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Kyoritsu Biyo Scrap(KBS)

ニキビの場所ごとに原因が違う?男女別でできやすい部位を美容外科医が解説!

公開日:2022年03月04日(金)
最終更新日:2023年08月30日(水)

ニキビ
ニキビを気にする20代の女性
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原因によってニキビができる場所が変わる?

ニキビの原因を疑問に思う女性

ニキビの原因は発生した部位によって異なり、肌の状態が原因でニキビができるケースもあれば何らかの体の不調が原因でニキビが発生することもあります。

つまりニキビは体のコンディションとも関係しているのです。

特に同じ場所に繰り返しニキビができる場合はその部分の肌に継続的に負担がかかっているということが考えられます。他にも生活習慣や体の状態に問題がある可能性を考える必要があります。

 

 

 

場所ごとのニキビの原因と対処法

ニキビを気にする女性

ニキビはさまざまな場所に発生しますが、顔のニキビだけでも頬やおでこ、顎などで発生要因が異なります。

また背中など体にニキビができた場合は、皮膚疾患を発症している可能性もあるため注意が必要です。

部位ごとのニキビの原因と対処法について解説していきます。

 

頬のニキビについては肌の乾燥によるバリア機能の低下や、肌に合わない化粧品の使用といった外的な要因が関わっている可能性があります。

そしてストレスや消化器の不調、肝臓の不調がある人も頬にニキビができやすくなる傾向にあります。

頬のニキビの対処法として大切なのは、まず肌の負担を避けることです。

例えば化粧水やファンデーションなどが肌に合っていない場合、早めに別の化粧品に替えましょう。

胃腸や肝臓に負担をかけない生活も重要です。

アルコールや油っこい食べ物は控えめにしましょう。

 

おでこ

おでこは顔の中でも皮脂の分泌量が多い部分です。

疲れが溜まるなどしてホルモンバランスが乱れると、顔や体の皮脂が増えることがあります。皮脂腺の多いおでこは皮脂が増えやすくニキビの原因である毛穴詰まりが起こる可能性が高いです。

特に、ホルモンバランスの乱れやすい思春期は、成人よりもおでこの皮脂が増えやすく、おでこにニキビが発生しやすい傾向にあります。

またシャンプーや洗顔料のすすぎ残し、前髪の毛先の刺激によってニキビが発生する場合もあります。

おでこのニキビの対処法としては、ホルモンバランスの乱れを防ぐためにバランスのとれた食生活や睡眠時間の確保を心がけることが重要です。

そして洗髪時や洗顔時はすすぎを念入りに行い、肌を清潔に保つようにしましょう。

 

眉・眉間

皮脂腺が多い「Tゾーン」に入る眉・眉間については、皮脂の過剰分泌のほか前髪の刺激が原因でニキビができることがあります。

加えて肝機能が低下している場合も眉・眉間にニキビができやすくなります。

この部分のニキビの対処法としては食生活の見直しが重要です。特にアルコールや揚げ物の摂取は控えめにすると良いでしょう。

また、髪の毛による刺激を避けるために、前髪が長い場合はヘアピンで留めるといった工夫をするのもおすすめです。

 

鼻は皮脂の分泌量が多くなりやすいパーツの1つであるため、皮脂による毛穴詰まりによってニキビが発生することが多いです。

他にも、鼻をかむことによる刺激、疲労とストレス、便秘などの消化器の不調が鼻のニキビの原因となる場合があります。

鼻のニキビの対処法としてはまず暴飲暴食やアルコールを控え胃腸への負担を減らす、睡眠時間を確保するといった生活習慣の見直しが大切です。

花粉症や風邪で鼻炎がみられる時は、鼻の皮膚にダメージを与えにくい保湿剤入りの柔らかいティッシュで鼻をかむのがおすすめです。

 

唇周辺

唇周辺にできるニキビの外的な要因として、食後口元を拭く時の刺激や産毛剃り、髭剃りのカミソリの刺激などが挙げられます。

また生活習慣や体の問題が唇周辺のニキビにつながるケースもあり、具体的には疲労や婦人科系の問題からくるホルモンバランスの乱れ、消化器の不調がニキビ発生に関わる場合があります。

体調を崩して抵抗力が弱まっている時も唇周辺にニキビができやすいです。

唇周辺のニキビの対処法としてはホルモンバランスの乱れをまねく疲労・ストレスの蓄積を避けるようにしましょう。

特に女性の場合、ホルモンバランスを維持するには体が冷えないようにすることも大切です。

消化器の不調を防ぐために油っこいものなど胃腸に負担をかける食事も控えましょう。

シェービングの際は、カミソリの刺激によるニキビの発生を抑えるために、清潔なカミソリを使用するのがおすすめです。

 

フェイスライン

フェイスラインは乾燥しやすいため、肌の水分不足にともなう皮脂の過剰分泌でニキビができやすくなることがあります。

加えてホルモンバランスの乱れもフェイスラインのニキビの原因となることがあります。

フェイスラインのニキビの対処法は、日頃から肌を充分に保湿することです。

ホルモンバランスが崩れるのを防ぐためには、睡眠時間を確保した上で、適度にストレスを発散し、できるだけ疲れを溜め込まないようにしましょう。

 

顎のニキビの原因の1つとして挙げられるのが、ホルモンバランスの乱れによる皮脂の過剰分泌です。

顎は紫外線対策がおろそかになりやすい部分であることから、紫外線の刺激も顎ニキビの原因の一つです。

男性の場合は、髭剃りの時のカミソリの刺激によって顎にニキビができることがあります。

顎のニキビの対処法としては清潔で新しいカミソリの使用や紫外線対策を怠らないことが挙げられます。ホルモンバランスの乱れを防ぐために日頃から充分な睡眠を取り、ストレスを発散することがおすすめです。

 

背中

皮脂腺が多い背中においては皮脂の過剰分泌による毛穴詰まりがニキビにつながる他、シャンプーやボディソープのすすぎ残し、衣服の摩擦やムレといった外的な要因がニキビを誘発する場合があります。

ただし、ニキビのように見えても皮膚疾患であるケースもあります。例えば、マラセチア毛包炎や毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)などの皮膚疾患の症状がニキビによく似たできものとして現れることがあるのです。

背中のニキビの対処法は、食生活の改善や充分な睡眠時間の確保によるホルモンバランスの乱れの防止です。

入浴時は汚れや石鹸類を残さず洗い流して、入浴後は背中を保湿し、皮脂の分泌をコントロールするようにしましょう。

これらの対処法を試みても背中のニキビが改善しない場合は、皮膚疾患の可能性もあるため医療機関を受診するのがおすすめです。

 

デコルテ

デコルテも皮脂腺が多い部分であることから、ホルモンバランスが乱れると皮脂の過剰分泌にともなうニキビが発生しやすいです。

そして背中と同じく、マラセチア毛包炎や毛孔性苔癬のような皮膚疾患の症状がニキビのようなできものとして現れることがあります。

デコルテのニキビの対処法としては食生活や睡眠時間の見直しや肌を清潔に保つことが挙げられます。

また肌がチクチクする素材の服を避ける、長い髪の毛をまとめるなどして衣類や髪の毛による刺激を防ぐようにしましょう。

 

男性にできやすいニキビの場所

ニキビの男性

男性の場合、日常的に髭剃りをする人が多いことからカミソリの刺激を頻繁に受ける頬、鼻の下、唇周辺、フェイスライン、顎にニキビができやすい傾向にあります。

髭剃りによる肌へのダメージを軽減するには清潔かつ刃こぼれしていないカミソリの使用や肌を傷めにくい電気シェーバーの使用をおすすめします。

加えて男性ホルモンの影響で皮脂が女性よりも多く分泌されやすいため、スキンケアにも注意が必要です。

日頃から保湿を行うことで皮脂の分泌量の調節やターンオーバーの促進を促す効果が見込め、ニキビができにくくなる可能性があります。

 

女性にできやすいニキビの場所

ニキビの女性

女性はメイクをする習慣がある人が多いことから、化粧品が多く触れる頬にニキビができやすい傾向にあります。

メイクの落とし残しは毛穴詰まりを引き起こすため、頬のニキビの原因の一つです。合わない化粧品や雑菌の付着したパフやメイクブラシを使い続けることでニキビが発生する場合もあります。

また、女性ホルモンの働きの影響で生理前にニキビができやすくなる人も多いです。

女性ホルモンにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)があります。

排卵後から生理が始まるまでの時期は肌のコンディションを整えるエストロゲンが減少し皮脂の分泌量を増やすプロゲステロンが増加します。

こうしたことから生理前は皮脂が増えてニキビができやすくなるのです。

そしてエストロゲンとプロゲステロンのバランスの乱れで皮脂が増えやすくなるのは顔だけではありません。

プロゲステロンが優位になることで皮脂腺の多いTゾーンや背中、デコルテの皮脂も増えるため、それらの部位にニキビができることがあります。

女性のニキビの対処法としては肌に合う化粧品や清潔なメイク道具の使用、また入浴時はメイクを残さず落とし肌を清潔に保つことが挙げられます。

 

 

鼻の下にできるニキビの原因は?早めに治す方法

鼻の下のニキビ

ニキビは顔や、体のさまざまな部位に発生しますが、鼻の下にできるニキビに悩む人は少なくありません。

男性の場合はカミソリの刺激が鼻の下のニキビの原因となる場合があります。

またこの部分は皮脂腺が多いため、ホルモンバランスの乱れによる皮脂の分泌量の増加もニキビにつながることが多いです。

そして鼻の下のように皮脂腺が多い部分にニキビができると炎症が進行するのも早く、あっという間に腫れをともなう赤ニキビや黄色い膿が見える黄ニキビに進行してしまうことがあります。

鼻の下のニキビを早めに治すためには、栄養バランスのとれた食事や充分な睡眠を取り、適度にストレスを発散して、ホルモンバランスの乱れを抑える生活習慣を心がけましょう。

 

 

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このページの監修・執筆医師

  • 島田 茂孝(しまだ しげたか)

    医師

    島田 茂孝(しまだ しげたか)

    熊本院 院長
    日本形成外科学会認定形成外科専門医

    • 略歴

      • 1995年
        島根医科大学医学部 卒業
        1995年
        太田熱海病院 外科 入局
        1996年
        熊本機能病院 整形外科 入局
        1997年
        恵寿総合病院 形成外科 入局
        1998年
        昭和大学医学部付属病院 形成外科 院外助手
        1999年
        今給黎総合病院 形成外科入局
        2000年
        前橋赤十字病院 形成外科入局
        2001年
        横浜労災病院 形成外科入局
        2002年
        太田熱海病院 形成外科 入局 部長就任
        2005年
        鶴岡市庄内病院 形成外科 入局 部長就任
        2009年
        荒尾市民病院 形成外科 入局 部長就任
        2018年
        共立美容外科・歯科 入職
        2019年
        共立美容外科・歯科 大分院院長就任
        2022年
        共立美容外科 熊本院院長就任
    • 主な加盟団体

      日本形成外科学会
      日本美容外科学会

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