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公開日:2022年11月26日(土)
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目次
チャームポイントにも、悩みの種にもなるほくろ。
誰もが生まれつきいくつかのほくろを持っていることがほとんどですので、上手く付き合っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
一方で、生まれつきのほくろではなく、急にできた後天的なほくろが気になっているとご相談をいただくことも多数あります。
一般的には直径5㎜以下のほくろであれば大きな問題はないのですが、時に「危ないほくろ」と考えられる、悪性腫瘍(がん)の可能性があるほくろも存在します。
危ないほくろへの変化を確認するためには、写真を撮ってしっかりと状態をセルフチェックしていくことが大切になります。
そこで今回は「危ないほくろ」や「急にできたほくろ」の危険性を詳しく解説してまいります。
気になるほくろがある方や、医師に相談する目安を知りたいという方はぜひ参考にしてみてくださいね。
ほくろが急にできて、成長を続けている場合は「ほくろのがん」である可能性があります。
一般的には10万個に1個の確率でほくろが悪性腫瘍であることが分かっていますので、念のため急に出来たほくろの場合は経過観察や医師の診察が必要になってまいります。
ほくろは「色素性母斑」と呼ばれる、黒や褐色の斑点です。
色素細胞が増えすぎてしまったことによって作られますが、基本的には良性のできものですので問題ありません。
色素細胞が増える原因は、先天性のほくろの場合はお母さんの胎内で細胞分裂を繰り返す際の小さなトラブルが原因です。
後天的なほくろは、紫外線の浴びすぎなどによる肌のバリア機能に関係すると考えられています。
良性の場合は直径6㎜以下で成長がとまることがほとんどですので、小さな斑点であれば急に出来た場合でも心配はいりません。
もちろん良性のほくろであっても、「目立つ位置にあるので除去したい」「少し大きめなほくろが気になるので除去しておきたい」という場合は、除去することができます。
見た目の美しさや、傷跡を極力目立たない除去をご希望の場合は当院までご相談ください。
色素細胞が増えてほくろになるのではなく、色素細胞が悪性化(がん化)してしまった場合は「メラノーマ」と呼ばれる悪性黒色腫となります。
メラノーマがほくろと異なる点は、悪性化した色素細胞が増殖を続ける点です。
そのため急にできたほくろが大きく成長を続けていたり、この後詳しく写真でご説明するような変化が見られる場合は、メラノーマが進行している可能性があります。
メラノーマはがんの中でも特に進行が早く、早期発見が鍵となるがんですので、急にできたほくろの場合はよく状態を観察して、成長を続けていないか確認しましょう。
経過を確認する上で大切なのが、「写真」です。
スマートフォンなどを使って簡単に写真が撮影出来る時代ですので、気になるほくろが見つかった場合は、2週間おきなどのペースで撮影しておくと、客観的にほくろの変化を見つめなおすことができます。
医師に相談する際にも写真を用いての経過説明がしやすくなりますので、ぜひ急にできたほくろは写真に撮っておいてくださいね。
「急にできたほくろが、危ないほくろだったらどうしよう」と悩んでしまった時のために覚えておいていただきたいのが、「ほくろのABCDE」です。
A……Asymmetry(非対称)
B……Border(境目)
C……Color(色)
D……Diameter(直径)
E……Evolve(形状の変化) を中心にセルフチェックを行うことで、危ないほくろを見極める参考にすることができます。
一般的なほくろがきれいな円を描いているのに対し、ほくろの片側がややいびつにつぶれていたり、不自然な形をしているもの「左右非対称のほくろ」はほくろのがんである可能性が高まります。
急にできたほくろが左右非対称に広がって行く場合は、写真を撮ってその範囲が広がり続けていないかどうか確認しましょう。
シミのようにふちがギザギザと特徴のある形をしたほくろは、悪性黒子型と呼ばれるメラノーマの一種に見られる特徴で、一見すると色の濃いシミのようにも見受けられます。
顔面に急にほくろができ、シミのように範囲を広げていく場合は、早急な医師の診察が必要になります。
ふちがギザギザしているだけでなく、皮膚とほくろの境目があいまいになっているほくろも、悪性の危ないほくろである可能性が非常に高くなっていますので、写真を撮ってしっかりと境目を確認してみましょう。
急にできたほくろの中に、黒く色が濃い部分と褐色の茶色い部分が混在したり、薄い茶色から濃い黒のグラデーションが確認できる場合は。ほくろのがんの可能性があります。
がん化の進行具合によって悪性化しているほくろは、色の濃さを増していくと考えられていますので、定期的に写真を撮って経過観察を怠らないようご注意ください。
一般的に良性のほくろは、直径が6㎜以下であることがほとんどです。
直径が7㎜以上の場合や、写真を見比べてみるとほくろがどんどん成長している場合は、ほくろのがんである可能性が考えられます。
また大きなほくろが手のひらや足の裏、爪の内部に急に出来た場合は、「末端黒子型」というメラノーマである確率が非常に高くなっています。
末端黒子型のがんは、紫外線を浴びることの少ない部分に出来るという特徴があることから、紫外線による影響ではなく、普段の歩行や運動、衣服の擦れといった外的要因によって色素細胞ががん化すると考えられています。
足の裏や手のひら、爪部分に急にほくろができた場合は写真を撮ってよく観察し、直径が広がっているようでしたらすぐに医師にご相談ください。
メラノーマが進行し、色素細胞ががん化すると徐々にしこりの塊が形成され、ほくろが隆起します。
このしこりが形成された状態はメラノーマがかなり進行している状態で、血管やリンパ管を通って全身へとがんが転移しはじめている可能性があります。
急にできたほくろが隆起しはじめたと思ったら、1度すぐに医師の診察を受けましょう。
大きさの変化以上に、ほくろの隆起に関する変化は記憶があやふやになりがちです。
しっかりと写真に撮っておくことで、変化を見逃さないようにお気をつけください。
Evolve(形状の変化)に伴ってほくろに起こる変化が、「出血」です。
ほくろのがんであるメラノーマの場合、ほくろだと思っている部分が徐々盛り上がり、次第にしこりが形成されます。
このしこりの形成時によく見られる症状が、皮膚の表皮の破裂に伴う出血です。
ほくろの一部の皮膚がめくれ出血している様子が見て取れる場合、思い当たる外傷などの外的要因がなくほくろから出血している場合は、がん化が進行しているという可能性も考えられます。
微量の出血であっても盛り上がったほくろの表面が破裂している場合は写真を撮って、速やかに医師に相談しましょう。
ほくろが急に出来た時、急に大きさを増している時。
「まさか私がほくろのがんになるわけない」と思いこんでしまっていると、がん化が早いペースで進行してしまう病気が「メラノーマ」です。
「なんだか普通のほくろと違う気がする」「見慣れたほくろと違って、違和感がある」と感じた場合は、良性のほくろではない可能性もあります。
まずは定期的に写真を撮り、「ほくろのABCDE」に該当する症状がないかどうかセルフチェックでしっかりと確認しましょう。
セルフチェックで不安を感じた場合や違和感がぬぐえない場合は、ダーモスコープという皮膚科医専門の拡大鏡で確認することで、簡単にほくろの状態を診察することが可能ですので、一度医師の診察をご検討ください。
共立美容外科では、ダーモスコープを用いた、ダーモスコピー検査をご案内しております。
ダーモスコピーの結果、良性のほくろであることが判明した場合も、「ほくろが気になる」「悪性への変化が心配」と悩む患者様には、見た目の美しさにこだわったほくろ除去手術をご提案させていただくことが可能です。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
このページの監修・執筆医師
磯野 智崇(いその ともたか)
共立美容グループ 総括副院長
略歴
主な加盟団体
日本美容外科学会
日本美容外科学会認定専門医
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