日本美容外科医師会認定医院 | 毛穴の黒ずみや毛穴の開きなどのトラブルを治療する方法について解説

毛穴のトラブルが起こりやすい部位は、鼻・眉間・おでこといったいわゆるTゾーンと頬になります。

鼻・眉間・おでこなどのTゾーンは、毛穴の詰まりの原因となる皮脂が過剰に分泌されやすいため、毛穴トラブルが起こりやすいです。

またTゾーンは顔の骨格上盛り上がっているため、紫外線を受けやすくなっており、メラニン色素が溜まりやすく毛穴が黒ずみやすくなっています。

そのためTゾーンはしっかり日焼け止めを塗り、紫外線対策をすることが大切です。
そして、その日焼け止めやメイクが顔に残り「汚れ」とならないよう、クレンジングや洗顔でしっかり洗い流しましょう。

洗い流した後は、肌の水分が減ってしまっている状態なので、時間をおかずに化粧水や乳液でしっかり保湿をし、肌が乾燥して乾燥毛穴にならないようケアすることも大切です。

丈に生じる毛穴トラブルは、たるみによって生じる場合が多く、「たるみ毛穴」や「帯状毛穴」が生じます。

特に毛穴のお悩みで多い部位が鼻になります。

鼻の中でも小鼻周辺は皮脂の分泌量が多く、毛穴が詰まりやすくなっています。

そして鼻の付け根付近は構造的に洗いづらいため、化粧や日焼け止めなどのメイク汚れが落ちづらいのも毛穴トラブルが起きやすい要因の一つです。

鼻の黒ずみは黒ニキビ（閉鎖面皰（へいさめんほう））とも呼ばれます。

白ニキビが開口し毛穴に詰まった皮脂や汚れが空気に触れ、黒く酸化してしまったものです。
毛穴が盛り上がるので、黒ニキビの上にファンデーションをのせると、余計凹凸が目立ってしまいます。

炎症しているニキビではないため、痛みや痒みといった症状はありませんが、見た目が綺麗ではないため、悩まれる方は多くいらっしゃいます。

黒ニキビは鼻に現れることが多く、いわゆる「いちご鼻」とも呼ばれています。
白ニキビと同様、毛穴が詰まっている状態なので、皮脂が正常に外に排出されず、悪化すると赤ニキビになってしまいます。

黒ニキビを押すとニュルっと出てきますが、そのままにしておくと細菌が入ってしまい、余計悪化して、後々クレーターや色素沈着が残ってしまう可能性が高くなります。

黒ニキビができてしまったら、ご自宅でも手の指でくるくる皮膚を優しくマッサージしながら脂を落とすように洗顔することで、悪化を抑制することができます。

日々のケアでしっかり汚れを落としその後保湿も十分に行い、併せて医療機関でターンオーバーの乱れを整えて古い角質を排出する治療を行うことで、改善することが可能です。

毛穴パックで黒ニキビを除去することもできますが、毛穴を傷つけて開き毛穴になる可能性が高くなるので注意が必要です。

当院では、ダーマペン、マッサージピール、ハイドラフェイシャルなどで鼻回りの黒ずみを丁寧に治療しています。

治療の様子を動画でご紹介しています。

【料金】

【料金】

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肌トラブルの原因となる毛穴の種類は１つではなく複数あります。
そして、多くの場合複数の毛穴トラブルが混在して皮膚表面に現れています。

毛穴の種類には「黒ずみ毛穴」、「開き毛穴」、「たるみ毛穴」、「帯状毛穴」、「クレーター毛穴」 といった種類があります。

さらに黒ずみ毛穴は、角栓や毛穴のつまりが原因となる場合の「黒ずみ毛穴」と、メラニン色素が原因による場合の「黒ずみ毛穴」の２種類に分けることができます。

黒ずみ毛穴の原因の一つが角栓（かくせん）になります。

角栓は、主に皮脂とたんぱく質でできています。
肌が乾燥していたり、肌の状態が不安定だと、ターンオーバーが乱れてしまいます。

ターンオーバーが乱れると、皮膚が厚くなり、皮脂やたんぱく質が毛穴の内部に溜まり、毛穴を完全にふさいでしまい、毛穴が詰まった状態になってしまいます。

この排出されずに毛穴に詰まってしまった皮脂はやがて角栓に変化します。

角栓を構成している皮脂やたんぱく質は空気に触れると、黒く酸化してしまうので、毛穴が黒くなっているように見え、黒ずみ毛穴になってしまいます。

毛穴の黒ずみを目立たせなくするためには、黒ずみの原因となっている角栓や汚れを取る必要があります。

そして、皮脂やたんぱく質が毛穴に留まらずに、しっかりと対外に排出されるようにターンオーバーを整えることが重要です。

黒ずみ毛穴のもう一つの原因がメラニン色素になります。
メラニン色素は表皮の一番下の基底層にあるメラノサイトが作っています。

毛穴の炎症などで、メラノサイトが活性化されると、角層内にメラニン色素が蓄積され、黒ずみになってしまいます。

この黒ずみ毛穴は「毛穴ジミ」とも呼ばれています。

そのためシミ治療と同様レーザーによりメラニン色素を破壊して目立たなくさせる治療方法やターンオーバーを促し、メラニンが溜まっている各層を排出することで改善することができます。

肌が乾燥すると、表皮の潤いを保とうと、肌は皮脂を分泌します。

そして、乾燥肌が続くと皮脂が過剰に分泌し続けてしまい、毛穴が開きっぱなしになってしまうので、毛穴の開きが目立ってしいます。

これが「開き毛穴」です。

開き毛穴が気になる場合、保湿をして肌を乾燥させない事と、ターンオーバーを促進し、皮膚表面にある角質層の開き毛穴を排出し、その下にある新しい細胞を皮膚表面に持ってくることで、改善させることができます。

たるみ毛穴は重力により皮膚が下に引っ張られることで、毛穴もつられて下に引っ張られ、毛穴が下に大きく広がってしまう状態の事を言います。
そのため、たるみ毛穴は縦長の楕円形やしずく型（涙型）の形をしています。

皮脂には、肌を紫外線から守る役割がありますが、乾燥が続き、皮脂量が減ると、紫外線の影響を受けやすくなってしまい、真皮にあるコラーゲンやエラスチンの減少が進み、たるみ毛穴が目立ってきます。

毛穴が縦長になってくると、毛穴と毛穴がつながって線のように見える状態になります。
この毛穴を帯状毛穴（たいじょうけあな）といいます。

たるみ毛穴や帯状毛穴は表皮より深い層の真皮にあるエラスチンやコラーゲンが減少することで、皮膚が重力に負けて垂れ下がってしまうことが原因で生じます。

乾燥させないために化粧水などで表皮を保湿することで、毛穴を目立たなくさせることはできますが、原因は表皮より深い層の真皮にあるため、それだけでは根本的な解決にはなりません。

美容クリニックで肌にハリを与えなければ根本的な解決に近づけることができません。

クレーター毛穴はニキビ跡が凹みになって毛穴部分が凹んでいる状態の事を言います。

毛穴や毛穴周辺が炎症を起こし、皮膚が傷つけられてしまい、真皮にあるコラーゲンが破壊されることでその部分が凹んでしまいクレーターになってしまいます。

真皮まで傷つけられているため、セルフケアではなかなか治りづらいのも特徴です。

美容クリニックで皮膚の内側から細胞を活性化させることで肌を再生させ、凹みを徐々に平らに近づけることで改善することが可能です。

ダーマペンをかけることで、人為的に傷を作り、人間が本来持っている自然治癒の過程でニキビ跡の凹みを徐々に平らにしていく治療方法を行うことで改善させます。

ダーマペンをかける際に、自然治癒を速める成分を肌に塗布することで治りが早くなります。

肌は大きく分けて表皮と真皮に分けられます。
そして、表皮は、上から角質層、透明層、顆粒層（かりゅうそう）、有棘層（ゆうきょくそう）、基底層（きていそう）に分けられます。

基底層では新しい細胞が生み出され続けています。
新しい細胞が一番下の基底層で生み出されると、古い細胞はどんどんと上に押し上げられます。
そして角質層まで上がった細胞は垢となって剥がれ落ちます。

また基底層にあるメラノサイトがメラニン色素を生成し、新しい細胞に受け渡すことで、肌の色が作られます。

このように新陳代謝を繰り返し肌は綺麗な状態を保とうとします。
この新陳代謝をターンオーバーといいます。

ターンオーバーは通常28日程度で繰り返されますが、生活習慣の乱れや年齢を重ねると遅くなってしまい、正常に汚れや皮脂が排出されなくなってしまい、シミや毛穴の黒ずみなどの皮膚トラブルが生じます。

当院の毛穴治療ではこのターンオーバーを促進したり整えることで、角質層にある汚れや毛穴の開きを除去し、その下にある新しい細胞を皮膚表面に出すことで綺麗な皮膚にして、毛穴のトラブルを改善します。

ターンオーバーを促進する治療方法としてはマッサージピールやハイドラフェイシャルなどのピーリングや、ダーマペン４があります。

ダーマペン4は真皮に無数に細かい針穴を空けることで、肌の自己再生作用を高め、ターンオーバーを促進する治療方法です。

針で細かく肌に傷がつくと、肌の修復過程で真皮にはコラーゲンやエラスチンが増幅し、肌質が改善されます。

ターンオーバーが促進されるので、毛穴トラブルを抱えている古い角質層が剥がれ、新しい皮膚が肌表面に現れます。

そしてコラーゲン、エラスチンが増幅することで肌にハリが産まれ、たるみ毛穴の改善につながります。

また、ご自身の血液から採取した傷の治りを早くする効果のある血小板を注入する（PRP皮膚再生療法）ことでさらに効果を高めることが可能です。

このダーマペン４とご自身の血小板の注入を同時に行う治療方法はヴァンパイアフェイシャルとも呼ばれています。

ダーマペン４を肌にかけると無数の髪の毛より細い針穴が一時的に皮膚にできます。

その針穴から、ターンオーバーをさらに促進し、コラーゲンを含有するアムニオジェニクスというFDA認可の製剤を浸透させることで、治りを早くすることが期待できます。

2021年に行ったダーマペン４にアムニオジェニクスを組み合わせた施術の様子をご紹介しています。

施術医：日本美容外科学会専門医　磯野智崇副総括院長

ハイドラフェイシャルは、毛穴、ニキビ、ニキビ跡、などの治療に使用されるピーリング用の美容医療マシンです。

ピーリングとは、肌の表面にある古い角質などの汚れを柔らかくして落とす治療方法です。

またハイドラフェイシャルは、アメリカの厚生労働省にあたるFDAやEU加盟国基準で認可されています。

通常のピーリングの方法の場合、ジェルやクリーム状のサリチル酸やグリコール酸を肌に塗布して一定時間置いてから拭き取る方法で行っていましたが、ハイドラフェイシャルの場合、渦巻き状の水流を利用してグリコール酸、サリチル酸を使用してピーリングを行います。

水流を利用するので、ピーリング時に起こりやすい乾燥や肌荒れのリスクを軽減することができます。

水流は渦巻き状になっており、毛穴の奧の汚れを洗い流す役割も果たします。

マッサージピールとはピーリングの一種です。

「PRX-T 33」という薬剤を顔全体にマッサージしながら塗り込み、１０秒程度たったら、薬剤を拭き取るだけの簡単なピーリングです。

肌のターンオーバーを早めると同時に、皮膚表面にある古い角質を剥がします。

PRX-T33に含まれるトリクロロ酢酸(TCA)は、真皮まで浸透します。
そして真皮にある角化細胞や繊維芽細胞の増殖因子を刺激して活性化させます。

そして、 PRX-T33に含まれるコウジ酸がシミの元となるメラニンを作る酵素「チロシナーゼ」の活性化を抑制するため、メラニン色素による毛穴の黒ずみの改善も期待できます。

イオン導入とは、電気の力を利用してビタミンC誘導体やトラネキサム酸、などを皮下(真皮層)へ浸透させる治療方法です。

肝斑や色素沈着、毛穴などの肌の治療をすることができます。
イオン導入は単体で行われることはあまりなく、他の治療と一緒に行われることがほとんどです。

ハイドラフェイシャルやマッサージピール(PRX-T33)などのピーリングで、角質や毛穴の汚れを落としてから行うと、よりビタミンC誘導体やトラネキサム酸を真皮へ浸透しやすくすることができます。

レーザートーニングとは、顔全体にレーザーを当ててメラニン色素を破壊する治療方法です。
メラニン色素が原因の毛穴の黒ずみや、細かいシミ、くすみをなくすことができます。

また、古くなって表面に垢(あか)や角質となってでてきた汚れにもレーザーが反応し、無くすことができるので、肌を明るくすることも同時にできます。

レーザー光はパルス波形という波をうって照射されます。
レーザー機器によってパルス波形が異なります。

ヤグレーザー、アレキサンドライトレーザー、ルビーレーザーなどのQスイッチレーザーは10億分の1秒(ナノ秒)の幅で照射されるのに対して、ピコドリーム（ピコレーザー）はナノ秒の1000分の1の、1兆分の1(ピコ秒)で照射されます。

当院では、主にピコレーザー、スペクトラレーザー、ヤグレーザーを扱っています。