日本美容外科医師会認定医院 | 相談・施術の流れ|美容整形・美容外科なら共立美容外科・歯科 ドクターひとりひとりが日々、技術の向上に努力しています。
公開日:2022年08月25日(木)
最終更新日:2023年06月13日(火)
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目次
2〜3人に1人は頭髪や頭皮の悩みがあると言われており、当院にも頭髪を始めとした「毛」に関する相談をされる方が増えています。
薄毛や抜け毛が気になる方におすすめの施術である自毛植毛。他の薄毛治療と比べると高額な施術ですが、薄毛に高い効果があることから希望される方が多いです。
今回は、「自毛植毛の具体的な費用を知りたい」「薄毛治療費をシミュレーションしたい」という人に、自毛植毛の費用を決めるポイントとその相場についてご紹介します。
自毛植毛の費用は、「基本料金+1ドラフトあたりの費用×ドラフト数=植毛費用」で算出されます。
基本料金は、次のような費用が含まれているためクリニックによって設定料金に差が出るのです。
植毛の手技によって使用機器が異なり、最先端の技術を使う手術であればさらに費用がかかります。
また、自毛植毛は一つひとつのドラフト(ドナーの毛の束)を丁寧に植え付ける必要があり、医師の技量によって技術料が変動します。
ここでは、自毛植毛の費用が高額になるポイントを5つに分けて詳細にお伝えしましょう。
現在主流の自毛植毛法は、メスを使うストリップ法(FUT法)とメスを使わないダイレクト法(FUE法)に分けられます。
メスを使わないダイレクト法(FUE法)は、1㎜口径のチューブ型パンチでグラフト(ドナーの毛の束)を採取する最先端の技術を使っています。
痛みや傷の程度を最小限に抑え身体への負担を軽減できる施術であるため、ストリップ法(FUT法)より費用が高くなるのです。
ドナーとなる毛髪を採取する際には、「後頭部・側頭部の毛の刈り上げ」をするか否かを選択できます。
「人目が気になるから」という審美的な理由で、刈り上げない施術方法は女性を中心に選ばれています。
しかし、施術中に長い毛髪が邪魔になるので、刈り上げずにドナーを採取するのは難易度が高く、その分費用がかさむのが実情です。
自毛植毛は、基本料金とドラフトにかかった費用の合計で算出されます。
1ドラフトの費用は決まっており、使用したドラフト数によって費用が高額になります。
薄毛の範囲が広いほどドラフト数が必要になり、費用がかかるのです。
自毛植毛は、広範囲の薄毛治療が可能です。
しかし、一度に大量のドナーを採取できる手術手技でも、1回の植毛本数は2000ドラフトが上限とされています。
なぜなら、ドナー採取により発毛部の毛髪がスカスカになってしまうからです。
そのため、広範囲の自毛植毛は手術回数を分ける必要があり、その都度手術費用がかかります。
また、1回ごとに基本料金を含む費用体系をとっているクリニックも多いです。
クリニックによっては、植毛する場所ごとに費用を設定している場合があります。
頭皮に植毛する場合とまつ毛やまゆ毛などのデリケートな場所に植毛する場合とでは、手術に伴うリスクが異なるからです。
そのため高度な技術が必要であり、少ないドラフト数でも費用が高額となる可能性があります。
AGA治療において自毛植毛は有効な治療の1つです。植毛の数は1人1人異なることから正確な費用は医師やクリニックとの相談となりますが、各施術の平均費用を知っておくことで、事前準備ができますよ。
ここでは、自毛植毛の費用相場を解説します。
頭髪の薄毛でよくみられる症状には、以下のようなケースが挙げられます。
特に前頭部から頭頂部の症状が混合し、広範囲に薄毛が進行しているケースでは5000ドラフト(毛髪1000〜1500本程度)以上必要となり、生涯で自毛植毛できる限界量に相当してしまいます。
また、1回の施術は2000ドラフトが上限であるため、それ以上の広範囲に施術が必要な人は2回目以降の費用も想定しておくと良いでしょう。
術式 | 基本料金 | 1ドラフト | 1000ドラフト | 全体費用 |
ストリップ法(FUT法) | 20~25万円 | 660~1000円 | 66万~100万円 | 86万~125万 |
ダイレクト法(FUE法) | 27万~30万円 | 990~2200円 | 99万~220万円 | 126万~250万 |
ダイレクト法(FUE法)※刈り上げない方法の場合 | 27.5万~33万円 | 2000~2200円 | 200万~220万 | 227.5万~253万 |
※2022年8月現在、複数の薄毛専門クリニックの公開費用を参考に算出
今回は、1000ドラフト単位で算出していますが、例えば、軽度のM字型または生え際の薄毛では500ドラフト程度で済みます。
一番費用を抑えられるストリップ法(FUT法)で計算すると最低費用は約50万円となります。
前頭部から頭頂部の中央くらいまでの広範囲薄毛の場合は、1500ドラフト以上は必要となります。
同じくストリップ法(FUT法)で上記の価格表から計算すると、最低でも120万円程度はかかるでしょう。
最後に火傷やケガにより生えなくなった部分にも毛穴を再構築し、植毛が可能です。
費用の決まり方は頭髪の植毛と同様ですが、無毛部の状態や植毛範囲によって費用が異なるため、直接クリニックにお問い合わせください。
自毛植毛の一回の費用は、他の薄毛治療と比べるとかなり高額なことが分かります。
しかし、毛髪が定着すれば施術は1度で済み、その効果は持続します。一生を通して考えればお得なメニューであるといえるでしょう。
頭髪を例に、自毛植毛とその他の薄毛治療の費用を比較してみます。
前頭部から頭頂部の中央くらいの薄毛治療の場合
自毛植毛 | ドラフト数:1500ドラフト程度を想定
ストリップ法(FUT法):120〜180万円程度 ダイレクト法(FUE法):200~360万円程度 |
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薬物治療 | 内服薬1~2種、外用薬1種、注入薬などの場合
月額2.5万~9万円程度 初診・再診料5000円前後/回 血液検査5000円前後/回 |
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人工植毛 | 150~200万円程度/回 |
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光・LED治療 | 10~20万円円程度/回 |
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※2022年8月現在、複数の薄毛専門クリニックの公開費用から算出
自毛植毛は施術回数が1回で終わる場合が多く、全体にかかる費用の見積もりを算出しやすいため、追加費用がかかることがほとんどありません。
それに対し、他の薄毛治療は効果が出るまでどれくらい通院が必要なのか不明で、増毛後もメンテナンスの追加費用がかかる場合があります。
医師との相談にはなりますが、高い効果を得るために自毛植毛と他の治療を組み合わせている方が増えています。
自毛植毛とは自身の毛(後頭部や側頭部の毛根)を薄毛が気になる部分に移植する方法です。
後頭部や側頭部の毛根は日常生活での刺激が少なく、男性ホルモンの影響を受けにくいことから自毛植毛には最適です。
薬剤治療では、AGAの進行を遅らせ育毛を促進していますが、効果が発現するまでには個人差があります。
その点自毛植毛は、毛根を移植し生着さえしてしまえば、しっかり発毛するため、効果を実感しやすい施術でもあります。
AGAという言葉が浸透し始めると、薄毛や抜け毛への施術を全面に押し出すクリニックが増えてきたように感じます。
薄毛のことなら薄毛専門クリニックがいいだろうと考えたり、値段だけをみてクリニックを選んだりするのは注意が必要です。
自毛植毛には自身の毛を用いますが、毛の量も限られていますよね。
そのため上手く薄毛を調整するためには植え方がとても重要な要素となるのです。
現在の頭髪の様子をしっかり確認してもらいながら施術に臨むためにも、クリニックを選ぶ際は複数のクリニックを比べながら、カウンセリングを受けてみると良いでしょう。
発毛のメカニズムや図解等を用いて、丁寧にわかりやすいカウンセリングを行っているクリニックであれば、施術を受ける患者様も安心ですよね。
また、安価すぎるクリニックは技術力だけでなく、物品の管理に関しても不十分である可能性があります。
機器のメンテナンスや器具をそろえる費用を抑えている可能性も考えられますので、適正価格のクリニックで施術を受けましょう。
このページの監修・執筆医師
磯野 智崇(いその ともたか)
共立美容グループ 総括副院長
略歴
主な加盟団体
日本美容外科学会
日本美容外科学会認定専門医
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