ほくろ除去の保険診療と自費診療の違いを美容外科医が解説
最終更新日: 2024年12月10日 (火)
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ほくろ除去の施術は保険適用される?
結論から申し上げますと、医師が「悪性腫瘍のほくろと」判断したり、「メラノーマ」と呼ばれる皮膚がんと診断した場合には、健康上に支障をきたすため、健康保険適用となります。
ほくろと一口に言っても多くの種類があります。メラノサイト(色素細胞)と呼ばれる細胞が腫瘍化した良性腫瘍の場合は健康上問題ありません。
ただし、一見普通のほくろに見えても「メラノーマ」の場合は悪性腫瘍が全身に転移する恐れがありますので、早めに切除する必要があります。
医師に「メラノーマ」と診断された場合、健康上に害があると判断された場合は、施術費用は健康保険が適用されますので、自己負担額は約3割となります。
ほくろ除去施術の保険適用の条件
医師がダーモスコピーと呼ばれる皮膚顕微鏡でほくろの状態を診て、悪性腫瘍のほくろ「メラノーマ」の可能性があるか確認します。
悪性腫瘍のほくろ「メラノーマ」には以下のような特徴があります。
- ほくろを半分にした時に左右のカタチが非対称である
- ほくろの輪郭がギザギザしている
- はっきりした丸や楕円形ではない
- 色が滲んでいるところがある
- ほくろの形・色・大きさが年々変わる
- 黒の色調にムラがある
- 直径6㎜以上ある
上記のように「メラノーマ」ではなくても、何らかの形でほくろが生活に支障をきたしている場合は保険適用になる可能性が高いです。
例えば、目元にある大きなほくろが視界を遮っている、ほくろがどんどん大きくなった、よく出血する、といった症状がある場合は機能的問題がありますので、保険対応でほくろ除去できます。
ほくろの状態を見ただけでは良性腫瘍なのか、それとも悪性腫瘍であるか判断するのは難しいので、気になる方はまずは一度、皮膚科で医師に診察してもらうことをおすすめします。
ほくろ除去施術の保険診療と自費診療の違い
ほくろの除去手術は健康保険が適用される「保険診療」と保険適用外で全額実費となる「自由診療」の2種類あります。
皮膚科医で診察を受けて、医師の判断により健康上の問題があると診断された場合は、保険診療となり、基本的に外科手術による切除が行われます。手術給付金も支払い対象です。
保険診療によるほくろ除去施術は以下の施術方法が一般的です。
- メス切除縫合
- くりぬき
- 高周波メス
- 電気メスによる切除
保険診療によるほくろ除去施術は健康保険組合が診療費の一部を負担する仕組みですので、窓口での支払いは約3割となり自己負担額は軽くなります。
一方で、ほくろが良性腫瘍である場合、生活に支障をきたしている訳ではないけれど気になるのでスッキリ除去してほしい、といった要望は保険適用外の「自由診療」となります。
例えば、「顔のホクロが目立つので除去してほしい」、「ほくろが多いので除去して見た目を良くしたい」といった要望は美容目的となりますので、保険適用外の「自由診療」です。
基本的に医師の診断がない場合や美容目的の場合は保険適用外となり、美容皮膚科や美容クリニックにて自費診療となりますので、ホクロ除去にかかる費用は全額負担となります。
保険診療のメリット・デメリット
ここからは、保険診療でほくろ除去施術をする場合のメリット・デメリットについてみていきましょう。
皮膚科での保険診療の場合は自己負担額が安く抑えられるのがメリット。
保険が適用される場合、くりぬき法や切除縫合法が多く、施術費用は2cm未満のほくろは約5,000円、4cm以上の場合は約13,000円です。その他に病理検査代が約3,000円かかります。
美容皮膚科や美容クリニックによる自費診療の場合は4,000円〜80,000円が相場となりますので、自己負担を抑えてほくろ除去することが可能です。
保険診療でほくろ除去施術をする場合のデメリットとしては治療期間が長くなる可能性があることが挙げられます。
くりぬき法では円筒状の器具で細胞がある深いところをくりぬく必要があり、レーザー治療よりも肌に大きな負担がかかるので治療に時間がかかります。
切除縫合法はメスで皮膚を切開して、ほくろの細胞を取り除く施術となり、治療期間は半年から2年が目安です。
保険適用のほくろは費用が安くなりますが、完全にほくろが取れて根治させるまでに治療が長期化することを心得ておきましょう。
自費診療のメリット・デメリット
続いては自費診療で行うホクロ除去手術をするメリットとデメリットをみていきましょう。
先にデメリットとしては、美容皮膚科や美容専門クリニックでの施術は保険対象外となるので自己負担額が大きくなります。手術給付金も支給されませんので、ご注意ください。
ホクロ除去施術の費用はほくろの位置と大きさ、施術方法によって決まります。一般的に目の周りやデリケートな場所にあるほくろや大きいほくろの場合は費用は高めです。
仕上がりのキレイさや傷跡が残りにくいといった見た目のメリットは美容皮膚科や美容専門クリニックでの施術の方が期待できるでしょう。
美容皮膚科や美容専門クリニックでのホクロ除去施術はCO2レーザー治療を1回照射するだけでほくろが取れる方法がありますので、治療が短くて済むという点もメリットです。
そして、必ずしも保険適用の施術の方がいつでも安いというわけではなく、美容皮膚科や美容専門クリニックの方が安くなるケースもあります。
例えば、直径1㎜程度の小さなほくろを除去する場合は、自費診療のレーザー治療を受ければ5,000円くらいの費用で済みます。自己負担額も抑えられて、仕上がりもキレイです。
実際の施術費用は美容皮膚科・美容専門クリニックによって異なりますので、いくつかのクリニックを比較して検討することをおすすめします。
ほくろ除去の施術をする際の注意点
これからホクロ除去施術を受ける方は、まずご自身のほくろが保険適用となるか、病院で医師に診察してもらう必要があります。
保険適用か保険適用外になるかは医師の判断によって決まりますので、まずは医師に診てもらうことが大切です。
先程も述べたように、保険適用の施術の場合はほくろの細胞を取り除く切除方法が一般的ですので、治療期間が長くなる傾向にありますのでご注意ください。
小さなほくろを除去する場合は美容皮膚科・美容専門クリニックにて自費診療の方が安くなるケースがあることがあり、素早くキレイに仕上がるので検討されるとよいでしょう。
美容皮膚科や美容専門クリニックでは、ほくろ除去をして仕上がりがキレイになるように見た目の美しさを重要視します。
ほくろ除去手術を成功させるには、仕上がりの傷跡が目立たないように肌への負担を軽減した施術スキルが求められますので、医師の技術や評判をよく確認して決めることが大切です。
傷跡が目立たない!共立美容外科の独自のブレンド法とは?
「ほくろをキレイに除去したい」とご希望の方は共立美容外科が独自に開発した「医療レーザーと電気メスのブレンド法」による施術がおすすめです。
医療レーザーと電気メスの優れた点を組み合わせた独自のブレンド法により、仕上がりの美しさを追求して傷跡が目立たず、ホクロの再発を防ぐことができます。
術後の痛みや出血がほとんどなく、治療時間も短いので肌への負担が少なく、初めての方も安心して受けていただける施術です。
エルマン社製のエンパイアと呼ばれる極細の電気メスは一般に使われているメスよりも3分の1もの鋭利性があり、最も深部まで到達可能でホクロの底部の部分を切除します。
直径が1mm程度の切開で済みますので術後の傷の治りが比較的早く、皮膚の損傷、傷跡や黒ずみがほとんど残らないのがメリット。
深部の電気メスの焦げ目とホクロの取り残しをなくすためにスイッチYAGレーザー「MyQ.dual」を照射しますので、再発防止にも効果的です。
このような方におすすめです
- 顔のホクロが目立って気になっている方
- ほくろを除去して、洗練した印象にしたい方
- 小さなほくろがたくさんあってメイクがしにくい方
- 大きなほくろを綺麗に除去したい方
- 目の粘膜にかかるホクロがある方
- 切開せずに傷が目立たないほくろ除去施術がしたい方
実際にブレンド法の施術を受けられた患者様からは「こんなに簡単に取れるなんて!」「早くて驚きました!」「もっと早くすればよかったです」と喜びのお言葉を頂いております。
術後のケアは?
共立美容外科の独自のブレンド法は術後の痛みや腫れがほとんどなく、肌への負担が少ないので日常生活にも影響することなくお過ごしいただけます。
術後の傷跡をなるべく早くなくすためには傷を保護して、患部の乾燥を防ぐことが大切です。
患部には約2週間くらい医療テープを貼り、傷を保護しましょう。
傷跡が目立たなくなっても日差しから肌を守るために、日焼け止めクリームで紫外線対策をしてケアをしてください。
ホクロ除去手術のご相談は共立美容外科にご相談ください
共立美容外科では施術スキルの高い「日本形成外科学会専門医」が患者様のお悩みを解決して、肌に負担を抑えながら仕上がりが綺麗になることを追求しています。
ほくろの除去手術は大きさや位置、形など状態によって適した手術方法が異なりますので、まずはカウンセリングにてご相談ください。分かりやすく説明させていただきます。
院長クラスや専門医のドクターが親身になって対応いたしますので、ほくろ除去施術に関するご相談がございましたら、お気軽にご利用くださいませ。
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