埋没法の挙筋法で眼瞼下垂になるリスクはある?失敗しない3つのポイント
最終更新日: 2022年10月22日 (土)
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埋没法の挙筋法についてネット検索すると、「挙筋法は眼瞼下垂になりやすい」という情報を見て「本当に大丈夫だろうか…」と心配になっていませんか?
結論から申し上げますと、技術と経験が伴った熟練の医師が挙筋法を行った場合、施術後に眼瞼下垂が生じるリスクは起こり得ません。むしろ、症状が改善されることがあります。
では早速、埋没法の挙筋法で眼瞼下垂になるリスクを防ぐための3つのポイントについて解説していきます。
眼瞼下垂症とは?
「眼瞼下垂症(がんけんかすいしょう)」とは、加齢または生まれつきなどの様々な原因により、まぶたを開ける力が弱くなり、まぶたが開きにくくなる症状です。
黒目の上半分くらいまでまぶたが被さっている状態になり、前方が見えにくく、モノを見るために顎が上がって額にシワが寄るため、頭痛や肩こりを引き起こす原因にもなります。
「眼瞼下垂症」は周囲から常に眠たそうに見られてしまうため、見た目の改善と機能性改善のために、眼瞼下垂治療を受けることで症状の改善が可能です。
一重まぶたの方は二重まぶたの方よりも眼瞼下垂症であることが多く、二重手術を受けることで症状が改善されるケースがあります。
埋没法の挙筋法について
「埋没法」とは、まぶたを切開せずに、医療用の細い糸を使ってまぶたを糸で留めて、二重まぶたを作る二重整形施術です。
術後の腫れや内出血などのダウンタイムが少なく、日帰りでも受けられるとあって人気の高い施術になります。
二重整形の埋没法「挙筋法(きょきんほう)」はまぶたの上の方にある筋肉(挙筋腱膜)に糸をかけて二重を作る施術方法です。
糸はまぶたに埋没して隠れますので、仕上がりは自然な二重になります。
埋没法の挙筋法で眼瞼下垂になるリスクはないと考えてOK
ネット上で挙筋法について検索してみると、「埋没法の挙筋法をすると眼瞼下垂になるリスクがあるので止めたほうが良い」と説明しているサイトを見かけます。
これは誤った情報であり、「埋没法の挙筋法は眼瞼下垂になるリスクがある」という説明は信憑性に欠けています。
埋没法の挙筋法が直接的に眼瞼下垂になることはあり得ません。
むしろ、技術力と経験を積んだ医師が挙筋法を行うことで上眼瞼挙筋と呼ばれる筋肉に糸を通して結ばれるのでまぶたが引き上がり、上眼瞼下垂が改善する働きが期待できます。
医師には熟練した技術と経験が求められる
挙筋法は「眼瞼挙筋」という柔らかい組織である筋肉に糸を通して留めるので、医師に熟練した高い技術力が求められます。ベテランの医師だけができる高度な施術方法です。
上まぶたには、瞼板(けんばん)という硬い軟骨組織があり、その上に位置する上眼瞼挙筋と呼ばれる筋肉に糸を通して結びつけるには、熟練した技術が必要になります。
そのため、新人の医師が多く働いている大手の美容クリニックでは難しい挙筋法ではなく、簡単な埋没法である瞼板法を中心に提供しているケースが多く見られます。
二重整形の埋没法は多くの美容クリニックで行われていますが、医師にとって挙筋法は難しい施術になりますので、業界全体で「瞼板法推し」になっている風潮があるようです。
しかし、実際には瞼板法は患者様にとってデメリットが多く、挙筋法の方が痛みや腫れ等を抑えられて、仕上がりのキレイさも格段に上です。
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埋没法の挙筋法で眼瞼下垂が改善されるケース
ネット上には、一部の美容クリニックが「挙筋法は眼瞼下垂になりやすい」といった誤った情報をホームページに掲載することによって、挙筋法に対する誤解が生まれている様です。
実際には、技術の伴う医師が挙筋法を行うことで、一重まぶたで軽度の眼瞼下垂の症状がある方は、症状が改善されるケースも少なくありません。
一重まぶたの方は多くの場合、軽度の眼瞼下垂の症状が見られますが、埋没法を行うとまぶたが引き上げられて目の開きは大きくなります。
埋没法による二重ラインの形成によって二重の幅を本来のラインに戻すことができ、上まぶたが黒目にほとんどかからない状態になります。
挙筋法の施術後には、一重まぶたがパッチリした二重になるだけでなく、眼瞼下垂の症状も改善されますので、一石二鳥の施術といえるでしょう。
ただし、眼瞼下垂の症状が上まぶたが瞳孔の約半分ほどに位置している中等度の方、上まぶたが瞳孔の下半分にまでかかっている重度の場合は挙筋法が難しいケースがあります。
まずは、クリニックの医師に上まぶたが開きにくい状態になっているか、眼瞼下垂の症状があるか診断を受けることをおすすめします。
要注意!挙筋法で眼瞼下垂になるケース
挙筋法をすることで眼瞼下垂になるリスクはほぼないと述べました。
実際に挙筋法の施術後に眼瞼下垂になってしまった症例を見かけることがありますが、これは担当医師が糸をキツく結びつけた結果に起こったと考えられます。
つまり、幅の広すぎる二重を形成しようとした時に上眼瞼挙筋に大きな負担がかかってしまい、眼瞼下垂を生じてしまったケースです。
繰り返しになりますが、埋没法の挙筋法は瞼板法よりも難易度が高い施術になりますので、医師には熟練した技術と経験が求められます。
万が一、スキル不足の医師が挙筋法を行った場合、眼瞼下垂やドライアイなど様々なリスクが高くなりますので注意が必要です。
挙筋法は技術力が不十分で経験が浅い医師が行うと、強く糸をかけ過ぎた結果、下垂を生じるリスクがありますので、医師を選ぶ際にはカウンセリングの上、慎重に行うことが大切です。
挙筋法で眼瞼下垂になるリスクを防ぐための3つのポイント
埋没法の挙筋法が直接的に眼瞼下垂を生じるリスクはありませんので、ご安心頂ければと思います。
技術力とセンス、経験がある熟練の医師が行うことで、パッチリ目のキレイな仕上がりが実現し、眼瞼下垂を生じるリスクを防ぐことができます。
ここからは、挙筋法で眼瞼下垂になるリスクを防ぐための3つのポイントをみていきましょう。
1.解剖学に精通し、臨床経験が豊かな医師に依頼する
挙筋法は瞼板法よりも熟練した技術が必要ですので、医師の技術によって結果に差が出やすい特徴があります。
技術が伴わない医師が行った場合、眼瞼下垂のリスクだけでなく、術後の腫れも長引いてしまいますので注意が必要です。
例えば、「瞼板法の方が難しい施術です」「挙筋法をすると眼瞼下垂になるリスクがあります」と誤った情報をホームページに記載しているクリニックは避けたほうが無難です。
まずは、まぶたの解剖学的構造をしっかり理解していて、挙筋法の臨床経験が豊富にある医師に相談し、最適な施術方法を提案してもらい、リスクも含めて説明を受けましょう。
二重整形を成功させるためにも、患者様は美容クリニックと医師の事前リサーチを徹底して、カウンセリングで信頼できる医師かどうか見極めることが大切です。
2.無理のない自然な二重幅を希望する
せっかく二重整形をするならば、思い切り大きな目にしたい、二重幅を広めに取りたいと希望される方もいらっしゃいます。
確かに挙筋法では、瞼板法よりも二重幅を広めにすることができますので、仕上がりはパッチリした大きな目にすることが可能です。
ただし、医師のスキルによっては無理に二重幅を広く取りすぎてしまい、糸を強く結ぶことで眼瞼下垂が生じる可能性がありますので注意が必要です。
逆に糸の結び方が緩すぎる場合は、睫毛側皮下(眼輪筋)に結び目がいってしまうので、医師には絶妙な強さと位置に糸を結びつけるテクニックが求められます。
挙筋法の経験が豊富な医師に依頼すれば、自然な二重幅になるように適度に調節することができて、眼瞼下垂になるリスクを防ぐことができるので安心です。
3.眼瞼下垂の症状があるか診断を受ける
挙筋法の施術を受ける前に、ご自身が眼瞼下垂の症状があるかどうか、医師の診断を受けておくことも大切です。
万が一、眼瞼下垂の症状があった場合は、挙筋機能が弱いと考えられますので、埋没法での二重整形手術は適していないと判断されます。
もともと眼瞼下垂の症状がある方が挙筋法の施術を受けると、施術後にまぶたが重くなり目が開きにくく感じて、頭痛、肩こりがひどくなることもあるので注意が必要です。
眼瞼下垂にほぼならない挙筋法
共立美容外科では1989年の開院以来、34年以上にわたり、眼瞼下垂にならない挙筋法を提供させていただいております。
「共立式埋没P-PL挙筋法」とは当院の臨床経験が豊かな医師による挙筋法をベースに独自の工夫を加えた施術方法です。
施術では局所麻酔を行い、医療用の特製針と極細糸を使って、患者様のご希望と自然な仕上がりになるデザインのもと、二重まぶたラインに沿って、糸を結びつけていきます。
糸の結び目が分からないように「眼輪筋」の内部に結び目を埋没させるため、糸はまぶたの結膜側に留まって眼球に接せずに、術後の痛みや腫れも抑えることができる施術です。
軽度の眼瞼下垂の症状が見られる場合は、挙筋腱膜を縫い寄せる「ミュラータッキング」と「共立式埋没P-PL挙筋法」との併用で眼瞼下垂が改善する傾向にあります。
一重まぶたで眼瞼下垂の症状が心配な方は、一度カウンセリングで症状を診断させて頂き、患者様に最適な二重まぶたの施術方法をご提案させていただきます。
「共立式埋没P-PL挙筋法」は高度な技術と症例事例の経験がある医師だけが提供できる高い自然な仕上がりに定評がございます。
気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。
▼共立美容外科の人気の二重整形についての料金や手術方法の詳細はこちら
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