しわ治療
最終更新日: 2024年07月18日
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記事:監修医師
日本美容外科医師会理事
日本美容外科学会認定専門医
久次米 秋人
シワとは
年を取るにつれてできる皮膚表面の筋状の変形のことを言います。30代になると増えてくるお悩みです。
日本美容外科学会専門医の磯野分院院長が動画で解説
シワ全般
顔にできるシワには種類があります。
この動画では、それぞれのシワの種類についてどのような治療方法があるか、日本美容外科学会専門医の磯野分院院長が分かりやすく動画で解説しています。
目の下のシワ
目の下のシワについても解説しています。
シワの種類
一概にシワと言っても、シワにはいくつかのタイプがあります。大きく分けて3つのタイプに分類できます。
タイプにより治療法が若干異なります。
①たるみジワ
たるみジワは、たるみによって出来るシワです。
加齢により、コラーゲンなど皮膚を支える組織が減り、皮膚が重力に負け垂れ下がってしまいます。
たるみジワは大きく深いシワ、あるいは指で押し上げるとなくなるシワです。
たるみジワかどうかは上を向いた際に判断できます。
上を向いた際に、シワが軽減すれば、それはたるみジワです。
たるみが悪化すると、法令線が気になったり、口の周りのブルドックライン(マリオネットライン)、ミッドチークライン(ゴルゴライン)、フェイスラインのたるみが気になりだします。
法令線やブルドックライン(マリオネットライン)、ミッドチークライン(ゴルゴライン)、フェイスラインのたるみを消すために皮膚を盛り上げようとして、ヒアルロン酸を注入した場合、それで終わってしまいます。
根本的な解決にはなりません。
糸リフトが効果的
たるみジワが起こる原因は、脂肪が重力に負けて垂れ下がってしまうためです。
そのため、その原因を根本的に解決する為に、脂肪を上に持ち上げなければなりません。
そのためたるみジワには糸リフトが効果的です。
糸を挿入することでたるみの原因となっている下垂した脂肪を上や横に位置移動させ、物理的にたるみジワを目立たなくさせます。
②表情ジワ
表情ジワは、筋肉の動きに連動して生じるシワです。
顔には表情筋という表情を表す数種類の筋肉があります。表情筋が動く事で、表情筋の上にある皮膚にゆがみが生じて波打つ状態になり、シワになります。
若い頃は表情を作った時にだけシワができますが、年齢を重ねると元の状態に戻らなくなります。額の横シワ、眉間の縦シワ、目尻のカラスの足跡のようなシワ、唇の周りにできる梅干しジワなどがそうです。
③ちりめんジワ
肌の表面にできる、ちりめんのように浅くて細かいシワです。皮膚の老化に伴って発生するシワです。新陳代謝の衰えや保湿性の劣化、乾燥や、紫外線によるダメーシが主な原因です。
表情ジワの治療方法
表情ジワは、治療上の種類として、動的なシワと静的なシワの2つに分けることができます。
①動的なシワ
表情筋(ひょうじょうきん)を動かさないと確認できないシワのことです。
笑ったときにできる目尻のシワや、口を大きく広げた時にできる口周りのシワ、眉毛を上げたときに額にできるシワ、顔をしかめた時に眉間にできるシワなどが「動的(どうてき)なシワ」です。
「動的(どうてき)なシワ」は表情筋を動かさなければできないシワであるため、「ボトックス注射」で一定期間表情筋を動かさせないことで、シワを軽減することができます。
ボトックスのシワ治療
実際の施術の流れを基に日本美容外科学会専門医の磯野分院院長が解説しています。
この動画では、実際の注入の様子や、手術直後と1週間後の状態をご確認いただけます。
この動画では額に注入していますが、目尻や眉間に注入する場合も同様の流れになります。
アラガンビューティーアワードを4年連続で受賞
2020年の接客サービスをご評価いただき、アラガンジャパン社より、アラガンビューティーアワード2020をいただきました。
今年で4年連続になります。
今後も共立美容グループ一丸となって、美容医療の発展に尽力してまいります。
②静的なシワ
静的(せいてき)なシワとは、表情筋つまり、顔の筋肉の動きとは無関係に、皮膚に刻みこまれたシワです。
顔を動かさなくてもあるシワのことです。
静的なシワを治療するには、表情筋の上にある皮膚の層にヒアルロン酸などの注入剤や、PRPなどのご自身の血液から採取した血小板やマイクロCRFなどご自身の脂肪からとれた脂肪をを注入する事で、皮膚のゆがみ(シワ)を盛り上げたり、皮膚の再生を促すことで、シワを軽減します。
このように、シワの下にヒアルロン酸などを注入し、シワを盛り上げ、シワを目立たなくします。
また、ご自身の血液から血小板を採取し、血小板を真皮に注入するPRP皮膚再生療法を行うことで、細胞を活性化し、コラーゲンの生成を促すことで、シワを目立たなくする治療方法もあります。
ヒアルロン酸などの注入物が皮膚を押し上げてくれるので、シワが目立たなくなりますが、ヒアルロン酸などは、体にやがて吸収されてしまうので、数か月~数年単位で定期的に注入しなければ、またシワが目立ってきてしまいます。
また、 PRP皮膚再生療法の場合は、細胞が活性化され、コラーゲンの生成も促されるので、コラーゲンがシワを押し上げ、シワが目立たなくなります。
ただし、効果には個人差があります。
静的なシワに対するメニューの一例
♦ボラックス XC
ボラックスXCはボリューマXCより硬いヒアルロン酸です。
ボラックスが適しているのは鼻や顎を含めたフェイスラインです。
たるみをリフトアップさせた印象にすることができます。
ボリューマと使い分けて使用する場合が多いです。
♦ボリューマ XC
ボリューマ XCはアラガン・ジャパン社が販売しているジュビダームビスタシリーズのヒアルロン酸です。
ヒアルロン酸が硬いことが特徴です。
硬いヒアルロン酸を注入し、支柱の役割を持たせることで、皮膚を引き上げ、シワを伸ばします。
※効果は個人差があります。
※ヒアルロン酸注入 ¥107,800/1回
※状態により表示料金より高くなる場合があります。
♦ボリフト XC
ボリフト XCはアラガン・ジャパン社が販売しているジュビダームビスタシリーズのヒアルロン酸です。
ボリューマ XCに比べて柔らかいヒアルロン酸であることが特徴です。
表面の皮膚に近い、浅い層に入れることで、シワを皮膚表面の下から持ち上げてシワを埋めていきます。
皮膚表面に近い個所に注入するため、皮膚表面の近い層がヒアルロン酸で潤います。
※効果は個人差があります。
♦PRP皮膚再生療法
PRP皮膚再生療法はご自身の血液を採取して、その血液から血小板を採取し、血小板をしわやたるみの気になる個所に注入する治療方法です。
血小板には治癒(ちゆ:傷を治すこと)を早める性質があるので、血小板を真皮に注入することで、細胞が活性化し、コラーゲンの生成も促し、しわやたるみを治療します。
※効果は個人差があります。
♦マイクロCRF(脂肪注入)
マイクロCRFはご自身から採取した脂肪を特殊な機械で処理した後に顔のシワの気になる部分に注入するシワ治療になります。
目周りや法令線、口回り、額など顔のあらゆる部分に適応できます。
コンデンスリッチフェイスやマイクロコンデンスリッチ脂肪注入などとも呼ばれています。
脂肪を採取する場合は、脂肪吸引を行いますので、脂肪吸引とエイジングケアの2つの美容整形を1度で行える一石二鳥の手術方法です。
CRFとはコンデンスリッチファット(濃縮脂肪)の略になります。つまり細かい(マイクロ)濃縮した脂肪を顔に注入する方法です。
脂肪は濃縮されているため、注入後定着率が高くなります。
個人差はありますが、おおよそ90%程度定着するので、一度定着した脂肪は、加齢による脂肪の吸収以外はその場に残るので、持続期間はヒアルロン酸より長く、年単位の長期間になります。
たるみジワの治療方法
シワが大きくなると、重力によって皮膚が垂れ下がってきます。
このシワのことを「たるみ」や「たるみジワ」と呼びます。
たるみジワを治療するには、重力と反対側に皮膚を引っ張ったり持ち上げたりする治療を行います。
一番人気は手術直後から効果を感じる「糸リフト」になります。
たるみの原因と治療方法について解説
たるみの原因と美容外科で行う治療方法について日本美容外科学会専門医の磯野分院院長が分かりやすく動画で解説しています。
たるみジワに対するメニューの一例
♦糸リフト
糸リフトは、医療用の糸を皮下に挿入して、たるみジワを引き上げて伸ばす施術です。
医療用の糸を皮下に挿入すると、糸の周りにコラーゲンが生成されるため、肌にハリも生まれます。
糸リフトは溶ける素材と溶けない素材のものがあります。
2020年現在、日本の糸リフト市場では、ほとんどが「溶ける糸」が主流になっています。
溶ける糸は皮下に挿入後徐々に溶けていき、やがて体に吸収されます。
※効果は個人差があります。
※¥3,300~¥77,000
※状態により表示料金より高くなる場合があります。
糸リフトの治療の流れを動画でご紹介しています。
執刀医:Dr.遠山
主なリスク、副作用等 |
術中は、麻酔が効いているので糸を挿入した際にグイっと挿入される感覚があります。 痛み止めで治めることが可能です。 術後はツッパリ感があります。 皮膚を引き締め、コラーゲンを生成する為に、むしろツッパリ感があるということは効果が感じられているということになります。2,3週間以降は皮膚のハリが感じられます。 顔が引っ張られる感覚があっても過度なマッサージは避けて下さい。 不快に思うツッパリ感は1週間程度でなくなります。 腫れが出る場合は1週間程度むくみのような状態が続きます。腫れは麻酔の注入量に左右される傾向があります。 こめかみ付近にできるので髪の毛で隠せるので気になる方はほとんどいらっしゃいません。 糸リフトの糸は細い糸なので、凹凸することが数か月続くことはほぼありません。 感染症が発生する主な理由として、糸を挿入した際に髪の毛が入ってしまう事があげられます。 手術中、髪の毛が入らないように気を付けることで防ぐことが可能です。 また、注射針は使い捨て物のを使用しています。 同日の施術は推奨しておりません。 翌日から飲酒可能ですが、内出血がある場合は悪化させてしまうので、内出血が引くまで飲酒は控えてください。 |
♦ボリューマ XC
ボリューマ XCはアラガン・ジャパン社が販売しているジュビダームビスタシリーズのヒアルロン酸です。ヒアルロン酸が硬いことが特徴です。ヒアルロン酸が硬いので、注入すると支柱の役割を果たします。
その支柱が皮膚を持ち上げるので、たるみジワを引き上げることができます。
※効果は個人差があります。
♦スーパー『ハイフ』プロ
スーパー『ハイフ』プロは、高密度焦点式超音波を利用した、たるみジワを引き上げる美容医療の機械です。SMAS層(筋肉の層)にアプローチし、皮膚を引き上げます。
スーパー『ハイフ』プロは、皮膚表面から、深さ4.5mm、深さ3mm、深さ1.5mmの3つの層にアプローチすることができます。
※効果は個人差があります。
♦フェイスリフト手術
フェイスリフト手術は、余分な皮膚を切除し、皮膚を持ち上げる、たるみジワを改善する外科的手術です。
メスを使いますが、皮膚の切開口は、ほとんどの場合、耳の付け根の目立たない個所を切開します。
※効果は個人差があります。
たるみ治療・予防の総合ページ
当院は、たるみ治療とたるみ予防に力を入れています。
シワが成長すると「たるみ」になります。
シワと「たるみ」は同時発生している場合が多いので、シワでお悩みの方はぜひ「たるみ治療・予防の総合ページ」をご覧ください。
※¥3,300~¥77,000
※状態により表示料金より高くなる場合があります。
ちりめんジワの治療方法
ちりめんジワとは、表皮に現れる浅くて細かいシワのことです。ちりめんジワの原因は、乾燥などで肌のキメが荒くなってしまうことです。角質層の水分不足や水分保持機能の低下してしまうと、ちりめんジワになってしまいます。
「ちりめん」のようなシワのため、「ちりめんジワ」と呼ばれます。
ちりめんジワは、肌を乾燥させないようにすることで、治療することができます。
肌を乾燥させないためには、化粧水や乳液などの日々のケアが大切です。
それに加えて、クリニックでも、マッサージピールやハイドラフェイシャル(水流を 使ったピーリング)などのピーリングを行うことが可能です。
ピーリング等を行うことで、肌の水分保持機能を改善しますので、ちりめんジワも改善することが可能です。
※効果は個人差があります。
マッサージピールなどのピーリングを行うと、肌質が改善され、肌のキメも整います。
ちりめんジワに対するメニューの一例
♦マッサージピール「PRX-T33」
マッサージピールは「PRX-T33」というピーリング剤を皮膚表面にマッサージしながら塗り込むピーリングです。塗った後は、肌がピリピリしてきますので、数十秒でPRX-T33を拭き取ります。マッサージを行いながら肌質を改善することを目的としてた施術です。
施術時間も10分前後で終わる治療方法です。
※効果は個人差があります。
共立美容外科のしわ治療のポイント
日本美容外科学会認定医多数在籍。医師歴豊富な医師が担当
共立美容外科には日本美容外科学会認定医多数在籍しています。
また、共立美容外科の医師は、全員研修卒業後すぐの医者ではなく、しっかりと経験を積んだ医師になります。エイジングケア治療に対して、しっかりとした知識と技術を持って対応致します。
美容外科・美容皮膚科の専門医による無料カウンセリング
エイジングケアと言っても、年齢や性別、気になる箇所が人それぞれ違います。
また、エイジングケア治療にはダウンタイムが強いものから弱いものまであるため、ライフスタイルによっても適切な治療方法が異なります。エイジングケア治療は、その人その人にあったものでなければなりません。他のクリニックでは、カウンセラーがカウンセリングをする場合が多々あるそうですが、共立美容外科は美容外科・美容皮膚科の医師が直接時間をかけて無料でエイジングケア治療のカウンセリングします。
ライフスタイルや目的に沿って選べるエイジングケア治療
共立美容外科には多くのエイジングケア治療をご用意しております。
「少しでいいから気になる部分を引き上げたい。」「ダウンタイムは多少考慮するから思いきってたるみを引き上げたい」など、お一人お一人のご希望やライフスタイルに合った「エイジングケア治療」をお選び頂く事が出来ます。
共立美容グループのエイジングケア・美肌治療への精力的な取り組み
エイジングケア関連の様々な学会に出席
世界規模のエイジングケア学会等に出席
第9回日本抗加齢医学会総会で久次米総括院長が座長を務めました。
また、近年では毎年パリで開かれている「国際エイジングケア学会」MCAS(International Master Course on Aging Skin)」に最新のエイジングケア治療を得るために出席しています。 モナコで開かれた世界最大の「国際エイジングケア医学会」10th Anti-Aging Medicine World Congress(10th AMWC 2012)にも出席しています。
世界規模のエイジングケアの学会で得た知識と最新医療の情報を共立美容グループ全体に行きわたらせています。
共立全国会議で海外研修などでのエイジングケア治療技術と知識の習得
共立全国会議を毎年定期的に開催しており、毎回10社程度の医療会社の方から最新の美容医療を紹介してもらっています。また、韓国をはじめ海外にも最新のエイジングケア治療を学びに研修に行っています。
エイジングケア関連本の出版と院内での各医師によるエイジングケア治療の発表
エイジングケアの本を出版したり、院内で、各医師が自分の症例を基にエイジングケア治療の発表を行うなど、各医師同士で、たるみ治療やしわ治療などの情報交換をしています。
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このページの監修・執筆医師
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医師
久次米 秋人(くじめ あきひと)
日本美容外科医師会理事
日本美容外科学会認定専門医-
略歴
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- 1983年
- 金沢医科大学医学部 卒業
- 1983年
- 高知医科大整形外科入局
- 1989年
- 東京本院(品川)開院
- 2002年
- 本院を新宿に移転
- 2013年
- 銀座院院長就任
- 2018年
- 第107回日本美容外科学会 学会長就任
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主な加盟団体
日本美容外科医師会理事
日本形成外科学会会員
日本美容外科学会会員
日本美容外科学会認定専門医
日本脱毛学会会員
北米脂肪吸引形成外科学会会員
日本坑加齢美容医療学会会員
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