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埋没法の瞼板法は角膜を傷つける?美容外科医が分かりやすく解説

公開日:2022年03月16日(水)
最終更新日:2024年03月11日(月)

二重整形・目元のお悩み
角膜が傷ついているイメージ
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埋没法の「瞼板法(けんばんほう)」は手術時間が10分程度と短く、メスを使わずに日帰りで手軽に二重まぶたになれるため、人気のある手術方法です。

その手軽さとダウンタイムの少なさがメリットとして紹介される瞼板法ですが、場合によっては角膜を傷つけてしまうリスクがあるのをご存じでしょうか。

本記事では、瞼板法の手術を受ける前に知っておきたい角膜へのリスク、起こり得る症例、ダメージについて解説します。

 

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瞼板法は角膜を傷つける?

角膜を強調している画像

結論から言うと、埋没法の「瞼板法(けんばんほう)」により角膜を傷つけてしまうリスクは十分にあります。

その理由は、術後に糸が角膜側に露出してしまうためです。

瞼板法とは、まぶたのキワにある瞼板(けんばん)と呼ばれる軟骨部分に糸をかけて、まぶたの皮膚と繋げて結び付けて固定し、人工的に二重ラインを作る手術方法です。

手術後は、瞼板の表面に糸が乗っかった状態になります。結膜側に糸が露出するため、瞬きをしたり目を擦ったり、アイメイクやメイク落としをした時に角膜に傷がつくリスクがあります。

瞼板は挙筋よりも眼球に近い位置にあり、露出した糸が角膜を傷つけてしまう恐れがあるため注意が必要です。角膜が傷つくと、目がゴロゴロしたり痛みや違和感が現れることがあります。

 

 

要注意!瞼板法で角膜に起こり得る5つのダメージ

ドライアイの女性

瞼板法で起こり得る症例としては、角膜へのダメージや合併症が多く見られます。

 

1.ドライアイになる

瞼板とは、角膜を外部からの異物などから守ってくれる働きをする軟骨組織です。

瞼板は角膜に触れている位置にあり、その位置に糸をかけることでドライアイになるリスクがあります。

目は常に瞬きをしているため、眼球はまぶたによっていつも擦れている状態です。ただし、まぶたの表面はツルツルしているので問題なく機能しています。

瞼板法の手術後は、埋没した糸によって粘膜の表面にデコボコができ、まぶたの裏に埋没した糸が瞬きをする度に眼球が擦り付けられて、角膜に傷が付いてしまう恐れがあります。

まぶたは目に潤いを与える機能もありますが、糸が角膜を傷つけてしまうと、涙が目全体に広がらずにドライアイになってしまうのです。

 

2.瞼板が変形するリスク

瞼板法は瞼板に糸を留める手術方法であるため、瞼板が変形してしまうリスクもあります。

糸を緩くかけたり、瞼板のかけ幅が広い時に瞼板がダメージを受けやすくなります。

また、手術から数年経って糸が劣化した時に、糸が緩んで切れてしまった場合、切れた糸の断端が角膜を傷つけて、瞼板がダメージを受ける可能性があるため注意が必要です。

結膜側に露出した糸が粘膜に傷を付けてしまうと、角膜の炎症が進んで「角膜炎」や「角膜潰瘍」という目の病気になる恐れもあります。

 

3.目がゴロゴロする

瞼板法では手術後に目がゴロゴロすることがあります。

よくあるダウンタイムの症状だと思われがちですが、ダウンタイムの期間が過ぎても目の違和感が続くことがあるので要注意です。

人間の目の構造では、目を閉じた時に黒目が上にいきます。そのため、瞼板法により露出した糸が瞬きをする度に角膜に擦れてしまう状態になるのです。

ダウンタイムが過ぎても目のゴロゴロした違和感が改善しない場合は、糸を取る必要があるかもしれません。

 

4.頭痛を引き起こす

まれなケースではありますが、瞼板法の手術後に「三叉神(さんさしんけい)」と呼ばれるまぶたの神経組織がダメージを受けて、頭痛の原因になることがあります。

目の周りにある「三叉神」は頭まで神経が通っているため、目の周りのゴロゴロした違和感や痛みの他、違和感が頭の神経までに到達して頭痛を引き起こす可能性があります。

 

5.目が開きにくくなった

本来、埋没法は手術前よりも目が開きやすく感じるケースがほとんどです。

しかし、瞼板法の手術後には以前より目が開きにくくなったと感じる方も一定数います。

ダウンタイムが終わって痛みや腫れが治まった後でも、目が開きにくいと感じることがあります。

瞼板法の手術後に目が開きにくくなる症状は、医師が糸を強くかけすぎて糸がまぶたの皮膚を強く引っ張ってしまった時や、幅広い二重ラインを作った時に起こりやすいです。

 

 

瞼板法で角膜が傷ついた時の対処法

角膜を眼科で治療する女性

万が一瞼板法によって角膜が傷ついてしまったら、どうすればよいのでしょうか。

目がゴロゴロしたり違和感がある時は、角膜が傷ついている可能性があります。瞼板法の手術を受けた美容クリニックへ行き、医師に相談しましょう。

その場合、目薬が処方されて治療をするケースが多いですが、眼科の診療を受けるように言われることもあるでしょう。

しかし、眼科の中には美容外科手術の経過は不対応とするところもあります。

どこに相談したらよいか分からないといった事態を避けるためには、手術後の保証やフォローがしっかりしている美容クリニックを選ぶことが重要です。

埋没法を受けるクリニックを選ぶ際には、仕上がりの症例写真や手術料金はもちろんですが、万が一目にトラブルがあった時に、責任を持って対応してもらえるかを確認しましょう。

 

瞼板法で角膜が傷ついたら再手術できる?

手術後に目がゴロゴロしたり、違和感が続くという方は少なくありません。

また、数年後にまぶたが下がってきて、二重ラインを変えたいと考える方もいるでしょう。

瞼板法は修正が可能ですが、何度も抜糸をして埋没する手術を繰り返すと目の負担は大きくなり、傷跡が目立ったり、アレルギーリスクも高まります。

まぶたの負担や角膜を傷つけるリスクを抑えるためには、手術のダメージやデメリットまで説明してくれる信頼できる医師に相談することが大切です。

美容クリニックのカウンセリングで、もし目の違和感が改善しなかった場合はどうすればよいのかなど、あらかじめ医師から説明があれば不安も少なくなるでしょう。

 

 

瞼板法がおすすめされている本当の理由

瞼板法が勧められている理由を説明する看護師

瞼板法は、ほとんどのクリニックで採用されている手術方法です。

なぜ瞼板法は角膜を傷つけてしまうリスクがあるにもかかわらず、推奨されているのでしょうか。

考えられる理由として、瞼板法がそれほど難しい手術でないことが挙げられます。

医師によって技術差が生まれにくい瞼板法は、多くの医師が働いている美容クリニックでは行いやすい手術であると言えるでしょう。

先述の通り、瞼板法は角膜を傷つけるリスクの他、術後に腫れが大きく出やすい、ドライアイになりやすいなど、様々なデメリットがあります。デメリットをよく理解した上で、瞼板法の手術を受けるかどうかを検討するようにしましょう。

 

 

 

埋没法は瞼板法よりも挙筋法がおすすめです

挙筋法をお勧めする看護師

埋没法で二重整形をする場合は、「挙筋法筋(きょきんほう)」がおすすめです。瞼板法に比べ、角膜を傷付けたり手術後に目に違和感が残るリスクを抑えられます。

挙筋法はまぶたの上の方にある「挙筋腱膜」と呼ばれる筋肉に糸をかけて皮膚を固定し、二重ラインを作る手術方法です。

糸をかける位置はまぶたのかなり上にあり、手術後に糸が飛び出してしまうことがなく、万が一飛び出したとしても角膜に触れることはありません。

筋肉は柔らかい組織であるため、瞬きをする度に糸が皮膚に食い込んでいき組織に埋もれていきます。そのため、眼球に触れる可能性は限りなく低いと言えます。

また、挙筋法は天然の二重まぶたの構造を再現できますので、仕上がりの二重ラインが自然で、元に戻りにくい点がメリットです。

 

 

 

角膜へのダメージがほぼない|共立式P-PL挙筋法のご紹介

共立式P-PL挙筋法をお勧めする看護師

共立美容外科では、1989年から埋没法の症例を研究してきました。多くの症例の仕上がりや角膜のダメージのリスクなどを見てきた結果として、現在では瞼板法ではなく挙筋法をおすすめしています。

共立美容外科では、現在挙筋法のみを行っています。共立式P-PL挙筋法は瘢痕の跡がなく、瞼板が歪むこともない手術方法です。

共立式P-PL挙筋法は仕上がりも自然で、もし数年後に二重ラインを変えたくなった場合にも抜糸をして二重ラインを作り直すこともできます。

カウンセリングでは一人ひとりのまぶたの状態を診療し、ご希望の目元に近づくように、それぞれに合った手術方法を提案します。二重整形に興味がある方は、お気軽にご相談ください。

 

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このページの監修・執筆医師

  • 磯野 智崇(いその ともたか)

    磯野 智崇(いその ともたか)

    共立美容グループ 総括副院長

    • 略歴

      • 1995年
        聖マリアンナ医科大学 卒業
        1995年
        聖マリアンナ医科大学形成外科 入局
        1999年
        東大宮総合病院整形・形成外科 入職
        2002年
        共立美容外科 入職
        2009年
        共立美容外科 浜松院院長就任
        2020年
        共立美容グループ 総括副院長就任
    • 主な加盟団体

      日本美容外科学会
      日本美容外科学会認定専門医

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