瞼板法は糸が取れる?二重のラインを長持ちさせるコツを解説
最終更新日: 2023年12月27日 (水)
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瞼板法とは二重整形手術である埋没法の一種です。
瞼板法は「プチ整形」として美容メディアにも紹介されており、興味を持っている方も多いでしょう。
確かに瞼板法は簡単な手術で二重まぶたを形成できるお手軽な方法ですが、まぶたに埋もれた糸がすぐに取れてしまうケースがあります。
本記事では、埋没法の瞼板法をした後に糸が取れてしまうケースについて解説します。
二重ラインが長持ちする手術方法も紹介しますので、参考にしてみてください。
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埋没法の瞼板法とは?
「瞼板法(けんばんほう)」とは、メスを使わずに上まぶたの縁にある軟骨部分「瞼板(けんばん)」に糸をかけて二重を作る二重整形手術です。
結膜のすぐ裏にある「瞼板」は、板状の軟骨で硬さのある結合組織です。
その硬いところに医療用の糸でまぶたの皮膚と結んで留めて、二重ラインを作ります。
瞼板法は糸がすぐ取れる?
埋没法は糸だけで人工的に二重ラインになる構造であるため、何らかの原因で糸が切れてしまった場合には二重ラインが取れてしまいます。
糸が取れるときに感じるサインとしては、「二重ラインの幅が狭くなったと感じる」「二重の食い込みが浅くなる」「まぶたが重く感じて下がってくる」などがあります。
埋没法には大きく分けて「瞼板法」と「挙筋法」の2種類がありますが、糸の取れやすさは手術方法の違いだけで決まるものではありません。
「瞼板法だから絶対に取れない」とか「挙筋法なら絶対に取れない」ということはなく、手術のやり方の他、医師の技術、まぶたの負担、手術との相性なども関係しています。
埋没法でどれくらい経つと糸が取れやすくなるかは人によって異なりますが、平均すると約30%くらいの方が5年以内に二重ラインが取れることが多いようです。
アイメイクやメイク落としで目に負担をかけたり、目を擦ったりして手術後1年以内に取れてしまったというケースもあるため、術後のまぶたの扱いも注意が必要です。
その他には、もともとまぶたに脂肪が多く付いている方、上まぶたが腫れぼったい方も取れやすい傾向にあります。
二重の幅を広くした方もまぶたの負担により取れやすくなります。
埋没法の効果は永久ではない
埋没法は糸で皮膚を留めることから、糸が緩んだり取れてしまう可能性があり、術後の二重ラインが永久に続くというものではありません。
徐々に二重ラインがぼやけるケースが多いですが、二重ラインがぼやけてきても、手術により目元に二重ラインのクセが残っていることがほとんどで、ある日突然一重まぶたに戻るようなことはないでしょう。
二重ラインが消えてしまったら、再度手術を受ければまた二重ラインを形成できます。ただし、再手術をしてもその効果も永久ではないため、また取れる可能性はあります。
最近は、美容クリニック業界の間で「取れにくい瞼板法」として、複数の箇所を糸で止める手法が紹介されているのを見かけることがあります。
糸で留める数を2つから5つ、6つに増やすと強化されるイメージがあるかもしれませんが、糸だけで留めるやり方には変わりありませんので、糸が取れる可能性はあります。
逆に、糸を留める箇所を増やすことで手術中に強い痛みを感じたり、術後の腫れも大きくなる可能性があるため注意が必要です。
瞼板法で糸が取れる6つのパターン
ここからは、瞼板法で糸が取れてしまうパターンを紹介します。
1まぶたが厚い方
瞼板法ではまぶたの皮膚と瞼板を糸で結び付けて二重ラインを作ることから、まぶたの脂肪が多い方やまぶたが厚い方は、糸が支えきれずに二重の幅がだんだん狭くなることがあります。
糸には強度がありますが、もともとまぶたが厚い方は糸が皮膚を留める力が弱まってしまうため、二重ラインが取れやすくなったり、一重まぶたに戻ってしまうことがあるのです。
アイメイクで二重のりやテープを長年使っていた方もまぶたがたるんでいるケースがあり、瞼板法をしてもまぶたが下がってきて、二重ラインが取れてしまうことがあります。
まぶたが厚い方はまぶたの脱脂術を行って、まぶたが薄くなってから埋没法をすることで二重ラインの持ちが良くなるでしょう。
2眼瞼下垂の症状がある
眼瞼下垂とはまぶたを持ち上げる筋肉「眼瞼挙筋」の力が弱いために、目が開きにくく、まぶたが垂れ下がって視野が狭くなる症状です。
もともと眼瞼下垂の症状がある方は、埋没法で二重ラインを形成しても安定せずに取れやすくなります。まずは眼瞼下垂治療を受けてから、二重整形をすると良いでしょう。
3二重幅を広くした場合
瞼板の一般的な高さは、個人差がありますが約8〜10㎜です。糸を通す位置はまぶたの端から大体7〜8㎜くらいの場所になり、持続しやすいのは7mm以下の幅です。
二重ラインが10㎜以上の幅広い二重にすると、糸を強く結ばなければならず、糸が固定せずに取れやすくなります。
また、瞼板が歪み、ラインの食い込みが不自然になるので要注意です。
4糸留めの方法
瞼板法はクリニックの手術方法によって、2箇所や3箇所から6箇所以上まで糸留めの数が変わります。
糸留め数が少ないと二重を支える力が弱くなり、糸が取れやすくなりますが、逆に多すぎる場合は痛みや腫れのダウンタイムが長くなり、目の負担も大きくなってしまいます。
5目の刺激
アイメイクで化粧品をまぶたに擦りつけて負担をかけると、二重ラインが緩んで取れやすくなるため気をつけましょう。メイク落としやマッサージの刺激にも注意が必要です。
6加齢による場合
年齢とともにまぶたが下がってきて、まぶたを支えきれずに二重ラインが取れてしまうケースがあります。
また、体重が増えてまぶたに脂肪が付いた場合も糸が取れやすくなります。
瞼板法で糸が取れた時の対処法
万が一、瞼板法で糸が取れてしまったら、手術を受けたクリニックを受診しましょう。
クリニックによっては保証制度を設けているケースもあるため、保証期間内であれば無料で再手術を受けられることがあります。
また、まぶたや眼球から糸が飛び出ていて違和感がある場合は、炎症が起きたり腫れてしまう可能性があります。早急に担当医に相談しましょう。
埋没法はやり直しや修正ができるのがメリットですが、瞼板法を繰り返しても糸が何度も取れてしまう場合はまぶたの負担になってしまうため、切開法を検討すると良いかもしれません。
二重ラインを長持ちさせる手術方法は?
埋没法で二重ラインをなるべく長持ちさせるには、埋没法の症例経験があり、手術スキルがある医師に依頼をすることが重要です。
先程も述べたように、二重まぶたの取れやすさは手術方法だけでなく、まぶたの状況や担当医の手術スキルによっても変わります。
二重ラインを少しでも長く持たせるためにも、実績があり、信頼できるクリニック・医師を選ぶようにしましょう。
埋没法は挙筋法の方が取れにくい
二重整形の埋没法には、大きく分けて「瞼板法(けんばんほう)」と「挙筋法(きょきんほう)」の2つの手術方法があります。
その違いは糸をかける位置です。
「瞼板法」はまぶたにある軟骨の板(瞼板)に針を刺して糸を通し、まぶたの皮膚を繋げて留める方法です。
線ではなく点で留めることから、取れてしまうケースがあります。
手術後はまぶたの裏側(眼球側)に糸が露出するため、飛び出した糸が眼球に当たって傷つけてしまうリスクがあります。
瞼板法は意外にもデメリットが多い手術方法と言えるでしょう。
一方で、「挙筋法」は糸をまぶたの皮膚と眼瞼挙筋に留める方法です。
糸が眼球に飛び出してしまうことがなく、天然の二重まぶたの構造を再現するため、瞼板法と比べ取れにくい手術とされています。
埋没法は挙筋法の方がおすすめの理由
挙筋法は幅広の二重も作りやすく、自然な仕上がりになり、術後も腫れにくいためおすすめです。
しかし、挙筋法ではなく瞼板法を採用している美容クリニックも多いです。
その理由の一つとして、挙筋法は手術が難しく、医師にスキルと経験が求められることが考えられるでしょう。
また、瞼板法の手術時間は10分程度ですが、挙筋法では20分以上かかります。
挙筋法は、医師のスキルと経験が必要とされる高度な手術なのです。
共立美容外科の二重ライン「共立式P-PL挙筋法」のご紹介
二重まぶたを長持ちさせたい方は、共立美容外科「共立式P-PL挙筋法」をご検討ください。
美容クリニック業界では、瞼板法を推奨しているクリニックも多いですが、瞼板は硬い組織であるため糸を通して結びつけた時に瞼板が歪み、取れやすくなります。
1989年から埋没法を行っている共立美容外科では、瞼板法と比較したときに、より仕上がりが自然で取れにくい挙筋法をおすすめしています。
共立美容外科が提供する埋没法は柔らかい挙筋に糸を通す挙筋法です。
柔らかい組織に瞼の皮膚を固定するため、緩めに留めてもしっかり留まり、角膜を傷つけるリスクがありません。
「共立式二重埋没P-PL挙筋法」では極細の針を使用し、麻酔は極少量で済みます。ダウンタイムの腫れや出血も瞼板法よりも少なく、糸が見えてしまう心配もありません。
埋没法や二重整形手術に興味がある方は、共立美容外科へお気軽にご相談ください。
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