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公開日:2022年01月17日(月)
最終更新日:2022年03月14日(月)
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最後まで有意義なページになっていますので是非ご覧ください。
美容整形手術で切り離せないダウンタイム。これは、体が回復する過程で誰しもがとおる避けては通れない期間です。
「理想の鼻を手に入れたい、でもダウンタイムが気になる」
「しっかり鼻の形を作るならヒアルロン酸ではなくプロテーゼを挿入しよう」
このような方は多いことでしょう。
鼻の美容整形で用いられるプロテーゼ。
インプラントとも呼ばれ、鼻の形を補うための人工物です。
それではまず、鼻にプロテーゼを挿入する美容整形手術を受けた当日からのダウンタイム期間についてご紹介します。
鼻プロテーゼのダウンタイムには個人差がありますが、手術当日から自然な状態に落ち着くまでは、およそ1カ月間かかります。
また、ダウンタイム期間中に最も目立つのは患部の腫れで、鼻を中心として瞼や頬の一部にも腫れが見られることがあります。
それでは、鼻プロテーゼの術後経過について見ていきましょう。
鼻のプロテーゼの手術後には、テープやギプスなどで患部を固定します。また、手術当日には強い腫れが見られることが多いですが、腫れの度合いについては個人差があり、あまり目立たない方もいます。
しかし、手術を行った以上少なからず腫れは見られますので、強い腫れが見られたとしても気にせず、安静に過ごしましょう。
なお、鼻プロテーゼは鼻の下部または内部からプロテーゼを挿入するものであり、傷口は鼻栓などでふさぎます。これは止血や傷口保護を目的として行うものであるため、手術当日は鼻栓を取らないように注意してください。
鼻栓を取るタイミングについては、カウンセリング時や手術後に医師または看護師から支持がありますので、それに従うようにしてください。
手術当日から数日間が経過すると、鼻を固定していたテープやギプスを外せますが、まだプロテーゼの位置が落ち着いていませんので、外す際には十分な注意が必要です。
なお、5日目前後には洗顔を行えますが、鼻に衝撃を与えるとプロテーゼがずれるリスクがありますので、そっと撫でる程度の洗顔に留めておきましょう。
その後は少しずつ腫れが引いていき、7日目を目安に抜糸を行い、その後の経過を観察します。
洗顔の細かい注意点については以下でもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
抜糸後には、手術の傷口もほとんど目立たない状態に回復しますが、腫れはまだ完全に引きません。
一方、7日目あたりからは手術直後から続いていた鈍痛は収まり、内服薬の服用は必要なくなります。
診療に訪れて、異常がなければ手術の一通りの過程が終了します。1カ月後になると腫れはほとんど見られず、ほぼ通常通りの生活に戻れます。
ただし、1カ月後ではプロテーゼの位置が不安定な可能性があるため、完全にシルエットが落ち着くのは2カ月後と考えておくと良いでしょう。
鼻のプロテーゼの手術のダウンタイム期間中の、患者様から頂くよくある質問をまとめてみました。
ご参考にしてください。
手術には麻酔を用いるため、手術中に痛みを感じる心配はありません。また、手術中には鼻が引っ張られるような感覚を覚えることがありますが、その際にも痛みを感じることはありませんので、痛みが心配な方でも不安なく手術を受けられるでしょう。
局所麻酔で行われる場合がほとんどですが、場合によっては全身麻酔で行う場合もあります。
そして麻酔が切れてくると、少しずつ鼻を中心として痛みが出てきますが、処方された痛み止め内服薬を服用することで、最小限の痛みに留めることができます。
多くの場合、手術後には内出血が起こり、人によって目立ったり目立たなかったりとさまざまです。
また、内出血がかなり目立つ場合でも、多くは手術後3日目あたりから色が引き始めます。
いずれの場合でも内出血は起こりますので、目立ったとしても気にせずに過ごしましょう。
内出血はしばらく続きますが、およそ2週間程度で黄色っぽく変化し、その後は少しずつ元の状態に戻ります。
異物を挿入する手術であるため、手術直後から3~4日間は鼻に違和感を覚えることがありますが、その状態は1週間程度で薄れます。
ここで注意しなければならないのは、気になることを理由に触ってしまわないということです。
鼻プロテーゼは1カ月かけて組織が仕上がりますので、特に手術後1週間は、気になっても触らないように注意しましょう。
鼻のプロテーゼの手術は入院の必要がなく日帰りで受けられるというメリットがありますが、手術後のダウンタイム期間では、腫れや内出血が目立つことがあります。
そして、ここで問題となるのが目立つ鼻をどのように隠すのか?という問題ですが、これについてはマスクやサングラスで対応できます。
なお、マスクはワイヤーなしを選んでください。それは、ワイヤーの刺激を受けると、傷みや腫れが悪化する可能性があるからです。
また、サングラスを使用する場合には軽量タイプを選び、鼻に負担をかけないよう注意し、長時間の使用は控えましょう。
手術後の鼻はとてもデリケートな状態になっていますので、何はともあれ刺激しないことを最優先しましょう。
手術後約1カ月の経過で理想の形に落ち着きますが、ダウンタイム期間中には、生活の中で注意しなければならないこともあるのです。
それでは、注意点についてご紹介しましょう。
鼻プロテーゼの手術当日には入浴できません。それは、お風呂で体を温めてしまうと血流が良くなり、腫れや内出血を助長させるリスクが高まるからです。
つまり、ダウンタイムを長引かせる可能性があるということですので、鼻プロテーゼの手術当日から1週間程度は、入浴を控えるよう注意しましょう。
もちろん、サウナや岩盤浴も禁止です。
また、シャワーは手術当日から可能ですが、その際には鼻を濡らさないように注意してください。洗髪も鼻を濡らさなければ行ってかまいません。
飲酒をすると、血流が良くなってダウンタイム期間が長引くリスクを広げる原因になるため、手術当日はもちろんのこと、手術後最低でも2~3日は控えましょう。
「少しだけなら大丈夫」という軽い気持ちで飲酒すると、その後の経過で思うような結果を得られなくなる可能性がありますので、手術後2~3日の禁酒は守ってください。
また、塩分が多い食事や刺激物の過剰摂取もダウンタイムを長引かせる原因になることがありますので、このような食事をなるべく避けることも大切です。
抜糸するまでは鼻の中に傷があるため、洗顔する際には鼻の中に水が入らないように注意する必要があります。
また、手術当日~数日間はテープやギプスで固定しているため、クレンジングや洗顔は行えません。
皮脂汚れなどが気になる場合には、鼻を避けながら洗顔をするか、お湯で濡らしたガーゼなどで優しく拭き取る程度に留めましょう。
手術5日前後になると通常の洗顔を行えるようになりますが、指が鼻に引っかかると痛みを感じることがあるだけでなく、プロテーゼがずれる可能性があります。
洗顔OKとなっても、手術後1カ月が経過するまでは慎重な洗顔を心がけましょう。
手術当日は顔全体のメイクを行えませんが、アイメイクや眉毛メイクなら可能です。とはいえ、手術当日から数日間は腫れが目立ち、メイクをしても映えない可能性があります。
また、顔全体のメイクは抜糸後から可能になりますが、鼻を押さえつけたり擦ったりすると、プロテーゼの位置がずれるリスクが高まります。
そのような理由から、手術後に顔全体のメイクをするなら、プロテーゼの位置がほぼ落ち着く1カ月後まで待つのがベストです。
手術後に起こる腫れや内出血は、早い方の場合では3日程度で引き始めます。そして、このタイミングで仕事や学校に復帰することは可能ですが、マスクを着用していても腫れは外部からわかってしまうことがありますので、腫れが引き始める1週間後まで待って復帰するのがベストでしょう。
また、手術後1週間が経過していれば力仕事も可能ですが、激しく体を動かす仕事を長時間続けると、血液循環が良くなってダウンタイム期間が長引くことがあります。
力仕事に従事している方は、仕事時間を短縮する、動作を緩やかにするなど、なるべく体に負担がかからないための工夫をしましょう。
なお、テレワークやリモード授業の場合では手術当日から復帰できますが、術後の痛みや倦怠感などが強い場合には無理に復帰しようとせず、1週間程度は様子を見ると良いでしょう。
激しいスポーツは、手術後1カ月が経過するまで待ちましょう。それは、激しいスポーツをすると血液循環が良くなり、ダウンタイム期間が長引く可能性があるからです。
特にエアロビクスやジョギング、ランニングなどのスポーツは、短時間で血液循環が良くなるため注意が必要です。
なお、近所の散歩程度であれば行ってかまいませんが、長時間に及ぶとスポーツ同様に血液循環が良くなりますので、できるだけ短時間で切り上げるよう注意しましょう。
また、1カ月経過後でも、鼻をぶつける可能性があるサッカーなどのスポーツは、なるべく避けることをおすすめします。
今回は、鼻にプロテーゼを挿入する美容整形手術後のダウンタイム期間や術後の経過についてお伝えしてきました。
原則手術後のダウンタイムの現れ方は人それぞれです。ここでご紹介したダウンタイムはあくまで一例です。
プロテーゼを挿入したら終わりというわけではなく、手術後1カ月間は注意深く生活しなければなりません。
鼻は顔の中でも目立つ部位ですので、手術後のダウンタイム期間中は注意事項を守り、なるべく安静に過ごすことを心がけましょう。
このページの監修・執筆医師
磯野 智崇(いその ともたか)
共立美容グループ 総括副院長
略歴
主な加盟団体
日本美容外科学会
日本美容外科学会認定専門医
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