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Kyoritsu Biyo Scrap(KBS)

【おすすめ漢方ケア】肌荒れが治らない。これって年齢のせい?

公開日:2022年11月04日(金)
最終更新日:2022年11月16日(水)

コスメ・ホームケア
漢方
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マスク生活が長期化し、肌に負担がかかる日々が続いています。

新しい生活様式が定着して私たちのライフスタイルも変化した今、「なんだかお肌の調子が回復しない」「いつまでも肌荒れが治らない」といった不調につながりかねません。

また、私たちの肌や身体の中のコンディションは、年齢を重ねると共に変化します。

加齢や生活スタイルの変化は、お肌のケアを見直す絶好のチャンスです。

特に、オトナ女子にオススメの肌ケアこそが「インナーケア」。

そこで今記事では、インナーケアを行うため、漢方を上手に取り入れる肌ケアで、肌荒れに向き合う方法をご紹介いたします。

小さな肌トラブルから長引く肌トラブルまで、漢方を味方につけて上手に向き合いましょう。

 

そもそも漢方って何?

漢方について解説する看護師

漢方とは、6世紀ごろに中国より伝わった医学を基にして、日本で発展してきた伝統医学のことです。

中国より医学の知識が伝わってきた当初は中国の医学をそのまま医療に用いていましたが、日本人の体質や生活習慣に応じて、診断方法や漢方薬の選び方などを日本独自の文化として発展させたものが「漢方」です。

現代では漢方の考え方に基づいて処方される薬、すなわち漢方薬自体を「漢方」と表現することもあります。

 

漢方の基本は「気血水」と「五臓」

テーブルの上に並べてある漢方

漢方の基本的な考え方は、2つです。

まず1つめは、「人間の体は【気(き)・血(けつ)・水(すい)】の3要素からできている」という考え方です。

 

  • 目には見えないけれど肉体を支える原動力である「気」
  • 全身の隅々にまで栄養を循環させる「血」
  • 食べ物や飲み物から摂取することで身体を潤す「水」

 

これら3要素が人体を構成しているので、このうちのどの要素が欠けてしまっても、また多すぎてしまっても、心身の健康は保てないと考え、この気血水を整えていくのが漢方です。

2つめの漢方の基本的な考え方は、陰陽五行から生まれた「五臓」です。

「五臓六腑に染み渡る」といった表現でお馴染みのように、身体を支える役割を5つの部位に身体の部位を分けることによって身体の不調を見極めます。

 

 

  • 栄養物を蓄え、血の流れを調整することで精神情緒や運動神経系のバランスを保つ「肝臓」
  • 精神や思考、意識、感情と血を生成し、巡らせる「心臓」
  • 栄養や水分を巡らせ、筋肉のバランスと消化吸収を担う「脾臓(ひぞう)」
  • 気を摂取して、免疫機能や皮膚機能を調整する「肺」
  • 生命のエネルギーを蓄え、生命活動の統括をして維持する「腎臓」

 

これら5つが五臓です。

漢方では、身体の不調が気になる時に、五臓のどこが原因となっているのかを調べるところから、治療が始まります。

 

漢方と西洋医学はどう違うの?

一般的な西洋医学は、発症した病気そのものに対して治療薬を用いることで病気を消し去ることを目的としています。

症状が発症した後に、強い薬を使って病気の原因にピンポイントにアプローチする、対処療法が基本となっています。

また、治療に使用する薬は、化学的に合成されたものを使います。

一方、漢方は、「なんだか疲れやすい」「身体が冷えやすい」など、病気として症状を発症する前の「不調」段階から治療を行っていきます。

気血水のバランスと五臓の状態から、不調を改善するための漢方薬を処方することで、身体の本来の状態を身体の持つ力で改善しようする働きをサポートしていきます。

漢方薬は、植物の葉や根っこ、鉱物など「生薬」と呼ばれる自然界にある物質を加工し、2種類以上組み合わせることによって作られます。

私たちの身近なところでは、生姜やシナモンも生薬の一種です。

 

西洋医学と漢方は、どちらを信じればいいの?

西洋医学も漢方も、治療に対する考え方や用いる薬などに違いはありますが、どちらも化学的に根拠のある医学です。

どちらか一方が優れている訳ではなく、それぞれの良さを上手く生活に取り入れていくことで、より健康的に美しい日々を送ることができるといえます。

例えばインフルエンザに罹患して39度の熱がある時は、漢方を使って免疫機能を整えるのではなく、西洋医学で処方された薬を服用します。

一方、普段の生活の中で免疫機能を高めたい場合は、自分の弱い五臓の機能をサポートすることのできる漢方薬を服用しておくと安心です。

肌荒れの場合も同じで、「漢方だけで治したい」「症状が出たら対処するけれど、普段のインナーケアは全くしない」という極端なケアを行うのではなく、西洋医学と漢方を上手く組み合わせることで改善が期待できます。

 

肌荒れにオススメの漢方5選!

漢方薬を選ぶときに注意しておきたいのは、漢方薬は「ニキビならこれ!」「乾燥ならこれ!」といった選び方では選ばない、という点です。

「脂質が多い食事が続いてニキビができてしまった」という場合と、「毛穴のつまりによってニキビが慢性的に繰り返している」場合では、服用すべき漢方薬が異なります。

「自分の肌荒れは何が原因なのか」をしっかりと見極めたうえで、漢方薬を選ぶようにしましょう。

 

シミにお悩みの場合は「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」

漢方においてシミができる原因は、血液の不足や血の巡りの悪さによる血行不良と考えられています。

そのためシミをケアしたい場合には、血の巡りをよくする「当帰芍薬散」の服用が有効と考えられています。

当帰芍薬散は生理不順や冷え性、貧血など、女性ならではのお悩みを改善してくれることでも有名です。

また出来てしまったシミに対しては、シミ取りレーザーなどの西洋医学を用いることで、よりシミとは無縁の美肌を手に入れることが可能です。

 

▼共立美容外科の「しみ治療」についての詳細はこちら

 

 

お肌のカサカサには「温清飲(うんせいいん)」

女性ホルモンの乱れによって皮膚のかさつきが気になる場合は、「温清飲」という漢方薬がおすすめです。

女性の身体は更年期や生理のサイクルなど、女性ホルモンの乱れによって精神的にも肉体的にも影響を受けてしまいます。

普段より少しイライラしてしまったり、生理不順が原因の肌荒れが続いている時は、温清飲で女性ホルモンを整えてあげると症状が落ち着くこともあります。

またお肌の乾燥が続くと、気になるのは「シワ」ですよね。

当院ではシワができてしまったパーツや原因をしっかりと確認したうえで、ボトックス注射やヒアルロン酸注入、脂肪注入などの様々な肌荒れ改善メニューを取り揃えています。

日々のインナーケアは漢方で、起こってしまった肌トラブルには美容医療で対処していくのがオススメです。

シワ治療では、再生医療のPRPが人気の治療のひとつです。

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赤ニキビのお悩みなら「清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)」

赤く目立ってしまう「赤ニキビ」や、赤ニキビが悪化した状態の「黄ニキビ」が繰り返し出来てしまう、という方にオススメの漢方が「清上防風湯」です。

赤ニキビは、肌の健康を保ってくれているアクネ菌が皮脂の分泌の高まりによって繁殖しすぎてしまうことが原因で生成されてしまいます。

漢方ではこの皮脂の分泌の高まりは、身体が必要以上に熱を持ってしまっているから起こると考えています。

清上防風湯を用いることで身体にこもった熱を排出し、膿を出し切り赤ニキビの再発を防いでくれます。

 

また即効性のあるニキビ治療や、一度ニキビができてしまった後のニキビ跡の治療には、当院の「ハイドラフェイシャル」や「ダーマペン」といった治療で、肌が再生するサイクルを早める治療がオススメです。

大きくなってしまったニキビに対しては抗生物質を処方することもできますので、一度当院のニキビ治療で肌を整えた後、清上防風湯の服用で赤ニキビが再発しにくい身体の調子を整えてあげると良いでしょう。

 

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脂質の多い食事が続いているなら「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」

脂っこい食事が大好きな方で、繰り返すニキビや吹き出物に悩んでいる方にオススメなのが、「防風通聖散」です。

肌荒れはもちろんのこと、便秘や肩こり、むくみなど、身体に溜まりすぎてしまった脂質からくる不調を改善してくれる効果が期待できます。

またこのタイプの肌荒れは、女性だけでなく男性にもよく見られる症状です。

特に男性の場合は適切なニキビケアをしてこなかったことによる、ニキビ跡の色素沈着やクレーターといった肌荒れをきっかけにご来院いただく方も多くいらっしゃいます。

防風通聖散で体内の脂質バランスを整えた後は、当院の「ダーマペン4」を用いた治療でしっかりとニキビ跡をケアしていきましょう。

 

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肌のキメが粗いなと感じたら「ヨクイニン」

「なんだかお肌のキメが乱れている」「イボのようなできものができやすい」といったお悩みがある方には、「ヨクイニン」という漢方薬がオススメです。

ヨクイニンにはハトムギの種などから作られた漢方で、肌のターンオーバーが滞って老廃物が詰まっている状態の肌を改善する効果が期待できます。

稗粒腫(はいりゅうしゅ)やイボといった肌トラブルを改善し、キメの整った美しい肌へと導きたい方におすすめです。

他の肌トラブルと同様に、すでにできてしまっているお肌のできものに対しては、西洋医学的アプローチが有効です。

特に当院のケミカルピーリングであれば、皮膚の奥の細胞を傷つけることなく古い角質を排出し、キメの整った美しい肌に導くことが可能です。

 

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肌荒れは、漢方を上手く取り入れて改善するのがおすすめ!

漢方で肌荒れを改善した女性

漢方の基本的な考え方と、特に肌荒れにオススメの漢方薬を厳選して5つご紹介しました。

ご紹介した通り、漢方は身体が本来の力を取り戻すのを手伝うための医学です。

そのため、自然界に存在する生薬を調合した漢方薬で、長期的に体質改善を目指します。

すでに起こってしまった肌トラブルに対しては、西洋医学に基づく美容医療を併用することで、より効果的に美肌へと近づくことが可能です。

西洋医学と漢方の考え方を上手く取り入れることで、肌荒れとは無縁の美しい肌を手に入れましょう。

 

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このページの監修・執筆医師

  • 磯野 智崇(いその ともたか)

    磯野 智崇(いその ともたか)

    共立美容グループ 総括副院長

    • 略歴

      • 1995年
        聖マリアンナ医科大学 卒業
        1995年
        聖マリアンナ医科大学形成外科 入局
        1999年
        東大宮総合病院整形・形成外科 入職
        2002年
        共立美容外科 入職
        2009年
        共立美容外科 浜松院院長就任
        2020年
        共立美容グループ 総括副院長就任
    • 主な加盟団体

      日本美容外科学会
      日本美容外科学会認定専門医

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