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Kyoritsu Biyo Scrap(KBS)

ワキガ治療で使用するミラドライのデメリットやメリットを解説!

公開日:2022年01月28日(金)
最終更新日:2023年06月14日(水)

わきが・多汗症
ミラドライを脇に照射している
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このコラムを読むのに必要な時間は約 9 分です。
最後まで有意義なページになっていますので是非ご覧ください。

 

日本人の約10人に1人がワキガや多汗症であると言われています。

加えて「汗で服が湿ってしまい恥ずかしい」「周りに汗臭いと思われていないか気になる」といった悩みは、非常にデリケートな問題です。

周囲へも相談しにくいため、人知れず悩みを抱え込んでしまう方も少なくありません。

さらに、当院で治療を希望される患者様の多くが、治療していることを周りに気づかれたくないと感じています。

 

そんな方におすすめなのが、今回ご紹介するミラドライです。

ミラドライは、2018年に重度の原発性腋窩多汗症を治療することを目的として、厚生労働省より、日本の株式会社ジェイメックが製造販売の承認を受けました。

医療機器承認番号は「23000BZX00161000」になります。

 

実際には2010年ごろから国内で治療が開始されています。以降、老若男女問わず多数の方から選択されています。さまざまな研究から、リスクもとても低いことが証明されています。

今回は、ミラドライのメリットやデメリット、他のワキガ・多汗症治療との違いについて解説します。

 

そもそもミラドライとは?

では、ミラドライとはどういった治療法なのでしょうか。

ミラドライは、「ミラドライ」という医療機器を使用し、汗腺へマイクロ波を照射する治療法です。マイクロ波を受けた汗腺は破壊され、汗の量や臭いが抑制される仕組みです。破壊された汗腺は再生しないため、永続的な効果が期待できます。

 

個人差はあるものの、当院の2011年以降、約10年の実績では、汗の量は80%~90%減少し、臭いは60〜75%減少という患者様のお声からの実感値があります。

中には臭いが消失したと言われる方もおり、治療の効果は高いといえます。

 

 

ワキガ・多汗症の治療方法を徹底比較!

ワキガ治療の方法を説明するスタッフ

ワキガ・多汗症治療は、ミラドライの他にも手術療法、ボトックス注射があります。

それぞれの特徴について見ていきましょう。

※表は左右にスライドしてご覧いただけます。

ミラドライ 剪除法 ローラークランプ法 ボトックス注射
治療方法 マイクロ波を汗腺に照射し組織を破壊 脇を切開しアポクリン腺やエクリン腺、汗腺を除去 脇に2,3ミリの穴を空けてアポクリン腺やエクリン腺、汗腺を除去 ボトックス製剤を注射し汗腺の活動を抑制
対象 臭いより、中~重度の多汗症が主な対象
重度の臭いに関してはローラークランプ法がおススメ
中~重度のワキガ・多汗症 中~重度のワキガ・多汗症 軽度の多汗症
治療時間 60分 2時間 30~40分 10分~15分
有効期間 半永久的 半永久的 半永久的 3~6ヶ月
体の傷あと 残らない 残る
※脇のシワにそって切開することで目立たなくることも可能
ほぼ残らない 残らない
価格 ¥314,600
※別途:消耗品チップ代・クリーム・薬代等 ¥52,800
保険適用:両ワキ¥40,000~¥60,000
自由診療: ¥140,000~¥400,000
¥308,000 ¥77,000
※自由診療の場合
ダウンタイム 1日程度
  • 通常1週間から10日ほどの圧迫固定が必要
  • 術後2週間ほど安静
  • 4~5日の圧迫固定
    1週間ほど腕を大きく動かせられない
なし
メリット
  • 傷跡が残らない
  • 副作用が少ない
  • 厚生労働省承認
  • FDA承認
  • 保険適用だと価格が安い
  • 臭いも汗も抑える
  • 保険適用だと価格が安い
  • 臭いも汗も抑える
  • 手術時間が短い(10分程度)
  • 発汗を抑える
  • 重度の原発性腋窩多汗症と診断された場合は保険適用も可能
デメリット
  • 自由診療なので保険適用外
  • 臭いには効果が実感できない場合もある。
  • 手術時間が長い
  • 跡が残る
  • ダウンタイムが長い。
  • 手術後に圧迫固定の必要がある。
  • 脇に2,3ミリ穴を空ける
  • 自由診療なので保険適用外
  • 手術後に圧迫固定の必要がある。
    ※剪除法より短い
  • 臭いには効果が薄い場合も
  • 半年に一回の治療が必要

※剪除法以外の値段は共立美容外科の価格になります。

※効果やダウンタイムには個人差があります。

 

1.手術とミラドライ

わきが手術

ミラドライが開発される前は、ワキガ・多汗症の治療は皮弁法や剪除法やローラークランプ法といった手術が主流でした。

しかし、体にメスを入れなければならず、傷跡が残ってしまいます。さらに、ダウンタイムの長さから敬遠してしまう方も少なくありませんでした。

 

ミラドライは施術後日常生活が可能であり、圧迫の必要もないことから、周囲に知られることなく治療を行うことができます。

傷跡も残らず効果が高いことも特徴といえます。

 

 

2.ボトックス注射とミラドライ

多汗症用のボトックス

ボトックス注射は治療時間が短く、ダウンタイムはない反面、効果は最長半年間と限定的です。さらに、多汗症には効果が高いですが、ワキガに対しては効果が薄いとの声もあり、軽度の多汗症の方が対象となります。

 

ミラドライは一回の費用は高額ですが、半年に1度ボトックス注射を受けることを考えると、費用対効果は高いといえます。

また、ミラドライは脇の臭いにも効果がないわけではないので、臭いが気になっている方はミラドライの方がいいのではないでしょうか。

 

 

ミラドライはこんな人におすすめ!

ミラドライのカウンセリング

「ワキガや多汗症を治したいけど、どの治療法がいいのかわからない」という方もいます。

ここでは、ミラドライをおすすめしたい方の特徴を解説します。

 

1.長期休暇の取得が難しい方

ミラドライは治療時間が短く、ダウンタイムもありません。仕事への影響も最小限で済むため、フルタイムで働いている会社員の方におすすめの治療法です。

 

2.通院する時間がない、通院が面倒な方

ミラドライは、1回の治療で終了するため、通院が少なくて済みます。アフターフォローのための診察はありますが、それ以外の通院は必要ありません。

 

3.傷跡を残したくない方

ミラドライは、一時的な内出血や腫れがあるものの、長期的に見ると傷あとは残りません。

 

4.汗の量も臭いも一気に改善したい方

ミラドライの効果は高く、効果には個人差がありますが、今ある症状の7~8割は改善するといわれています。

特に、汗の量や臭いのどちらにも効果があるため、早く確実に症状を改善したい方におすすめの治療法です。

 

 

 

ミラドライのメリットを詳しく解説!

脇を冷却しているところ

ここからは具体的にミラドライのメリットについて解説していきましょう。

 

1.侵襲が少ない(傷が残らない)

ミラドライは、皮膚に傷が残ることはありません。機器の性質上一時的に内出血や赤みが生じることはありますが、おおよそ1週間程度で消失します。

麻酔を注射する際にも細い針を使用するため、注射痕も目立たず消失します。

剪除法の場合、脇を切開するため傷が残る他、稀に感染のリスクや内部に血の塊ができてしまうこともあるため、侵襲の少ないことはミラドライのメリットといえるでしょう。

 

2.効果は半永久的

ミラドライは、汗腺を破壊するため、再発の可能性はほどんどありません。加えて効果も7〜8割と高いため、非常に優れた治療法であるといえます。

1回の治療で完了するため、通院回数も少なくて済み、時間の節約にもなります。定期的なメンテナンスが必要ありません。

 

3.ダウンタイムが少ない

美容医療において最大のデメリットといえるのがダウンタイムですよね。仕事をしている方にとって、長期休暇の取得は難しい場合もあります。

ミラドライは、治療後一日はしっかり冷却する必要がありますが、日常生活を送ることができます。

手術部位の腫れや痛みも少ないため、力仕事でなければ、翌日出勤が可能です。治療直後は、赤みや内出血がありますが、痛みはなく、1週間程度で消失します。

 

4.治療時間が短い

剪除法やローラークランプ法などのワキガ手術と比較すると、両脇の治療の合計時間が1時間程度と治療時間が短いといえます。

ワキガ手術の場合、長時間腕を固定しなければならないため、苦痛を感じる方も少なくありません。

ミラドライは施術直後に、アフターケアとして冷却する必要がありますが、冷却時間やカウンセリングを入れても1時間〜2時間程度の時間で治療が終了します。

 

 

ミラドライのデメリットを詳しく解説!


ミラドライのメリットについて解説しましたが、デメリットも気になりますよね。

ここでは、ミラドライのデメリットについて解説します。

 

1.施術後、腫れや内出血などの副作用がある。

ミラドライの副作用は少ないです。とはいっても施術後、一時的な腫れや内出血が生じます。ほとんどの場合は1週間程度で焼失します。

稀に1週間を過ぎても副作用が収まらない方も見受けられますが、数ヶ月〜半年程度で完治しています。

ただ、患者様の体型や重症度に合わせて照射エネルギーを調整するので、腫れや内出血の程度は人それぞれです。

ほとんど生じない場合もあります。

 

主な副作用についてはこちらのコラムで詳しく解説しています。

ぜひ参考にしてください。

ミラドライのコラムのバナー

【コラム】ミラドライのリスクや副作用を美容外科医が徹底解説!▼

 

 

 

2.自費診療のため値段が高い

ミラドライは厚生労働省に承認された医療機器ですが、保険適用外の治療となっているため、治療費が高額になってしまいます。効果は半永久的であり、基本的に1回のみの治療ではありますが、若年層からみると金額面でハードルが高くなってしまうかもしれません。

汗腺の量が多かったりする場合、2回治療が必要な場合もあります。

クリニックとも医療ローンやクレジットなど用意しているので、支払い方法はカウンセリング時に相談してみるといいと思います。分割払いにすると、最低で月々数千円の支払いになる場合が多いです。ただし、長期間の支払いになると、その分、利息も多く支払わなければならないので、注意が必要です。

 

3.適切なクリニックを選ぶ必要がある

ミラドライは、汗腺の位置を正確に把握する解剖学の知識や、個人に合わせた照射エネルギー量の調整を正確に習得しなければなりません。

知識や技術が不足している医師の手術は当然リスクが伴うため、治療を受けるクリニックは慎重に選ぶ必要があります。

また、ミラドライで使用するチップは使い捨て医療器具なので、その点も注意が必要です。

 

共立美容外科では、定期的にミラドライの販売会社のジェイメック社が機械の検査を行っています。

そして、使用するチップはジェイメック社より正規品を購入しています。

 

ミラドライと同じビューホットという多汗症の医療機器もありますが、こちらは厚生労働省の承認を得ていない未承認器になります。

 

クリニックに訪れる前にしっかりと取り扱っている医療機器も確認してから訪れるようにしましょう。

 

 

ミラドライのバナー

▼ミラドライの料金や手術方法についての詳細はこちら

 

 

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このページの監修・執筆医師

  • 玉田 洋(たまだ ひろし)

    玉田 洋(たまだ ひろし)

    共立美容グループ 中国四国エリア統括就任
    日本美容外科学会認定専門医

    • 略歴

      • 1990年
        愛媛大学医学部 卒業
        1990年
        愛媛大学付属病院 入局
        2004年
        共立美容外科 高松院院長就任
        2020年
        共立美容グループ 中国四国エリア統括就任
    • 主な加盟団体

      日本美容外科学会会員

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