自分の血小板を使って
皮膚を細胞から活性化
最終更新日: 2024年10月04日
PRPの症例
共立美容外科でおこなったシワのPRPの症例写真です。
このように術後、口元にあったシワが目立たなくなっています。
主なリスク、副作用等 |
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PRP皮膚再生療法とは
PRP(ぴーあーるぴー)皮膚再生療法は、ご自身の血液を採取し、その血液の中から医療機械で血小板(けっしょうばん)のみを取り出し、その血小板を、気になるシワや、ニキビ跡、妊娠線、肉割れなどに注入し、皮膚の再生を促すことで、皮膚の悩みを治療する方法です。
PRP皮膚再生療法、多血小板療法(たけっしょうばんりょうほう)とも呼ばれています。
PRP皮膚再生療法は、このような方に向いています
- 顔のシワが気になる方
- ニキビの凹みが気になる方
- ほうれい線が気になる方
- 妊娠線が気になる方
- 肉割れが気になる方
- 肌のハリが気になる方
- 目の下のくまが気になる方
血液の成分とは
血液の成分は血漿(けっしょう)と血球(けっきゅう)に分かれています。
血漿の成分はほとんどが水分で構成しており、その他に、脂肪やたんぱく質などが混ざっています。一方、血球は赤血球(せっけっきゅう)、白血球(はっけっきゅう)、血小板などの成分で構成されています。
PRP皮膚再生療法は、この成分の中から血小板を採取して皮下に注入します。
血小板とは
血小板には、血を止める効果と傷を治す(皮膚の再生を促す)効果があります。
PRP皮膚再生療法は、血小板の傷を治す効果を応用して、シワや、ニキビ跡、妊娠線、肉割れなどの皮膚の悩みを治療する治療方法です。
成長因子
血小板は、成長因子を放出する性質があります。成長因子は、細胞を活性化させ治癒(ちゆ:傷を治すこと)を早める性質があります。
血小板はPDGF、FGF、EGF、VEGF、TGF・βといった成長因子を放出します。これらの成長因子は細胞を増殖させたり、傷の治りを早めたり、組織を修復したり、コラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンを産生する性質があります。
PRP皮膚再生療法の仕組み
PRP皮膚再生療法の仕組みを皮下の模型を使って簡単にご説明します。
皮膚の下はいくつもの層に分かれていて、皮膚表面に近い順から、角質層、顆粒(かりゅう)層、表皮、基底(きてい)層、真皮、皮下組織に分かれています。
真皮にはコラーゲンがありますが、コラーゲンが弱っていると、真皮より上の層の組織を支えることができずシワができてしまいます。
PRP皮膚再生療法により、真皮に血小板を注入すると、血小板が成長因子を放出し、細胞を活性化し、コラーゲンを産生させます。
また、成長因子が傷を治そうとするので、ニキビ跡や妊娠線、肉割れなどの傷跡の治癒を早めます。
コラーゲンが産生され、真皮に張りがでるので、シワを下から上に持ち上げ、肌に張りが出ます。
また、傷を治そうとするので、ニキビ跡や妊娠線、肉割れも薄くなっていきます。
※効果には個人差があります。
血小板を真皮に注入する方法は2つ
PRP皮膚再生療法で、真皮に血小板を注入する方法は2つあります。「注射により注入する方法」と「ダーマペンにより注入する方法」の2つの方法があります。
部分的に血小板を注入したい場合は、注射で注入し、顔全体に注入したい場合は、ダーマペンを使用します。
注射
注射により血小板を真皮に注入する方法を解説します。
ご自身から採取した血液を医療機器に入れ、血液から、血小板を取り出します。
取り出した血小板を真皮に注射で注入します。
ダーマペン
ダーマペンにより血小板を真皮に注入する方法を解説します。
ご自身から採取した血液を医療機器に入れ、血液から、血小板を取り出します。
血小板血漿を皮膚表面にマッサージをしながら塗り込みます。
ダーマペンという、多くの細い針がついている医療機器を皮膚表面から真皮まで刺し、真皮まで細かい穴を空けて、血漿板を顔全体に注入します。
PRP皮膚再生療法の適応箇所
- 顔のシワ
- 額のシワ
- 目尻のシワ
- 目の下のくま
- ほうれい線
- 口もとの小じわ
- 妊娠線
- 肉割れ
- ニキビ跡の凹み
PRP皮膚再生療法の留意点
1. 効果が出るまでに、時間がかかる場合があります。
2. 効果の出方には個人差があります。
PRP皮膚再生療法の流れ
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Step1 麻酔シール
シール状の麻酔のシールを目の下に貼ります。
※目の下を治療しない場合は、麻酔シールを貼りません。 -
Step2 採血(さいけつ)
血液から血小板を採取するために、血液を採取します。
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Step3 採血した血液
採血した血液です。遠心分離ができる特殊な医療機器に入れて、このご自身の血液から血小板のみを採血します。
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Step4 PRP用の医療機器
PRP皮膚再生療法の遠心分離ができる医療機器に採血した血液を入れます。
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Step5 血液を取り出す
PRP皮膚再生療法用の遠心分離ができる医療機器から血液を取り出します。
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Step6 赤血球と血漿(けっしょう)に分離
遠心分離により、血液成分が赤血球層、ゲルセパレータ層、血漿層に分けられます。
赤血球は血液の成分の中で重いので、下側の層に行き、血小板は軽いので上の層に集まります。
この血漿層に集まった血小板を肌に注入します。 -
Step7 血漿層を抽出
シリンジから血漿層のみを抽出します。この血漿層には、血小板が集まっているため、濃度の濃い血小板を注入することができます。
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Step8
気になる箇所にPRPを注入します。
PRP皮膚再生療法の症例写真
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施術前
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1ヶ月後
担当医より
この方は、PRP皮膚再生療法を受けた方です。
顔全体にハリが出ているのがわかります。しわも薄くなって目立たなくなっていますね。PRP皮膚再生療法は、ご自身の血液のみを使い、異物は一切使いませんので、アレルギーの心配などはありません。肌の細胞レベルから改善するので、自然な仕上がりになりますよ。
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1回のみの施術
(64歳女性)
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施術前
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1ヶ月後
主なリスク、副作用等 - ◆ 2~3日、腫れる場合があります。
- ◆ しこりができる場合がまれにあります。
- ◆ 症例は個人差があります。
- ◆ 上記リスク・副作用に配慮して、丁寧に治療を行います。
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超高級スーパー濃縮PRPプラチナ
当院では、従来のPRPよりPRPが濃縮された、超高級スーパー濃縮PRPプラチナをご案内しています。
PRPが濃いため、1回の施術で高い効果が期待できます。
この症例は、目の下とほうれい線に超高級スーパー濃縮PRPプラチナを注入した症例です。
クマやほうれい線が目立たなくなっています。
PRP皮膚再生療法の料金と概要
手術料金 |
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手術時間 | 約30分 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
通院回数 | 2回 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
回復までの期間 | 1日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
カウンセリング当日の治療 | 可 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
入院の必要性 | なし | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
制限事項 | なし | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
仕事・外出 | 可能 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
その他特記事項 | 化粧は直後より可 |
- 表示料金は目安の金額となります。
- 術後のアフターフォローもしっかりしております。追加料金は一切かかりません。
いつでもご遠慮なく、担当医にご相談ください。
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このページの監修・執筆医師
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医師
藤巻 尊子(ふじまき たかこ)
ダブロ認定医
ボトックスビスタVST認定医
ジュビダームビスタ認定医-
略歴
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- 2006年
- 北里大学医学部卒業
- 2007年
- 都立豊島病院入局
- 2009年
- 信州上田医療センター
- 2011年
- 大手美容外科入職
- 2014年
- 共立美容外科・皮膚科 勤務
- 2016年
- 共立美容外科・皮膚科 渋谷院開院
- 2021年
- 共立美容外科・皮膚科 銀座院院長就任
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主な加盟団体
日本皮膚科学会会員
日本美容外科学会会員
ダブロ認定医
ボトックスビスタVST認定医
ジュビダームビスタ認定医
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PRP研究会より引用