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公開日:2022年03月16日(水)
最終更新日:2022年10月22日(土)
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目次
埋没法の「瞼板法(けんばんほう)」は手術時間が10分程度と短く、メスを使わずに日帰りで気軽にパッチリとした二重まぶたになれるため、常に人気のある手術方法です。
多くの美容クリニックはその手軽さとダウンタイムの少なさがメリットとして紹介されていますが、場合によっては角膜を傷つけてしまうリスクがあるのをご存知でしょうか。
このコラムでは、瞼板法の手術をお考えの方が知っておきたい角膜へのリスク、起こり得る症例、ダメージについて解説していきます。ぜひ、一度目を通して頂ければ幸いです。
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結論から申し上げますと、埋没法の「瞼板法(けんばんほう)」により、角膜を傷つけてしまうリスクは十分にあります。
その理由は、術後に糸が角膜側に露出してしまうためです。
瞼板法とは、まぶたの際にある瞼板(けんばん)と呼ばれる軟骨部分に糸をかけて、まぶたの皮膚と繋げて結び付けて固定し、人工的に二重ラインを作る手術方法になります。
手術後は、瞼板の表面に糸が乗っかった状態になり、結膜側に糸が露出しますので、瞬きや目を擦ったり、アイメイクやメイク落としをした時に角膜に傷がつくリスクがあります。
瞼板は挙筋よりも眼球に近い位置にありますので、露出した糸が角膜を傷つけてしまうことがあり、目がゴロゴロしたり、痛みや違和感が現れることがあるので注意が必要です。
瞼板法で起こり得る症例は角膜へのダメージ、合併症が多く見られます。
私たちの目は常に瞬きをしていますので、いつも眼球はまぶたによって擦れている状態ですが、まぶたの表面はツルツルしているので問題なく機能しています。
瞼板とは角膜を外部からの異物などから守ってくれる働きをする軟骨組織です。
瞼板は角膜に触れている位置にありますので、その位置に糸をかけるのはリスクが高いといえるでしょう。
手術後は、埋没した糸によって粘膜の表面にデコボコができますので、まぶたの裏に埋没した糸が瞬きをする度に眼球が擦り付けられて、角膜に傷が付いてしまうのです。
まぶたは目に潤いを与える機能もありますが、糸が角膜を傷つけてしまうと、涙が目全体に広がらずにドライアイになってしまいます。
瞼板法では瞼板に糸を留める手術方法ですから、瞼板が変形してしまうリスクも避けられません。
糸を緩くかけたり、瞼板のかけ幅が広い時に瞼板がダメージを受けやすくなります。
数年経った時に糸が劣化した時に糸が緩み、切れてしまった場合、切れた糸の断端が角膜を傷つけて、瞼板がダメージを受ける可能性があるので要注意。
結膜側に露出した糸が粘膜に傷を付けてしまった場合、角膜の炎症が進んで「角膜炎」や「角膜潰瘍」という目の病気になる可能性もありますので、注意が必要です。
瞼板法では手術後に目がゴロゴロする違和感があります。
一見よくあるダウンタイムの症状だと思われがちですが、目がゴロゴロする違和感はずっと続くことがあるので要注意です。
瞼板法を推奨している多くの美容クリニックのホームページを見ると、目のゴロゴロした違和感は「ダウンタイムが過ぎた頃には慣れます」と説明されています。
しかし実際は、人間の目の構造は、目を閉じた時に黒目は上にいきますので、瞬きをする度に露出した糸が常に角膜に擦れてしまう状態になるわけです。
瞼板は硬い軟骨組織ですので、角膜に擦れて傷が付きやすくなります。
そのため、ダウンタイムが過ぎても目のゴロゴロした違和感が改善せずに、糸を取らない限り続く人もいます。
コチラは稀なケースですが、瞼板法の手術後に「三叉神(さんさしんけい)」と呼ばれるまぶたの神経組織がダメージを受けて、頭痛の原因になることがあります。
目の周りにある「三叉神」は頭まで神経が通っていますので、目の周りのゴロゴロ感や痛み、違和感が頭の神経までに到達して、頭痛がするケースがありますので注意が必要です。
本来、埋没法は術後に目がパッチリして、手術前よりも目が開きやすく感じるケースがほとんどです。
ダウンタイムの痛みや腫れが落ち着いてきた頃には目が開きやすくなるのです。
しかし、瞼板法の手術後には以前より目が開きにくくなったと感じる方も一定数います。
ダウンタイムが終わって、痛みや腫れが治まった後も、目が開きにくく感じるケースです。
瞼板法の手術後に目が開きにくくなる原因は、担当医が糸を強くかけすぎて、糸がまぶたの皮膚を強く引っ張ってしまう症状、または幅広い二重ラインを作った時に起こり得ます。
では、万が一瞼板法によって角膜が傷ついた時にはどうすればよいでしょうか。
目のゴロゴロや違和感を感じたときは、角膜が傷ついている可能性がありますので、瞼板法の手術を受けた美容クリニックへ行き、担当医に相談することをおすすめします。
たいていは目薬が処方されて治療をしていきますが、通常、角膜に傷がついているか確認する機材は眼科になるため、眼科の診療を受けるように促す美容クリニックもあります。
しかし、眼科では美容外科手術の経過は不対応とするケースもありますので、どこでどう対処すべきか分からなくなるリスクがあるので注意が必要です。
そのようなリスクを避けるためには、手術後の保証やフォローがしっかりしている美容クリニックを選ぶことが大切です。
埋没法を受けるクリニックを受ける際には、仕上がりの症例写真や手術料金はもちろんですが、万が一目にトラブルがあった時に、責任を持って対応してもらえるか確認しましょう。
手術後に目がゴロゴロしたり、角膜に触れている感じにずっと違和感がある方は少なくありません。
また、数年後にまぶたが下がってきて、二重ラインを変えたいと思う方もいます。
瞼板法はお直しの修正が可能ですが、何度も抜糸をして埋没する手術を繰り返すと、目の負担は明らかに大きくなりますので、傷跡が目立ったり、アレルギーリスクも高まります。
埋没法でまぶたの負担を抑えて、角膜を傷つけるリスクを抑えるためには、手術のダメージやデメリットまで分かりやすく解説してくれる信頼できる医師に相談することが大切です。
美容クリニックのカウンセリングにて、万が一、目がゴロゴロするのが改善しなかった場合はどうすればよいのか、予め医師から説明があれば、不安も解消されます。
瞼板法のメリットばかりを説明して、リスクや角膜へのダメージ、リスクの説明がない場合は、後悔する二重整形になる可能性がありますので避けるようにしましょう。
大手の美容クリニックでは「埋没法」といえば、ほとんどのクリニックが瞼板法を採用しているほど主流となっている手術方法です。
ではなぜ、瞼板法は角膜を傷つけてしまうにも関わらず推奨されているのでしょうか。
その理由は、医師の熟練や経験がなくても均一の技術を提供できる簡易的な手技だからです。
大手の美容クリニックでは多くの新人医師が働いていますので、難しい手術ではなく、医師によって技術差が生まれにくい瞼板法を中心に行っているのが本当の理由になります。
最近は、二重ラインを長持ちさせるために、いくつかのクリニックで留める点数を増やす手技が紹介されていますが、目への負担が余計に大きくなるリスクが高まります。
先程も述べたように、瞼板法は角膜を傷つけるリスクの他、術後に腫れが大きく出やすい、ドライアイになりやすい等、様々なデメリットがありますので注意が必要です。
埋没法で二重整形をする場合、「挙筋法筋(きょきんほう)」を選ぶと角膜を傷付けるリスクを抑えて、手術後に目がゴロゴロしたり、違和感を避けることができます。
挙筋法はまぶたの上の方にある「挙筋腱膜」と呼ばれる筋肉に糸をかけて皮膚を固定し、二重ラインを作る手術方法です。
糸をかける位置はまぶたのかなり上にありますので、手術後に糸が飛び出してしまうことがなく、万が一飛び出したとしても角膜に触れることはありませんので安心です。
筋肉は柔らかい組織ですから、瞬きをする度に皮膚に食い込んでいき、糸は組織に完全に埋もれますので眼球に触れる可能性は限りなく低いと言えます。
また、挙筋法は天然の(生まれつきの)二重まぶたの構造を再現できますので、仕上がりの二重ラインが自然で、元に戻りにくく、美しく仕上がるのがメリットです。
共立美容外科では、患者様の角膜リスクを限りなく抑えるために、瞼板法ではなく、挙筋法をおすすめしています。
当院は、1989年から埋没法の症例を研究し、多くの患者様の症例を見てきた結果、圧倒的に挙筋法の仕上がりがキレイで、角膜へのダメージが少ないことを確認しております。
そのため、当院では瞼板法は患者様にとって角膜を傷つける可能性とデメリットが多くあるため、現在は挙筋法のみ行っています。
共立式P-PL挙筋法は瘢痕の跡がなく、瞼板が歪むことがない優れた手術方法です。
手技が複雑なため熟練を要する手術になります。
経験とスキルのある意思が絶妙な加減で糸を結ぶことで、天然の二重まぶたのような美しい仕上がりを実現することが可能です。
万が一、数年後に二重ラインを変えたくなった時にも共立式P-PL挙筋法は抜糸をして二重ラインを作り直すこともできますので、患者様にとって長く安心できる手術になります。
カウンセリングでは、一人ひとりのまぶたの状態を診療させて頂き、ご希望の目元に近づくように、最適な手術方法を提案させていただきますので、お気軽にご相談くださいませ。
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このページの監修・執筆医師
磯野 智崇(いその ともたか)
共立美容グループ 総括副院長
略歴
主な加盟団体
日本美容外科学会
日本美容外科学会認定専門医
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