美容整形の用語集をご紹介しています。
読み: あぽくりんかんせん
カテゴリー: わきが
アポクリン汗腺(アポクリン腺)は、汗を分泌する汗腺のひとつです。汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺という2つの種類が存在しますが、このうち「ワキガ」の原因となるのがアポクリン腺です。アポクリン腺は、ワキの他にも、陰部や胸(乳首)、肛門周りやおへそなどに存在しており、性ホルモンの活性化に伴って汗の分泌が活発になることが知られています。アポクリン汗腺から分泌される汗の成分には、中性脂肪や脂肪酸、鉄分、尿素、アンモニアなどが含まれており、粘り気のある乳白色の汗であることが特徴です。これらの成分を含むアポクリン腺から分泌される汗が皮膚の常在菌と反応することで、ワキガ特有のニオイを発生するようになります。一方、体温調節の役割をしているような、一般的な「汗」と呼ばれている汗は、エクリン腺から分泌される汗であり、ワキガ臭の原因にはなりません。
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