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ANESTHESIA

美容整形手術の麻酔

共立美容外科の麻酔、痛み・腫れの軽減

麻酔についてと、腫れ・痛みを和らげる取り組みを紹介します。

美容整形手術と麻酔

二重整形や鼻のヒアルロン酸注入のような数分で完了する手軽な手術から、骨切りや、脂肪吸引、豊胸手術のように比較的大きな手術まで、なるべく痛みを抑えられるように、ほとんどの美容整形で麻酔を必要とします。

患者様にとって、施術や手術そのものに対する不安はもちろん、こうした麻酔についても、「局所麻酔で痛みは本当に抑えられるか?」「眠る麻酔手術中に目覚めたら?」「手術後はちゃんと目が覚める?気分は悪くならない?」など、様々な不安があるかと思います。

このページでは、そんな患者様の不安に寄り添い、皆様に安心して施術や手術を受けていただけるよう、共立美容外科の麻酔の種類と、様々な取り組みについてご紹介します。

美容整形手術と麻酔

美容整形手術の麻酔の種類

美容整形で行う代表的な麻酔の種類についてご紹介します。

局所麻酔(注射で注入)

代表的な手術:共立式二重埋没P-PL挙筋法、超音波+ローラークランプ法(わきが多汗症手術)

手術をする部位に注射で麻酔液を注入し、部分的に感覚を無くす麻酔です。虫歯治療などで馴染みがある方も多いかもしれません。手術中も意識があるため、医師と確認の会話なども行えます。
麻酔液を注入する針は、とても注入時の痛みに配慮するために、とても細い針を使用しています。

局所麻酔(注射で注入)

クリーム麻酔

代表的な手術・施術:ヒアルロン酸の注入、ボトックスの注入、糸リフト

手術前に塗布する、クリーム状の麻酔です。痛みの感覚を和らげます。塗ったあと30分ほどたつと、効きめが現れます。
麻酔クリームを拭き取ってから、施術や手術を開始します。

クリーム麻酔

テープ麻酔

代表的な手術:涙袋や唇のヒアルロン酸注入、歯並びの治療

施術や手術前に貼り付けるテープ状の麻酔です。痛みの感覚を和らげます。貼り付けた後、あと10分から30分程度で効きめが現れます。
歯並び治療の場合、歯茎に麻酔液を注入する際の麻酔の注射の痛みを和らげるために貼り付けます。

テープ麻酔

点眼麻酔(目薬タイプの麻酔)

代表的な手術:二重の整形

二重の整形時に、麻酔液を瞼に極細の注射針で注入しますが、その注射針の痛みを無くすために、点眼麻酔をします。
点眼麻酔は、目薬タイプになっています。目薬タイプなので痛みはありません。

点眼麻酔

エクスパレル麻酔

エクスパレル麻酔は手術後、72時間痛みを緩和することができる麻酔です。

手術中の局所麻酔が切れた後も、痛みをケアすることが可能です。
エクスパレル麻酔はアメリカのPACIRA社製で2011年にFDAに認可されています。

エクスパレル麻酔

眠る麻酔(リラックス麻酔)

代表的な手術:脂肪吸引、豊胸手術、顔の骨を切る手術、鼻の骨を削る手術など

静脈から麻酔液を注入、もしくはマスクで吸引し、眠っていただく麻酔です。気道確保に気管挿管を必要とする場合としない場合があります。
手術中は意識がないため、目が覚めたときには手術が完了しています。

眠る麻酔(リラックス麻酔)

笑気麻酔について

笑気麻酔

手術が怖い方向けの麻酔です。緊張感や不安を和らげ、リラックスした状態を作ることができます。
鼻から笑気と医療用酸素を混合した気体を吸引することで、鎮静作用や睡眠作用が得られます。
笑気は手術後、30分以内に体外に排泄されます。

笑気麻酔について

二重の整形をする場合

二重の整形をする場合、二重のラインは目を開けた自然な状態で確認しなければいけません。そのため笑気麻酔で眠ったまま手術をすると、目を開けた状態の二重のラインを確認できず、自然なラインを作ることはできません。
当院の共立式二重埋没P-PL挙筋法は痛くなく、麻酔で眠らずに手術をすることができるので、自然な二重のラインを形成することができます。

二重の整形をする場合

痛みに配慮するための局所麻酔のさらなる工夫

共立美容外科では、二重整形や、わきが手術の超音波+ローラークランプ法、歯並び治療などで局所麻酔をしています。
しかし、その注射自体の痛みが心配な場合ももちろんあると思います。共立美容外科では、極力痛みを感じさせない治療をモットーとしていますので、痛みの少ない麻酔にも力を入れています。以下、共立美容外科が麻酔の痛みを和らげるために取り組んでいることをご紹介します。

歯科で使用する麻酔液

共立美容外科は歯科を併設しています。歯科で使用する麻酔液は、麻酔カートリッジウォーマーを使用し、あらかじめ体温と同じくらいの温度に温めておきます。
冷たいままで体内との温度差があると、薬液が注入されていく際に痛みを感じやすくなります。

歯科で使用する麻酔液

ゆっくりと丁寧に注入

麻酔液を注入する際は、極力痛みを和らげるために、ゆっくりと優しく丁寧に注入しています。
痛くないように気持ちを込めて注入しています。

ゆっくりと丁寧に注入

極細の注射針を使用

麻酔液を注入する場合、細い針を使用します。
二重の整形の共立式二重埋没P-PL挙筋法では、オプションで外径が0.2mmの34gの針を使用することもできます。

極細の注射針を使用

お話しながらリラックス

緊張すると、血管が縮小して痛みが増してしまうことがあります。したがって、医師は気を紛らわせるために優しく話しかけたりしながら、麻酔液を注入します。
手術や施術中はお話しながらリラックスして受けていただければと思います。ヒアルロン酸やボトックスなど、麻酔以外の注射のときも同様です。

極細の注射針を使用

局所麻酔の技術は、手術の仕上がりにも影響

局所麻酔は、手術の痛みを感じないようにすることももちろん重要ですが、手術の仕上がりも左右する場合があります。
たとえば二重手術の場合、麻酔の効きが悪く痛みが気になれば、瞬きが増えたり手術箇所が動いたりしてしまい、手術後の腫れにつながってしまう場合があります。そのため、当院では、痛くない手術を心がけています。

局所麻酔の技術は、手術の仕上がりにも影響1

また、わきが手術の超音波+ローラークランプ法の場合は、液性剥離といって局所麻酔によって真皮下に器具を入れられるようにしますが、適格な箇所に麻酔液を注入する技術が必要です。

局所麻酔の技術は、手術の仕上がりにも影響2

眠る麻酔について

眠っているうちにすべて完了しているという利点がある眠る麻酔ですが、もちろんリスクはあります。「眠る麻酔で手術中に目覚めないか」、逆に「手術後ちゃんと目が覚めるか」、「気分が悪くならないか」といった不安もあることでしょう。
眠る麻酔は、術中に目が覚めない、術後きちんと目が覚めるのはもちろんですが、不安なく快適な手術を受けてもらうために以下のような指針を重要視しています。

  • 術中に痛まない
  • 術後は短時間で目覚める
  • 目覚めたあと吐き気がない
  • 目覚めたあと寒くない

共立美容外科では安全面に配慮して眠る麻酔を行っています。

眠る麻酔について

麻酔科

厚生労働省が認可する麻酔科標榜医の川上勉医師、日本麻酔科学会が認定する麻酔科認定医の児玉 肇医師、日本麻酔科学会が認定する麻酔科専門医の遠山 貴之医師が在籍しています。

麻酔科

ラリンゲルマスク

患者様の中には、ご病気やお怪我の手術で、眠る麻酔を経験された方もいらっしゃるかもしれません。その際、手術後に喉の痛みや掠れを経験した方もいらっしゃるかもしれません。
多くの場合、その喉の痛みは眠る麻酔に伴う気道確保のために、気管挿管(気管に管を通す処置)をしたことによります。気管挿管を行う麻酔では、この喉のトラブルはどうしても避けられない症状となります(たいていは数日で収まります) 。
共立美容外科では、この画像の器具のラリンゲルマスクを使用する場合があります。

麻酔科

美容整形手術では、筋弛緩薬が必要ない手術や短時間で終わる手術の場合、ラリンゲルマスクといって、気管にチューブを通ることなく気道確保を行う器具も使用可能なため、そちらが適応されることもあります。
共立美容外科では、どちらの場合も経験豊富な医師が適切な方法で安全に全身麻酔を行います。

麻酔科

このページの監修・執筆医師

  • 日本美容外科学会認定専門医
  • 麻酔科専門医

遠山 貴之

(とおやま たかゆき)

医師の詳細

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