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公開日:2022年03月06日(日)
最終更新日:2022年03月14日(月)
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目次
「セラミッククラウン」とはセラミック(陶器)で作られたクラウン(被せ物)のことです。
「セラミッククラウン」の特徴は元の歯の色やツヤに近く、自然な白さと透明感があるので見た目の仕上がりが美しいことが挙げられます。
セラミック素材は食器やカップにも使われるように、表面がツルツルとした材質で食品や飲み物の色移りが少なく、歯科用のセラミックにおいても着色や歯垢が付着しにくいです。
耐久性に優れているので長持ちしますが、衝撃を与えたり、歯ぎしりをしたり、かみ合わせによっては欠けたり割れたりするので注意が必要です。
セラミッククラウンは歯にピタリと密着して隙間が生じにくいので、虫歯予防にもなります。
金属を使用していないので金属アレルギーの方も安心して使うことができます。
結論から申し上げますと、2022年2月現在において、日本の保険制度ではセラミッククラウンは保険適用されていませんので、「自由診療」となります。
健康保険が適用される基準は「病気を治すために行う必要最低限の治療」と規定されており、純粋なセラミックの場合は必要最低限以上の審美治療と理解されているので保険適用外です。
自由診療の場合は、歯科医院が治療費を自由に決めることができるので、保険適用の治療のように治療費が一律ではありません。
保険適用外の治療は費用が高くなります。
セラミッククラウン(全てがセラミック製のオールセラミック)の場合は1本あたりの費用相場は90,000円くらいと高額です。
「セラミックの被せ物をしたいけれど、安い費用で済ませたい」という方は「ハイブリッドセラミック」と選ぶと保険適用になる可能性があり、費用を抑えられるかもしれません。
先程述べたように、セラミッククラウンは基本的に保険適用外となりますが、セラミックを一部使用した「ハイブリッドセラミックの被せ物」は条件を満たすことで保険適用となります。
2016年4月からハイブリッドセラミックの被せ物の保険適用が開始され、2020年4月から適用範囲が徐々に広がっています。
近年、保険適用となり話題の「ハイブリッドセラミック」とは、レジンと呼ばれる歯科用プラスチックとセラミック(陶器)を混ぜ合わせて作った詰め物・被せ物になります。
※「詰め物」とは小さい虫歯を取り除いた部分に詰めるもの
「被せ物」とは大きい虫歯を削った歯に被せるものです。
オールセラミックの場合は自費診療になるため費用が高いですが、ハイブリッドセラミックの被せ物は条件を満たせば保険適用となるので、費用を抑えて治療を受けることが可能です。
「ハイブリッドセラミック」はセラミックを使用した素材ですので、元の歯に近く、自然な見た目ですが、レジン(歯科用プラスチック)の部分は経年による変色が起こりやすいです。
オールセラミックと比べると、ハイブリッドセラミックは素材が柔らかく割れにくいですが、着色や歯垢が付着しやすいため、虫歯になるリスクは高くなります。
また、治療の際に銀歯よりも歯を多く削る必要がありますので、神経を取る処置(根管治療)が必要になることがあるので注意が必要です。
「ハイブリッドセラミック」は保険適用と自由診療の両方で使用されている素材ですが、自由診療で使われている被せ物の方が耐久性と審美性に優れています。
「ハイブリッドセラミック」の保険対象は当初、4・5番目の歯だけでしたが、2022年2月現在は前歯と6番目の奥歯も保険の対象に追加されて、範囲が広くなりました。
▽「ハイブリッドセラミック」が保険適用となる条件
注意点としては、ハイブリッドセラミックの保険適用は被せ物(クラウン)のみで、詰め物は対象ではありません。対象の場所は第1・第2小臼歯、第1・第2・第3大臼歯です。
保険適用のハイブリッドセラミックは上記の条件をすべて満たす必要がありますので、まずは歯科医院に相談されることをおすすめします。
金属アレルギーの方は、上記の条件を満たさなくても、全ての臼歯が保険適用となります。
※金属アレルギーの診断書が必要です。
保険適用のハイブリッドセラミックを提供できる歯科医院にもいくつか条件があります。
厚生労働省の定める施設基準を満たしており、歯科用CAD/CAM装置による製作と歯科技工所との連携、歯科補綴治療の知識が十分にある、さらに3年以上の経験がある歯科医師が在籍している必要があります。
ハイブリッドセラミックの被せ物は条件を満たすと健康保険が適用されて、負担額は3割となり、合計負担額は1本あたり9,000円から1万円の治療費です。(型取りと装着、2回受診を含む)
自由診療でハイブリッドセラミックの被せ物をする場合は、歯科医院が独自に決めた治療費になりますので、一律ではありません。相場は約5万円〜9万円となります。
セラミッククラウンと保険適用の被せ物との違いは?
自由診療のセラミッククラウンと保険適用のハイブリッドセラミックを比較してみましょう。
銀歯やハイブリッドセラミックと比べて、セラミッククラウンは機能性と審美性のどちらに置いても優れているといえます。
セラミッククラウンのデメリットは自由診療のため、費用が高額になることです。歯科医院によって、治療に使用するセラミッククラウンの素材が異なるので金額が変わります。
素材としては耐久性がありますが、強い衝撃で割れたり、欠けたりすることがあります。
保険適用のハイブリッドセラミックのメリット
保険適用のハイブリッドセラミックのメリットは以下です。
保険適用のハイブリッドセラミックのデメリットは以下のとおりです。
セラミッククラウンは機能性と審美性に優れていて魅力的だけれど、高額な費用が出せない…とお悩みの方は、「医療費控除制度」を取り入れてみてはいかがでしょうか。
「医療費控除制度」とは1年間(1月から12月)に自分や家族が医療費を合計10万円以上支払った場合に、確定申告を手続きをすると、税金の還付を受けられる制度です。
自費診療のセラミック矯正治療においても、一部受けることができます。
セラミックの歯は歯の治療材料として認められていますので、治療費と通院費用も医療費控除の対象です。
※還付される額は申告者本人の所得金額によって変わります。
翌年の3月15日までに税務署へ申告する必要がありますが、忘れた場合でも過去5年間までさかのぼって、医療費控除の還付金を受けることができます。
通院の交通費は公共の交通機関であるバスや電車のみが対象となり、車の駐車場代やガソリン代、タクシー代は医療費控除として認められていません。
医療費控除の対象となる歯科治療は以下が挙げられます。
年間の医療費の合計額の10万円を超えた場合、上記は確定申告の際に申請すると、医療費控除によって税金が戻ってくることがあります。
※確実な情報は、必ず管轄の税務署にお問い合わせください。
以下の歯科治療費は医療費控除の対象外です。
参考サイト:医療費控除の対象となる歯の治療費の具体例|国税庁
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1128.htm
還付金額はどれくらいになるのか計算方法をみていきましょう。
還付金=医療費控除額×所得税率還
所得税率…申告者の支払っている所得税率のこと
医療費控除額…1年間に支払った医療費から保険金と10万円を差し引いた額
医療費控除額全額が還付されるのではなく、医療費控除額に所得税率を掛けたものが還付されます。
例)所得が600万円の方が年間50万円の医療費を支払った場合
医療費控除額 50万円-10万円=40万円となります。
年間の課税される所得金額が600万円の場合
40万円×30%=12万円分の税金が免除されます。
歯科治療に要する実質費用
50万円(治療費)ー12万円(免除分)=38万円
医療費控除の申請には、以下の書類が必要です。
平成29年から医療費控除の手続きに医療費の領収書が不要となりました。
税務署から提示を求められることもあるので、保管しておくと安心です。
申告書は税務署でもうらうか、以下の国税庁のホームページ「確定申告書等作成コーナー」からダウンロードも可能です。
医療費の領収書を一緒に税務署に提出するか郵送します。
https://www.keisan.nta.go.jp/kyoutu/ky/sm/top#bsctrl
確定申告は2月16日から3月15日までの間に所轄の税務署に確定申告書として提出します。
個人事業者の方は確定申告が必要です。確定申告書に医療費控除額を記入して医療費控除の内訳書に領収書を添付して申告します。
会社員の方は会社の確定申告の時に「給与所得者の還付金申告書」「医療費控除の内訳書」に記入して申告します。
必要書類を税務署に提出して申告し、約1か月〜1か月半すると還付金が振り込まれます。
※確実な情報は、必ず管轄の税務署にお問い合わせください。
今回は機能性と審美性に優れたセラミッククラウンと保険適用のハイブリッドセラミックの違い、そして歯科治療を医療費控除する方法をご紹介しました。
セラミッククラウンは見た目のキレイさと長持ちするなどメリットが多く、自由診療であっても医療費控除制度を活用すれば、費用を抑えてキレイな歯が手に入ります。
保険適用の歯とどちらにするかお悩みの方は、信頼できる歯科医院にて十分なカウンセリングをして検討されることをおすすめします。
▼共立美容外科の人気のセラミック矯正の料金や種類についての詳細はこちら
このページの監修・執筆医師
医師
会田 隆介(あいた りゅうすけ)
歯科医院長
日本アンチエイジング歯科学会認定医
略歴
主な加盟団体
日本顎顔面インプラント学会会員
日本歯周病学会会員
日本保存学会会員
日本口腔インプラント学会会員
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