Oライン脱毛の回数や痛み、自己処理の方法などについて美容外科医が解説
最終更新日: 2022年11月22日 (火)

Oラインの脱毛は自分では自己処理しきれない部位なので、デリケートゾーンのなかでも人気があります。
しかしOライン脱毛が初めてだと、「痛みがないか」「範囲はどこなのか」「自己処理はどうするのか」など疑問もあるでしょう。
そこでこの記事では、「Oライン脱毛の範囲」「痛み」「自己処理の方法」など、Oライン脱毛のよくある疑問について解説します。
これからOライン脱毛をしたい人は、ぜひ最後までお読みください。
oライン脱毛とは?範囲はどこまで?
Oラインとは、肛門周りのこと。英語の「O」の形に似ているので、 Oラインと呼ばれています。
Vライン・Iラインに比べて自分では見えにくい部分で自己処理しにくいため、脱毛をする人が多い部位です。
Oラインの脱毛範囲は、基本的には肛門まわりのみになります。
Iラインとの境目で毛量の差をつけたくない場合は、OラインとIラインをセットで施術するのがおすすめです。
Oラインを脱毛する理由・メリット
なぜOライン脱毛は人気なのでしょうか?
Oライン脱毛をする理由・メリットをご紹介します。
衛生的になる
Oラインを脱毛すると、月経時の蒸れや不快感やニオイが気にならなくなったり、日常生活における衛生面でも清潔感を保てたりします。
下着や水着を美しく着こなせる
Oラインに毛があると、Tバックを穿いたときに毛が見える場合があります。
下着や水着を美しく着こなしたい人には、Oラインの脱毛が人気です。
妊娠に備えて
出産のことを考えて脱毛される人も。
たとえば健診などでデリケートゾーンを出すことが増えたり、出産時に毛がないほうが衛生的だったりするため、妊娠前に始められる人もいます。
将来の介護のため
デリケートゾーンの毛が白髪になると、脱毛が難しくなります。
将来介護が必要になったときに介護士の負担を減らすために、白髪になる前に脱毛する人もいます。
デザイン
Vラインは自由に形をデザインできますが、Oライン脱毛は基本的に「すべての毛を剃るデザイン」しかありません。
月経時などの不快感をなくして清潔に保ちたいという人が多いので、むしろ毛をなくすメリットの方が多いです。
Oラインの自己処理方法は「電気シェーバー」がおすすめ
Oラインは自己処理しづらい部分です。
そのうえ個人差はありますが、毛量が多かったり毛質が太かったりするため、ほかの部位に比べて自己処理に手間がかかります。
自己処理をする場合は、鏡を下に置いて見える状態で「電気シェーバー」で処理をします。
肛門周りはデリケートなので、カミソリで剃って傷つけてしまうと細菌が発生するリスクも。
そのため、皮膚を傷つけにくいVIOライン専用の「電気シェーバー」を使用しましょう。
しかし自己処理をし続けるのは面倒ですし肌トラブルの原因にもなるので、レーザー照射での「永久脱毛」がおすすめです。
共立美容外科では、事前の自己処理が難しい場所は1か所につき594円で対応しています。
自己処理に不安がある人も安心です。
Oライン脱毛の効果は?脱毛終了までの目安回数と料金
Oライン脱毛終了までの目安回数には個人差がありますが、だいたい5〜6回で効果を実感できます。
だいたい1か月半〜2か月に1回の頻度で通うため、脱毛を完了するまでに1年以上かかる場合がほとんどです。
なかには6回目が終わっても毛が残る場合もあり、予定回数では終わりきれないことも。
共立美容外科では、1回3,410円で追加施術も可能です。
完璧に毛をなくしたい人は、もう一度Oライン脱毛のコースを契約することもできます。
Oライン脱毛の痛みについて
痛みに弱くて、デリケートゾーンの脱毛に抵抗がある人も多いのではないでしょうか?
医療脱毛で使用される「レーザー脱毛」は、エステサロンで使用される「光脱毛」よりも威力の強い機械を使用しているため痛みやすいといわれています。
「レーザー脱毛」は黒色の色素に反応して毛根の組織を破壊し、毛が生えてこないようにするしくみ。
毛が濃いうえに密度が高く、粘膜が近くて皮膚が薄いOラインは、特に痛みを感じやすい部位です。
とはいっても、痛みの感じ方については個人差があります。
共立美容外科では、不安な方には「麻酔クリーム」を使用できますので、痛みの緩和が可能です。
Oライン脱毛の恥ずかしさについて
「デリケートゾーンの脱毛は、恥ずかしくて躊躇する…」という人もいるかもしれません。
Oライン脱毛の施術は、ベッドに横になって片脚をあげる体勢で、紙ショーツを左右にずらして行います。
また照射するスタッフも患者さまも、施術中は光から目を守るゴーグルを着用します。
Oライン脱毛のみの場合は施術時間も短いですし、体勢や施術内容も恥ずかしさをあまり感じずに受けられるのでご安心ください。
注意点
脱毛のメリットが多いOライン。
しかし、注意点もあります。
ここでは、Oライン脱毛をする前に知っておきたい注意点を2つご紹介します。
毛が抜けにくい場合がある
レーザー脱毛は、毛の生え変わるサイクル「毛周期」に沿って脱毛をします。
毛周期は「成長初期・成長期・成長後期・後退期・休止期」の5つに分かれており、「成長期初期・成長期・成長後期」の時期を狙って脱毛するのがベストです。
しかし脱毛のタイミングによって「後退期・休止期」の毛もあるため、脱毛の効果を感じにくいことがあります。
白髪は脱毛効果が少ない
VIOも白髪になります。
レーザー脱毛は黒い色素に反応するため、白色の毛には脱毛効果が出にくくなります。
脱毛を考えている方は、白髪になるまでに施術をしましょう。
Oライン脱毛の施術ができないケース
前述のとおり、Oライン脱毛は1か月半〜2か月に1回の頻度で通いますが、施術できないケースも。
ここでは、施術不可能なシーンをそれぞれご紹介します。
月経時
VIO脱毛は基本的に、月経時には施術ができません。
出血があるほかにも、ホルモンの関係で肌が敏感になっているため肌トラブルが起こる可能性があるためです。
アプリなどで月経周期を把握しておくと予約がスムーズです。
予約前に急に月経が始まった場合は、キャンセルの連絡をしましょう。
痔がある
肛門まわりに痔がある場合は施術ができません。
痔を避けて照射することも可能ですが、部分的に毛が残ってしまうので、治療をしてから脱毛を始めるのがおすすめです。
傷ができてしまった
自己処理でOラインに傷をつけてしまった場合も、傷から殺菌が繁殖しやすくなるため施術ができません。
カサブタも施術を行えない場合があるので、施術再開のタイミングは担当医に相談しましょう。
薬を服用している
服用している薬によっては、副作用のリスクがあるので施術を受けられない場合があります。
薬を服用されている方は、カウンセリング時に医師やスタッフにあらかじめ確認しましょう。
妊娠中・授乳中
万が一胎児に影響があってはならないため、妊娠中から授乳が完全に終わるまでの期間は脱毛ができません。
妊娠前に脱毛を完了できるように始めるのがおすすめです。
かゆみ・ヒリヒリ感がある
施術後もかゆみやヒリヒリ感が続く場合は、次の施術を控える場合があります。
クリニックで脱毛を受けている場合は、薬を処方してもらうなどして、炎症が落ち着いてから再開しましょう。
Oライン脱毛の施術後に気をつけること
レーザー照射でOラインの脱毛した後は、熱をおびて軽いやけど状態になっています。
そのため施術後のセルフケアも大切です。
保湿をする
脱毛後はふだんよりも肌が敏感になっているため、保湿をしっかりするように心がけてください。
施術当日はシャワー浴をして、なるべく低刺激なデリケートゾーン専用のソープを泡立ててやさしく洗い、あがったら乳液やローションで保湿しましょう。
血流がよくなることは行わない
Oライン脱毛後は、入浴・運動・飲酒は避けてください。
血流がよくなると、かゆみや炎症の原因になります。
翌日からは入浴・運動・飲酒も可能です。
食生活や睡眠を整える
脱毛は毛周期にあわせて行うため、肌のターンオーバーが遅れると脱毛効果が薄まります。
ビタミンB群を食生活に取り入れたり、睡眠をしっかりとって肌が回復しやすい環境を作ったりするのがおすすめ。
なるべくストレスのない生活を心がけましょう。
自己処理は控える
最低でも脱毛後1週間は自己処理を控えてください。
自己処理される場合は、肌への負担が少ない電気シェーバーがおすすめです。
毛抜きやワックスなどの自己処理は、肌を痛めてしまうので避けましょう。
毛は1〜2週間で自然に抜け落ちます。
医療脱毛がおすすめ
Oラインをキレイに脱毛したい場合は、永久脱毛ができる医療機関の「レーザー脱毛」がおすすめです。
ご自身で面倒な自己処理をこまめに続ける時間を考えたら、永久脱毛できるのはかなりコスパがよいといえるでしょう。
共立美容外科のOライン脱毛の概要を表にまとめました。
料金 | 1回:3,410円年間フリーパス:20,460円 |
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脱毛方法 | レーザー脱毛 |
効果を実感できる回数 | 5~6回 |
カウンセリング当日の施術 | 可能 |
共立美容外科では経験豊富な医師が担当するので、初めての脱毛で不安な人も安心です。
共立美容外科で使用している脱毛器は、レーザーと蓄熱式です。
院によって異なります。
VIOの毛は男性ホルモン・女性ホルモン2つのホルモンの影響を受けて生えてくる両性毛ですが、レーザーも蓄熱式もどちらも効果はほとんど変わりません。
また、ご希望であれば「麻酔クリーム」の使用など、痛みや炎症を最大限に緩和しながら施術を行うので安心です。
Oライン脱毛のみであれば施術時間も短く済むため、仕事の合間でも気軽に受けられます。
Oラインの脱毛を検討している人は、ぜひお近くのクリニックにご相談ください。
共立美容外科は全国26院あります。
(札幌院、仙台院、新宿本院、銀座院、渋谷院、池袋院、立川院、上野御徒町院、千葉院、横浜院、高崎院、宇都宮院、大宮院、柏院、浜松院、名古屋院、大阪本院(心斎橋)、梅田院、京都院、神戸三宮院、広島院、岡山院、高松院、福岡院大分院、熊本院)
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