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Kyoritsu Biyo Scrap(KBS)

眼瞼下垂手術の保険適用と適用外の基準について美容外科医が解説

公開日:2022年03月02日(水)
最終更新日:2022年11月22日(火)

二重整形・目元のお悩み
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眼瞼下垂症と診断されたら健康保険が適用されます

美容外科の受付カウンター

「眼瞼下垂(がんけんかすい)」とは、まぶたを持ち上げる眼瞼挙筋と呼ばれる筋肉が弱いために上まぶたが下がってしまい、目が開きにくく、視界が狭くなってしまう症状です。

「眼瞼下垂症」は生まれつきの先天性がありますが、患者様の約8割は後天的な原因が影響して発生しています。

後天的な原因の例としては、加齢による筋肉や皮膚の緩み、コンタクトレンズを長年装着することでまぶたの筋肉や神経に異常が起こり、「眼瞼下垂」を発症するケースが多いです。

年々、まぶたが重く感じたり、目が開きにくくなったり、視界が狭くなったと感じたら、眼科または形成外科にて眼瞼下垂の診断と治療を受けることができます。

眼科と形成外科の治療指針には大きな違いはなく、どちらの診療科でも受けることができますが、一般的な治療は眼科、重度の場合や腱膜移植が必要なケースは形成外科で行われます。

眼科または形成外科にて「眼瞼下垂症」と診断された場合は健康保険が適用されますので、眼瞼下垂の治療費・手術費用の自己負担額は3割となり、片側約2万円、両目で5万円が目安です。

生まれつき・先天性の「眼瞼下垂症」、脳疾患によりまぶたの筋肉が動かない場合は筋膜移植が必要となりますので、保険によって負担率は変わりますが、片側60,000円くらいかかります。

 

 

眼瞼下垂手術が保険適用となる基準

目を指さす女性

では、どんな症状があった場合に「眼瞼下垂症」という病名が付けられるのかみていきましょう。実は診断する明確な基準はなく、診察する医師や地域によって異なることがあります。

つまり、「眼瞼下垂症」と診断される明確な基準がないため、保険適用の判断も医師に委ねられているのが現状です。

基本的には、「眼瞼下垂症」と診断されるには、上まぶたが瞳孔(黒目の中心部分)の大部分まで下がっていて、まぶたを開けるために力が必要、視野障害を伴う場合になります。

具体的な指標は以下の計測により判断されています。

・MRD1(Margin-reflex distance 1 )

上眼瞼縁から瞳孔中央までの距離および挙筋能(上方視と下方視時の開瞼幅の差)

 

■眼瞼下垂症の特徴

  • 上まぶたで瞳が8割くらい被さっている
  • 上まぶたが重くて目が開きにくい
  • 目を開いても視界が狭く感じる
  • ものが見にくく、上を向くと額に力が入ってしまう
  • 額に深いシワが入っている
  • 眉毛が高い位置に上がる
  • まぶたがくぼんでいる
  • いつも眠たそうにみられる
  • ドライアイになった
  • 偏頭痛がする

 

自然に目を開くのも難しく、視界が狭くなって日常生活に支障をきたしている場合は、「眼瞼下垂症」と診断されますので、その病気の治療に対して保険が適用される形です。

 

重度の眼瞼下垂症は保険適用される?

「眼瞼下垂症」と一口に言っても、患者様によってどれだけ症状が進行しているか、人によって異なります。

進行具合は軽度・中度・重度の3段階がありますが、重度と診断された場合は、保険適用で手術を受けることができる可能性が高いです。

 

■眼瞼下垂の進行度

・正常

上まぶたの際が瞳孔(黒目の中心部分)にほとんどかかっていない

 

・軽度

上まぶたの際が瞳孔(黒目の中心部分)に一部分かかっている

なんとなく視界が狭くなったと感じる

 

・中度

上まぶたの際が瞳孔(黒目の中心部分)の上半分までかかっている

視界の一部がさえぎられて、ものが見えづらい状態

 

・重度

上まぶたの際が瞳孔(黒目の中心部分)の下半分までかかっている

視界の大部分がさえぎられ、生活に支障をきたしている

 

重度と診断された場合は、保険適用になる可能性が高いですが、その他にも生まれつきの先天性眼瞼下垂、老人性眼瞼下垂、視野狭窄をきたしている場合も保険適応となります。

後天的な眼瞼下垂は加齢が原因のケースが多いですが、10代、20代の方でもコンタクトレンズを長年着用したことで視野障害がみられる場合には、保険が適応され、治療費の負担は少なくなります。

保険適用の眼瞼下垂手術は多くの場合、日帰り手術になります。患者様のまぶたの状況によって手術方法が変わってきますが、皮膚を切開する手術すると、切開せずに目の裏側から筋肉を縮めて強くする手術があります。

 

軽度の眼瞼下垂症は保険適用されない?

上まぶたが瞳孔に少しだけ、一部分に被さっているような軽度の眼瞼下垂症の場合や視野障害(視野が狭くなる)がないと診断された場合は、保険適用にならないことが多いです。

ごく軽度の方、美容目的・審美目的とする場合は、治療費・手術費用は保険適用されず、自由検診の自己負担という形になります。

まぶたの皮膚がたるんで、ものが見えにくく、スッキリした目元にしたいという方も美容目的になりますので、保険適用外になることが多く、自費手術を受けることになります。

ただし、軽度であっても、ものを見る時に眉毛が上がってしまう、顎を上げて見る癖がある場合は視野障害を伴わないとしても、眼瞼下垂症と診断されることもあるようです。

眼瞼下垂と診断されると、眼瞼下垂の治療費、手術費用は健康保険が適用されて自己負担が少なくなりますので、まずは専門医に見てもらうとよいでしょう。

 

美容外科の眼瞼下垂手術の特徴

眼瞼下垂の手術をしている医師

まぶたを引き上げる筋肉や神経に異常が出て生活に支障がある場合は「眼瞼下垂症」と診断されますので、健康保険が適用されて、機能を改善する目的で治療・手術を受けることもできます。

眼科や形成外科で行う眼瞼下垂手術は視野障害の機能改善が目的です。手術後にものが見えやすくなり、無事に機能が回復した場合は、それで治療が完了となります。

それに対して、美容外科での眼瞼下垂手術は眼瞼下垂により視界が狭くなった機能を回復させて、同時に見た目の美しさ、整容的な目的も含めて、手術・治療することが特徴です。

上まぶたが瞳孔の一部まで下がっている軽度の場合は、周囲から眠そうに見られたり、キツく見られてしまうのが気になっている方も多くいらっしゃいます。

そういった方は美容外科の眼瞼下垂手術を受けることで、視野障害の改善だけでなく、パッチリした目元に仕上げることができるので、見た目の印象まで変えることが可能です。

最近は、「生活に支障をきたすほどではないけれど、まぶたが重くて目をスッキリさせたい」と眼瞼下垂の手術を希望される若い女性が増えています。

多くの女性向けメディアが「デカ目」特集をしたり、目を大きく見せるメイク術が人気となっていますので、目頭切開、眉下切開などで目を大きくしたい方も増加傾向にあります。

眼瞼下垂の症状があり、一重から二重まぶたにしたい方は、眼瞼下垂手術の全切開法でまぶたの表面を3cmくらい切開して、緩んだ眼瞼挙筋を糸で固定させるとパッチリと効果的です。

まぶたに脂肪が多く付いていて腫れぼったく見える方、まぶたのたるみが大きい方は、軽度の眼瞼下垂症であるケースが多く、そういった方も美容外科の眼瞼下垂手術が適しています。

このように、美容外科の眼瞼下垂手術は視野障害の機能改善だけでなく、仕上がりの美しさを考慮して、患者様の希望・イメージに近づけるように手術が提供されています。

 

他院の修正手術とは?

他院で眼瞼下垂手術を受けたけれども、仕上がりのイメージが想像した感じと違ったという場合は、修正手術を受けることができます。

 

例)

  • まぶたが上がりすぎてしまった過矯正
  • 目の開きが改善しない低矯正
  • 目を開くと左右に差がある
  • 目頭切開、眉下切開など

 

上記の場合は、修正手術を受けることができ、基本的には自費治療となりますが、一定の条件を満たせば、保険適応の手術となるケースもあります。

 

眼瞼下垂手術を受ける前に知っておきたい!名医の定義

名医の定義を説明する患者

目というパーツは顔の中でもその人の印象を決定づけるほど強いインパクトがあります。勇気を出して手術をすると決断したならば、失敗だけは防ぎたいものです。

眼瞼下垂手術を含めて、目の手術を受けて結果に満足できるかどうかは、医師の腕にかかっている、といっても過言ではありません。

一般的な目の手術では、手術内容がパターン化されているため、眼科や形成外科によって大きく差が出ることはありませんが、美容外科においては美的センスも求められるからです。

眼瞼下垂手術の医師選びでは、症例数が多く、手術経験が多いほど手術に慣れていますので、炎症や合併症リスクを抑えることができるでしょう。

美容クリニックのホームページで過去の症例数や症例写真をチェックしたり、医師の数も確認しておくと一つの判断基準になります。

規模が大きな美容クリニックは常駐している医師の数も多く、症例数・手術数の累計も必然的に多くなりますので、豊富な手術方法から選べたり、スキルも高い傾向にあります。

目の手術は医師の判断に委ねられているケースが多いので、無理に早期に施術を進めてくるクリニックも存在します。後悔しないためにも信用できる医師に依頼しましょう。

口コミや知人の紹介などで、経験豊富な医師に手術してほしい場合は、カウンセリング時に医師の名前を伝えて、指名すると良いでしょう。

 

 

 

共立美容外科の眼瞼下垂の手術の特徴

共立美容外科をお勧めする患者

共立美容外科では患者様の状況とご希望のイメージに合わせて、眼瞼下垂の手術方法を多数ご用意しております。安全に配慮した環境で、医療スタッフ複数人が丁寧に手術を行います。

眼瞼下垂の手術では、目の腫れや痛みを気にされる方が多いと思いますが、当院は1989年の開院以来、腫れや痛みに配慮した手術を徹底しています。

まずは、カウンセリングにて美容医療の専門医が患者様のお悩みを丁寧にお伺いし、一人ひとりに合った手術方法を分かりやすく説明いたしますので、まずはご相談頂ければと思います。

経験豊富な医師が直接カウンセリングを行い、無理に手術を勧めたり、セールスをすることはございませんので、初めての方もご安心ください。

眼瞼下垂手術のお問い合わせは、お電話またはメールフォームよりお問い合わせください。

 

▼共立美容外科の人気の眼瞼下垂の料金や手術方法についての詳細はこちら

 

 

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このページの監修・執筆医師

  • 新垣 光之(あらかき みつゆき)

    新垣 光之(あらかき みつゆき)

    • 略歴

      • 1992年
        琉球大学医学部医学科 卒業
        1992年
        琉球大学医学部第一外科 入局
        1998年
        琉球大学医学部第一外科 退局
        1998年
        共立美容外科 入職
        2001年
        共立美容外科 退職
        2001年
        クリア・スキンクリニック那覇 開業
        2018年
        クリア・スキンクリニック那覇 閉院
        2018年
        共立美容外科 立川院 院長就任

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