レーザー、単純切除、
切除して皮膚移植、皮膚削除
共立美容外科・皮膚科の
刺青・アートメーク除去
入れ墨・タトゥー除去とは
入れ墨・タトゥーの除去の方法はいくつかあります。美容外科などの医療機関で行う代表的な方法には、「レーザー照射」「単純切除」「皮膚削除」「切除して皮膚移植」の4つがあります。
この4つの入れ墨・タトゥーの除去方法のうち、どの方法で行うかは、患者様のタトゥーの大きさや色はもちろんの事、ライフスタイルに応じて、美容の専門医と密なカウンセリングによって決定します。
近年、勢いで入れ墨を掘ってしまい後悔している若い方が多いですが、黒色一色の場合は、レーザーのみで、ほとんどの場合、傷跡を残さずに綺麗に消す事ができます。一方、広範囲で色が多くある入れ墨は、皮膚移植により入れ墨を無くします。
レーザーでの除去方法と手術での除去方法の違い
レーザーと手術の違いは大きく言うと、傷跡が残るか残らないかになります。
レーザー照射の場合、レーザーの光を2,3ヶ月に1度、何回か当てる事で、徐々に入れ墨を薄くし、最終的に見え無くします。その際、メスを使わ ないため傷跡がほとんど目立たないのが特徴です。
一方、手術には、「単純切除」「皮膚削除」「切除して皮膚移植」の3つの方法がありますが、どの手術方法も傷跡が必ず残ってしまいます。もちろん、傷跡は最小限目立たないように手術は行われますが、どうしても傷跡が残ってしまいます。入れ墨を入れていると、社会生活がしづらい事が多 々あるため、生活しづらさを回避するために、入れ墨を「傷に置き換える」というのが手術の目的になります。入れ墨を入れて後悔されている方の 場合、入れ墨があるより傷跡の方が、精神的に楽になるという事で、手術を受けられる方が多くいらっしゃいます。
入れ墨の除去方法の比較表
レーザー | 単純切除 | 切除して 皮膚移植 |
|
---|---|---|---|
黒の 入れ墨 |
◯ | ◯ | ◯ |
赤/青/茶の 入れ墨 |
△ | ◯ | ◯ |
緑/黄/肌色の 入れ墨 |
× | ◯ | ◯ |
大きい 入れ墨 |
◯ | ◯ | ◯ |
小さい 入れ墨 |
◯ | ◯ | × |
傷跡 | ほとんど 分からない |
直線・ジグザグ線 の傷跡 |
広範囲に 不自然な傷跡 |
入院の必要 | なし | なし | 基本なし |
回数 | 1回〜複数回 | 1回〜複数回 | 1回〜複数回 |
レーザーの除去方法について
レーザー
Qスイッチ YAGレーザー
レーザー光で黒い色素を破壊することで、徐々に薄くしていきます。2〜3ヶ月おきに通院していただき、2〜5回ほど照射するとかなり薄くすることができます。完全に消えるまでは10回以上かかります。
Qスイッチ YAGレーザーの場合、色味がとても重要で、黒・赤・青・茶はよく反応しますが、緑・黄・肌色に対しては照射してはいけません。黒く変色して、かえって濃くなってしまいます。
一般的なアートメイクにもよく反応します。
※名古屋院はルビーレーザーになります。

当院で使用している「QスイッチYAGレーザー」について
当院で使用している機器は、設定によって532nm(SHG:YAGレーザー)と 1064nm(Nd:YAGレーザー)の2波長を切り替えることができる医療用QスイッチYAGレーザーです。
入れ墨の色に対して、波長を切り替える事で対応しています。
波長532nm
532nmの可視領域(緑色)のレーザー光は、赤系インクに吸収されやすい特性があります。そのため、赤色のインクを使用している入れ墨の除去に適しています。
波長1064nm
1064nmの近赤外域のレーザー光は、黒や青の暗い系のインクに吸収されやすい特性があります。そのため、黒や青色のインクを使用している入れ墨の除去に適しています。
《共立美容外科・歯科の美容外科医師から一言》
レーザーについて
入れ墨除去のレーザー治療は、時間がかかるのがデメリットですが、見た目を大事にする美容外科の観点から、傷跡が残らないため現在、主流です。
レーザー治療の流れ
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Step 1:カウンセリング
美容の専門医によるカウンセリングを行います。
-
Step 2:麻酔
麻酔クリームを塗ります。20〜30分時間を置きます。
-
Step 3:レーザー照射
タトゥー(入れ墨)部分にレーザー照射します。
皮膚の深部にある色素だけをピンポイントで破壊します。
正常な皮膚組織を傷つける事なく、治療する事ができます -
ここがポイント
痛みに弱い方の為に、局所麻酔もご用意しています。
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Step 4:照射直後
照射直後です。
照射したタトゥー(入れ墨)の部分だけ浮き出てきます。 -
Step 5:アフターケア
範囲が広い場合は、保護テープを貼り終了。
レーザーの治療後のイメージ

上記はイメージです。入れ墨の状態により増減がございます。
入れ墨の状態によりますが、2〜5回ほど照射するとかなり薄くすることができます。完全に消えるまでは10回以上かかります。
Qスイッチレーザーの概要
料金 | ¥10,000〜¥100,000 |
---|---|
治療時間 | 約20分 |
カウンセリング当日の治療 | 可 |
入院の必要性 | なし |
制限事項 | なし |
仕事・外出 | 可能 |
その他特記事項 | 化粧は直後より可 |
手術での除去方法について
単純切除
入れ墨をメスで切除し、皮膚を縫い合せる方法です。小さい入れ墨であれば、一度の手術で終わります。ただ、皮膚を切除し、縫い合せるため、皮膚が伸びたときに傷が閉じるサイズでしか切除できないため、大きい入れ墨の場合は、何回かに分けて切除します。
手術でメスを使うため、傷跡は残ってしまいますが、場合によっては、ジグザグの線にし、傷を目立ちにくくします。
もちろん、共立美容外科では傷跡が最小限目立たないように手術を行います。
《共立美容外科・歯科の美容外科医師から一言》
単純切除について
レーザー治療が時間がかかってしまうため、通院時間が取れない方や、皮膚を伸ばしやすい箇所(太ももなど)に入れ墨が入っている方に適応されます。
単純切除の流れ
小さい場合
入れ墨の周りを、葉っぱのような形にメスを入れて切除します。

周りの皮膚を引き寄せて合わせます。

皮膚を縫い合せて終了です。
極力目立たない傷にするように施術します。

大きい場合
切除した後に、周りの皮膚を引き寄せて縫い合せる事が可能な大きさで、メスをいれます。

周りの皮膚を引き寄せて合わせます。

全ての入れ墨を切除できないので、切除できなかった入れ墨が残ります。
3〜6ヶ月待ち、周りの皮膚が伸びるのを待ちます。

3〜6ヶ月後、周りの皮膚が伸びたら、切除できなかった入れ墨の周りを葉っぱのような形にメスを入れて切除します。

周りの皮膚を引き寄せて合わせます。

皮膚を縫い合せて終了です。
極力目立たない傷にするように施術します。

単純切除の概要
料金 | 1cm ¥19,000〜¥28,000 |
---|---|
治療時間 | 1cm約10分〜 |
カウンセリング当日の治療 | 可 |
入院の必要性 | なし |
制限事項 | なし |
仕事・外出 | 可能 |
その他特記事項 | 化粧は直後より可 |
切除して皮膚移植
一度に大きく切除する場合、その切除した部分を違う皮膚で補うため、自分自身の他の箇所から皮膚を持ってきて、その部分に縫合(ほうごう)します。
持ってくる皮膚は、主に、お尻や太ももになります。皮膚移植すると、移植部分はメッシュ状に痕(あと)が残ってしまうため、周囲の皮膚と比べるとかなり目立ってしまいます。また、皮膚が定着するまでの間、一週間は入院する必要がありますし、毎日の包帯交換が必要などのご負担の大きい手術になります。現実的には皮膚移植まで行うことは、非常にまれです。
《共立美容外科・歯科の美容外科医師から一言》
切除して皮膚移植について
植皮の跡は周囲の肌の色や質感と異なってしまうため、美容の観点からおススメできません。美を気にされる女性に対しては不向きです。植皮をした皮膚の方が入れ墨を入れている皮膚より社会に対する印象が良いため、やむを得ない場合に行なう施術です。
切除して皮膚移植の概要
料金 | 1cm² ¥9,300〜 |
---|---|
治療時間 | 1時間半〜2時間 |
カウンセリング当日の治療 | 不可 |
入院の必要性 | なし |
制限事項 | なし |
仕事・外出 | 可能 |
その他特記事項 | 化粧は直後より可 |
最新の日本美容外科学会 学会長としてのご報告

2019年4月に行われた、第107回日本美容外科学会で共立美容外科・歯科の理事長の久次米秋人が務めました。
2020年は日本美容外科学会が中止となりましたので、2021年時点で最新の美容外科学会になります。
当学会では、2日間にわたり、特別講演やシンポジウムなど30ものプログラムを通して、国内外から参加した登壇者と参加者とが一丸となり、美容医療の発展に寄与しました。
当院としても、移り変わる社会からの美容医療への要求に対して、お応えできるよう日々研鑽(けんさん)を積んでまいります。
また、第109回日本美容外科学会は2021年5月26日、27日を予定しています。
学会の様子についてはこちらをご覧ください。
内閣府認定 日本美容医療協会

日本美容医療協会(JAAM)は、内閣府から認定された美容分野の公益社団法人です。
「すべての人に美しくなってほしい」ことを目的としています。
当院の久次米秋人理事長と、野本俊一医師は日本美容医療協会の理事として、皆さまと専門医をつなぐ架け橋になるよう努めています。
当協会は美容分野で唯一、内閣府より公益社団法人の認定を受けています。
様々な科目の専門医が在籍

当院には、様々な科目の専門医が在籍し、当サイトも執筆、監修しています。
例えば、日本形成外科学会が認定する形成外科専門医、日本外科学会が認定する外科専門医、日本麻酔科学会が認定する麻酔科専門医、日本脳神経外科学会が認定する脳神経外科専門医、日本抗加齢医学会が認定する専門医、日本外科学会が認定する外科専門医、日本救急医学会が認定する救急専門医、日本旅行医学会が認定する認定医、日本禁煙学会が認定する認定指導医です。
また、日本美容医療協会理事で厚生労働省認定臨床研修指導医でもある日本医科大学付属病院の野本俊一が在籍しています。
様々な科目の専門医や出身者による総合的な医療の上に成り立っているのが、共立美容外科なのです。
定期的な研修や勉強会を開催し、IMCAS(世界皮膚老化会議)などの参加を通じて、医療技術の向上に努めています。学術研究についてはこちらをご覧ください。
医学博士も在籍

当院には、医学博士の新妻 克宜医師が在籍しています。
学会発表などアカデミックな視点からも、美容医療の向上に努めています。
そして、全ての医師が解剖学を学んでいます。
救急科専門医と麻酔科専門医が在籍

日本救急医学会が認定する救急科専門医で麻酔科認定医のの児玉肇医師や救急科専門医で麻酔科専門医の岡田大輔医師が在籍しています。
感染症予防など「未然に防ぐこと」に対して積極的に取り組んでいます。
さらに、ヒヤリ・ハット事例を、収集、分析し「何かあった時の対応」に対しても取り組んでいます。
その他、各専門医の情報については、こちらをご覧ください。
早稲田大学の経営管理研究科と提携

共立美容外科は早稲田大学の経営管理研究科と2017年から2021年現在まで、提携講座を開設しています。
当院のスタッフが、接遇サービスや、おもてなし、どのようなクリニックが選んでいただけるかといった講義を行っております。
また、「真っ当な医療を患者様に丁寧に届ける」という企業理念を崩さないことが大切であるという話もしています。
この理念は、クリニックとして開院以来30年間一貫しています。
当院のサービス向上部門には、早稲田大学大学院のMBAや博士課程のスタッフが複数名在籍し、スタッフの人材育成に努めています。
早稲田大学との提携講座を通じ、患者様にご満足いただけるような接遇サービスの向上に日々、努めています。
「日本美容外科医師会」認定医療機関

「日本美容外科医師会」は、美容外科医が中心となり、美容医学の推進と美容医療の質向上を目的として結成された特定非営利活動法人です。
所属するには、以下の条件を満たしていなければなりません。
・院長は医師会の会員であること
・共済会に加入して三年以上であること
・過去に重大事故(後遺障害3級以上)をおこしていないこと
さらに、以下の審査項目があり、これらも認定への大切なポイントとなります。
・美容外科110番でのクレーム状況
・美容外科への貢献度
・医師としての倫理感
・手数料、更新料の支払状況
これらの審査基準を満たして日本美容医師会に所属しているということは、クリニック選びの重要な指針となるはずです。
また、当院の久次米秋人理事長は、日本美容外科医師会の理事として美容医療を通じて医学の進歩と社会の福利に貢献するよう努めています。
新型コロナウイルス感染症に対する院内の取り組み

厚生労働省対策本部の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の見解(令和2年3月9日及び3月19日公表)を受けて、院内の備品、施設の消毒管理、外気の取り入れ(換気)、全てのスタッフの体調管理等を行っています。
詳しくは、下記ページをご覧ください。
このページの監修・執筆医師
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医師
久次米 秋人(くじめ あきひと)
日本美容外科医師会理事
日本美容外科学会認定専門医-
略歴
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- 1983年
- 金沢医科大学医学部 卒業
- 1983年
- 高知医科大整形外科入局
- 1989年
- 東京本院(品川)開院
- 2002年
- 本院を新宿に移転
- 2013年
- 銀座院院長就任
- 2018年
- 第107回日本美容外科学会 学会長就任
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主な加盟団体
日本美容外科医師会理事
日本形成外科学会会員
日本美容外科学会会員
日本美容外科学会認定専門医
日本脱毛学会会員
北米脂肪吸引形成外科学会会員
日本坑加齢美容医療学会会員
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