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公開日:2022年03月03日(木)
最終更新日:2023年06月12日(月)
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目次
10代20代にできるニキビは、成長期のホルモンバランスの影響が大きいと言われています。
しかし、慢性的に治らないニキビは別の理由が関係しているかもしれません。
まずはニキビができる原因を知ってみましょう。
ひとつずつ説明します。
10代20代は、外部刺激による肌ストレスを受ける機会が多くあります。
そのため、自分に合った正しいスキンケアをしなければ、知らぬ間にニキビができる原因を作ってしまいかねません。
まず、日焼け対策をせず紫外線を浴びてしまうと肌のバリア機能が低下し、ニキビケアをしても効果を発揮しません。
繰り返しできるニキビを改善するには、紫外線対策は必須です。
次に、ニキビをつぶしてしまったりごしごし洗顔してしまったりすると、肌への刺激となります。
また、頻繁なピーリング化粧品の使用はあまりおすすめしません。
最後に、10代20代は皮脂が過剰に出やすい時期ですが頬や目元、口元は皮脂分泌が少なく乾燥しやすくなります。
乾燥しやすい部分と、皮脂が出やすい部分と分けてケアするのが大切です。
10代20代は、化粧品に頼りすぎず自分の肌再生力を高めるケアに重点を置いてスキンケアしましょう。
体へ負担がかかり続けていると、疲労物質が溜まりやすくなります。
すると、顔の老廃物やリンパの流れが悪くなりニキビを引き起こす原因となりかねません。
まず、インスタント食品やスナック菓子などの食べ過ぎは、脂肪分や糖分の過剰摂取となり顔の皮脂分泌が増えます。
皮脂が、毛穴に詰まり炎症したものがニキビです。
次に、睡眠不足だと肌の修復や代謝が十分に行われなくなります。
すると、角質肥厚を引き起こし肌のターンオーバーに悪影響を与えるのです。
最後に、冷え性が慢性化するとホルモンバランスが乱れやすくなり、肌荒れや乾燥を招いてしまいます。
いい化粧品を使っても、栄養を吸収する土台がないとニキビは改善しません。
何をしても治らないニキビを綺麗にしたいのであれば、生活習慣の見直しは必須です。
仕事や学校、プライベートなどで心のストレスがかかると、体内の活性酸素が増加します。
活性酸素は、本来外部刺激から体や肌を守る役割があるのです。
しかし、過剰に増えると少しの刺激にも反応しやすくなりニキビの炎症を引き起こします。
まず、悲しみや不安な気持ちが大きくなってしまうと、体が強ばり血液循環が悪くなります。
すると、体が冷え肌の代謝も悪くなるため老廃物が排出できずニキビになるのです。
次に、怒りや興奮の気持ちが大きくなってしまうと、活性酸素が増え皮脂の分泌が過剰になります。
肌が過敏になっている状態で、スキンケアしても刺激になりかねません。
最後に、やる気が出ない倦怠感の気持ちが大きくなってしまうと、メイクを落とさず寝てしまうなど肌を清潔にすることもおざなりになってしまうためニキビが増えてしまいます。
心の状態が、肌に現れると言っても過言ではありません。
心のストレスが原因で、ニキビができているのであれば丁寧なスキンケアで気持ちを穏やかにしましょう。
ニキビの主な原因を知ったところで、自分はニキビができやすいタイプなのかチェックしてみましょう。
ひとつずつ説明します。
化粧品を選ぶ際に、口コミを参考にするのも大切ですがどのような美容成分が配合されているのか、期待できる効果などを自分でチェックしましょう。
美容成分はカタカナが沢山並んでいて分かりにくいですが、成分表示に記載されている上位5つを検索して調べてみます。
効果効能を理解したうえで化粧品を選ぶようにすると、自分に合う化粧品と合わない化粧品が分かるようになります。
クリームでしっかりと保湿しなければ、水分が蒸発し皮脂がさらに過剰に出てしまう原因となりかねません。
肌の水分が不足すると、潤いを与えようと酸化皮脂が増えます。
酸化皮脂は、肌にとって刺激となるためニキビの悪化を引き起こしてしまうのです。
スキンケアは、クリームまで塗って完成と考えましょう。
脂肪分や糖分の多い食生活を続けていると、肌を健やかに保つビタミンB群が無駄遣いしてしまいます。
すると、皮脂バランスが乱れアクネ菌の餌となる皮脂が過剰に分泌されてしまうのです。
カロリーを抑え過ぎるダイエット食も、肌に栄養が十分に届かず肌荒れの原因となります。
野菜を中心としたバランスのいい食事が、美肌を作るのです。
夜22時~2時は、肌のゴールデンタイムと言われておりダメージの修復と新しい細胞を作っています。
充分な睡眠がとれていないと、ニキビの炎症やダメージを修復する時間が与えられず、治りきっていない状態で次の日を迎えているのです。
今日の肌ダメージを、寝ている間に治すためにも睡眠時間に気を付けましょう。
程よいストレスは、人間にとっていい刺激となりますが上手に発散できずに溜まってしまうと活性酸素が増える原因となります。
また、ストレスが多いと無意識に顔を触ってしまい、治りかけのニキビを悪化させてしまいかねません。
リラックスしたり楽しいと思える時間を意識して作ったりして、活性酸素のバランスを自己コントロールしましょう。
ニキビケアは、ニキビ専用化粧品を使えばいいと思われがちですが、人によって必要な美容成分やケア方法は違います。
上記のニキビができやすい人の特徴別に、おすすめの化粧品アイテムや美容成分をご紹介しますので参考にしてみてください。
化粧品を選ぶ際には、美容のプロに相談するのがおすすめです。
デパートやドラッグストアにいる美容部員や肌質チェックなどを利用して、自分の肌について知ってみましょう。
また、美容外科でも肌に関する相談が可能です。
ニキビは、重症化すると化粧品だけのケアでは改善が難しい場合もあるため、選択肢の一つとして美容外科を入れましょう。
おすすめ化粧品アイテム: 肌に合ったもの
おすすめ美容成分:肌に合ったもの
自分の肌質が分かると、化粧品選びも迷いがなくなり楽しくなります。服を選ぶように、化粧品も自分に合ったものを選びましょう。
まずはスキンケアの最後に、クリームを塗る習慣を作りましょう。
肌のべたつきがどうしても苦手な人は、頬や口元、目元などの乾燥しやすい部分だけ塗ったりクリームよりも軽いテクスチャーの乳液を使ったりするのがおすすめです。
おすすめ化粧品アイテム: クリーム
おすすめ美容成分:セラミド
長年クリームを塗る習慣がないと、肌が固くなりセラミドが不足している可能性があります。
セラミドは、肌を保護してくれる役割があるため積極的に補充しましょう。
セラミドには、疑似セラミドやヒト型セラミド、植物性セラミドなど種類があります。
特に、ヒト型セラミドは人間の肌にある成分と似ているため効果的なスキンケアが可能です。
外食やコンビニ食が多い人は、しっかりと不要な皮脂を洗い流すクレンジングや洗顔にこだわりましょう。
ただし、洗浄力が強すぎるものはニキビの悪化を招く要因になりますので注意が必要です。
基本的には、ジェルタイプかミルクタイプのクレンジングで肌を優しく守りながらスキンケアします。
おすすめ化粧品アイテム:クレンジング洗顔
おすすめ美容成分:ビタミン
クレンジングや洗顔に、ビタミンが配合されているものは皮脂のバランスを整えながら洗えるためニキビケアに有効です。
出来る限り摩擦を減らして、泡を肌の上で転がすように洗いましょう。
本来、寝ている間に行われている肌の修復が、睡眠不足によって難しいのであれば化粧品で補います。
寝る前にしっかりと美容成分を肌に浸透させ、ダメージ修復のスピードを高めましょう。
おすすめ化粧品アイテム:美容液
おすすめ美容成分:プラセンタ
プラセンタは、肌のターンオーバーを促進してくれ綺麗な皮膚を作りやすくしてくれます。
10代~20代前半であれば、美容液を毎日使用する必要はありませんが睡眠不足や肌の調子を整えたい時などに、お気に入りの1本を持っておくと安心です。
好きな香りの化粧品で、リラックスしながらスキンケアしましょう。
香りは、ストレス緩和の作用があると言われています。また、香りをかごうと呼吸を深めると、緊張した神経の緩和をするためリラックスに効果的です。
おすすめ化粧品アイテム:シートパック
おすすめ美容成分:好きな香り
ベッドやソファで横になり、リラックスしながらシートパックすると、肌が活性化され美容成分の浸透がしやすくなります。
シートパック中は、スマホを遠くに置き肌と心をメンテナンスする、ゆったりとした時間にしましょう。
今回の記事では、10代20代でニキビが治らない原因とニキビができやすい人の特徴、またタイプ別にニキビケアのための化粧品の選び方をご紹介しました。
ニキビは肌のケアだけすれば、改善するものではありません。体や心とも深く関係しています。
毎日の生活習慣を見直しながら、肌質に合った化粧品でニキビケアしましょう。
このページの監修・執筆医師
新垣 光之(あらかき みつゆき)
略歴
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