回は「PDT治療はニキビに効果ある?経過やメリット・デメリットを紹介」と題してまとめました。
PDT治療(フォトダイナミックセラピー)とは、特殊な光に反応する薬(アミノレブリン酸)を内服し、毛穴内部にポルフィリンという光感受性物質を大量に発生させ、そこに可視光線をあてる治療法です。
ニキビ菌の殺菌や皮脂腺を破壊する作用があるため、ニキビへの効果が期待されています。
治療方法は、まずアミノレブリン酸(ALA)を内服し4時間程度経ったのち、可視光線を照射する施術を受けます。
今できているニキビに対してはもちろん、長年改善しないニキビやニキビ跡に対しても有効です。
メリットとしては、ダウンタイムがなく痛みをほぼ感じずに治療を受けられます。
デメリットとしては、好転反応によって一時的にニキビが増えるケースがあります。
治療間隔は、3週間隔で平均6~7回の治療を行う方が多いです。
また、PDT治療は保険適用ではありません。
皮脂の分泌が多くオイリー肌の方、中程度~重度のスキンケアでも改善しないニキビに悩む方にPDT治療はおすすめです。
肌質や症状によって合う治療法は異なるため、自分のニキビを良くする最善の方法を信頼できる医師と相談して治療を行いましょう。
共立美容外科ではPDT治療を行っておりません。
その代わり、ニキビ治療では、ダーマペン、ピーリング、イオン導入、ハイドラフェイシャル、エンビロン、内服薬など様々なメニューでお一人お一人の年代に併せてニキビ治療を行っています。
▼共立美容外科の人気のニキビ治療の料金や施術についての詳細はこちら
このページの監修・執筆医師
浪川 浩明(なみかわ ひろあき)
日本美容外科学会認定専門医
略歴
主な加盟団体
日本美容外科学会会員
日本美容外科学会認定専門医
日本形成外科学会会員
日本顎顔面外科学会会員
日本手の外科学会会員
日本マイクロサージャリー学会会員
日本職業・災害医学会会員
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