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公開日:2022年03月19日(土)
最終更新日:2022年10月22日(土)
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目次
自分はワキガかもしれないと感じたことはありますか?
ワキガの臭いには、アポクリン腺と呼ばれる汗を分泌する細胞が大きな影響を及ぼしています。
こまめに汗を拭くなどの対応は重要ですが、 それだけでは根本的にワキガの原因を解決できるわけではありません。
そこで今回は、ワキガのメカニズムを紹介しながら、ワキガの原因であるアポクリン腺に関して詳しく解説します。
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ワキガとは腋臭症とも呼ばれ、ワキからワキガ特有の臭いを発生させる状態をいいます。
ワキガ自体は病気や疾患とはいえず、そのままにしても健康被害はありません。
しかし、集団生活や社会生活、対人関係などを構築する上で、体臭というのは非常に大きな要因です。
ワキガの臭いのせいで対人関係が上手く構築できなかったり、精神的な不安を感じるようになってしまったり、少なからず日常生活に影響を及ぼす可能性があり、適切なケアや治療が必要になるケースもあります。
ワキガの臭いが発生する原因には体質が大きく関係しており、特にアポクリン汗腺(アポクリン腺)と呼ばれる組織が臭いの原因となります。
汗をかくためには、汗腺と呼ばれる組織が必要になります。
汗腺は毛穴の付近に存在しており、必要に応じてそこから汗が分泌されるという仕組みになっています。
人間にはエクリン腺とアポクリン腺という2種類の汗腺があり、エクリン腺は皮膚の表面近くに分布しているのに対し、アポクリン腺は毛根付近に存在しています。
エクリン腺は全身の体表面に存在し、体温調節を行うために、サラサラとした汗を分泌するという特徴があります。
エクリン腺から分泌される汗の99%は水分(若干の塩分)であるため、蒸発しやすく、ワキガの臭いの原因になるということはありません。(大量の汗を放置することで“汗臭い”臭いの原因となる可能性はあります)
一方、アポクリン腺はわきの下や陰部、耳の穴など特定の部位に存在し、たんぱく質や脂質などの成分を多く含んでいるため、ベタベタとした汗を分泌します。
アポクリン腺から分泌される汗には様々な成分が含まれているため、これらの成分が皮膚に存在する細菌によって分解されることで、ワキガの臭いを発生させる原因となります。
また、アポクリン腺は第二次成長時に発達する細胞組織であるため、ワキガの症状が出るのは主に思春期ごろからとなります。
このように、ワキガ特有のニオイを発生させる要因となるのは、アポクリン腺から分泌される汗と皮膚の常在菌です。
そのため、ワキガを根本的に治療するためには、汗を拭き取るだけではなく、アポクリン腺そのものに対するアプローチも重要になります。
また、日常生活や生活習慣もワキガの臭いに大きな影響を与えており、脂っこいものを好んで食べる食生活や、慢性的な睡眠不足、全く汗をかかないライフスタイルなど、毎日の習慣によって臭いが強くなるという場合もあります。
汗が分泌される汗腺には、「エクリン腺」と「アポクリン腺」の2種類があります。
エクリン腺は全身に分布しており、体温調節を行う働きをしています。
エクリン腺から出る汗の99%は水分でできているため、さらさらしており、発汗直後は無臭です。
一方、アポクリン腺はワキや乳首、陰部、耳など、体の中の特定の部位に分布しており、アポクリン腺から分泌される汗は、ある種のフェロモンに似た役割を果たしていたと考えられています。
アポクリン腺から分泌される汗には、たんぱく質や脂肪酸、糖質、アンモニアなど、ニオイのもとになりやすい成分を豊富に含んでいます。
これらの成分が皮膚の常在菌と反応することで、特殊な脂肪酸が作られ、それがワキガ特有の臭いの原因となります。
そのため、 多汗症とワキガは関連がある体質ですが、まったく同じというわけではありません。
たとえ多汗症であったとしても、分泌される汗の大半がエクリン腺からのものであれば、その汗がワキガ臭の原因となるということはありません。
しかし汗の分泌量自体が少なかったとしても、 体質的にアポクリン腺が多いという場合には、強いワキガ臭を発生させる可能性もあります。
このように、ワキガの臭いを発生させる根本的な原因はアポクリン腺にあると言っても過言ではありません。
次にアポクリン腺と最近の関係を紹介します。
人間の皮膚の表面にはたくさんの細菌が存在しています。
細菌といっても基本的には無害であり、むしろ皮膚の表面を悪い細菌から守ってくれていると言っても良いでしょう。
そんな皮膚表面の常在細菌には、表皮ブドウ球菌・アクネ桿菌・黄色ブドウ球菌など多くの種類があります。
しかし、アポクリン腺から分泌される汗と常在菌が反応することで、細菌が汗の成分や皮脂を分解してしまい、ワキガ特有のニオイを発生させます。
つまりアポクリン腺から分泌される汗そのものが臭いを発生させているわけではなく、汗と細菌が混ざり合うことで臭いが発生していると言えます。
汗をこまめに拭き取ることで汗と細菌が反応する前にケアを行うことができますが、根本的な解決を行うためには、やはりアポクリン腺そのものを取り除くことが大切と言えます。
また、ワキ毛が生えているとワキの下の湿度が高まり、ムレて臭いが発生しやすくなります。
汗が溜まりやすくなり、細菌の繁殖も盛んになり、臭いが強くなる可能性があります。
そのため、脇毛や陰毛を綺麗に脱毛することで臭いの程度を抑制することが可能です。
次にワキガと性ホルモンの関係を紹介します。
先にも述べたように、 ワキガの臭いやアポクリン腺の臭い(アポクリン腺から分泌される汗による臭い)は、一種のフェロモンと言われることもあります。
性活動が活発化する思春期以降にアポクリン腺が増加し、ワキガの臭いを発生させるようになります。
そのため、児童期や高齢者などはワキガの臭いが少なくなります。
特に女性の場合、女性ホルモンの影響が強く、妊娠や出産、月経などが臭いの強さに影響を及ぼす可能性もあります。
月経のタイミングで一時的に臭いが強くなるということもあります。
しかし、 適切な治療によってアポクリン腺そのものを取り除いてしまえば、性ホルモンの影響を受けたとしても、ワキガの臭いはしなくなります。
肥満もワキガの臭いの原因となりやすいです。
肥満の人は汗をかきやすい傾向にあるというのはもちろんですが、体の脂肪が多かったり、油っぽいものが好きなどの食生活の影響もあり、ワキガの臭いが強くなる可能性があります。
また、見た目では太っていなくても、内臓脂肪が多ければ汗の量は増えます。
ワキガを防ぐためには、低めの体脂肪率を維持することも大切です。
ワキガの臭いは自分で感じられる場合と、自分では感じないというケースもあります。
他人に指摘されることで初めて自分がワキガであると気づくということも少なくありません。
そのようなこともあって、自分の体臭を気にするあまり、社会生活などに負の影響を及ぼす可能性もあります。
ワキガの臭いを自分でチェックするためには、脇の臭いをチェックするというのはもちろんのこと、以下のような項目を確認してみると良いでしょう。
アポクリン腺は、脇以外にも様々な部分に分布していますので、このような特徴がある方はワキガの臭いを発生させるリスクが高いと言えます。
繰り返しますが、ワキガそのものは病気ではなく体質と言えます。
このような体質があったからといって、大きな健康被害が出るわけではありません。
そのため、あまり気にしすぎるということはよくないですが、自分はワキガかもしれないと悩んでいるのであれば、共立美容外科のカウンセラーにご相談ください。
悩みやストレスが多くなると、 ホルモンのバランスが乱れ、それによってまたワキガの臭いが強くなるという悪循環を繰り返すことになります。
だからこそ、悩んでいるのであればまずはカウンセラーに相談するということが良い解決方法となります。
ワキガを抑えるためには、肌を清潔に保ち、健康的な生活習慣を手に入れることが重要となります。
しかし、 これだけでは根本的な解決とはならず、やはり先に述べたようなアポクリン腺を取り除くという対応が必要になります。
そのためには、美容皮膚科でサポートや治療を受ける事が最も有効な一つの方法です。
わきがの治療としては、原因となるアポクリン腺そのものを取り除く治療や、汗の分泌を抑える治療などが行われます。
治療には様々なものがあり、どの治療にもメリットとデメリットがあります。
自分の体質や目的などに合わせた施術を選択していくことが大切です。
共立美容外科では、様々な体質の方のニーズに合わせられるように、多くのワキガ治療が可能となっています。
メスを使ってしっかりとアポクリン腺を取り除く治療や、 メスを使わずに傷跡を残さずダウンタイムが短いワキガの施術もご用意しております。
また、専門のカウンセラーによるカウンセリングを行っておりますので、 ニオイのお悩みという非常にナイーブな問題に対しても、お悩みを相談していただきやすい環境を整えております。
友人や家族パートナーなどには相談しづらいお悩みかと思います、治療を受ける受けないということに関わらず、脇の臭いにお悩みの方は、是非お気軽に共立美容外科までご相談ください。
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このページの監修・執筆医師
磯野 智崇(いその ともたか)
共立美容グループ 総括副院長
略歴
主な加盟団体
日本美容外科学会
日本美容外科学会認定専門医
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