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ミラドライは韓国の方が安い?韓国のワキガ・多汗症治療の現状も解説!

公開日:2022年02月11日(金)
最終更新日:2022年03月14日(月)

わきが・多汗症
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こんにちは。韓国在住の共立美容外科のリモートスタッフのユカとその友人の韓国人のガヨンです。

今回は「韓国とミラドライ」というテーマで韓国のワキガ・多汗症治療の現状や、韓国でミラドライを行うデメリットについて解説します。

 

韓国のワキガ・多汗症治療の現状とは?

韓国の街並み

日本よりも低価格で美容医療の施術が可能な韓国。

では、韓国国内でのワキガや多汗症治療はどのように行われているのでしょうか。

さまざまな治療法があるワキガ・多汗症治療ですが、中でもミラドライは、安全性の高さから人気のある治療法です。

日本国内では多くのクリニックがワキガや多汗症の治療としてミラドライを取り入れていますが、専門性が高いため費用面が気になりますよね。

美容大国と言われる韓国では、さまざまな美容医療が安価で提供されており、韓国での治療を希望する方もいるかもしれません。

しかし、現状を見ると韓国でのミラドライの危険性も見えてきます。

ここでは韓国のワキガ・多汗症治療の現状を解説します。

 

(1)ワキガや多汗症患者が少ない!?

韓国人の家族

まず、大前提として、韓国ではワキガや多汗症患者の割合が5%ほどであるといわれており、デオドラント商品の取り扱いも少ないようです。

韓国国内では、多汗症・ワキガ治療はKFDA(韓国食品医薬品安全庁)に認可を受けているボトックス注射が主流で、ミラドライを行っている美容クリニックが少ない傾向にあります。

 

(2)専門クリニックが多い中、ミラドライの専門クリニックはない

頬に手を当てる韓国人の女性

美容医療が発展しているため、競争が激化しており、美容医療の中でも「シミ専門」「二重整形専門」など、専門クリニックが多い傾向となっています。

また、美容皮膚科の分野も盛んです。

そして、ワキガや多汗症に悩んでいる国民が少ないことから、そもそもミラドライ自体の取り扱いのないクリニックがほとんどで、取り扱っているクリニックでも症例や実績が少ない場合が多いです。

 

 

ミラドライとは?

ミラドライを当てているところ

ミラドライとは、ミラドライという医療機器を使用し、マイクロ波により体に傷をつけずに汗腺を破壊する治療です。

汗腺を破壊することで汗の量や臭いを7割〜8割抑えることができます。

さらに、破壊した細胞は再生しないため再発のリスクもありません。

ミラドライは、日本の厚生労働省(医療機器承認番号:23000BZX00161000)や評価基準が厳しい米国FDAで認可されている医療機器であるため、安全性は高いです。

 

ミラドライのメリットやデメリットについては、こちらのコラムをご覧ください。

ミラドライのメリットデメリットを解説するコラムへのバナー

【コラム】ワキガ治療で使用するミラドライのデメリットやメリットを解説!▼

 

韓国はミラドライが安い?デメリットは?

韓国の都心の街並み

私が調べた限り、韓国でのミラドライは20万円程で受けることができます。

日本の相場より少し低いですね。

しかし、価格にこだわりすぎてしまうと、のちのち後悔する可能性もあります。

ここでは、韓国でミラドライを行うデメリットをご紹介します。

また、韓国の美容整形のメニューの値段の相場が知りたい方は、こちらのコラムも面白いと思いますよ。

韓国の美容整形の値段の相場のコラムへのバナー

【コラム】韓国の美容整形の値段の相場を日本と比較しながら解説!▼

 

(1)アフターフォローがない、距離的にできない

美容医療を受けるにあたって、心配なのが施術後のトラブルですよね。

リスクの少ないミラドライといっても、副作用の出方や痛みの感じ方は個人差があるため、しっかりアフターフォローをしてほしいと感じるでしょう。

韓国に滞在している間は、診察してもらう機会もあるかもしれませんが、帰国後に疑問や不安が出てきた場合、どこにも聞けない状況に陥る可能性があります。

アフターケアがないクリニックの場合、痛みや腫れといった副作用が強く出てしまうこともあるため、注意が必要です。

 

(2)言葉の壁がある

美容医療において一番重要といっても過言ではないのがカウンセリングです。

カウンセリングは、治療の説明や一連の流れを説明するだけでなく、医師とコミュニケーションを図ることで、実績や知識量を確認する場でもあります。

しかし、韓国と日本では言葉の壁があるため、意図が伝わりにくい場合があります。美容クリニックの中には通訳が在籍しているところもありますが、細かいニュアンスは伝わりにくいと考えておくべきでしょう。

また、国民性の違いもあり、意思を伝えないと、同意したとみなされる可能性もあるため、自分の意思をうまく伝えられない、意見を飲み込んでしまうという方は避けた方がいいかもしれません。

 

(3)明確なエビデンス(証拠)や実績数が不明

韓国国内のワキガ・多汗症患者数が少ないことから、症例が少なく、実績もないクリニックがあるかもしれません。

ミラドライは専門的な知識や技術が必要ですが、ミラドライ公式認定医が在籍しているクリニックかどうかも直接クリニックへ行くまで確認が困難です。

ただでさえ外国での治療に不安を感じている上で、「こちらは、ミラドライ公式認定医が在籍していますか?」「実績はどのくらいありますか?」と面と向かって聞くことはハードルが高いと感じますよね。

また、症例数が少なく実績がないあるいは研究も行っていない場合、ミラドライへの知識や技術が不足している可能性があります。

さらに、日本国内のクリニックでは、豊富な症例数や研究により、独自の麻酔法やダブル照射といった効果を最大限高める技術がありますが、韓国では効果が発揮されない恐れもあります。

 

(4)利益を優先するクリニックもある

韓国国内では、美容医療クリニックが乱立し、激しい価格競争が繰り広げられています。安価な価格に設定することで、より多くの患者への診察・施術を行わなければならない状況となってしまい、質より量というクリニックも出てきてしまうかもしれません。

日本国内でも、低単価治療を謳うクリニックでは、本来使い捨てなければならない物品の使いまわしや、医療機器の定期メンテナンスが行われていない場合もあります。

質が担保できない治療は、リスクでしかないため、低価格であっても受けるべきではありません。

 

 

ミラドライに適したクリニックの選び方

ミラドライの適したクリニックを説明する看護師

日本でも韓国でも、ミラドライの施術方法が異なるわけではありません。

ここでは、ミラドライに適したクリニックを選ぶ基準について解説します。

 

 

(1)ミラドライの脇に貼るシートを使っている

ミラドライのシートを貼る看護師

ミラドライは、マイクロ波の照射範囲や、体型に合わせた照射エネルギーの調整が必要であることから、専門知識と技術が必要不可欠です。

そして、脇にマイクロ波を照射するためには、専用のシートを脇に貼って、そのシートのマーク通りに、適切な照射パワーでマイクロ派を当てなければいけません。

韓国の現状はわかりませんが、日本の安いクリニックの場合、照射パワーの出力を落としてコストを下げているという話も聞きます。

専用のシートはミラドライを扱っているジェイメック社からしか購入できないため、専用のシートを使用している場合、正規のミラドライを使用している確率が高いと思います。

 

(2)カウンセリングがしっかりしている

ミラドライのカウンセリングをする医師

カウンセリングを丁寧に行ってくれるクリニックは共感が持てますよね。

患者の不安を解消しようと考えるクリニックでは、このカウンセリングに時間をとっています。

答えにくい、質問しにくい雰囲気のクリニックは不安の増強やトラブルに繋がるため、おすすめできません。

カウンセリング中ではなく、施術中や施術後に疑問に思った場合もありますよね。

そんな時に問い合わせ先やトラブルシューティングを教えてくれるクリニックは安心感があります。

医師がカウンセリングを実施しているかどうかも大切なポイントです。

なぜなら質問全てに答えられるのは多くの知識を持つ医師のみであり、他のスタッフからの伝言では正しく伝わらない可能性があるからです。

 

(3)契約を急かさない

ミラドライの注意事項を説明する医療スタッフ

薄利多売のクリニックでは、回転率を重視する傾向があります。

そのため、明らかに説明不足の場合でも、契約に進ませようとするクリニックも。

対面している医師からすすめられたことで、悩んでいることを言い出せずに同意してしまう場合も少なくありません。

その場で決めると割引があるなどの誘い文句があるクリニックはあまり信用できません。

 

(4)治療環境が整っている

ミラドライをの治療を医師と看護師が行っているところ

治療環境が整っているかどうかは、実際の病院を見なければ把握できません。しかし、明らかに低単価な治療ばかりのクリニックは環境に資産を投入できていない場合が多いです。

また、スムーズな治療のためには、スタッフもミラドライに対する知見を持っている必要がありますよね。

スタッフ教育も治療環境整備の一環ですが、クリニックによっては重視していない場合もあります。

ホームページ上で治療環境やクリニックの理念などを確認しておけると良いでしょう。

インスタグラムなどのSNSで特定の医師の投稿を見て、その医師に行ってもらおうと決める方もいらっしゃいますが、医療はチームで行うため、その医師が在籍しているクリニックがしっかりしたクリニックかどうかを見極める必要があります。

実際JSASやJSAPSの日本美容外科学会に足を運び、実績豊富な医師の発表を聴くと、SNSを行っていない名医と呼ばれる医師も多いです。

大学の教授クラスになるとインスタグラムで情報を発信している方は少ないのではないでしょうか。

そのため、特定の医師がいいからといってそのクリニックを選ぶのではなく、総合的にアフターフォローなども含めて、治療環境が整っているかどうかを判断してクリニックを選ぶことが重要です。

 

日本在住なら日本で受ける方がいい

エントランスで挨拶する医師と看護師

韓国のミラドライの現状について解説しました。

韓国の美容医療は競争が激しく、価格競争に陥っており、ミラドライを安く提供しているクリニックも存在します。

ミラドライはワキガ・多汗症治療機器として厚生労働省や米国FDAの認可を得ています。そのため安全性の高さは立証されていますが、治療する医療スタッフの知識や実力により、効果にムラが出てしまいます。

日本国内では、治療方法も確立しており、研究も盛んに行われています。

もちろん韓国に在住の方なら韓国のしっかりとしたクリニックで受けた方がいいかもしれませんが、日本に在住している場合は、アフターフォローや意思疎通の観点から日本のクリニックで受けた方が総合的に考えてメリットが大きいのではないでしょうか。

韓国でミラドライを受けた場合、韓国のミラドライの施術価格が20万円だとすると旅費などを考慮するとやはり、金額面でも日本で受けた方がよさそうですね。

 

 

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このページの監修・執筆医師

  • 玉田 洋(たまだ ひろし)

    玉田 洋(たまだ ひろし)

    共立美容グループ 中国四国エリア統括就任
    日本美容外科学会認定専門医

    • 略歴

      • 1990年
        愛媛大学医学部 卒業
        1990年
        愛媛大学付属病院 入局
        2004年
        共立美容外科 高松院院長就任
        2020年
        共立美容グループ 中国四国エリア統括就任
    • 主な加盟団体

      日本美容外科学会会員

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