すり鉢毛穴とは?目立ってしまう原因や予防策・対処法をご紹介
最終更新日: 2024年12月06日 (金)

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顔を洗ったりメイクをしたりしていると、ボコボコとした毛穴が気になるという方は多いのではないでしょうか。
ボコボコとした毛穴の正体は「すり鉢毛穴」です。
酸化した皮脂が毛穴の開口部周辺にダメージを与え、肌のターンオーバーが正常に行われていない角質異常という状態の肌に起こるもの。
すり鉢毛穴を放置すると毛穴自体が変形し、さらに凹凸が目立つようになってしまいます。
このような事態を避けるために、今回はすり鉢毛穴の原因や予防策・対処法などについてご紹介します。
すり鉢毛穴とは?

年齢を重ねるとともに目立つようになるのが、顔の毛穴。
毛穴が目立つ主な原因は酸化した皮脂が毛穴の開口部周辺にダメージを与え、肌のターンオーバーが正常に行われないことです。
毛穴と言っても肌の状態によっていくつか種類があります。
その中でもすり鉢毛穴は、毛穴の開口部が本来の毛穴よりも大きくなり、すり鉢状にへこんだ状態の毛穴のことを言います。
すり鉢毛穴になってしまう理由

すり鉢毛穴の主な原因は、皮脂の過剰分泌による炎症です。
「皮脂」と聞くとべたつきを連想するなど、どちらかと言うと悪いイメージを持っている方が多いかもしれませんが、皮脂や汗が混ざり合い皮脂膜になることで、私たちの肌を乾燥から守ってくれるのです。
しかし、間違ったスキンケアなどで必要以上に角質や皮脂が取り除かれると、肌は乾燥します。肌の乾燥が進むと、角質層はうるおいを失い、皮膚がよれてしまうのです。
その結果、毛穴がすり鉢状に開いてくぼむように変形し、毛穴が目立つように。
角質層とは肌の最も表面にある、0.02mmの細胞の重なりのことで、肌の水分と柔軟性を保つ「保湿機能」と、乾燥や刺激物質といった外部刺激から肌を守る「バリア機能」の役割を担っています。
角質層は非常にデリケートなため、洗顔時に汚れを落とそうと肌をこすったり、紫外線を長時間浴びたりするだけでも傷つき、肌のコンディションの悪化につながってしまうのです。
すり鉢毛穴が起こりやすい場所

全身の中でも顔は皮脂腺が発達している関係で、毛穴が目立ちやすい傾向があります。
顔の中でも額や眉間、鼻、口周り、顎など「Tゾーン」は皮脂腺が発達しているため、すり鉢毛穴が目立ちやすい傾向です。
Tゾーンで皮脂が過剰分泌されると、毛穴が広がるだけではなく、角栓ができることも。
角栓は酸化すると黒くなったり、ニキビができやすくなったりするため、Tゾーンのお手入れには注意が必要です。
すり鉢毛穴を防ぐためのスキンケア方法については、後ほど詳しくご紹介します。
すり鉢毛穴以外の毛穴トラブル

そもそも毛穴はどのような役割を果たしているのでしょうか。
毛穴の奥には体毛を作り出す毛根、皮脂を分泌する皮脂腺、汗を排出するアポクリン汗腺があります。
毛穴は皮膚表面を乾燥や外部刺激から守ると同時に、汗や皮脂と一緒に老廃物を体外へ排出する役割があるのです。
しかし、すり鉢毛穴をはじめとする毛穴トラブルの多くは、実はこの皮脂が原因となって起こります。
すり鉢毛穴以外にも毛穴トラブルはたくさんあるため、自分の毛穴の状態がどれに該当するのか把握し、それに適した毛穴ケアを行いましょう。
詰まり毛穴
詰まり毛穴とは、過剰な皮脂分泌によって毛穴に皮脂がたまり、古い角質と混ざって毛穴にふたが被さっている状態のことです。
鼻の頭や小鼻に多く見られ、「白角栓」「黒角栓」と呼ばれることもあります。
毛穴にたまった皮脂汚れが酸化し、黒ずむと硬くなるため、セルフケアで取り除くことが難しくなる傾向があります。
白い角栓がたまって見えたら、洗顔やクレンジングで毛穴汚れを優しく落としていきましょう。
開き毛穴
開き毛穴とは毛穴が丸く開いている状態のことで、顔のTゾーンに多く見られるトラブルです。
過剰な皮脂分泌が原因で、脂性肌の方や男性に多い傾向があります。
毛穴の中にたまった皮脂や角栓を除去しても、毛穴が開いたままの状態になってしまうことも。
過剰な皮脂分泌は乾燥によるものがほとんどであるため、日頃から乳液やクリームを使って保湿中心のケアを心がけ、毛穴パックや指で無理やり角栓を除去することは避けましょう。
乾燥毛穴
乾燥毛穴とは「真皮(しんぴ)」と呼ばれる表皮の内側にある肌組織の乾燥によって毛穴周りの凹凸が目立ち、毛穴が開いて見える状態のことです。
真皮は線維状のたんぱく質であるコラーゲンがその大部分を占めており、ヒアルロン酸やエラスチンといった物質が加わることによって、肌に弾力を与えています。
さらに真皮には血管やリンパ管、皮脂腺や汗腺などの器官が通っており、生理的な役割を持っているのです。
真皮が乾燥すると肌表面のキメが荒れ、毛穴の周囲がへこんでしまいます。
「洗顔後に肌がつっぱる感じがする」「冬になると毛穴が目立ちやすくなる」という場合も乾燥毛穴である可能性があります。
真皮の乾燥を防ぐために、毎日保湿中心のケアをしましょう。
たるみ毛穴
たるみ毛穴とは本来円形であるはずの毛穴が、皮膚のコラーゲンや筋肉の減少によって楕円形のように見える状態のことです。
肌の弾力を生み出すコラーゲンやエラスチンは加齢や紫外線ダメージによって減少し、年々その質も低下していきます。
そして顔の筋肉が落ち込むのと同時に皮下脂肪が減ると、顔全体のたるみにつながってしまうのです。
頬を引っ張ったときに一時的に毛穴が目立たなくなったら、たるみ毛穴の可能性大。
毛穴の形状が涙のような形にも見えることから、「しずく毛穴」と呼ばれることもあります。
たるみ毛穴の主な原因は加齢であるため、たるみ毛穴を引き締めるためには老化にアプローチするケアを重視しましょう。
特にコラーゲンの生成を助ける働きがあるビタミンC、肌のターンオーバーを正常化する働きがあるレチノール、グリコール酸、ヒト成長因子といった成分が入ったものがおすすめです。
メラニン毛穴
メラニン毛穴とは紫外線の影響によって毛穴内部でメラニンが生成され、色素沈着を起こして毛穴が黒ずんで見える状態のことです。
毛穴の周りがドーナツのように黒い輪のように見える特長があります。
上記でご紹介した毛穴と違って、詰まりがなく触るとツルツルしています。
しかし、メラニン毛穴と同時に角栓による黒ずみが発生していることも。
角栓の正体は、毛穴の内部で不要な角質と皮脂が重なり合い、年輪状になったものです。
メイク汚れなどが混ざるとさらに毛穴が広がり、メラニン毛穴が目立ちやすくなります。
メラニン毛穴を引き締めるためには、角栓ケアをメインに行いましょう。
角質ケアは正しい洗顔と保湿が大切です。これらの方法は次項で詳しくご紹介します。
自分でできるすり鉢毛穴の予防方法

毛穴の角質の異常によってすり鉢状に開いた状態のすり鉢毛穴。
冒頭でご紹介したように、乾燥によって毛穴が開いてしまっているにも関わらず、黒ずみ=汚れと勘違いしてゴシゴシ洗顔をすると、毛穴の状態はさらに悪化し、すり鉢毛穴も目立つようになります。
このような事態を避けるために、すり鉢毛穴の正しい予防方法をご紹介。自分でできるすり鉢毛穴の予防方法として、
- 洗顔を工夫する
- 食べ物に気を配る
- 化粧品でケアをする
- 日焼け対策をする
の4つが挙げられます。これからご紹介する内容を日常生活に取り入れてみましょう。
洗顔を工夫する
外出しない日であっても私たちの顔には、皮脂や汗、ホコリや古い角質などさまざまな汚れが付着しています。
すり鉢毛穴をはじめとする毛穴詰まりを防ぐためには、毎日の洗顔が重要と言っても過言ではありません。
- ぬるま湯で顔を濡らす
- 洗顔料をしっかりと泡立てる
- たっぷりの泡を肌の上でなでるように洗う
- すすぎ残しがないようにぬるま湯でしっかりとすすぐ
- タオルで優しく押さえるように水分を拭き取る
洗顔をしすぎると、肌はうるおいを保とうとして過剰に皮脂を分泌してしまいます。
過剰な皮脂の分泌は毛穴汚れの原因になるため、洗顔は朝と夜の1日2回に留めるようにしましょう。
毛穴汚れが特に気になる際は、洗顔前に蒸しタオルで顔を温めておくと毛穴に詰まった角栓が柔らかくなり、汚れが落としやすくなる効果があります。
「毎日正しい方法で洗顔をしているのに、ざらつきや黒ずみが気になる」という場合は週1~2回にスペシャルケアを取り入れるのも一つの手です。
酵素パウダー
酵素パウダーとはたんぱく質分解酵素「プロテアーゼ」と、皮脂分解酵素「リパーゼ」と呼ばれる2種類の酵素が含まれている洗顔パウダーです。
普段使っている洗顔料から置き換えて通常と同じように洗顔するだけで、毛穴の汚れや黒ずみ、肌のくすみなどの改善が見込める可能性があります。
酵素パウダーでの洗顔後は、角質が除去されて肌がデリケートになっているため、いつもより保湿重視のスキンケアを行いましょう。
スクラブ洗顔
スクラブ洗顔とは細かい粒子が含まれた洗顔料で顔を洗うことです。
スクラブの種類は洗顔料によって異なり、ソルト、シュガー、シード、ナイロンパウダーなど多岐に渡ります。
スクラブには余分な皮脂や角質を取り除くピーリング効果があるため、通常の洗顔では落としきれない汚れを落とせるのです。
しかし、スクラブは肌に摩擦ダメージを与えやすく、強くこすりながら洗うと色素沈着の原因になるため、使用する際は力加減に注意しましょう。
クレイパック
クレイパックとは泥の吸着性を利用してケアや汚れや皮脂を取り除くパックのことです。
粒子が細かいため、毛穴にたまった汚れを吸着したり、くすみの原因になる古い角質を取り除いたりする効果があります。
クレイパックの使い方は、顔全体に塗り広げたら、泥が乾くまで5~10分程度時間を置き、そのまま洗い流すだけ。
商品によって若干異なりますが、クレイパックは自然由来のミネラル成分を配合しているものもあるため、もともと肌が弱い方であっても安心して使えるでしょう。
食べ物に気を配る
毛穴が目立たない美肌を作るためには、基盤となる体の健康に気をつける必要があります。
どんな栄養素もバランス良く摂ることが大切ですが、以下の栄養素は不足しがちです。
肌のコンディションをうまく整えられるように、積極的に摂取しましょう。
たんぱく質(肌や髪を作る基礎になる) 卵、魚、肉類全般、大豆製品、乳製品など
ビタミンA(皮膚や粘膜を健康な状態に保つ) レバー、卵黄、緑黄色野菜など
ビタミンC(コラーゲンの増生効果がある) じゃがいも、ブロッコリー、フルーツ全般など
ビタミンE(脂質の酸化を防ぎ、血行促進効果がある) アーモンド、植物油(菜種油、ヒマワリ油)など
ビタミンB群(皮膚や粘膜を健康な状態に保つ) レバー、ウナギ、カツオ、マグロ、乳製品、卵など
仕事や家事が忙しくなると、食事を抜いたりカップラーメンなどのジャンクフードで食事を済ませたりしがちです。
食生活の乱れは肌荒れに直結しやすいため、忙しくても食事はしっかりと摂るようにしましょう。
食事だけで不足しがちになる栄養素はサプリメントの服用がおすすめです。
例えば、鉄や亜鉛は健康な肌を保ったり、肌トラブルを予防したりするのに欠かせませんが、吸収率が低いため、食事だけでは不足しがちに。
特に女性は生理があるため、鉄分不足になりやすいと言われています。
体に必要な栄養素はそれぞれが協力し合って機能しているため、栄養バランスの取れた食事を摂った上でサプリメントを摂取しましょう。
化粧品でケアをする
毛穴ケアは、むやみに角栓や角質を除去したり、収れん作用の強い化粧水などを使用したりしないことが基本です。
すり鉢毛穴の予防に効果的な成分は「ビタミンC誘導体」「レチノイン酸(ビタミンA酸)」「エラスチン」の3つ。
まずビタミンC誘導体は美白にも効果的で、皮脂の過剰分泌を抑えて毛穴を引き締める働きがあります。
続いてレチノイン酸はビタミンA酸とも言われており、しわやニキビの治療薬としてアメリカで認可されている成分です。
皮脂の過剰分泌を抑えたり、コラーゲンの生成を抑えたりする効果があります。
また、スキンケアは毎日行うことであるため、間違ったケア方法を続けていると肌への負担はどんどん大きくなります。
日々のスキンケアを自己流でやっているという場合は今一度洗顔方法や化粧品の使い方などの正しいスキンケア方法を確認しておきましょう。
日焼け対策をする
夏にかけて紫外線が強くなると心配になるのが、日焼けによる肌ダメージです。
日焼けによる肌ダメージはしみやそばかすなどのイメージが先行しがちですが、実は毛穴の開きも日焼けが影響する肌トラブルの一つ。
すり鉢毛穴を予防するためには、日頃から日焼け対策を入念に行う必要があります。
紫外線は地上に届く波長の長さに応じて「UV-A」と「UV-B」の2種類に分かれています。
UV-Aは地上に届く紫外線のうち約90%を占めていて、真皮まで入り込みコラーゲンやエラスチン線維を破壊し、しわやたるみの原因に。
UV-Aは体内でメラニン色素を作る色素細胞「メラノサイト」を刺激する性質を持っており、メラニンが生成されて色素沈着が起こります。
紫外線による日焼けは、紫外線が皮膚の奥深くまで浸透することから守ろうとする、「体の防衛反応」なのです。
UV-Aほど色素沈着の即効性はありませんが、エネルギーが強く、しみやそばかすができたり、肌がヒリヒリするやけどのような状態になったりします。
日傘やアームカバーなどの日焼け対策グッズを使用する手もありますが、より手軽に使えるのが日焼け止めです。
日焼け止めのパッケージを見ると「SPF」「PA」といった表示を目にすることがあるでしょう。
それぞれについて説明したものが以下の通りです。
SPF(Sun Protection Factor) UV-Bに対する防止効果を示すもの。
日焼け防止力は2~50の数値で表され、数字が大きくなるほど防止効果が高くなります。
PA(Protection Grade of UVA) UV-Aに対する防止効果を示すもの。日焼け防止力は「PA+」~「PA++++」の4段階で表され、「+」が多いほど防止効果が高くなります。
「とりあえず数値が高いものを選んでおけば安心」と思われがちですが、日焼け止め選びで大切なことは、「どのくらいの時間紫外線を浴びるのか」ということです。
数値が高いものは肌にかかる負担が大きくなるため、特に乾燥肌や敏感肌の人は肌トラブルを引き起こしやすくなります。
日焼け止めを選ぶ際は用途を考えるようにしましょう。
もしすり鉢毛穴になってしまったら

すり鉢毛穴をはじめとする毛穴トラブルは間違ったスキンケアやストレスなど、さまざまな要因が重なって起こるものです。
すり鉢毛穴になってしまったらどのようなことを行う必要があるのでしょうか。
ターンオーバーを正常に戻す
そもそもターンオーバーとは、肌表面の角質層が剥がれ落ち、新しい皮膚細胞に生まれ変わるサイクルのことです。
サイクルの長さは個人差がありますが、約28日間が一般的と言われています。
表皮は肌の外側から順番に「角層(かくそう)」「顆粒層(かりゅうそう)」「有棘層(ゆうきょくそう)」「基底層(きていそう)」の4層に分かれています。このうち、基底層で作られた角質細胞が分裂して新たな細胞を作り、少しずつ形を変えながら上層に向かって押し上げられます。こうして角層に到達した細胞が垢となって肌から剥がれ落ちることで、表皮の細胞が生まれ変わるのです。
ターンオーバーが乱れる主な原因は
、紫外線と乾燥の2つ。肌は紫外線や乾燥によるダメージを受けると、肌内部の細胞を守ろうとターンオーバーのスピードを速めて新たな角質細胞を作ろうとします。
この間に生まれた角質細胞の形は整っておらず、一つひとつの大きさも不揃いです。
すると、細胞同士のつながりが弱くなり、皮膚のバリア機能が低下します。
ターンオーバーを正常に戻すために欠かせないことは、食事・紫外線対策・スキンケアの3つです。
食事と紫外線対策は先ほどご紹介した内容と同様のケアを心がけ、スキンケアでは肌を刺激しないように以下のポイントを押さえておきましょう。
クレンジング
肌にメイクが残らないようにしっかり汚れを落とすことが大切です。
しかし、肌をゴシゴシこすったり、クレンジングの時間が長すぎたりすると肌に余計な負担がかかることも。
クレンジング剤を肌に乗せたら、指の腹を使って優しく円を描き、なでるようになじませて素早く汚れを落としていきましょう。
洗顔
洗顔料をしっかりと泡立て、指先で強くこすらないように洗いましょう。
ぬるま湯を使って洗い残しがないように丁寧に洗い流すことがポイントです。
保湿
洗顔後は肌が乾燥しやすい状態になっているため、素早く保湿ケアを行うことが大切です。
まずは化粧水で肌を柔らかく整えてから乳液や美容液などで保湿成分を補いましょう。
皮脂の過剰分泌を抑える
皮脂の過剰分泌を抑えるためにできることは、
- 肌を清潔に保つこと
- 十分な水分と油分を保つこと
- 肌に刺激を与えないこと
の3つです。皮脂の分泌が多いと、強い洗顔料でゴシゴシ洗ったり、保湿を省いたりしがちですが、適切なスキンケアで水分と油分のバランスを整えましょう。
また、上記のほかにも皮脂量と食べ物は大きく関係しています。
バターやマヨネーズ、チョコレートなど脂肪分を多く含むものを食べる機会が多い人は皮脂分泌が増加しやすい傾向があります。
皮脂の過剰分泌を抑えるためには、脂肪分が多い食べ物をなるべく避け、栄養バランスが整った食生活を意識しましょう。
すり鉢毛穴の改善には美容医療もおすすめ

「美容医療」と聞くとハードルが高く感じてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、すべての治療でメスや麻酔を使うわけではありません。
すり鉢毛穴の改善を目的とした治療ではいずれもメスや注射による麻酔を使わず、日帰りで手軽に受けられます。
ここでは、それぞれの治療内容について詳しくご紹介します。
ダーマペン
ダーマペンは髪の毛よりも細い超極細針を使用し、肌の表面に小さな穴を一時的に空けて肌の自然治癒力を高める治療です。
共立美容外科で使用している「ダーマペン4」は先端に16本の細い針がついているペン型の美容機器で、肌に当てると1秒間に1,920個の目に見えない小さな穴を空けることができます。
ダーマペンによって肌に傷ができると修復するために皮膚の深層部にある「線維芽細胞」が活性化されます。
線維芽細胞が活性化すると、コラーゲンとエラスチンが増幅し、皮膚のハリや弾力が高まるため、毛穴トラブルやニキビ跡、小じわなどの改善につながるのです。
治療中は軽い出血を伴うことがありますが、事前に麻酔クリームを塗るため、痛みはほとんどありません。
治療は20分程度で終わりますが、治療後12時間は洗顔やスキンケアなどを避ける必要があります。
まれに内出血が見られることがありますが、時間の経過とともに自然に改善することがほとんどです。
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